返礼品(リターン)の準備中!!本年もお世話になりました!!

みなさん、おはようございます!!カンボジア自転車プロジェクトの安田です。12月30日朝、ランニングしに出かけようとすると外は雨。迷ったのですが、今日はやめときました(^^;

それで朝から返礼品の準備を進めることにしました。

いま取り組んでいるのは返礼品(リターン)の中に入れるお礼状と写真です。写真は3,000枚以上の中から良いのを探します。でも枚数が多くなりすぎると大変なので厳選。今回は16枚の写真をチョイスしました。これを2in1の状態で印刷するのでお一人8枚ずつになりますね。それに個別の自転車写真や自転車クラブの動画などがつくわけです。

その他のリターンについての準備の状況についてもお知らせいたします。

クロマーは渡航中に事務局のチャンディさんの奥さんにお願いして買ってもらいました。予備も含めて30枚。すでに安田の手元にございます。

自慢のカンボジア産コーヒー100%のドリップコーヒーバッグ。先日、いつもお世話になっている吉田珈琲本舗さんに依頼してきました。年明けに完成予定とのこと。今からとっても楽しみです。

今年も1年ありがとうございました

12月18日にカンボジアから帰ってきて10日余り。溜まった仕事に追われながら忙しく過ごし、カンボジアロスも少しずつ癒えてきました。そうこうしているうちにクリスマスは過ぎ、仕事納めも終わり(といいつつ、今日も事務所に行くのですが・・・)、何とか落ち着いて新年を迎えることができそうです。

皆さまにおかれましては2020年が幸多い一年であることを願っています。
カンボジアの子どもたちや先生方、そしてEDF-Cambodiaのスタッフの皆さんにもたくさんの良いことが起こる1年であってほしいと願っております。

これで2019年は最後の投稿となります。
皆さん本当に1年お世話になりました。
来年もよろしくお願い申し上げます。


[訪問記2019-13]2019/12/18 これにて完結

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今このブログは日本で仕事をしながら書いています。そう、帰ってきました。カンボジア旅をゆっくり振り返る間もなく仕事どっぷりで動き出しました。短めですが、最後の1日をお送りいたします。

空港にて

昨日はジョンとお別れするところまで書きました。ブログ書いた後、空港でチェックイン。でも時間がまだまだある・・・眠たい・・・荷物の上に腰を下ろしてウツラウツラ・・・

そしてチェックイン。出国審査を受けて無事出発ロビーへ・・・眠たい・・・コーヒー飲もう。スタバ行こう・・・眠たい・・・何かしないと寝てしまう・・・寝過ごしたらどうしよう・・・で思いついたんです。「そうだ!自転車の絵を描こう」って。

描いて・・・眠たい・・・もう一台・・・描いて・・・描いて・・・描くとこなくなってきた・・・端っこにもたくさん・・・描いて・・・描いて。子どもたちが笑顔でチャリンコで学校行く姿思い浮かべながら・・・描いて、描いて。なんだか集団登校みたいになってきた。

そして搭乗の時間を無事迎えることができました。

飛行機の中

帰りも北京首都空港経由です。どちらも国際線。だから食事もでるしビールも飲める・・・なんですが、なんと、搭乗して座席に座ったらすぐ寝落ち。なんどか寝覚めましたけど、いつのまにか機内食の配布も終わってるし「もし食事が必要でしたらお声がけください」のメモを見て、また寝て・・・気が付けば北京。帰りはトランジット2時間と短めなので空港の中でウロウロしないで出発ロビーに座ってウツラウツラ・・・

乗り換えの搭乗を済ませたら、また寝ちゃいました。でもお腹空いてきた・・・というところでタイミングよく機内食。

窓からの陽射しが明るすぎてよく写っていませんが、おかゆ。それとアンパン。おかゆあったかくてほっこりしました。もうビールじゃないですね。カンボジア旅最後のビールはジョンと交わした乾杯ビールとなりました。

関空に到着

そして関西空港に到着。

戻ってきた最初の印象は「なんや、冷蔵庫の中みたいや!!寒い!!」でした(^^;

税関やらの手続きを済ませて、荷物も多いのでまたまた贅沢タクシーで帰っちゃいました。往復のタクシー代でチャリンコ1台いけるやんとか思いながら。

で、自宅に到着してピンポン鳴らしたら娘が飛び出してきました。まだ14時ぐらいだったのですが冬休み前の懇談会やらで短縮授業だったみたい。

安田:「ただいま!!ところで今日の給食なんやった?」

娘:「お帰り!!カレーやってん。人気あるからおかわりできんかった!」

日常のやりとりをして安田のカンボジア旅は終わったのでした。

最後に

カンボジア自転車プロジェクト2019に応援、ご協力、ご支援いただいたみなさん、本当にありがとうございました。これまでのブログに書いてきました通り、166台の自転車、4か所の自転車クラブ、13か所のパーツ補給を通して、本当にたくさんの子どもたちが笑顔になり、そして学校に通い続け、カンボジアの未来を明るく照らしていくでしょう。その明かりはメコン川を越え、海を越え、そしてまわりまわって日本にも届くと思います。子どもは私たちの宝。世界の宝。たまたま選んだカンボジアですが、一人でも多くの子どもが笑顔になってくれればとがんばって参りました。そして私をがんばらせてくれたのは皆さんの力です。

カンボジア自転車プロジェクト2019はまだ終わりません。これから返礼品の準備に入っていきます。きっと完了するのは年を超えた2020年1月か2月頃です。ご協力いただきました皆さん、返礼品を楽しみにお待ちください。
そして、届きましたら・・・ここからが大切なお願いです。同封されているカンボジア自転車プロジェクト2020のチラシを見ていただき、再びご支援をご検討いただければと思います。

これまで累計で自転車の台数は500台を超えました。まずは1,000台を超えることを目標にがんばります。そしてその次は多くのボランティア先輩方が「10年続けて一人前」と言われるように自転車プロジェクト10周年を迎えられるようがんばります。

ほんまの最後に

このカンボジア訪問記をずっと楽しみに読んでくださった方、ありがとうございました。「楽しみにしています!」っていう言葉にどんなにはげまされたことでしょうか。眠たい目こすりながら、寝落ちしながら、描き続けてよかったです。稚拙な文章で誤字脱字もいっぱい。そこをぜんぶひっくるめて大目に見てくだされば幸いです。


[訪問記2019-12]2019/12/17 カンボジア最後の1日

みなさん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。カンボジア最後の1日です。今日のブログの扉写真、ぜったい子どもたちの笑顔の写真にしようと選んでいました。素敵でしょ。写真、撮ってもらったので3,200枚もありました。子どもたちの笑顔、笑顔、笑顔の写真。1枚1枚見てたら涙がポロポロ止まりません。1枚なんて選べない。もうちょっと見てほしいのでお付き合いください。

最後は先生の笑顔と新しい命の写真。

本当にこの活動続けてきて良かった。毎年毎年大変なことも多いけど、忙しくてくじけそうなときもあるけど、しんどいとき何でこんなことやってるんやろって思うときもあるけど。やっぱりやってきて良かった。こんな素敵な笑顔笑顔笑顔に囲まれて本当に幸せです。

今回ご支援いただきました124名の皆さん、本当にありがとうございます。そしてご支援いただきました皆さんの企業で活躍するスタッフの皆さん、そしてその皆さんを支えているご家族の皆さん。皆さんの力が集まって、企業に支援する力を与え、このプロジェクトを通してカンボジアの子どもたちに自転車や修理道具、交換部品が届き、たくさんの子どもたちを笑顔にすることができました。

なんか胸が熱くって締めの言葉みたいになっちゃいましたけど、そろそろ今日のブログ書きます。

ところで100キロどうなった!?

今日も5時に起きて走ってきました。16キロ余り。

メコンの夜明けは本当にきれい。もう来年まで見れないんです。目に焼き付けておきました。

7日 8.03
8日 4.01
9日 10.03
10日 8.02
11日 5.84
12日 0.00
13日 6.30
14日 9.63
15日 10.17
16日  21.49
17日  16.66
18日  
100.18

で、結果はギリギリですが100キロ超えられました。実は12日空いた時点で、もう難しいかなぁと半ば諦めていたんです。朝の出発前に早起きして走って、あちこちで活動して夜ブログ書いて少し寝ての繰り返し・・・でも、13日の夜にある出来事が起こりました。Qちゃんと大喧嘩。目標やそこに向けてのガンバリやプロセスの話。で、安田は決めたんです。絶対に達成しようと。(ちなみに安田は目標達成にはそんなにこだわらないタイプの人間です(^^;) そのおかげで次の14日から走行距離伸びてるでしょ。でも15日が終わった時点で、まだ37キロもある。無理やろ・・・でも達成するって言っちゃったし。それでできなくて「口だけな奴」と思われるのも悲しいし。
そして今日、無事に達成できたんです。Qちゃんも喜んでくれました。

うれしすぎて走った軌跡を全部つないで1つの動画にしちゃいました。BGMも付けて。ちなみにBGMは安田が大好きなカンボジアの歌「バッタンバンの花」です。色々な歌い手さんが歌っていますのでそのバリエーションもお楽しみください。是非、動画は見なくてもいいですから曲だけでも聞いてください(^.^)

まったりと過ごす

ランニングを終えて洗濯してボチボチお昼でも食べに行くかと思ったところ、15時からの予定だった最後の自転車引き渡しを早められることなりました。というわけで、EDFカンボジアまでチャリンコでゴー。この安田号2019とももうすぐお別れです。

「チャリンコ引き渡しって?また子供たちのところに行くの?」

ちゃいますちゃいます。今回は自転車旅をしなかったのでプノンペンで買った自転車はまだプノンペンにあります。いつもなら支援地で子どもにあげちゃうのですが・・・今回はプノンペンで自転車を必要としている彼女。そう柚紀ちゃんにあげることにしたんです。

今年の自転車は166台だったのですが、予備で持参したプレートNo167を付けて贈呈式。柚紀ちゃん、このチャリンコは今日から「柚紀167号」って呼んでくださいね。
同じように写真撮りました!ちなみに彼女はEDFに3月までインターンの予定。その後の自転車の行く先は彼女に任せてあります。きっといい後継者を探してくれるでしょう。
日本で自転車を乗るのとはわけが違って危険もあるし注意点もいっぱい。「右見て左見て右見て左ぐらいがちょうどいい」とか色々伝えていたら「自分はカンポットまで自転車旅してらっしゃるのに、心配しすぎです」って。カンポットまでのローカル国道を走るのとはわけが違う!!本当に気を付けて怪我しないようにと念押しときました。まぁ柚紀167号ががんばってくれるでしょう。

EDFカンボジアでは他にもいくつか用事がありました。返礼品用のクロマーをチャンディさんの奥さんに頼んでいたのでそれを受け取ったり。ちょっとEDFカンボジアで業務上発生している問題について柚紀ちゃんに解決策やら何やら話したり。他にも何やらかんやら。

最後にチャンディさん、マブさん、ヴィーリャックさん、柚紀ちゃんにお別れ言えました。

「また来年の12月にお会いしましょう!!」

頭の中では「さよならは別れの言葉じゃなくて~再び会うまでの遠い約束~♪」が流れていました。ちなみに薬師丸ひろ子バージョンの方です。

最後の儀式もやっておきましょう!!

安田号がなくなったのでトゥクトゥクでホテルまで戻ってきました。ホテル戻ってここまでのブログ書こうかなぁと考えるも「あっ!アレまだやってないやん!!」と思い出しました。

メコン川でかんぱーい!!!!せっかくなのでちょっといつもよりいいビールにしました。っていっても0.7ドルですが。よく冷えて美味しかった!!写真撮ったあとベンチに座ってまったり。背負ってたリュックをベンチに置いていたら怪しい人が・・・安田が酔っ払ってリュックに注意がいかなくなるのを狙っていたのでしょうか。急いで両肩にかけたら去っていきました。怖いね。油断しちゃいけません。

ホテルにて

そしてホテルに戻ったら3時。ここまでのお話をゆっくりブログに書いていました。現在17時。ボチボチ荷物まとめましょうかね・・・30分ほどで済んじゃいました。

あっというま。名残惜しい。でも早く帰って家族の顔が見たい。いろいろ複雑な気持ちが交錯しながら時間だけはきちんと進んでいきます。することが無いのでちょっとプラプラすることにしました。

「プラプラしてへんやんけ!!」という声が聞こえてきそうです。ちゃんとビールの前に大切な用事を済ませてきましたよ。マッサージ店の友だちJINIのところへ行ってきました。マッサージを受けている時間はありませんので、「JINI。今日日本に帰るよ。来年の12月、また会おう!!」と伝えてきました。それからのビールです。

プラプラするためにホテルを出たとき、ジョンがいたので空港に着きたいのは9時。7時に集合してビール飲みに行こう。そのあと空港まで連れてってってお願いしました。

最後の最後に「ちゅるもーい!!(乾杯!!)」。今年はジョンに色々と振り回されました。でもちょっと考えたんです。トゥクトゥクドライバーの一人としてなら、今後関わらなければいい。ずっと友達だと思ってたけど、今回初めて喧嘩(とまではいかないかな?)できたと思っています。それでもお互い気にかけながら、離れた距離を少しずつ詰めていく。これが本当の友だちなんじゃないか。そう思うと、来年来た時に「ジョン、お前去年は約束破りまくるやったけど、今年は頼むで!!」と笑いあえる気がしたんです。

やっぱり英語はあまり通じないけど、ジョン楽しそう。ビデオ通話で義理の娘さんと電話していました。ジョンファミリー。みんな幸せがいい。奥さん、元気だって言ってるけど病気で臥せているの知っています。はやく元気になってね。実家のスヴェイリンに行って元気な奥さんに迎えてもらうのを楽しみにしています。

ジョンが付けている指輪を借りました。プラスチックの安物だけど。青緑がきれいな指輪。自分の指にはめて、ジョンにかざして、ジョンファミリーがずっと幸せでいられますようにと願いを込めました。日本語だからジョンは何を言っているかわからないだろうけど。

最後は空港まで送ってもらっていつも通り最後の記念撮影。ジョン、またね。来年の12月に会おう!元気でね!!

というのが今日の21時頃のお話。今は空港の出発ロビーでチェックインが始まるの待っています。

ちょっと早いけど、今日のブログはここまでとします。このあときっとチェックインして出国審査してスタバでコーヒーのんで離陸です。その様子は明日また書きます!

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。明日はお昼に関空につきます。「関空についたよ!」のFacebook投稿には皆さん、「いいね!」を付けてやってください。それが元気の源になり、また次の1年の自転車プロジェクトをがんばる力となり、そして一人一人の子どもたちの笑顔につながると思って。宜しくお願いいたします。


[訪問記2019-11]2019/12/16 静かや・・・

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。12月16日。もう明日で旅が終わりますね。最後の2日間、しっかりカンボジアを楽しみます!!

まずはランニング!

今日と明日相当気合入れなければやばい!100キロいかない!!というわけで5時起きスタートラン。夜が明けて暑くなるまでに距離を稼がなくてはなりません。

こちら日本の協力で架けられた友好橋からの眺め。メコンの朝です。

そして走ること、3時間弱。ハーフマラソンにあたる21キロ越えでがんばってみました。

7日 8.03
8日 4.01
9日 10.03
10日 8.02
11日 5.84
12日 0.00
13日 6.30
14日 9.63
15日 10.17
16日  21.49
17日  
18日  
83.52

合計で83.5キロ。明日、16.5キロ走れば100キロ!!!なんとかゴールが見えてきました。

展示会覗いてきました~

ランニングを終え、シャワーをあびてサッパリしたらお出かけです。今日の1つ目のプランは「第14回カンボジア輸出入一州一品展示会 」を見に行くことです。JETROさんが出展者募集されているのを見つけてからずっと気になっていました。

こちらが会場。地図で検索してみましたら3キロぐらいでしたのでチャリンコ安田号ですぐでした。

中身はこんな感じ。時間が早かったのかあまり人出はありません。中身はカンボジアの州ごとの物産が並べられているコーナー、企業の展示ブース、海外企業の展示ブースといった感じ。中国エリアが一番広くブースの数も多かったですね。

その場で買うことも可能です。食べ物を試食したりブラブラしていました。自転車プロジェクトで訪問したカンポット州、プレアヴィヘア州の物産コーナーもありましたが、コンポンチュナン州はありませんでした。あまり特徴的な物産ないのかなぁ。

気になるブースをいくつか寄って説明員の方と話して名刺をもらう。この繰り返しです。飲食料品を買っても持って帰ることができないので、ここでは情報収集だけです。

日本企業のコーナーがありました。マルコメ味噌さんのブースでは味噌汁の試飲会をやっていて、懐かしい味噌汁の香りに吸い寄せられ、試飲させていただきました。めっちゃおいしい!!!日本が恋しくなってきますよね。他にも日本酒のブースがありましたが、これは試飲してしまうと酔っぱらってしまうのでがまん。

セントラルマーケットへGO!!

展示会をあとにしたら次はセントラルマーケット。目的は2つ。1つは返礼品に使うコーヒー豆の購入。それともう1つはミムさんのためにハンモックを探すこと。ミムさん、自転車プロジェクトでの訪問の際に寄ったところでハンモックがあって気に入った様子なんです。でも昨日はバタバタで買えず。だから安田が買い物代行を買って出たのでした。

それにしても暑い・・・と思っていたらココナッツジュースを発見。果汁とココナッツの実を入れて氷で冷やしてあります。これで1ドル。冷たくておいしい!!!ハンモックぶらぶらさがしても見つからないのでココナッツジュースのあと、写真の後ろに見えるお店に行ってみました。

指差し会話帳の索引を見てみると「ハンモック(オンルン)」とあります。「クニョム チョン テニュ オンルン」って言ったら通じちゃいました。もうカンボジアで生きていけるかも・・・クニョム(私)チョン(したい)テニュ(買う)オンルン(ハンモック)です。で、お店の人は、英語で「ここには無いの。こっちきて。」と案内されちゃいました。奥のお店にありました。ハンモック。色バリエーションを確認して2つ購入。1個8ドル。これ安いのかぁ。高いのかなぁ。わかりませんけど、2個で15ドルにおまけしてくれたので良しとします。

次はコーヒー豆屋さんです。セントラルマーケットの近くにあるいつものお店です。

ちょっと字が薄いですが、モンドルキリのアラビカとロブスタって書いてあります。値段を確認したら去年と同じ。

「それでは5キロずつ下さい」

必ず店員さんはここで驚く。そんなに買うの?って顔で。

ここは基本パッケージは500g。だから20個。どんどん封入してくれます。3人がかりで大忙し。その間、安田はお店の中をプラプラ。

こちらには生豆があります。お店で焙煎してるって話で焙煎気もあるんですけど、焙煎しているところを見たことがありません。プノンペンの締め切られた部屋で焙煎・・・何度になるんでしょうねぇ。想像しただけで汗がどっと噴き出してきます。

ビニール袋に入れようとしたので、「バックパックに入れるからいいよ」とお断りして、またお店の人はポカーンと。たぶん「あなた車じゃないの?歩いて?あぁそのチャリンコか」といった感じです。最後はにこやかにバイバーイしてお店を後にしました。

ダラダラ・・・

カンボジアに来て11日目。なんか初めて「やることが無い」状態になったような気がします。昼寝しようかと思ったのですが、よくよく考えてみると朝ごはんも食べてないのでお昼食べに、あと明日の最後のランに備えてマッサージ行くことにしました。

行ったお店はQちゃんやミムさんと来た定番のお店。クメールカレーを頼みました。Qちゃん辛いのあかんので遠慮してたやつ。やっと食べれる!!

もぐもぐ・・・

もぐもぐ・・・

静かや・・・

喋り相手のいない食事は、これまでがにぎやかだったのでちょっと寂しいような。カレーはとってもおいしかったです。

そしてまたまたクメールマッサージ来ました。最後だろうからチャレンジしちゃおうかな・・・ずっと気になっていたんですよね。オイルマッサージ。いままでやったことないんですよね。どんなんかな・・・思い切って試してみることにしました。オイルマッサージ1時間10ドルコース。

部屋に通されると「全部脱いでください。下着も。」って。そっか。やっぱりそうだよね。小さな個室(といっても仕切りはカーテン)で素っ裸。ベッドに横たわるにも仰向けかうつ伏せかわからない・・・どうしようかと思っていたら施術してくれる人が入ってきました。「あっジョニーやん」顔を覚えていたのでつい声をかけちゃいました。ベッドのそばで素っ裸で立っているままで・・・「OK!サー。まずはうつ伏せで横たわってね。」と即されてようやくベッドへ。早速マッサージ開始なんですが、タオルかけてくれたりしないんですね。ずっとお尻丸見えのままオイルマッサージ。これはなかなか新しい体験やねぇ。お尻丸出しのまま「ジョニー元気やった?」って聞くと「ジョニーじゃないよ。ジニだよ。」だって。やっぱりジニやん。先日のやりとり何やったんやろ。去年は歌ってくれた「涙そうそう」。歌詞忘れてしまったようで途中で止まっちゃう。まぁいいんですけど。
オイルマッサージはでも究極に気持ちよくってすぐ寝落ち。マッサージ経験者ならわかると思うんですけど、うつ伏せで寝ても息がつまらないように穴が開いていますよね。寝落ちしてずっとよだれ垂れ流している状態。なんだか汚い話ばかりですみません。
ジニには「来年またくるよ!」って伝えましたけど、たぶん明日100キロ達成記念でもっかい行くんです。

ジョンと晩御飯

ランニングから帰ってきたらジョンがホテルの前にいました。昨日話していました車のナンバープレートはどうも没収じゃなくて盗まれたのだそうで。木曜日ぐらいに新しいナンバープレートをもらえるそうです。あとで見せてもらったのですが、車のナンバーが記載されたIDカードのようなものを持っています。持ち主を特定するためなんでしょうけど、日本ではありませんよね。
話がそれました。そのジョンと一緒にいたのがチャイヤ。やっと会えた。そしてサーもいます。やっと会えたパート2.きみら早く登場しないと明日帰国やんか!!もうエンディングロール流れそうなタイミングやで!!!

まぁとにかく飲みに行こうと19時に約束してでかけました。でもチャイヤいません。サーは参加してくれました。安田の隣です。サーとは去年いっぱい遊んだんです。その様子はこちら。

12日目(12月17日):RUPPでの講義の後はお別れ会・・・

そして、ジョンの実家に飲みにいったときに鶏を絞めてごちそうしてくれました。その様子はこちらです。

訪問報告(9)カンボジア訪問記続編:命をいただくこと

まぁとにかくジョンとサーとさらにジョンの親戚でトゥクトゥクドライバーをしている方と飲みました。

まぁ飲みました。結構飲みました。たくさん飲みました。

ほつれてしまったジョンとの仲を修復するのはやっぱり飲むしかないんです。

サーがとっても明るいのが救われました。飲んでいるうちに「まぁいっか。色々あったけどノープロブレム!!」で流しちゃうことにしました。

ジョンとサーが、来年こそは彼らの故郷スヴェイリンで一泊しようと誘ってくれました。前にいったの3年前ですもんね。このブログをご覧の皆さん、来年はカンボジア、しかも農村エリアの1日ホームステイが実現しそうですよ!!

ほんとはもっと飲みたかったのですが、明日もあるし、マラソン100キロのためには二日酔いになっちゃいけないし。というわけで、明日空港まで送ってもらう時間を確認しつつ、その前にご飯一緒に食べられたらいいなと思っています。

お会計を済ませてお店を出て、ホテルに戻ってきました。

RSⅡGuesthouseで泊るのは今日が最後。飛行機の出発は17日(水)0時30分。

あと丸一日。寂しいですね。自転車プロジェクトはとっても大成功だったんです。だから問題は何も無いんですけど、終わってしまうのが寂しい。

ある本で読みました。

「まだ旅の行程がたくさん残っていることを確かめて安心する。」

いつも同じですが、この繰り返し。プノンペンに着いたときはワクワクしつつうまくいくだろうかという気持ちが共存。

鉄道旅やQちゃん、ミムさんの参加。166台の自転車と4か所の自転車クラブ、13か所のパーツ補給。マブさんやヴィーリャックさんのがんばり。インターンの柚紀ちゃんのがんばり。打ち上げでのチャンディさんの楽しそうな笑顔。

そう笑顔です。僕たちは終始笑っていました。子どもたちが笑顔になれるのがうれしくって笑っていました。

「誰かの幸せのために自分を犠牲にする。」

そうじゃありません。

「誰かが幸せになるから自分もうれしい。」

そう。うれしいから。楽しいから。それだけが動機。

この10日あまりがカンボジア自転車プロジェクトの集大成。でも昨年のプロジェクトが終了した日からずっと、ほんまにこの1年ようがんばりました。この12月の旅のために。

その旅が終わろうとしています。すんごく寂しい。「まだ旅の行程がたくさん残っている」と思いたい。でもどんなに指折り数えても、もう両手の指で十分足りる。

明日もせいいっぱいカンボジアを楽しみます!!


[訪問記2019-10]2019/12/15 アンコールトムとタプロームへ

みなさん、こんばんは。いまはカンボジア時間で15日の午後10時。ここ数日1日遅れだったブログもようやく追いつきそうです。この訪問記も通し番号が10になりました。それは残りの日数が少なくなってきていることを表しています。ちょっぴり寂しいですね。

朝ラン・・・

もちろん今日も朝ランから。

メガネ曇っていますね。10キロほど走ってきました。ちなみにこれまでの走行距離をまとめてみました。

7日 8.03
8日 4.01
9日 10.03
10日 8.02
11日 5.84
12日 0.00
13日 6.30
14日 9.63
15日 10.17
16日  
17日  
18日  
62.03

合計で62キロ。16日~18日の3日あるから何とか・・・ではないんです。プノンペンを離れるのは17時の夜11時。18日はほぼ移動日なので走ることができません・・・だから明日16日と明後日17日の勝負。残り38キロ。かなり厳しいですがあきらめません。明日目指せ20キロ。途中でトイレに行きたくなりませんように・・・

ランニングのあとはシャワーを浴びて朝ごはん。特に何を食べるかと決めていなかったところ、ミムさんから「ドリアン食べる?」とお誘いがあったのでもちろん快諾!!匂いはもちろん独特です。でもこの匂いと濃厚な食感と甘み。とってもおいしかったです!!

アンコールトムへ

ホテルでガイドさんと合流していざ出発。ガイドさんは昨日と違って若手の人でした。いざ出発。まずはアンコールトムです。

アンコールトムのトムは「大きい」という意味。だからアンコールトムは「大きい都市」です。周りは城壁に囲まれ5つの城門で外とつながっています。その外側にはたくさんの人が住んでいました。ガイドさんによると約百万人ということでした。

ガイドさんの説明は昨日の方と比べるとあっさりしたもの。ちょっと物足りなさを感じつつ歩いていると・・・

誰かが放置したと思われるヤシの実ジュース。きっとあの国の人だろうなとみんなで話していたのですが、それはわかりません。でも誰かが捨てていった。ガイドさん、めっちゃ怒っていました。その前にはツマヨウジの束が落ちているところもあってガイドさん1つずつ拾っていました。アンコール遺跡を本当に大切にしているんですね。ガイドは物足りないけど、その心意気は大好きです。

タプロームへ

ガジュマルによる浸食が激しい寺院。みなさんも写真や映画などで見たことあると思います。そこへ向かいます。

前を歩くのはいつもの通りミムさんとQちゃん。あれっ?子供を連れている・・・家族4人でタプローム見に来たんですか?

手をつないでいるように見えますが、女の子のカゴをかかえる手が重なって見えるだけです。そう、アンコール遺跡の色々なところで出会う物売り少女です。Qちゃんに「何か買って!」と近づいてきました。ちなみに商品、数字、通貨に関して本当にたくさんの言語バリエーションがあると聞いています。この子は私たちが日本語で話していたのを聞いたのかずっと日本語で売り込んできます。マグネットや絵葉書、財布などです。本当にたくましい。

ミムさん:「おい、ちょっとここで写真撮ってくれよ!」
Qちゃん:「はいはい。ちょっとまってね。はい、チーズ!」

そんな場面に見えなくもない。

アンコール遺跡のいたるところに彫られているアプサラ(アプサラス)。カンボジアではアプサラダンスと呼ばれる踊りも有名です。先日、仮面舞踏と影絵芝居を観ましたが、アプサラダンスも見てみたいんですよね。来年見れるといいなぁ。

おいおいガイドさん

タプロームを見学してガイドは終わり。ガイドさんがこの後の食事のことを聞いてきました。「お昼どうしますか?この近くに知っている店があります。」と。ホテルに戻ってホテル内で食べるか、近くのお店に行く予定だと伝えたら、「ホテルのレストラン、いまいちです。私の知っているお店に来ませんか?」と・・・おいおい、そんなこと言っていいのか?もしかしてあれか?バックマージンもらえる店か?まぁ一度行ってみることにしたらやっぱり高い。「ここは嫌、ホテルに戻って」とお願いしました。
ちなみにこのガイドさん。遺跡を愛しているのはわかるのですがガイド能力としてはイマイチでした。説明も少ないですし・・・途中立ち寄った遺跡には「ご自由に見てください。私ここで待ってます。」だって。何のためのガイドなんだか・・・
品質のことは100歩譲ったとしてレストランの件は聞き捨てならぬとホテルの人に軽くクレーム。ホテルのスタッフさんは本当に申し訳なさそうにされていました。

いよいよお別れ

ホテルから空港まで送ってもらいました。Qちゃんとはシェムリアップ空港でお別れ。この6日間ありがとうと固い握手をしてお別れしました。
ミムさんとはプノンペン空港まで一緒なのですが、そこでトラブル発生。なんとシェムリアップからプノンペンに戻る便が2時間弱遅延するとのこと。私は問題ないのですが、ミムさんがそのまま乗り継いで日本に帰る予定なのです。
カウンターまで行ってみますと、予定の16時出発より1時間遅いのですが別のエアラインのプノンペン行きがあります。もちろんチケット買わないといけません。ミムさんに確認すると、それでもやっぱり帰国は遅らせられないとのことでチケット購入。そのエアラインのお姉さんに「プノンペンで国際線に乗り継ぎなんです。便名は〇〇〇〇です。飛行機の到着は18時ですよね。国際線の出発は19時。1時間しかないんですが大丈夫でしょうか。」と尋ねたら、「一応伝えておきます。」との若干ものたりない回答。まぁ仕方がありません。ちなみに安田は2時間遅れの予定の便で帰ることにしました。チェックインしてゲートのところで待っているとスタッフの人が色々確認しに来てくれました。しっかり乗り継ぎのエアラインと連携をとってくれたようです。
そしていよいよミムさん、登場。本当はプノンペンまで一緒だったのですが、このような事情なのでここでお別れとなりました。固い固い握手を交わしてさようならです。
私はその1時間ほど遅れて搭乗しプノンペンに到着しました。ホテルに戻った頃にミムさんから香港到着の知らせが来て一安心です。

おいおいジョン

あらかじめ空港までジョンに迎えにきてもらうことにしていましたが、飛行機が遅れてしまい到着は19時。メッセンジャーで19時着と伝えていたのですが、まだ来ていません。またか・・・電話してみたら「渋滞。アクシデント。20分遅れます。」とのこと。まぁちょうど良かったんです。もしかしたらミムさん乗り遅れて途方にくれているかもと空港内を探したかったのですから(ミムさんは「ちゃんと搭乗できました」とラインで送信したのですが送れていなかったので安田はこの時点で知らなかったんです・・・)
ミムさんがいないことに安堵するも、全部を確認できるわけでもないので少し不安。この不安と、これまでの疲れのせいでどんどん気持ちに余裕がなくなってきます。
19時20分になってもジョンは来ません。もう一度電話したら、「渋滞。アクシデント。さらに10分、いや15分遅れます。」とのこと。「もう来なくていい!!自分でトゥクトゥク拾ってホテルに帰るから!!」と言いそうになりました。でも言いませんでした。なぜならジョンはそんなこと英語で伝えても理解できない。自力で帰るのはたやすいですが、ジョンがわからずに空港内を探し回るのはやっぱり気の毒。
19時40分。まだ来ません。再び電話。「あと10分遅れます。」我慢。我慢。我慢。数分したら、今度はジョンからかかってきました。「あと5(ぷちっ)」安田は最後まできかずに電話を切りました。キレそう。でも待ちました。そして50分ごろ再び電話。「エアポートついた。どこにいる?」・・・ジョン、空港のときはいつもここで待ち合わせしようって前から伝えているのに・・・「前会った場所と同じ。シムカード売り場の前。」これも通じないんです。双方、ウロウロ探し回ってようやく合流。もう20時前でした。1時間ここで時間をつぶしたことになります。はやく帰って洗濯してブログ書いたりしたいのに・・・余裕のない自分、ジョンに出会うや早々に「はやくホテルに行ってくれ!」と尖った声で言ってました。ジョンは小さな声で「Sorry」と言いました。怒っているのは伝わったみたいです。
安田嫌な奴です。英語あまり通じないのわかっているくせに。それを前提にジョンとつるんでいるのに。今回の旅はジョンとのことであまりうまくいって無いのが蓄積しているんでしょうね。
で、ジョンの車を見てびっくり。後ろのナンバーがありません。そして左のサイドミラーが壊れて垂れ下がっています。なんだ、「渋滞。アクシデント。」って自分のことかいな!!!どうもバイクと接触してミラーが壊れたよう。なぜかはわかりませんが、車のナンバーが没収され、取り返すのに100ドル払う必要があるとのこと。没収された先は警察か何かなんでしょうけど。相手の人はどうなったか聞いていません。
こんなときすぐ後悔しちゃいます。迎えにきてくれる途中、事故にあい、車が壊れ、ナンバー取り返すのに100ドル。安田は空港で怒ってる。あせって電話をかけても途中で切られる。ジョン、さんざんやったね。ごめんなさい。怪我なくて良かったね。

ホテルに到着後、缶ビール2本だけ買ってホテルに入りました。そこからこのブログを書いています。昨日に引き続いて今日の分もようやく終わりそう。

安田がブチ切れないように終始ラインで茶化してくれたQちゃん。ありがとう。確かにそう。「裸で肩組んで歌を一緒に歌った仲」ですから。ジョンと出会えたのもカンボジアが好きになった大きな理由の一つ。
やっぱり仲直りしないとね。明後日夜のお別れまでに仲直りがんばります。

最後まで読んでくれてありがとうございました。


[訪問記2019-9]2019/12/14 アンコールワットへGo!!!!

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。昨日自転車プロジェクトのすべての行程が終わり、今日と明日の15日、計2日間は完全バカンスです。Qちゃんとミムちゃんと一緒にアンコールワットを見に行くことにしました。

【旅程】
今日:午前中移動。昼からアンコールワット見学。
明日:午前中アンコールトムとタプローム見学。午後からプノンペンに戻る。

ちなみに安田はアンコールワットは2回目。でも初回は国際ハーフマラソンに参加しただけで決して遺跡をしっかり見たわけではありません。「そんなんで見たっていうな!!」とすれば初めてのアンコールワットということになります。

ちなみにハーフマラソンの様子はこちらです。

カンボジア訪問記2017(4)【番外編 2017/12/03 アンコールワット国際ハーフマラソンで『ニャーーッッ!!』】

まずは朝ランにGO!

いよいよカンボジア滞在の残り日数が減ってきている中、この日もしっかりランニングしましたよ。約10キロ。ちなみに毎日10キロずつ走っても計100キロになりません。どこかで10キロ以上走らないとなりません。

シェムリアップへGO!!

ホテル前に集合してジョンの車で空港まで送ってもらいました。もうおなじみの空港なのですが、国内線乗るの初めてです。

飛行機は決して新しいものでもなく、内装も時代を感じさせるものでしたが、それでも小ぎれいでスタッフさんはきっちり仕事を行ってくれます。素敵なエアラインでした。

お昼ご飯にGO!!!

アンコールワットの観光はツアーにお願いしていました。その時間まであまり時間がないのでホテル内の食堂にて食事をとることにしました。

ちょっと高い目のレストラン。せっかくだからミムさんに被写体になってもらいました。なんというか大正ロマンの貴族みたいな感じ。昼間からビールを飲んでるのはご愛敬。どうかお許しください。

アンコールワットへGO!!!!

ホテルを出てガイドツアーにでかけました。今日はアンコールワットを見に行きます。ちなみに「アンコールワットにはたくさんの遺跡がある」という言い方を日本ではよくしますが、それはちょっと間違っているんです。「アンコール遺跡群にはたくさんの遺跡があって、そのうちの一つがアンコールワット」というのが正しいんです。アンコールは「都市」という意味。ワットは「お寺」です。だから都市にあるお寺ということになります。

アンコールワットの写真をたくさん載せても解説が入れられるわけではありませんし、それは他のホームページやブログに譲ります。

前をあるくミムさんとQちゃん。Qちゃんの写っている写真、初ですね!!でも後ろ姿しか許可が得られていませんのであしからず。ミムさんはアンコールワットでも着物姿。こだわりが感じられます。

Qちゃん:「ねぇ、もっとひっついて歩きましょうよ♡」
ミムさん:「おいおい、人が見てるじゃないか・・・」

そんな感じです。本当に2人は仲がいいですね。

ガイドさんはとっても丁寧に色々なことを教えてくれました。でもたくさん神様の名前が登場するので背景を知らない安田はあまり理解ができていません。もちろん英語力の欠如もありますが・・・

ガイドが終わったところで、ミムさんはドリアンを購入。匂いがとっても苦手と言う人と、あれがいいねんっていう人とわかれるそうですが、ドリアン屋のお姉さんはとりあえず袋を2重構造に。ガイドさんには「車の中やホテルのロビーなどで食べないように」と忠告されました。

パブストリートへGO!!!!!

ガイドが終わって、そのあと道に迷ったりゴチャゴチャしましたが、19時前にパブストリートに到着。たくさんのお店がならぶ夜の街。外国人だらけ・・・って自分たちもそうですが。もちろん日本人もたくさんいます。さすがシェムリアップ。アンコールワットの集客力は世界規模です。

Qちゃん、ミムさんとで選んだ店はクメール料理もあってピザもあるという多国籍な感じのお店。大切なのはハッピーアワー。ビールが安いかどうかということです。生1杯0.5ドルでないと、この3人はかなりビールを飲むので大変なことになるのです。

色々料理を楽しんで、いっぱいビールを飲んで、そしてときどき自転車プロジェクトの感想をいいながら楽しく素敵な夜を過ごしました。安田は昨日プロジェクトが無事終わって例年と同じ通り「腑抜け男」になります。冗談を交わしながら大笑いしたり静かにしんみりしたり。目の前に座っているこの二人を見ながら、「いつも応援してくれてありがとう。しかもカンボジアまで来てくれるなんて安田は幸せです。」なんてことを考えていました。何を話したかはたくさん飲んだのであまり覚えていません(‘◇’)ゞ

本当だったら2次会、3次会!!!なんて繰り出すのですが、2次会で生ビール1杯だけ飲んでホテルに戻ることにしました。

今日のブログはこれで終わり。

「あっさりしてないか?」

はい。あまりトピックが無いんです。でも明日(12月15日)はハプニングもあって面白かったです。それは次の記事にて。

 

 

 

 


[訪問記2019-8]2019/12/13 コンポンチュナン州にて大パーツ補給 大会!!

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。ただいま現地時間で14日の午後10時。プノンペンを離れてシェムリアップでブログ書いています。遅れてごめんなさい。そのわけを・・・ちょっと言い訳させてください。

本当は昨日の25時。正確にはもう今日なんですが。日付変わっての1時からブログを書き始めたんです。おかしいんです。23時にはホテルに戻ってきたはずなんです。でもQちゃんが・・・よくわからない理由で外に連れ出され、今回色々な問題に起爆剤を仕込んで明日の朝7時30分に起爆装置を設定し戻ってきたのがAM1時。いつもどおり2時間でブログが書けるならばもう書き終わる時間。でもその午前1時から書き始めたんです。そうではなくってこれから書き始めます(-_-;)

朝ラン!?

12日は睡魔に負けて朝ランできませんでした。今日こそ走りたいのですがなんせ集合時間はAM6時。走り出すとランニング時間、その後の洗濯、シャワーなども含めて2時間は見ておかないといけません。なので起床はAM4時。昨晩のブログを書き終えたのはAM2時。なんだ2時間かぁ・・・・・!!!!えっ2時間?そういえば明日訪問する学校ごとのパーツ補給のプレートの割り振りなども考えたないといけないですし・・って言ってる間にAM3時になるし・・・・結局睡眠時間は1時間だけなのでした。

なんだか寝たのか、寝てないのか・・・いやいやちゃんと寝ましたよ。多分という状態でひとまず起床。寝るときにランニングウェアを着ていたのでそのまま外出してランニングすることにしました。

選んだコースは王宮前。ライトアップされているし王宮入り口には警備の人がいるし一番安全ぽいからです。実際に走ってみますと、
(ブログを書き始めて20分。AM1時20分・・・寝落ち・・・ここから先は翌日14日朝ランのあと書いています(-_-;))

実際に走ってみますと、同じようなことを考えておられるのかお仲間がたくさんいました。二人組のランナーがいて同じぐらいのペースだったので声をかけて一緒に走ろうかと思いつくも勇気が出ないし、寝不足だし、今日も一日たいへんだから妙なエネルギー使うのはやめようとあきらめたのでした。

ジャパンハート病院に務める福田さんのもとへ

今日はコンポンチュナン州へ向かうコース。昨年はこのコースを2日かけて自転車旅したのでした。1日目は途中の街ウドンに宿泊する予定で街を散策していたら見つけたのがジャパンハートさんの病院。その時のエピソードはこちら。

4日目(12月9日):ウドンで活躍する日本人女性のお二人編

大阪のある企業から石鹸とタオルを寄付してもらったのですが、学校に持っていくつもりでもいまいちノープラン。そんなときに去年知り合ったジャパンハートの福田さんがFacebookで安田ブログに「いいね」をくださって、「あっ、そうや!!病院やったら石鹸もタオルも使ってもらえるかも」と思って連絡を取ったら快諾を頂いたのです。金曜日の7時頃に訪問する約束ができました。その約束の日が今日だったわけです。

併せて、「せっかく福田さんのところ行くんだったらきっと日本食食べたいのでは?」と思い立ったのです。ちょうどこちらに向かってくる予定だったミムさんにインスタントラーメンを持ってきてほしいとお願いしました。そうして石鹸50個、タオル24枚、インスタントラーメン4種を手渡すことができました。福田さんは少しお疲れの様子。最近手術が続いているんだそうで。
福田さんはとっても小柄でキュートな方。そして子供たちの強い味方。これからもお体にお気をつけてがんばってください。

TOUL KHPOS LSS

ウドンを離れコンポンチュナン州へ。午前中はより北部のTOEUK PHOS郡。午後は南部のKAMPONG TRALACH郡です。

予め先生にお願いして子供たちを集めてもらっていました。それにしてもいい笑顔。今日のカメラマンは柚紀ちゃん。いつものヴィーリャックさんは友達の結婚パーティのため不参加なんです。これまでの2回のセレモニーで「笑って!笑って!」の独自技術を身につけた彼女が撮る写真はやさしいものばかり。

みんなで集合写真。またパーツが来たから修理がんばって自転車を大切に使ってください!

CHONG MONG LSS

2つ目の学校に移動。その名もCHONG MONG LSS。

こちらはさっきよりたくさんの子どもたちが集まってくれました。ここでは「ありがとうメッセージ」のビデオ撮影も行いました。ちなみにビデオ撮影はQちゃんが担当してくれています。

「あれっ?1校目では撮影しなかったの?」

と思ったあなた!するどい!!ありがとうのメッセージはどの学校でも言ってくれるのですが、撮影する学校とそうではない学校があります。撮影するのは協力者に動画として届けたいからです。一人の協力者でご支援いただいた場合は自転車クラブのプレートにも名前が入ります。そしてその方の名前を入れたメッセージでビデオを撮影するのです。パーツ補給は数が多く、それだけでは件数が足りないので「使い道自由」などでご協力いただいた複数の方のご支援金を合算して1つの学校を支援しているところもあります。その場合はプレートも「自転車プロジェクト」になります。個別のお名前を入れたメッセージも撮影しないわけです。

AKPHEAKVOAD LSS

そして3校目はAKPHEAKVOAD中学校。今日は訪問エリアも広く学校数も多いのでどんどん行きます。どんどん行き・・・って一番足を引っ張ってるのは安田です。すみません。ついつい話しかけてしまうんです。「お名前は?」「何歳?」「英語話せる?」。でも「日本からきたオッサンと話したなぁ」と思い出に残ってくれるといいなぁ。

みな集まってもらって集合写真。これで北部のTOEUK PHOS郡の3校は完了。でもこの郡には他に2校の自転車クラブがあります。今回はどうしてもスケジュールが組めなくってEDFカンボジアに後日行ってもらって写真を撮ってきてもらうことになっているのでした。

CHEA SIM KAMPONG TRALACH LSS

お昼ご飯をはさんでコンポンチュナン州コンポントララッチ郡に移動してきました。午後はよりいっそう楽しみな行程がたくさんあります。まず最初に訪れたのはCHEA SIM KAMPONG TRALACH中学校です。カンボジアの午後の授業は14時から。長めに設定されているのは遠くの家までお昼ご飯を食べに帰るのが時間がかかるからなのだとか。お昼を済ませた生徒たちは友達通しおのおの教科書やノートを広げて勉強していました。

それにしても暑い。学校の先生がヤシの実ジュースを準備してくれましたのでゴクッゴクッ飲んじゃいました。そしたら汗噴き出てきますよね。

指差し会話帳でレッツコミュニケーション。ミムさんも興味津々。安田も背後にミムさんの存在を感じたので、指差し会話帳をどう使って遊ぶのか見てもらいました。次来たときは楽しんでくださいね。一方のQちゃんは「遊んでるだけでコミュニケーションが取れてるわけじゃないよね」という厳しい一言。遊んで笑って親しくなれる。名前や年齢ぐらいしかまだやりとりできませんけど、立派なコミュニケーションだよねぇ。Qちゃん、突っ込みするどすぎるよ!

最後に記念撮影をしてこちらの学校をあとにしました。

CHIBACHROL LSS

次はCHIBACHROL中学校です。

こちらの学校は2016年の自転車クラブの開始の年に自転車クラブが設立されて、それからずっとパーツ補給を続けている学校です。広々して風が気持ちよくって安田はこの学校が大好きです。

どんどん生徒たちが集まってきました。こちらの学校は先生がとっても協力的。去年もたくさんの子どもたちが集まってくれましたが・・・

どんどん教室から子供たちがでてきて並んでくれます。最終的にどれぐらいになったかと言いますと・・・

これぐらい引いて撮影しないとわからないぐらいです。「ありがとうメッセージ」も大迫力。こちらの学校は単独のご支援者がいらっしゃるのでビデオで撮影しました。

先生をはじめ学校がこの活動に積極的に協力してくれるのは、EDFカンボジアとの信頼関係が厚いだからだと思っています。このブログで紹介されている各学校での最後の集合写真を見ると人数の差が歴然です。もちろん事情があったり、そもそも学校が小さかったりで集まる人数が少ないケースがあるのですが、そうした理屈を抜きにして、これだけの子どもたちが大声を張り上げて「ありがとう」と言ってくれるのはやっぱり胸が打たれるのでした。

集合写真のあと、生徒たちが集まるところにお邪魔して「Can you speak English?」と尋ねたら、この一番手前の女の子がペラペラペラペラとしゃべりだしました。「しまった!へたっぴ安田より英語がうまいといういつものパターンや!」と焦りながらも自己紹介したり質問しあったりしました。

実は今回はこのコミュニケーションタイム。あえて仕掛けたものでした。それはミムさんが日本からお菓子をもってきてくれたのです。たしか抹茶味とイチゴ味のお餅のお菓子とショコラ系のお菓子。「日本のお菓子です。食べてみませんか?」と声をかけ大試食大会になるのでした。ミムさん、あまり上げすぎちゃうと自分の自転車クラブのとき無くなっちゃいますよ~

LINNAちゃんの家庭訪問

CHIBACHROL中学校の前後の行程で必ず入るのが私が奨学金で5年支援させてもらっているLINNAちゃんの家庭訪問です。

こちらがこれまでの4回の訪問の記録。少しずつLINNAちゃんの身長が高くなっていることがわかります。安田は横に伸びていっているのでしょうか・・・まぁそんな冗談は置いておいて今回5回目の訪問となったのでした。

先月の11月、新高校2年生になったLINNAちゃんです。すっかり大人のレディに大変身していました。もうとってもびっくりして、シャイ男の安田はドキドキしっぱなしなのでした。それでも1年に一回だけの短い時間での訪問です。少しでも有意義なものにしたいと思って、ちょっと作戦建てたんです。頭に毎年する大切なチャレンジをしつつ、すぐにこれからのことを話そうと。

大切なチャレンジとは・・・「LINNAちゃんと通訳を通さずに直接やりとりする」です。もう高校2年生。英語も色々勉強しているはず。英語で話そうといくつか質問してみるも反応はいまいち。チャンディさんに訳を聞いてみると「言っている意味はわかるんだけど、しゃべるのはできない」のだとか。発音の練習をしていないのか、さてはてシャイなだけなのか。それはわかりませんが、どちらが原因だったとしてもそれを解決していく時間はありません。しかも聞いてわかるのであれば聴いてもらおうと。で少し実験。「LINNAちゃん。あなたのお名前をノートにアルファベットと英語で書いてもらえませんか?」とお願いしました。

ボールペンとノートを渡して書いてもらいました。

それがこちら。クメール語はやっぱりわかりませんが、日本に帰ったら読み方を勉強したいと思います。

「それでなんで名前を書いてもらったの?」

そう。それは秘密です!

そしてこれからのことを話しました。。彼女は高2になりました。2年前の新中3になったときには「高校に行くんだったら支援続けるからがんばりや」と伝えたんです。でも高校からの進学となれば大学とか教師の養成学校とか選択肢も色々。大学進学となれば下宿となりますし生活費やらなんやらいろいろかかってきます。だからみな奨学金の獲得にチャレンジするのです。

LINNAちゃんに確認しました。

「高校卒業したらどうするの?勉強続けたいの?将来何になりたいの?」

その答えは「看護師になりたい。だから大学に行きたい。でもお金がない。」でした。そりゃそうです。中学校に通うのも難しくて奨学金を受けていたぐらいなのですから。

看護師さんかぁ・・・そういえば今日朝はやく、カンボジアの地で超がんばっている看護師さんに会ったなぁなんてことを思い出しつつ。

そういえば2015年に初めてカンボジアを訪れ、家庭訪問で出会った下の写真の子も思い出しました。病気のお父さんを助けるために看護師さんになりたいと言っていました。元気かなぁ。この子。

もちろん看護師さんは難関です。いっぱい勉強しなければなりません。でもがんばりたいと言いました。「がんばる」ではなく「がんばりたい」。それは「がんばるための環境をください。機会をください。」と安田は受け取ったのでした。いつも彼女が言うことです。「自分の人生を変えたい。」決して他力本願ではなく。自分はがんばりたい。でもがんばれるだけの環境に置かれていない。だからチャンスがほしい。

ちなみに看護師さんになるための必要な支援の金額。もちろん、彼女が他の奨学金をゲットするなどすればその額は減るのですが、最大値を昨晩チャンディさんに確認していました。看護師さんだけでなくお医者さん、先生などのケースも確認しました。

幸いにも金額は天文学的数値ではなく、安田が仕事をがんばってたくさん稼げばできなくはないものでした。だから答は昨晩から決まっていたのです。彼女が勉強を続けたいのなら私は支援を続けようと。

「がんばりなよ。」と伝え、「来年また会おうね」と言葉を残してさようならをしました。安田は胸の中が熱くなっていました。そして仕事がんばらなくっちゃ。

NEAKTAHANG LSS

次は今日の6校目です。集まった生徒さんは・・・もう横に並んだらぜったいにカメラにおさまらないので前後方向にもならんでもらいました。ものすごい数。本当にたくさん集まってくれてありがとうございました。しかももう終業時間過ぎてるんです。

撮影が済んだら解散。みなさん一斉に帰宅の道へ。柚紀ちゃんはここでもいい笑顔の写真をたくさん撮ってくれました。終始、学校のどこかで「にゃむにゃむ!(笑って!)」という声が聞こえています。彼女はどこにいても探す必要がありません。「にゃむにゃむ」の聞こえる方へ。

過去にプレゼントされた自転車も並べてくれていました。とってもうれしく、そして清々しい気持ちになれた学校でした。

ANGSEREY LSS

そして最後はANGSEREY中学校。自転車クラブの設立1号。本日同行してくださったミムさんがずっと単独で支援されている学校でもあります。

到着するとビックリ。なんだか朝礼でも始めるかのように生徒たちがきちんと整列して並んでくれていました。前には机やマイクなども用意されていてなんだか自転車セレモニーが始まりそうです。

それであればと私はチャンディさんに「同行してくれたミムさんがこの自転車クラブの支援者なんです」とお伝えし、前で一言スピーチをしてもらうことになりました。ミムさん⇒柚紀ちゃん⇒チャンディさんの連携プレイで日本語⇒英語⇒クメール語に翻訳されます。

 集まった子供たちに自転車クラブに並んでもらうと横幅がありすぎ。また並び方を工夫するなどして撮影することができました。ちなみにこの写真の中にミムさんが写っています。探してみてください。

こちらは並んでいる子どもたちの様子。とっても楽しそうです!こんな表情をする子供たちがたくさんいる学校は素敵な学校なんでしょうね。

「ありがとうメッセージ」の撮影が終わりましたらミムさん持参のお菓子試食大会。みんな興味津々なのですがシャイ度全開のようで近づくと逃げていきます。それでもがんばって「食べてみて~」とお願いして周りましたら無事完食。みんなおいしいと言ってくれてよかったです。

ミムさんへの気持ちを込めたメッセージをこの男の子が伝えてくれました。原稿も書いて準備してくれたようです。

「あっ・・・やばい・・・」と安田は思うのでした。きっと感謝の原稿には「KATSUYA YASUDA」って書いてあるんでしょう。ミムさんなんですけど、知らしていないので知らないですよね・・・そしてスピーチではミムさんの前で安田の名前が呼ばれてなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ミムさん、どうかご勘弁を。

最後に

今日のこの活動で2019年度の自転車プロジェクトの実施が終わりました。日本に帰ると返礼品の準備に取り掛かります。でもその前にたまりにたまった仕事に勤しむ毎日となるでしょう。年賀状の準備もしなくては・・・

最終日、この活動を支えてくれたチャンディさん、マブさん、柚紀ちゃん、そしてQちゃんとミムさんと私。計6人で打ち上げに行きました。行ったのはなんとピザ屋さん。定番のクメール料理から気分を変えてプノンペンで評判のピザ屋さんに行きました。ワインもチーズも生ハムも。本当に本当に楽しい楽しい打ち上げでした。

今回残念だったのは2015年からずっと安田を支えてくれていたシナさんが退職していなくなってしまっていたこと。その後継としてヴィーリャックさんが来ました。でもすごい不安だったんです。だって、撮影が主担当のヴィーリャックさんは今回の参加が初めて。柚紀ちゃんもそう。もちろんチャンディさんがいらっしゃるのですが、実働部隊としてちゃんと機能してプロジェクトを遂行できるのだろうか。そうした不安です。でもそんな不安だらけの中、少し希望というか、実は安心しているというか、何とかなるかと思える理由があったのです。それはマブさんの存在です。彼は去年の自転車プロジェクトを見ている。見てくれている。彼も色々支えてくれました。きっとできる。段取りも改善してきたしきっとできる。この新しいEDFカンボジアのみんなと完了までがんばろうと思ったのでした。

新しく入ったヴィーリャックさんはまじめで積極性があって仕事も丁寧。私にとってはニューフェイスだったのですが、しっかりEDFカンボジアの仕事が叩き込まれており、ものすごく力強い方でした。残念ながら最終日は友人の結婚パーティということで最後のお礼を申し上げられなかったのです。また来年元気でお会いしたいです。

インターンの柚紀ちゃん。与えられた役割を全力で取り組む姿勢は安田も見習いたいところがあります。彼女の役割のメインは通訳と子どもたちを笑顔にすることでした。
英語が堪能なので安田の乏しい英語力をすばらしくカバーしてくれました。これまで伝える力が無いから伝えることをあきらめていたことも伝えることができたんです。それとEDFカンボジアがときどき開催するスタディツアーには日本語ができるスタッフの存在が参加者の満足度向上には不可欠だと感じました。それはチャンディさんに伝えたのですがそうしたスタッフの雇用を考えてほしい。
子どもたちを笑顔にする役割はもう徹底ぶりで劇を演じるコメディアンかのようでした。「にゃむにゃむ!(笑って!)」を連呼し、それはもう、「私はにゃむにゃむ星から来ました」と言わんばかり。
3月でインターン期間が終わり日本に帰るそう。彼女に素敵な未来が訪れることを願っています。

そしてチャンディさん。「ビジネスマンとして仕事が忙しいのに自転車プロジェクトをがんばってくれて感謝しています」と打ち上げのときに言葉をいただきました。ウルウルきてしまう言葉をいただいたのに安田には思いを伝える語学力が無い・・・あっ・・・あるやん。目の前でピザほうばっている、にゃむにゃむ星の人。柚紀ちゃんに通訳をお願いしました。
「チャンディさんこそありがとうございました。私はこのカンボジアで大切にしている笑顔が3つあります。1つは自転車プロジェクトに関わる子どもたち。2つはLINNAちゃん。そして3つ目はチャンディさんなんです。
チャンディさんは昔民際さんにいた高橋さんのことを覚えておられますか?彼女は私に『チャンディさんはポル・ポト時代の生き残りなんです。』と教えてくれました。私は恥ずかしながらそのとき「ポル・ポト」という言葉が何を指すのか知りませんでした。インターネットで調べてみてカンボジアで何が起こったかを知りたくさんの本を読んで勉強しました。
EDFのスタッフや学校の先生とお話しされているとき、ときどき大きな声で笑いますよね。私は悲しい時代を生き抜いてきたあなたが笑い続けられるカンボジアはきっと素敵な国だと思っています。これからもみんなの笑顔のためにがんばります。」

Qちゃん。ビデオカメラ係になってもらってありがとうございました。シャイで写真に写りたくないQちゃん。写真は写りこんでしまっても削除すればいいですけど、動画に入り込まれると削除でいない。そんな問題を解決するために「ビデオ撮影係ならビデオに写りこまない」というアイデアでもってお願いしました。でも三脚で固定したあとウロウロしてたのできっと写ってるんでしょうね~。
ビデオカメラ係のこともそうですが、その場その場で問題点に気が付き臨機応変に対応し、安田にも指摘してくれ改善を促す。それをものすごいスピードでやってくれる。本当にいてくれて良かったです。禁煙が成功するように切に願っています。

ミムさん。今回初めてカンボジアに来てくださってありがとうございます。カンボジア、遠いですよね。金曜日に到着した夜、ミムさんとQちゃんと3人で飲んでいると日本で飲んでいるみたいで心が安らぎました。あとはNさんとDさん(ともに仮名)を呼ばないといけませんね。今から楽しみです。お願いがあります。このカンボジアでの体験をたくさんの人たちに話してください。自転車プロジェクトのことはもちろん、見たもの、聞いたもの、食べたもの、におい、さわやかな風に灼熱の太陽。それはカンボジアという国の理解を促します。素敵な国だなと思える人が1人でも増えると幸いです。

ドライバーさん。月曜日から金曜日まで毎日の長距離運転お疲れさまでした。事故もトラブルもなく安全に終えることができました。最後の日は行った店に駐車場がなくてご一緒できなくて残念でした。お土産ピザはおいしかったでしょうか。また来年お会いできればと思っています!

他にもいろいろ書きたいのですが、今日はご一緒したキャラバン隊のメンバーへの感謝の言葉で終わりたいと思います。

明日より再び番外編に戻してお伝えしていきます!!

それではおやすみなさい!


[訪問記2019-7]2019/12/12 プレアヴィヒア州でのセレモニーと自転車クラブの設立

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。ただいまカンボジア時間の午後11時47分。日付がかわる直前ですが、ブログを記載していきます。今日は何時に終わるでしょうか(^^)

いつもの通りランニングから・・・

いつもの通りランニングから・・・と書き始めたいのですが、今日走れませんでした。寝不足続きだったので早朝起きられなかったんです。カンボジア来てから毎日走ろうと思っていたのに7日目に途切れてしまいました。でもトータル100キロ走るのは諦めていません!!

SANGKUM THMEI Highschool

朝食を終え、最初の目的地はプレアヴィヒア州のSANGKUM THMEI高校。あれ?中学校じゃないの?そう、高校です。ここに州内の5か所の中学校に通う子供たち計55名を集めてセレモニーをするのです。中学校は大通りに面しておらずアクセスが悪いための配慮なのかもしれません。

学校に到着するとたくさんの子どもたち、そして歓迎の垂れ幕が校門に設置されていました。天気は快晴。とっておきの自転車プロジェクト日和なのでした。

先生方とあいさつを済ませ校門前にて記念撮影。昨日と同じく、Qちゃんのピンチヒッターとしてユズキちゃんがクロマーかけて撮影に参加。
ここでユズキちゃんのこともう少し詳しく紹介。ユズキちゃんは花堂柚紀(はなどうゆずき)ちゃんといって中央大学に通う大学生。3回生と4回生の間の1年を休学してカンボジアにインターンとして来ています。教育学が専門で途上国の教育支援や日本国内での教育格差の改善など専門性を活かした将来構成を持ち、その関係もあってEDF-Cambodiaにインターンとして入り日々教育支援の現場で活躍しています。
※紹介文を今更書くのは、紹介の承諾が得られたからです(^^)決して渋られていたわけではなく、安田が確認していなかっただけなのですが。

撮影を終えて校門から入場。歓迎の拍手。チェムリアップスオの挨拶。そしてずっとずっと長く長く続く子供たちの列。昨日もそうなのですが、熱烈な歓迎にちょっと照れながら「スオスダイ!」、「ニャンバイーハウイ?(ご飯食べた?)」、「ソクサバーイティアテ?(元気?)」といった声を出しながら歩いていくのでした。

こちらが今日プレゼントされる55台の自転車たち。今回はカゴは全部取り付けられていましたがライトはいくつか外れていたままでした。残念ですが、これはもう来年に向けての改善点として今日はわりきって諦めます。

修理部品等の配布を終えていざセレモニーの開始。まずは歌の斉唱。皆起立です。セレモニーの参加者は55人の対象の生徒。その親。先生や教育委員会の人などざっと150人ぐらいになるでしょうか。

そして生徒の代表からありがとうの歓迎メッセージ。自転車のことはもちろんですが、最近建てられた女子寮のことなどにも触れられていました。こちらの学校は色々な国、団体から支援されています。女子寮もそうですが、手洗い場や校舎など色々な国の名前、団体の名前が記されています。

そして安田のスピーチ。昨日の反省もあって、スピーチの中に「一人一人写真を撮るので、撮影が終わるまで帰らないでください。」の念押しを追加しました。一文一文丁寧にしゃべり、チャンディさんがそれをクメール語に翻訳し、あとで混乱が起きないようにと願ってゆっくりと説明しました。

セレモニーのあとは自転車プレートの配布。学校ごとに分けられたパッケージを各校長先生に渡し、「必ず生徒一人ひとりに直接お渡しください」と念を押しました。その後、みんなでプレートの取り付け作業を開始。丁寧な説明もありますが、昨日と比べると台数も半分ということもあってか大きな混乱はなく進んでいきました。しいて言うならば今回使われている自転車カゴは上部に網目がないものがいくつかあって、ワイヤーでプレートを取り付けるのが難しかったことです。これはどう改善するかなぁ・・・

とりあえずブレーキワイヤーにくくりつけて取り付ける・・・これだとカゴにフタをしてしまうことになって使いづらいです。

網目がある下の部分に取り付けるという手もありますが、プレート下部がタイヤにあたってしまって危ないです。来年は網目ばかりのカゴをお願いするようにしたいところ。でもそんなところまでオーダーできるかなぁ。でもやってみないと改善しませんね。

これが撮影中の風景。画面中央で三脚カメラを扱うのが撮影担当のヴィーリャックさん。今朝の朝食時に「必ずプレートの番号が写るように」と注意点を説明しました。修理部品などで見えなくなっていたプレートの位置を調整するなどしてくれていました。その隣でメモを片手にしているのが柚紀ちゃん。撮影した番号のチェックと「にゃむにゃむ(笑って!)」と声をかけ続け、それでも笑ってくれない生徒に対しておもしろおかしい表情やジェスチャーで無理やり笑ってもらったり。お願いしたことを全力で取り組む彼女の姿勢は本当に敬服しちゃいます。任せて良かった!!ちなみに今回はチェックもパーフェクト。55人の撮影は彼ら2人のおかげで無事終了したのでした。

そしてもうお一人忘れてはいけないのがマブさん。ヴィーリャックさんと一緒に垂れ幕のお片付け。ちなみに昨年まではスナさんという先輩のもとで動いていたマブさん。スナさんは退職してしまったので逆にヴィーリャックさんの先輩としてがんばってくださいました。

スピーチにあった女子寮を見学

寮の建設はEDFカンボジアがずっとやっている活動の一つ。実は今年からその寮の構造が進化しました。これまでは少し小さな体育館のようなイメージ。入口を入るといきなり大きな部屋が1つ。そこに女子生徒たちが集団で暮らすんですがいくら通気を気にかけていても壁が直接太陽光で熱せられるのでやっぱり暑い。暑いから昼間は寮にいたくなくなるぐらい。でも今回の新バージョンは部屋と外壁の間に通路がります。その通路が風を通し、部屋の壁は通路の内側なので太陽光に熱せられて暑くなることもありません。建築費は増してしまったようですが居住性が改善されれば快適な寮生活を送ることができます。

SANGKUM THMEI LSS

セレモニー会場だった高校を離れ自転車クラブを設立する中学校に移動します。その名もSANGKUM THMEI LSS。高校と同じ名前ですね、

自転車クラブのプレートを取り付けてまずは「ありがとうメッセージ」のビデオ撮影。

ビデオ撮影のあとは修理大会。かなり年季のはいった自転車が登場。タイヤチューブの交換をしたり、ブレーキワイヤーの交換をしたり、安田も少し手伝いながら和気あいあいと修理をすることができました。

ホーンスレイリァッちゃん

自転車クラブの設立のあとは家庭訪問。こちらの女の子の名前はホーンスレイリァッちゃん。現在13歳。4人兄弟の上から2番目。一番上は16歳のお姉さん。でも中学1年で中退してしまったとのこと。3番目は妹9歳。現在小学3年生。一番下に小さな弟がいます。お父さんは44歳。小学3年生のときに中退。お母さんは41歳。全く教育は受けていないとのこと。

前までは賃貸の部屋に住んでいたのですが、大家さんから出て行ってほしいとの申し出に行くところを失ったのですが、おじさんが土地をもっており、現在の家の場所を貸してくれたんだとか。そこに家を建てるのに500ドルを借りたのですがまだ返している最中。田んぼでいくらかの米は得られるものの、現金収入はたまにある手伝いの仕事で日に2.5ドルになるぐらいとのことでした。

ホーンスレイリァッちゃんは学校生活が大好きで、将来はクメール語(国語)の先生になりたいのだとか。せっかくなので「くにょむちょんぐりあんぴあさーくまえ(クメール語を勉強したいです)」と伝えクメール語を教えてもらいました。家のことを「プテア」、自転車のことを「コン」というそうです。

最後に記念撮影。妹さんはお父さんかお母さんの手を放しません。かわいいですね!お姉ちゃんと仲良くしてね。

そして、「お父さんにいいかな?」と思ってプレゼントしたいものがあったのでした。それは時々参加するマラソン大会の参加賞のランニングシャツ。なんてったってマラソン仕様だから通気性にすぐれ汗の速乾性もあり、そして耐久性も抜群。安田は3着あってそれをずっと着まわしているので追加でもらっても使う予定がないのでした。喜んでいただけたようです。ただ安田サイズのXLなのできっとブカブカなんですけど・・・次からは参加賞のウェアはMサイズを選ぶようにします(^^;

チュランスレイレアちゃん

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次のお宅はチュランスレイレアちゃん。13歳です。なんと7人姉妹。一番の末っ子です。一番上のお姉ちゃんは33歳。小学3年生で中退しました。今は結婚して他の場所で暮らしているとのこと。それぞれのお姉ちゃんがみな結婚しています。でも自らの家庭を守るのが精いっぱいで支援のためにお金を送ってくれるとかは無いとのことでした。お父さんが62歳。お母さんが54歳。どちらも小学校を卒業していません。お母さんが作る食べ物関係の内職で日に1~2ドルの収入なのだとか。お父さんの方はキャッサバ畑の仕事を臨時で手伝うことはあっても定職がありません。

チュランスレイレアちゃんは国語と数学が得意なのだとか。将来は国語の先生になりたいんだそうです。

最後に記念撮影して終了です。

PREAH KHAN LSS

本日最後の予定はプレアヴィヘア州の2つ目の自転車クラブ設立。「あれ?もう終わりなの?」という皆さん。プレアヴィヘア州はとっても遠いのです。早めに終わったとしてもプノンペン到着は21時ぐらいの予定なんです。

到着してさっそく「ありがとうメッセージ」のビデオ撮影。自転車をプレゼントしてもらった子供たちはもちろん、他の子どもたちも授業中だったのですが出てくてくれました。

そのあとは修理大会。ブレーキワイヤーの交換を子供たちと一緒にやりました。ワイヤーを通す穴としばらく格闘。老眼なのでしっかり目との距離を離して挑戦。48歳。老眼がしっかり進行しております・・・

みむさん現る!!

自転車クラブ設立後、すぐにプノンペンに向けて出発。途中トイレ休憩をはさみながら・・・それでもまっしぐら。それでも到着は20時を過ぎていました。何はともあれ無事帰ってこれたので良かったです。でも明日はまさかの6時集合。計7個の自転車クラブへパーツを補給することと、私がずっと奨学金支援しているリンナちゃんに会いに行く予定です。

ホテルに戻ると、みむさんがすでに到着していました。みむさんと言いますのはQちゃんと同じく自転車プロジェクトを開始のときからずっと支援してくれている友達です。さっそく一緒にご飯を食べに行くことにしました。

ここのところずっとクメール料理だったので趣向を変えて食べに行ったのは柚紀ちゃんおススメのピザ・イタリア料理屋さん。

こちらが乾杯風景。左のビールがQちゃん。手前が安田です。みむさんは明日の自転車プロジェクトに参加するため大阪からやってきてくれました。頼もしい助っ人。明日一日宜しくお願いします!!

というところで本日のブログ終了。ただいま午前2時・・・やっぱり2時間。明日6時集合。その前に100キロ達成のために少しランニングを挟みたいのですが・・・無謀ですよね。

それではみなさん、おやすみなさい!!

 


[訪問記2019-6]2019/12/11 コンポントム州でのセレモニー。そして自転車クラブの設立。

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。ただいま現地時間の11時46分。だんだん書き始めが遅くなっていますね・・・Qちゃんと呑むと楽しいのでいけません(^^; 今日はコンポントム州が活動の拠点。こちらの州では自転車110台と自転車クラブ2か所の設立を行います。

まずは朝ラン・・・

毎度の朝ランからのスタートですみません。7時に集合だったので2時間前の5時からランニング。安田の勝手な感覚でカンボジアは暑いんだから日本の夏と同じ。だから夏みたいに日の出は早いはずと思っていました。でも同じ北半球。この時期の日の出は日本と同じく遅いんですね。5時だと真っ暗。ちょっぴり怖いのでメインの国道沿いを走ることにしました。30分ほど進みましたら・・・あぁトイレに行きたい・・・指差し会話帳も無いので近くで借りるのは不可能(結構商店とかは準備で動き出していました)。だから反対向いてホテルに向かうことにしました。途中で夜が明けてきて橋の上で撮った写真がこれです。カンボジアのあまり観光客は集まらない地方集落での橋から見た夜明け。ここから見る景色はきっと今日だけと思うと見知らぬ土地を走り回るのはとっても有意義に思えてくるのでした。

シャワーを浴びてサッパリしたら、今日のセレモニーで話すスピーチのチェック。急遽思い付きで大きなフォントでパワーポイントにしておけばチャンディさんと同じ画面を見ながら通訳してもらえると考えデータ作成。結果的にこれは正解でした(^.^)

そして朝食。朝食は「バーイサイッモアン(鳥ご飯)」です。ご飯食べて濃いコーヒー飲んでシャキッとしたらいざ出発!!

コンポントム州のPREV PREAL LSSへ

自転車プレゼントのセレモニーは州内の19の中学校からプレゼントの対象となった中学生たちを一同に集めて行われます。その会場となったのはPREV PREAL中学校。まずは到着の歓迎から始まります!

安田に続いてクロマーをかけてもらっているのはQちゃん・・・
「おっ!いよいよQちゃんブログに写真登場か!!!」
残念。Qちゃんは何度も言いますがとってもシャイなので、かわりにユズキちゃん行ってきてとクロマーをかけてもらったのでした。そう、写真の女性はユズキちゃん。赤のクロマーがお似合いです!

そして集まっていただいた先生方と記念撮影。コンポンチュナン州の2つの郡から計19の生徒たちが集まっています。そこの学校の先生たち、郡の教育委員会の責任者の方々など大勢の方が集まってくれました。

そして校門から中の方まで通りを挟んで生徒たちが並んで歓迎の拍手。そのなかを更新。いつものチェリムアップスオ(こんにちは!)、スオスダイ(ヤァ!)、ソクサバーイチアテ(元気?)など、たまにニャムバーイハウイ(ご飯食べた?)とか織り交ぜながら拍手で応えながらゆっくりと歩くのでした。もちろんシャイ男だからとっても照れくさいのですが、せっかく子どもたちが歓迎してくれてるんですから、ニコニコ笑顔でね。

自転車セレモニーの開始!!

こちらには今年プレゼントする166台の自転車のうち110台が並んでいます。残りの56台は明日行く別の州でプレゼントされます。今回残念だったのはプレゼントされる自転車の事前セッティングが不十分だったこと。カゴ、鍵、ライトなど多くの自転車が取り付けられていませんでした。その場で取り付け作業をするにも工具もいるしみんな一斉には無理です。例年ならこんなことなかったのにとっても残念。そしてこれは来年への反省点・改善点でもあるのでした。せっかくプレゼントされる自転車。こんなところで中途半端感がでると子供たちがかわいそうです。

歌の斉唱のあとは3人の生徒さん達からお礼のメッセージです。英語に翻訳されたものをいただきました。「一生懸命に勉強します」はもちろんですが、「ドロップアウトしません」と書かれている部分を見てちょっと感激してしまいました。ちなみにドロップアウトというのは途中から学校に来なくなること。中退を意味します。仕事の手伝いやら学校が遠いやらいろいろな事情があるのです。その多くが自転車で解決できる。このプロジェクトの意義・目的がこの「ドロップアウトしません」の一言で表されており、そう再認識するとともに、この1年間色々がんばったことがフラッシュバックしていきました。

去年の返礼品を送った1月、2月ごろから2019年度のプロジェクトがスタートし、いつも支援してくださる常連さんの早い申し込みに力をいただき、ホームページからの申し込みに加えてクラウドファンディングを夏ぐらいから準備し、Readyforの齋藤さんと出会って応援されながら過去最高の支援金額を達成し、チャンディさんに支援のお金を送金した後は事務員さん(安田の奥さん)と自転車プレートやら何やらコツコツ準備を進め、11月後半から12月の渡航前日まで準備でバタバタしました。
そして本当にたくさんの人たちから応援と支援をいただき、渡航前には「いよいよですね!!いってらっしゃい!!」とたくさんの声を頂きました。

やっぱりね。目が熱くなるんです。あかんあかんニコニコしていなくっちゃ!ってハンカチで目頭を一度だけギューっと抑えてあとはずっと笑っていました。

安田もスピーチしました。自転車プロジェクトを始めた理由。たくさんの友だちが支援してくれたこと。そして自分の熱い思い・・・今年は自分の思いは語りませんでした。なんでってそれよりも伝えることがあるからです。それはとっても事務的なんですけど大切なこと。これから配られる自転車プレートのパッケージの中身の話。プレートの固定の仕方の話。そして自転車クラブ設立の3つの目的の話。思いは語らなくても気持ちを込めるだけにして、これからのために必要なことを優先しました。だって全部を語ると子供たちは飽きちゃいますから。

セレモニーが終わればプレートを個別に渡し、パンク修理セットも配り個別写真の撮影開始のための準備を始めます。

自転車をプレゼントする子どもたちの一覧はチャンディさんがリストで送ってくれました。しかも学校別に何人かもその表でわかりましたので、自転車プレートパッケージは学校ごとに必要数分を袋に入れて用意していたんです。セレモニー開始前にそれぞれの先生を呼んでもらって自分の受け持ちの生徒さんに渡してねってお願いしたんです。それでも一部の先生はそれぞれのパッケージを無造作に自転車のカゴに入れていきます。ちゃんと話聞いて。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。もちろんほとんどの先生はちゃんとしてくれました。一部の先生に対する愚痴です。

そしてパッケージを配られても一部の生徒はプレートを取り付けようとしない。ちゃんと付けて。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。そして、なんで先生は何も言わないの。一緒についてきて横にいる親も何も言いません。

「プレート付けようにも私の自転車にはカゴがついていません・・・」あっそうやね。自転車屋さん。なんでちゃんと準備終わらせていないの。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。

そしてそのまま自転車に乗って帰ろうとする生徒たちも数名。いやいや、個別写真撮った?まだでしょ?ちゃんと撮ってもらって。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。しばらくQちゃんと校門近くで子供たちが帰らないように見張っていました。

個別写真を撮影する時間ってとっても長いんです。なんてったって110人。一人1分だったとしても2時間弱。この時間が本当にきつかった。きつかったんですけど、写真担当のヴィーリャックさん。そして、「撮影したプレートの番号チェック」と言う大事な仕事をお願いしたユズキちゃんがずっとがんばってくれています。笑顔の子どもたちの写真がいいんです。でも子供たちはおすまし顔。二人はずっと「笑って笑って!」とニコニコしながら撮影を進めます。若手二人ががんばってる。ずっと立ったまま。この二人の仕事が終わるまでは休憩したいけど座らないでいよう。ウロウロするだけだけど問題が起こっていないかチェックしたりしていようとか思うのでした。

そんな状況の傍ら、集まった先生たちの半分は椅子に座って雑談大会。雑談かどうかわらかないんですけど・・・あなた方、できることあるでしょ・・・と思う一方、まぁ子どもたちが自転車をもらっても、先生には何の足しにもならないんだからしょうがないかと諦めの気持ちになったり。もちろんがんばっていた先生もいたんですけどね。

なんか今日のブログ、愚痴っぽいでしょ。これ、今年から方針変えたんです。今までは良いこと、面白いこと中心でネガティブなことは書かないようにしていました。だって面白くないから。仮に問題が起こったとしても最終的にクスッと笑えるような書き方をしていたんです。でもやめたんです。問題点も伝えないといけないし、そうしたいとみんなから改善のアイデアももらえないし。みんなの自転車プロジェクトなんだから「お客様として楽しいところを見てもらう」ではなく「楽しいことも嫌なことも一緒に共有しよう」と思ったんです。

さて、そんなこんなで個別写真の撮影は終わりました。110台のうち、ユズキちゃんチェックによると何台か欠番があります。また同じ番号の人が2人。「そんなことないやろう」とユズキちゃんを疑ってしまいました。ユズキちゃん、ごめんなさい。このブログを書く前、実は写真を見ながらチェックしていました。計493枚の写真を見ながら番号を消し込んでいく。結局欠番が3名。そして違う二人の生徒が同じ番号の自転車を持って写真に写っていることも判明。このブログを書いている今はその理由はまったくわかりません。チャンディさんに相談して欠番3名と重複の件、解決しなければなりません。でも学校ごとにパッケージをまとめていた効果がありました。番号を見ればどの学校の生徒に渡ったプレートかがわかるのです。19校全部の学校に問い合わせるのは大変ですが、労力を大幅に減らせそう。解決するといいのですが・・・写真は大切な返礼品の1つなんです。

自転車クラブ設立!!

撮影が終わったら自転車クラブの設立です。早速道具を取り出して修理開始。パンク修理やらブレーキワイヤーの交換やら。安田が何も言わないでも誰か自転車修理に詳しい子どもがいます。その彼が先頭になって修理を進めていく。例年同じパターン。自転車クラブの部長さんが自然に決まっていくんです。

ちなみにコンポントム州の19校は2つの郡から来ていますと説明しました。今回の自転車クラブはその郡ごとに1か所ずつです。決して近くはないけれど、郡の共有物として協力して使ってほしいと思います。

修理のあとは「ありがとうメッセージ」の撮影です。今回はスピーチで先生方に管理をお願いしたので来年どうなっているかまた楽しみです。来年も来るのかな?来るよね。たぶんじゃなくて間違いなく。

お昼休み

お昼は近くの沼地が広がる眺望が楽しめる食堂でランチ。アスパラや菜っ葉と豚の炒め物。

魚のすり身がまざった卵焼き。

魚の素揚げと納豆餡かけ。

スープ。

空心菜とニンニクの炒め物。今日はおかず多い(^^; このランチ、先生方も参加しての昼食会となりました。学校の問題や先生のお給料のことなど色々話してくれました。安田はでも上の空。そう、とりあえずセレモニー第1弾が終わってホッとしていたのでした。

PLASAT BALAING LSSへ

コンポントム州の2つめの自転車クラブ設立へ。同じ州でも郡が違うので結構な移動時間でした。

先に「ありがとうメッセージ」の撮影。ちょっと発音の難しい名前だったので何度も何度も何度も練習しました。練習も含めて全部録画していますので、クラブのオーナーさん、子供たちの練習する姿も是非お楽しみくださいませ。

そのあと修理大会の開始です。ここでもすぐにリーダーシップを発揮する生徒を発見。パンク修理をニコニコしながら楽しそうに行う男の子。すぐに彼を部長に任命。その補佐する人も含めて4人仲良しみたいなので、4人に自転車クラブのリーダーとして引っ張ってほしい。修理ができない女の子とか助けてあげてほしいといったことを伝えました。

ヌォンニム君

今日の予定の最後は家庭訪問。名前はヌォンニム君。隣にいるのはお父さんです。この11月に中学生になった新1年生。ヌォンニム君のお母さんは1か月前に亡くなってしまったとのこと。全身が痛くなる病気だったようで1年間闘病したのだとか。貧困のため大きな病院には連れて行けず地域の小さな医院で見てもらっただけとのことでした。
お父さんは教育はまったく受けていません。1ヘクタールの田んぼで得られる5か月分のお米。現金収入はときどきある農薬散布の手伝いの仕事です。こちらは1回5ドル。でも農薬のせいか健康被害が出ているそうで肺なのか胸なのか痛むんだそうです。
ヌォンニム君にはお姉さんが1人。お兄さんが3人います。みんな小学校を1年で中退してしまったのだとか。お姉さんは結婚してここにはいません。3人のお姉さんはジャングルの中で農業(?)に従事している仕事をしているのだとか。10日間働いて3人で50ドルの収入。それを月に1回~2回やっているのだとか。
そんな環境のなか、ヌォンニム君は政府から奨学金をもらっているとのこと。1年で60ドル。3回に分けて支給されるのだとか。そのほとんどは生活のためにした借金の返済の方に回ってしまうんだとか。

最後に記念撮影。ヌォンニム君は将来は国語の先生になるのが夢です。がんばってほしい。借金に困っているお父さん。自転車、売っちゃったらダメですよ。でも生きていくためには仕方がないのかも。それで生きていけるのなら。死んじゃったら教育もなにも無いからね。でもがんばって売らないでね。

プレアヴィヒア州に移動

今日の行程が終わったので明日の活動地であるプレアヴィヒア州に移動です。これまた遠い。明日は逆にいっきにプノンペンに戻るのですが、その距離は300キロ。何時に戻れるか心配です。

そうこうしているうちにホテルに到着。なんとプール付き!見に行ったら水がにごってて底が見えません。泳ぐ勇気はでませんでした。

夕食食べて、Qちゃんとユズキちゃんと2次会いって色んなことをしゃべってホテルに帰ってきました。

そして前述の写真のチェックを終えたのが11時46分。いまブログを書き終えたのが2時16分。今日は2時間半。ああ寝なくっちゃ!!明日も周辺ランニングできるかな・・・

みなさん、最後までお付き合いいただいてありがとうございました!!

おやすみなさい!


[訪問記2019-5]2019/12/10 Qちゃん現る!!コンポントム州へ移動の一日・・・移動の後が長いんですが・・・

みなさん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今は12月10日の午後11時30分。日本時間だと11日の午前1時30分。今からブログ書き始めます(^.^)
今晩カンボジア渡航後初めてLINEのカメラ通話で家内と娘と話しました。元気充電完了した次第です!(^^)!

やっぱり朝ランから

今朝はプノンペンでの朝ランから開始です。6時に起きたのですが、今日は大切な友人がプノンペンに到着するので朝が慌ただしいのです。安田の目論見としては6時起床。10分から走り始めて1時間。7時10分。そこからシャワーと汗だくウェアの洗濯。それで8時。あと、明日からの自転車プロジェクト旅のための荷物の確認で8時半。そこから友人を空港まで迎えに行って9時・・・といった忙しい午前を送る予定なのでした。

まぁとにかく走りにでかけようと、いつものトンレサップ川とメコン川の合流地点からランニング開始。ちょうど太陽が昇るところできれいな景色。この景色、なんども見ているのですが、これからあと何回見れるのでしょうか。そう思うとジーンと見つめ続けてしまうのでした。

ジョン、チャイヤ、リー!!

ランニングを終え、洗濯を終え、荷物のチェックを終え、大切な友を迎えに空港に・・・安田はでも少し心配なことがあったのでした。トゥクトゥクドライバーのジョンに昨日電話したんです。「明日空港に友達を迎えに行きたいんやけど、8時半にホテル前でお願いできるかな?」って。電話に出たジョンはすでに寝ていた様子。どうも「実家に帰っているからチャイ・ヤに電話しておくよ」とのこと。チャイ・ヤはよく知った友達なのでまぁいけるかなと思ったのですが、スマホからチャイ・ヤにSMSで「ジョンから連絡行ったかな?明日空港までお願いね!」と送っても返信もありません。Facebookメッセンジャーでも送ったのですが返信がありません。電話をかけてみたのですが、クメール語の応答メッセージが流れるだけ。もしかしたら電話番号変わったのかな・・・明日ホテルまで来てくれなかったら適当にトゥクトゥク拾えばいいかっと半ばあきらめて朝を迎えたのでした。

準備を終えてホテルの下まで降りていくと、「はーい!かつや!!」との声が。ホテル前で待っていたのはチャイ・ヤではなく友達のリーでした。

リーに、「昨日ジョンに電話したらチャイ・ヤに頼んでくれるって言ったたんだけど、約束の8時半までチャイ・ヤが来なかったら空港までお願いできる?」と説明したら「OK!!」と快諾。ちなみにジョン、チャイ・ヤ、リーはファミリー。2016年にジョンの実家に遊びに行ったときの記憶がよみがえってきます。このブログの愛読者の人は一度は読んだことがあると思いますが、どうしてももう一度、是非、お願いだから、軽くでもいいので目を通してください。リーがとってもいい人だってわかります。

訪問報告(8)カンボジア訪問記続編:ジョンの自宅にホームステイ

訪問報告(9)カンボジア訪問記続編:命をいただくこと

事情を説明した後、チャイ・ヤが来るかどうかわからないので時間までの10分ぐらい話をしました。話の中身はボナのこと。ボナもジョンのファミリーの一員。最近トゥクトゥクドライバーをやめたのとのこと。英語が話せるしもっと稼げる仕事に就いたとのこと。リーに聞いたんです。「トゥクトゥクって儲からくなったのはなぜ?」って。リーの答えはツーリスト(旅行客)の減少でした。確かに街中で外国人観光客を乗せたトゥクトゥクを見かけることは少なくなりました。でもトゥクトゥクの危機はこれだけではありません。

こちらは一昨日のブログに登場した小型トゥクトゥクです。この小型トゥクトゥクの台頭が著しい。一昨年ぐらいから姿を現したこの乗り物。去年、今年と断然台数を増やしています。1人、2人の移動手段としてトゥクトゥクよりも安い値段で、限定的ではありますがメーターもあっての明瞭会計とあっては値段交渉を面倒くさいと感じる人が流れていくのもうなづけます。

僕は50台手前48歳になったおっさん(ここで小さくぶっこみます。今日12月10日は僕の誕生日(^.^))には古き良きトゥクトゥクが合っているんです。時間・効率・便利そしてITと無干渉。その全部と反対方向に向かっていきたいんです。だから昔ながらのトゥクトゥクを大事にしていきたい・・・とカンボジアに滞在している間だけでも節に願うのです。

Qちゃん現る!!!

結局8時半になってもチャイ・ヤは現れず、リーに空港まで連れて行ってもらいました。そしてちょっと待たしてしまって申し訳ないんですけど、無事合流したのは去年もカンボジアまで来てくれたQちゃんです。

去年のQちゃんの初めての登場シーンはこちら。

5日目(12月10日):Qちゃん、現る!!グロッキー安田の救世主

なんと、去年の今日。同じ日付ですね。安田が自転車旅で熱中症になってへばっていたところ助けてくれた命の恩人です。

Qちゃんは今年も来てくれました。だって友達ですもん。でも・・・友達だからってカンボジアまで来てくれる??そんなことないです。絶対ないです。自分で同じことができるかわからないです。Qちゃんは来てくれました。来てくれただけじゃないんです。励ましたり、ダメ出しをしたり、アイデアをくれたり、色々な形で応援してくれます。応援してくれるだけじゃなくて「一緒に手伝うよ!」とも言ってくれます。そんなQちゃんの期待にどう応えればいいのか不器用な安田はカメみたいなノロノロ思考で考えています。

空港でピックアップして合流したQちゃん。チャンディさんがホテルまで迎えに来てくれるのは14時30分。それまでの時間、せっかくなのでプノンペンでの観光とお昼ご飯を一緒に過ごしました。

ちなみに「観光」。楽しいコースと勉強するコース。2択を聞いてみると、やっぱり勉強するコースを選択するQちゃん。だったらと、安田が2015年に初めてカンボジアを訪問した時に訪れたトゥルースレンミュージアムに行ってみることにしました。そのときの訪問記はこちらです。

自転車支援、開始のきっかけについて(2)

上の記事ではトゥルースレンの前にキリングフィールドも訪問していますが、キリングフィールドのあるチュンエク村は遠いので時間も限られているなかトゥルースレンだけを見に行くことにしたのでした。

キリングフィールドにて

Qちゃんに「日本語ガイド音声もあるので、是非。」とおススメしつつ入場。入場料おごってもらいました。ありがとう!!で、一歩中に入ると・・・

あっ・・・そうや・・・そうやった。

入り口にある14基のお墓を見て動けなくなっちゃいました。Qちゃんはガイド音声を聞いている様子。心を落ち着かせて。ここで虐殺にあった人たちの無念に思いを馳せて。決して当事者じゃないけれどカンボジアの悲しい過去に目を向けて。そして決してこんなことが起こってはいけない。カンボジアだけじゃなく世界中でそんなことが起こってはいけない。ちっぽけな一人の大人だけれどもできるだけのことはがんばっていこうとそのお墓の前で誓ったのでした。

4年前に訪れたトゥルースレン。何事も記憶のかなたにおしやってしまう安田にはQちゃんの付き添いっていう名目だけど、自分自身がもう一度、カンボジアの支援を続けていく目的の1つを再確認するための大切な再訪問になったのでした。

ちなみにトゥルースレン。新しい展示や世界遺産に登録された周年展示なんかもあって、最初に訪れたときとは違う展示がいくつかありました。それは説明のパネルであったり、年表であったり、地図であったり、そして・・・写真であったり。

2017年に新たにプリントされた写真。そのすべてはトゥルースレンが解放されたとき、その場で虐殺された状態で放置されていた14人のうちの何名か新たな写真でした。(14人というのは前述の14基のお墓に眠る方たちです)それはもう目を覆いたくなる写真ばかり。でも見たくないのと見なくては。そしてあんまり言いたくないけど「見たい」という感情が入り混じって。なんで「見たい」のか。自分ではその感情は認めたくないんだけれども「2017年プリント」の説明の文字が付された写真を探してしまう自分がいるのでした。怖かったです。なんで見たいんだろう。興味?・・・好奇心?・・・胸が詰まるんですけど。

でもこうした悲惨な写真無しではトゥルースレンの、あるいは虐殺の歴史を強いインパクトでもって伝えることはできません。その強烈さを、そして「刺激?」を求めてしまうところに残酷さとか自分の嫌なところを感じてしまうのでした。

ちょっと嫌な自分を書いちゃいました。

Qちゃんは日本語ガイドの音声とともにしっかり見学した様子。感想を聞くと、「お腹いっぱい」とのこと。そう「胸いっぱい」だよねと納得してトゥルースレンを後にしたのでした。

ホテルに戻って

ホテルに戻ったのは11時過ぎ。チャンディさんが迎えにくる14時半までお昼ご飯を食べながらゆっくりすることにしました。「お昼ご飯に3時間かかるんかい!!!!」という声もありますよね。

そりゃそうです。ビールをこよなく愛する二人ですから、お昼からかんぱーいです。このあと長距離移動でトイレが心配だったのですが、まぁいっかとお昼から再会を祝って乾杯しました。ちなみにQちゃん。去年と同じく顔出しNGです。シャイなんです。彼。お許しを。

コンポントム州へ!!!

昼間とは思えない量のビールを消化して14時。あと30分でチャンディさんが来るので一旦ホテルに戻りました。明日のコンポントム州と明後日のプレアヴィヒア州で開かれる自転車プロジェクトのための荷物の最終確認。日本からもってきた40キロオーバーの荷物をがんばって下まで降ろしてチャンディさんご一行の到着をQちゃんと待つのでした。

ちなみにコンポントム州までは距離にして168キロ。これまで行った支援地よりも遠い。グーグルマップによると車で2時間44分。色々換算して3時間はかかりそうです。チャンディさんの到着は荷物の積み込みなどに時間がかかって15時半ごろとなりました。国道6号線をどんどん北上します。国道6号線はプノンペンとアンコールワットがあるシェムリアップを結ぶ国道。だから整備も進んでいて80キロ以上の速度で走れる区間も。昨日いったカンポットへの3号線とはえらい違いです。

道中はQちゃん、ユズキちゃん、安田の3人で日本語でガンガン色んな話をしていました。とっても楽しくって時間が経つのも忘れるぐらい。笑うことは活力。元気を出すにはとっても大事です!!

途中トイレ休憩をはさんでようやくコンポントム州へ18時30分に到着。その中心市街地にて今晩は一泊します。

支援先でのホテルの手配はチャンディさん任せ。とってもきれいな過ごしやすいホテルでした。一旦荷物を置いて19時から夕食に出かけたのでした。

八本脚登場(閲覧注意)

夕食はホテルから少し離れた中華系レストランへ。

こちら魚の甘酢餡かけ。

菜っ葉の炒め物。

鶏のスープ。

 

ジョンとの宴会でも出た牛肉と目玉焼きとポテト。

骨付き鶏のから揚げ。

このようなメニューとビールとライス。この組み合わせでみんなで楽しく食事をしていたんです。席順は円卓だったのですが、安田とQちゃんの間にユズキちゃんが挟まる形。ここでも色々トークしていたのですが、Qちゃんがいらんことを言い出しました。

「いつかクモ食べてみたいんですよね。」

カンボジアではコオロギや小さなイモムシなどの食虫は珍しくありません。でもクモはあまりみかけないんです。安田もカンボジアでなんどか食虫にトライしてきてきていますが・・・その様子は以下のブログにて

2日目(12月7日):安田号2018調達完了!!

でもクモは経験なし。まぁ雑談ネタとしては良かったのですが、チャンディさんから信じられない一言。

「そこの屋台で売ってるよ」

早速スタッフのマブさんとヴィーリャックさんが買いにいってくれました。それがこちらです。

まぁお願いしたのがQちゃんなのだから彼から食すのかと思いきや、日本人としての心意気ということでQちゃん、ユズキちゃん、安田から食することに。しかもなんでかわからんけど年長者からという振りで安田から食べることになりました。Qちゃん、おいしいところをありがとう!!

このあとQちゃんも、そしてユズキちゃんもチャレンジしました。みんなそれぞれ食べているところを写真に納めて(^.^)

それにしてもユズキちゃん、チャレンジを振っても断らない。肝のすわったお姉さんなのでした。

2次会・・・3次会・・・

夕食を終え、まだ語り足りない?飲み足りない?Qちゃんと二人で隣の気安い食堂で2次会することにしました。ユズキちゃんに「来る?」と尋ねると、断らない。一緒に付き合ってくれました。

40台オッサン2人と女子大生一人。話は四方八方に巡るめくのですが、Qちゃんも安田もやっぱり熱いので自転車のことや子どもたちの支援のこと。日本のことや政治のこと。これからのこと。支援をしてがんばっている人たちへの支援のこと。などなど。色々と話しました。インターンで来ているユズキちゃん。足りていない経験不足なことも色々あるけれど、ユズキちゃんにしかできないことはたくさんあります。中小企業の経営と同じ。「お金が無ければ手間をかけたらいい」とか。「寄付しませんか?」といった社会性に訴えるより他のアイデアと引っ付けてチャレンジと寄付を融合させたりとか。話はいっぱい花が咲きました。

お店が終いはじめたのでお会計。ホテルに戻る道中に屋台店を発見。もう少し話すかと3次会の相談。ユズキちゃんに尋ねると付き合ってくれると。安田が同世代のときとは考えられないポジティブさ、積極さで判断するところが素敵なのでした。3次会もQちゃんと安田はビール。ちなみにユズキちゃんは夕食からずっとお茶です。ノンアルコールでうっとおしいおっさん2人に付き合うのもすごいね(^^;

で、いっぱいしゃべりすぎてホテルに戻ったのは11時。まぁとにかくブログを書き始めようと思った次第です。それが冒頭にある11時30分。今は午前1時。今日は1時間30分で済みました(^^;

明日はコンポントム州にてたくさんの子どもたちと自転車セレモニーです。めっちゃ楽しみです!!朝ランできるかな!?でもコンポントムで走るなんて一生に一回あるかどうか。グーグルマップで行ってみたい場所もチェックしたので早起きできたらチャレンジしてみます!!

おやすみなさい!!