[訪問記2019-10]2019/12/15 アンコールトムとタプロームへ

みなさん、こんばんは。いまはカンボジア時間で15日の午後10時。ここ数日1日遅れだったブログもようやく追いつきそうです。この訪問記も通し番号が10になりました。それは残りの日数が少なくなってきていることを表しています。ちょっぴり寂しいですね。

朝ラン・・・

もちろん今日も朝ランから。

メガネ曇っていますね。10キロほど走ってきました。ちなみにこれまでの走行距離をまとめてみました。

7日 8.03
8日 4.01
9日 10.03
10日 8.02
11日 5.84
12日 0.00
13日 6.30
14日 9.63
15日 10.17
16日  
17日  
18日  
62.03

合計で62キロ。16日~18日の3日あるから何とか・・・ではないんです。プノンペンを離れるのは17時の夜11時。18日はほぼ移動日なので走ることができません・・・だから明日16日と明後日17日の勝負。残り38キロ。かなり厳しいですがあきらめません。明日目指せ20キロ。途中でトイレに行きたくなりませんように・・・

ランニングのあとはシャワーを浴びて朝ごはん。特に何を食べるかと決めていなかったところ、ミムさんから「ドリアン食べる?」とお誘いがあったのでもちろん快諾!!匂いはもちろん独特です。でもこの匂いと濃厚な食感と甘み。とってもおいしかったです!!

アンコールトムへ

ホテルでガイドさんと合流していざ出発。ガイドさんは昨日と違って若手の人でした。いざ出発。まずはアンコールトムです。

アンコールトムのトムは「大きい」という意味。だからアンコールトムは「大きい都市」です。周りは城壁に囲まれ5つの城門で外とつながっています。その外側にはたくさんの人が住んでいました。ガイドさんによると約百万人ということでした。

ガイドさんの説明は昨日の方と比べるとあっさりしたもの。ちょっと物足りなさを感じつつ歩いていると・・・

誰かが放置したと思われるヤシの実ジュース。きっとあの国の人だろうなとみんなで話していたのですが、それはわかりません。でも誰かが捨てていった。ガイドさん、めっちゃ怒っていました。その前にはツマヨウジの束が落ちているところもあってガイドさん1つずつ拾っていました。アンコール遺跡を本当に大切にしているんですね。ガイドは物足りないけど、その心意気は大好きです。

タプロームへ

ガジュマルによる浸食が激しい寺院。みなさんも写真や映画などで見たことあると思います。そこへ向かいます。

前を歩くのはいつもの通りミムさんとQちゃん。あれっ?子供を連れている・・・家族4人でタプローム見に来たんですか?

手をつないでいるように見えますが、女の子のカゴをかかえる手が重なって見えるだけです。そう、アンコール遺跡の色々なところで出会う物売り少女です。Qちゃんに「何か買って!」と近づいてきました。ちなみに商品、数字、通貨に関して本当にたくさんの言語バリエーションがあると聞いています。この子は私たちが日本語で話していたのを聞いたのかずっと日本語で売り込んできます。マグネットや絵葉書、財布などです。本当にたくましい。

ミムさん:「おい、ちょっとここで写真撮ってくれよ!」
Qちゃん:「はいはい。ちょっとまってね。はい、チーズ!」

そんな場面に見えなくもない。

アンコール遺跡のいたるところに彫られているアプサラ(アプサラス)。カンボジアではアプサラダンスと呼ばれる踊りも有名です。先日、仮面舞踏と影絵芝居を観ましたが、アプサラダンスも見てみたいんですよね。来年見れるといいなぁ。

おいおいガイドさん

タプロームを見学してガイドは終わり。ガイドさんがこの後の食事のことを聞いてきました。「お昼どうしますか?この近くに知っている店があります。」と。ホテルに戻ってホテル内で食べるか、近くのお店に行く予定だと伝えたら、「ホテルのレストラン、いまいちです。私の知っているお店に来ませんか?」と・・・おいおい、そんなこと言っていいのか?もしかしてあれか?バックマージンもらえる店か?まぁ一度行ってみることにしたらやっぱり高い。「ここは嫌、ホテルに戻って」とお願いしました。
ちなみにこのガイドさん。遺跡を愛しているのはわかるのですがガイド能力としてはイマイチでした。説明も少ないですし・・・途中立ち寄った遺跡には「ご自由に見てください。私ここで待ってます。」だって。何のためのガイドなんだか・・・
品質のことは100歩譲ったとしてレストランの件は聞き捨てならぬとホテルの人に軽くクレーム。ホテルのスタッフさんは本当に申し訳なさそうにされていました。

いよいよお別れ

ホテルから空港まで送ってもらいました。Qちゃんとはシェムリアップ空港でお別れ。この6日間ありがとうと固い握手をしてお別れしました。
ミムさんとはプノンペン空港まで一緒なのですが、そこでトラブル発生。なんとシェムリアップからプノンペンに戻る便が2時間弱遅延するとのこと。私は問題ないのですが、ミムさんがそのまま乗り継いで日本に帰る予定なのです。
カウンターまで行ってみますと、予定の16時出発より1時間遅いのですが別のエアラインのプノンペン行きがあります。もちろんチケット買わないといけません。ミムさんに確認すると、それでもやっぱり帰国は遅らせられないとのことでチケット購入。そのエアラインのお姉さんに「プノンペンで国際線に乗り継ぎなんです。便名は〇〇〇〇です。飛行機の到着は18時ですよね。国際線の出発は19時。1時間しかないんですが大丈夫でしょうか。」と尋ねたら、「一応伝えておきます。」との若干ものたりない回答。まぁ仕方がありません。ちなみに安田は2時間遅れの予定の便で帰ることにしました。チェックインしてゲートのところで待っているとスタッフの人が色々確認しに来てくれました。しっかり乗り継ぎのエアラインと連携をとってくれたようです。
そしていよいよミムさん、登場。本当はプノンペンまで一緒だったのですが、このような事情なのでここでお別れとなりました。固い固い握手を交わしてさようならです。
私はその1時間ほど遅れて搭乗しプノンペンに到着しました。ホテルに戻った頃にミムさんから香港到着の知らせが来て一安心です。

おいおいジョン

あらかじめ空港までジョンに迎えにきてもらうことにしていましたが、飛行機が遅れてしまい到着は19時。メッセンジャーで19時着と伝えていたのですが、まだ来ていません。またか・・・電話してみたら「渋滞。アクシデント。20分遅れます。」とのこと。まぁちょうど良かったんです。もしかしたらミムさん乗り遅れて途方にくれているかもと空港内を探したかったのですから(ミムさんは「ちゃんと搭乗できました」とラインで送信したのですが送れていなかったので安田はこの時点で知らなかったんです・・・)
ミムさんがいないことに安堵するも、全部を確認できるわけでもないので少し不安。この不安と、これまでの疲れのせいでどんどん気持ちに余裕がなくなってきます。
19時20分になってもジョンは来ません。もう一度電話したら、「渋滞。アクシデント。さらに10分、いや15分遅れます。」とのこと。「もう来なくていい!!自分でトゥクトゥク拾ってホテルに帰るから!!」と言いそうになりました。でも言いませんでした。なぜならジョンはそんなこと英語で伝えても理解できない。自力で帰るのはたやすいですが、ジョンがわからずに空港内を探し回るのはやっぱり気の毒。
19時40分。まだ来ません。再び電話。「あと10分遅れます。」我慢。我慢。我慢。数分したら、今度はジョンからかかってきました。「あと5(ぷちっ)」安田は最後まできかずに電話を切りました。キレそう。でも待ちました。そして50分ごろ再び電話。「エアポートついた。どこにいる?」・・・ジョン、空港のときはいつもここで待ち合わせしようって前から伝えているのに・・・「前会った場所と同じ。シムカード売り場の前。」これも通じないんです。双方、ウロウロ探し回ってようやく合流。もう20時前でした。1時間ここで時間をつぶしたことになります。はやく帰って洗濯してブログ書いたりしたいのに・・・余裕のない自分、ジョンに出会うや早々に「はやくホテルに行ってくれ!」と尖った声で言ってました。ジョンは小さな声で「Sorry」と言いました。怒っているのは伝わったみたいです。
安田嫌な奴です。英語あまり通じないのわかっているくせに。それを前提にジョンとつるんでいるのに。今回の旅はジョンとのことであまりうまくいって無いのが蓄積しているんでしょうね。
で、ジョンの車を見てびっくり。後ろのナンバーがありません。そして左のサイドミラーが壊れて垂れ下がっています。なんだ、「渋滞。アクシデント。」って自分のことかいな!!!どうもバイクと接触してミラーが壊れたよう。なぜかはわかりませんが、車のナンバーが没収され、取り返すのに100ドル払う必要があるとのこと。没収された先は警察か何かなんでしょうけど。相手の人はどうなったか聞いていません。
こんなときすぐ後悔しちゃいます。迎えにきてくれる途中、事故にあい、車が壊れ、ナンバー取り返すのに100ドル。安田は空港で怒ってる。あせって電話をかけても途中で切られる。ジョン、さんざんやったね。ごめんなさい。怪我なくて良かったね。

ホテルに到着後、缶ビール2本だけ買ってホテルに入りました。そこからこのブログを書いています。昨日に引き続いて今日の分もようやく終わりそう。

安田がブチ切れないように終始ラインで茶化してくれたQちゃん。ありがとう。確かにそう。「裸で肩組んで歌を一緒に歌った仲」ですから。ジョンと出会えたのもカンボジアが好きになった大きな理由の一つ。
やっぱり仲直りしないとね。明後日夜のお別れまでに仲直りがんばります。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

[訪問記2019-11]2019/12/16 静かや・・・

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。12月16日。もう明日で旅が終わりますね。最後の2日間、しっかりカンボジアを楽しみます!!

まずはランニング!

今日と明日相当気合入れなければやばい!100キロいかない!!というわけで5時起きスタートラン。夜が明けて暑くなるまでに距離を稼がなくてはなりません。

こちら日本の協力で架けられた友好橋からの眺め。メコンの朝です。

そして走ること、3時間弱。ハーフマラソンにあたる21キロ越えでがんばってみました。

7日 8.03
8日 4.01
9日 10.03
10日 8.02
11日 5.84
12日 0.00
13日 6.30
14日 9.63
15日 10.17
16日  21.49
17日  
18日  
83.52

合計で83.5キロ。明日、16.5キロ走れば100キロ!!!なんとかゴールが見えてきました。

展示会覗いてきました~

ランニングを終え、シャワーをあびてサッパリしたらお出かけです。今日の1つ目のプランは「第14回カンボジア輸出入一州一品展示会 」を見に行くことです。JETROさんが出展者募集されているのを見つけてからずっと気になっていました。

こちらが会場。地図で検索してみましたら3キロぐらいでしたのでチャリンコ安田号ですぐでした。

中身はこんな感じ。時間が早かったのかあまり人出はありません。中身はカンボジアの州ごとの物産が並べられているコーナー、企業の展示ブース、海外企業の展示ブースといった感じ。中国エリアが一番広くブースの数も多かったですね。

その場で買うことも可能です。食べ物を試食したりブラブラしていました。自転車プロジェクトで訪問したカンポット州、プレアヴィヘア州の物産コーナーもありましたが、コンポンチュナン州はありませんでした。あまり特徴的な物産ないのかなぁ。

気になるブースをいくつか寄って説明員の方と話して名刺をもらう。この繰り返しです。飲食料品を買っても持って帰ることができないので、ここでは情報収集だけです。

日本企業のコーナーがありました。マルコメ味噌さんのブースでは味噌汁の試飲会をやっていて、懐かしい味噌汁の香りに吸い寄せられ、試飲させていただきました。めっちゃおいしい!!!日本が恋しくなってきますよね。他にも日本酒のブースがありましたが、これは試飲してしまうと酔っぱらってしまうのでがまん。

セントラルマーケットへGO!!

展示会をあとにしたら次はセントラルマーケット。目的は2つ。1つは返礼品に使うコーヒー豆の購入。それともう1つはミムさんのためにハンモックを探すこと。ミムさん、自転車プロジェクトでの訪問の際に寄ったところでハンモックがあって気に入った様子なんです。でも昨日はバタバタで買えず。だから安田が買い物代行を買って出たのでした。

それにしても暑い・・・と思っていたらココナッツジュースを発見。果汁とココナッツの実を入れて氷で冷やしてあります。これで1ドル。冷たくておいしい!!!ハンモックぶらぶらさがしても見つからないのでココナッツジュースのあと、写真の後ろに見えるお店に行ってみました。

指差し会話帳の索引を見てみると「ハンモック(オンルン)」とあります。「クニョム チョン テニュ オンルン」って言ったら通じちゃいました。もうカンボジアで生きていけるかも・・・クニョム(私)チョン(したい)テニュ(買う)オンルン(ハンモック)です。で、お店の人は、英語で「ここには無いの。こっちきて。」と案内されちゃいました。奥のお店にありました。ハンモック。色バリエーションを確認して2つ購入。1個8ドル。これ安いのかぁ。高いのかなぁ。わかりませんけど、2個で15ドルにおまけしてくれたので良しとします。

次はコーヒー豆屋さんです。セントラルマーケットの近くにあるいつものお店です。

ちょっと字が薄いですが、モンドルキリのアラビカとロブスタって書いてあります。値段を確認したら去年と同じ。

「それでは5キロずつ下さい」

必ず店員さんはここで驚く。そんなに買うの?って顔で。

ここは基本パッケージは500g。だから20個。どんどん封入してくれます。3人がかりで大忙し。その間、安田はお店の中をプラプラ。

こちらには生豆があります。お店で焙煎してるって話で焙煎気もあるんですけど、焙煎しているところを見たことがありません。プノンペンの締め切られた部屋で焙煎・・・何度になるんでしょうねぇ。想像しただけで汗がどっと噴き出してきます。

ビニール袋に入れようとしたので、「バックパックに入れるからいいよ」とお断りして、またお店の人はポカーンと。たぶん「あなた車じゃないの?歩いて?あぁそのチャリンコか」といった感じです。最後はにこやかにバイバーイしてお店を後にしました。

ダラダラ・・・

カンボジアに来て11日目。なんか初めて「やることが無い」状態になったような気がします。昼寝しようかと思ったのですが、よくよく考えてみると朝ごはんも食べてないのでお昼食べに、あと明日の最後のランに備えてマッサージ行くことにしました。

行ったお店はQちゃんやミムさんと来た定番のお店。クメールカレーを頼みました。Qちゃん辛いのあかんので遠慮してたやつ。やっと食べれる!!

もぐもぐ・・・

もぐもぐ・・・

静かや・・・

喋り相手のいない食事は、これまでがにぎやかだったのでちょっと寂しいような。カレーはとってもおいしかったです。

そしてまたまたクメールマッサージ来ました。最後だろうからチャレンジしちゃおうかな・・・ずっと気になっていたんですよね。オイルマッサージ。いままでやったことないんですよね。どんなんかな・・・思い切って試してみることにしました。オイルマッサージ1時間10ドルコース。

部屋に通されると「全部脱いでください。下着も。」って。そっか。やっぱりそうだよね。小さな個室(といっても仕切りはカーテン)で素っ裸。ベッドに横たわるにも仰向けかうつ伏せかわからない・・・どうしようかと思っていたら施術してくれる人が入ってきました。「あっジョニーやん」顔を覚えていたのでつい声をかけちゃいました。ベッドのそばで素っ裸で立っているままで・・・「OK!サー。まずはうつ伏せで横たわってね。」と即されてようやくベッドへ。早速マッサージ開始なんですが、タオルかけてくれたりしないんですね。ずっとお尻丸見えのままオイルマッサージ。これはなかなか新しい体験やねぇ。お尻丸出しのまま「ジョニー元気やった?」って聞くと「ジョニーじゃないよ。ジニだよ。」だって。やっぱりジニやん。先日のやりとり何やったんやろ。去年は歌ってくれた「涙そうそう」。歌詞忘れてしまったようで途中で止まっちゃう。まぁいいんですけど。
オイルマッサージはでも究極に気持ちよくってすぐ寝落ち。マッサージ経験者ならわかると思うんですけど、うつ伏せで寝ても息がつまらないように穴が開いていますよね。寝落ちしてずっとよだれ垂れ流している状態。なんだか汚い話ばかりですみません。
ジニには「来年またくるよ!」って伝えましたけど、たぶん明日100キロ達成記念でもっかい行くんです。

ジョンと晩御飯

ランニングから帰ってきたらジョンがホテルの前にいました。昨日話していました車のナンバープレートはどうも没収じゃなくて盗まれたのだそうで。木曜日ぐらいに新しいナンバープレートをもらえるそうです。あとで見せてもらったのですが、車のナンバーが記載されたIDカードのようなものを持っています。持ち主を特定するためなんでしょうけど、日本ではありませんよね。
話がそれました。そのジョンと一緒にいたのがチャイヤ。やっと会えた。そしてサーもいます。やっと会えたパート2.きみら早く登場しないと明日帰国やんか!!もうエンディングロール流れそうなタイミングやで!!!

まぁとにかく飲みに行こうと19時に約束してでかけました。でもチャイヤいません。サーは参加してくれました。安田の隣です。サーとは去年いっぱい遊んだんです。その様子はこちら。

12日目(12月17日):RUPPでの講義の後はお別れ会・・・

そして、ジョンの実家に飲みにいったときに鶏を絞めてごちそうしてくれました。その様子はこちらです。

訪問報告(9)カンボジア訪問記続編:命をいただくこと

まぁとにかくジョンとサーとさらにジョンの親戚でトゥクトゥクドライバーをしている方と飲みました。

まぁ飲みました。結構飲みました。たくさん飲みました。

ほつれてしまったジョンとの仲を修復するのはやっぱり飲むしかないんです。

サーがとっても明るいのが救われました。飲んでいるうちに「まぁいっか。色々あったけどノープロブレム!!」で流しちゃうことにしました。

ジョンとサーが、来年こそは彼らの故郷スヴェイリンで一泊しようと誘ってくれました。前にいったの3年前ですもんね。このブログをご覧の皆さん、来年はカンボジア、しかも農村エリアの1日ホームステイが実現しそうですよ!!

ほんとはもっと飲みたかったのですが、明日もあるし、マラソン100キロのためには二日酔いになっちゃいけないし。というわけで、明日空港まで送ってもらう時間を確認しつつ、その前にご飯一緒に食べられたらいいなと思っています。

お会計を済ませてお店を出て、ホテルに戻ってきました。

RSⅡGuesthouseで泊るのは今日が最後。飛行機の出発は17日(水)0時30分。

あと丸一日。寂しいですね。自転車プロジェクトはとっても大成功だったんです。だから問題は何も無いんですけど、終わってしまうのが寂しい。

ある本で読みました。

「まだ旅の行程がたくさん残っていることを確かめて安心する。」

いつも同じですが、この繰り返し。プノンペンに着いたときはワクワクしつつうまくいくだろうかという気持ちが共存。

鉄道旅やQちゃん、ミムさんの参加。166台の自転車と4か所の自転車クラブ、13か所のパーツ補給。マブさんやヴィーリャックさんのがんばり。インターンの柚紀ちゃんのがんばり。打ち上げでのチャンディさんの楽しそうな笑顔。

そう笑顔です。僕たちは終始笑っていました。子どもたちが笑顔になれるのがうれしくって笑っていました。

「誰かの幸せのために自分を犠牲にする。」

そうじゃありません。

「誰かが幸せになるから自分もうれしい。」

そう。うれしいから。楽しいから。それだけが動機。

この10日あまりがカンボジア自転車プロジェクトの集大成。でも昨年のプロジェクトが終了した日からずっと、ほんまにこの1年ようがんばりました。この12月の旅のために。

その旅が終わろうとしています。すんごく寂しい。「まだ旅の行程がたくさん残っている」と思いたい。でもどんなに指折り数えても、もう両手の指で十分足りる。

明日もせいいっぱいカンボジアを楽しみます!!

[訪問記2019-12]2019/12/17 カンボジア最後の1日

みなさん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。カンボジア最後の1日です。今日のブログの扉写真、ぜったい子どもたちの笑顔の写真にしようと選んでいました。素敵でしょ。写真、撮ってもらったので3,200枚もありました。子どもたちの笑顔、笑顔、笑顔の写真。1枚1枚見てたら涙がポロポロ止まりません。1枚なんて選べない。もうちょっと見てほしいのでお付き合いください。

最後は先生の笑顔と新しい命の写真。

本当にこの活動続けてきて良かった。毎年毎年大変なことも多いけど、忙しくてくじけそうなときもあるけど、しんどいとき何でこんなことやってるんやろって思うときもあるけど。やっぱりやってきて良かった。こんな素敵な笑顔笑顔笑顔に囲まれて本当に幸せです。

今回ご支援いただきました124名の皆さん、本当にありがとうございます。そしてご支援いただきました皆さんの企業で活躍するスタッフの皆さん、そしてその皆さんを支えているご家族の皆さん。皆さんの力が集まって、企業に支援する力を与え、このプロジェクトを通してカンボジアの子どもたちに自転車や修理道具、交換部品が届き、たくさんの子どもたちを笑顔にすることができました。

なんか胸が熱くって締めの言葉みたいになっちゃいましたけど、そろそろ今日のブログ書きます。

ところで100キロどうなった!?

今日も5時に起きて走ってきました。16キロ余り。

メコンの夜明けは本当にきれい。もう来年まで見れないんです。目に焼き付けておきました。

7日 8.03
8日 4.01
9日 10.03
10日 8.02
11日 5.84
12日 0.00
13日 6.30
14日 9.63
15日 10.17
16日  21.49
17日  16.66
18日  
100.18

で、結果はギリギリですが100キロ超えられました。実は12日空いた時点で、もう難しいかなぁと半ば諦めていたんです。朝の出発前に早起きして走って、あちこちで活動して夜ブログ書いて少し寝ての繰り返し・・・でも、13日の夜にある出来事が起こりました。Qちゃんと大喧嘩。目標やそこに向けてのガンバリやプロセスの話。で、安田は決めたんです。絶対に達成しようと。(ちなみに安田は目標達成にはそんなにこだわらないタイプの人間です(^^;) そのおかげで次の14日から走行距離伸びてるでしょ。でも15日が終わった時点で、まだ37キロもある。無理やろ・・・でも達成するって言っちゃったし。それでできなくて「口だけな奴」と思われるのも悲しいし。
そして今日、無事に達成できたんです。Qちゃんも喜んでくれました。

うれしすぎて走った軌跡を全部つないで1つの動画にしちゃいました。BGMも付けて。ちなみにBGMは安田が大好きなカンボジアの歌「バッタンバンの花」です。色々な歌い手さんが歌っていますのでそのバリエーションもお楽しみください。是非、動画は見なくてもいいですから曲だけでも聞いてください(^.^)

まったりと過ごす

ランニングを終えて洗濯してボチボチお昼でも食べに行くかと思ったところ、15時からの予定だった最後の自転車引き渡しを早められることなりました。というわけで、EDFカンボジアまでチャリンコでゴー。この安田号2019とももうすぐお別れです。

「チャリンコ引き渡しって?また子供たちのところに行くの?」

ちゃいますちゃいます。今回は自転車旅をしなかったのでプノンペンで買った自転車はまだプノンペンにあります。いつもなら支援地で子どもにあげちゃうのですが・・・今回はプノンペンで自転車を必要としている彼女。そう柚紀ちゃんにあげることにしたんです。

今年の自転車は166台だったのですが、予備で持参したプレートNo167を付けて贈呈式。柚紀ちゃん、このチャリンコは今日から「柚紀167号」って呼んでくださいね。
同じように写真撮りました!ちなみに彼女はEDFに3月までインターンの予定。その後の自転車の行く先は彼女に任せてあります。きっといい後継者を探してくれるでしょう。
日本で自転車を乗るのとはわけが違って危険もあるし注意点もいっぱい。「右見て左見て右見て左ぐらいがちょうどいい」とか色々伝えていたら「自分はカンポットまで自転車旅してらっしゃるのに、心配しすぎです」って。カンポットまでのローカル国道を走るのとはわけが違う!!本当に気を付けて怪我しないようにと念押しときました。まぁ柚紀167号ががんばってくれるでしょう。

EDFカンボジアでは他にもいくつか用事がありました。返礼品用のクロマーをチャンディさんの奥さんに頼んでいたのでそれを受け取ったり。ちょっとEDFカンボジアで業務上発生している問題について柚紀ちゃんに解決策やら何やら話したり。他にも何やらかんやら。

最後にチャンディさん、マブさん、ヴィーリャックさん、柚紀ちゃんにお別れ言えました。

「また来年の12月にお会いしましょう!!」

頭の中では「さよならは別れの言葉じゃなくて~再び会うまでの遠い約束~♪」が流れていました。ちなみに薬師丸ひろ子バージョンの方です。

最後の儀式もやっておきましょう!!

安田号がなくなったのでトゥクトゥクでホテルまで戻ってきました。ホテル戻ってここまでのブログ書こうかなぁと考えるも「あっ!アレまだやってないやん!!」と思い出しました。

メコン川でかんぱーい!!!!せっかくなのでちょっといつもよりいいビールにしました。っていっても0.7ドルですが。よく冷えて美味しかった!!写真撮ったあとベンチに座ってまったり。背負ってたリュックをベンチに置いていたら怪しい人が・・・安田が酔っ払ってリュックに注意がいかなくなるのを狙っていたのでしょうか。急いで両肩にかけたら去っていきました。怖いね。油断しちゃいけません。

ホテルにて

そしてホテルに戻ったら3時。ここまでのお話をゆっくりブログに書いていました。現在17時。ボチボチ荷物まとめましょうかね・・・30分ほどで済んじゃいました。

あっというま。名残惜しい。でも早く帰って家族の顔が見たい。いろいろ複雑な気持ちが交錯しながら時間だけはきちんと進んでいきます。することが無いのでちょっとプラプラすることにしました。

「プラプラしてへんやんけ!!」という声が聞こえてきそうです。ちゃんとビールの前に大切な用事を済ませてきましたよ。マッサージ店の友だちJINIのところへ行ってきました。マッサージを受けている時間はありませんので、「JINI。今日日本に帰るよ。来年の12月、また会おう!!」と伝えてきました。それからのビールです。

プラプラするためにホテルを出たとき、ジョンがいたので空港に着きたいのは9時。7時に集合してビール飲みに行こう。そのあと空港まで連れてってってお願いしました。

最後の最後に「ちゅるもーい!!(乾杯!!)」。今年はジョンに色々と振り回されました。でもちょっと考えたんです。トゥクトゥクドライバーの一人としてなら、今後関わらなければいい。ずっと友達だと思ってたけど、今回初めて喧嘩(とまではいかないかな?)できたと思っています。それでもお互い気にかけながら、離れた距離を少しずつ詰めていく。これが本当の友だちなんじゃないか。そう思うと、来年来た時に「ジョン、お前去年は約束破りまくるやったけど、今年は頼むで!!」と笑いあえる気がしたんです。

やっぱり英語はあまり通じないけど、ジョン楽しそう。ビデオ通話で義理の娘さんと電話していました。ジョンファミリー。みんな幸せがいい。奥さん、元気だって言ってるけど病気で臥せているの知っています。はやく元気になってね。実家のスヴェイリンに行って元気な奥さんに迎えてもらうのを楽しみにしています。

ジョンが付けている指輪を借りました。プラスチックの安物だけど。青緑がきれいな指輪。自分の指にはめて、ジョンにかざして、ジョンファミリーがずっと幸せでいられますようにと願いを込めました。日本語だからジョンは何を言っているかわからないだろうけど。

最後は空港まで送ってもらっていつも通り最後の記念撮影。ジョン、またね。来年の12月に会おう!元気でね!!

というのが今日の21時頃のお話。今は空港の出発ロビーでチェックインが始まるの待っています。

ちょっと早いけど、今日のブログはここまでとします。このあときっとチェックインして出国審査してスタバでコーヒーのんで離陸です。その様子は明日また書きます!

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。明日はお昼に関空につきます。「関空についたよ!」のFacebook投稿には皆さん、「いいね!」を付けてやってください。それが元気の源になり、また次の1年の自転車プロジェクトをがんばる力となり、そして一人一人の子どもたちの笑顔につながると思って。宜しくお願いいたします。

[訪問記2019-13]2019/12/18 これにて完結

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今このブログは日本で仕事をしながら書いています。そう、帰ってきました。カンボジア旅をゆっくり振り返る間もなく仕事どっぷりで動き出しました。短めですが、最後の1日をお送りいたします。

空港にて

昨日はジョンとお別れするところまで書きました。ブログ書いた後、空港でチェックイン。でも時間がまだまだある・・・眠たい・・・荷物の上に腰を下ろしてウツラウツラ・・・

そしてチェックイン。出国審査を受けて無事出発ロビーへ・・・眠たい・・・コーヒー飲もう。スタバ行こう・・・眠たい・・・何かしないと寝てしまう・・・寝過ごしたらどうしよう・・・で思いついたんです。「そうだ!自転車の絵を描こう」って。

描いて・・・眠たい・・・もう一台・・・描いて・・・描いて・・・描くとこなくなってきた・・・端っこにもたくさん・・・描いて・・・描いて。子どもたちが笑顔でチャリンコで学校行く姿思い浮かべながら・・・描いて、描いて。なんだか集団登校みたいになってきた。

そして搭乗の時間を無事迎えることができました。

飛行機の中

帰りも北京首都空港経由です。どちらも国際線。だから食事もでるしビールも飲める・・・なんですが、なんと、搭乗して座席に座ったらすぐ寝落ち。なんどか寝覚めましたけど、いつのまにか機内食の配布も終わってるし「もし食事が必要でしたらお声がけください」のメモを見て、また寝て・・・気が付けば北京。帰りはトランジット2時間と短めなので空港の中でウロウロしないで出発ロビーに座ってウツラウツラ・・・

乗り換えの搭乗を済ませたら、また寝ちゃいました。でもお腹空いてきた・・・というところでタイミングよく機内食。

窓からの陽射しが明るすぎてよく写っていませんが、おかゆ。それとアンパン。おかゆあったかくてほっこりしました。もうビールじゃないですね。カンボジア旅最後のビールはジョンと交わした乾杯ビールとなりました。

関空に到着

そして関西空港に到着。

戻ってきた最初の印象は「なんや、冷蔵庫の中みたいや!!寒い!!」でした(^^;

税関やらの手続きを済ませて、荷物も多いのでまたまた贅沢タクシーで帰っちゃいました。往復のタクシー代でチャリンコ1台いけるやんとか思いながら。

で、自宅に到着してピンポン鳴らしたら娘が飛び出してきました。まだ14時ぐらいだったのですが冬休み前の懇談会やらで短縮授業だったみたい。

安田:「ただいま!!ところで今日の給食なんやった?」

娘:「お帰り!!カレーやってん。人気あるからおかわりできんかった!」

日常のやりとりをして安田のカンボジア旅は終わったのでした。

最後に

カンボジア自転車プロジェクト2019に応援、ご協力、ご支援いただいたみなさん、本当にありがとうございました。これまでのブログに書いてきました通り、166台の自転車、4か所の自転車クラブ、13か所のパーツ補給を通して、本当にたくさんの子どもたちが笑顔になり、そして学校に通い続け、カンボジアの未来を明るく照らしていくでしょう。その明かりはメコン川を越え、海を越え、そしてまわりまわって日本にも届くと思います。子どもは私たちの宝。世界の宝。たまたま選んだカンボジアですが、一人でも多くの子どもが笑顔になってくれればとがんばって参りました。そして私をがんばらせてくれたのは皆さんの力です。

カンボジア自転車プロジェクト2019はまだ終わりません。これから返礼品の準備に入っていきます。きっと完了するのは年を超えた2020年1月か2月頃です。ご協力いただきました皆さん、返礼品を楽しみにお待ちください。
そして、届きましたら・・・ここからが大切なお願いです。同封されているカンボジア自転車プロジェクト2020のチラシを見ていただき、再びご支援をご検討いただければと思います。

これまで累計で自転車の台数は500台を超えました。まずは1,000台を超えることを目標にがんばります。そしてその次は多くのボランティア先輩方が「10年続けて一人前」と言われるように自転車プロジェクト10周年を迎えられるようがんばります。

ほんまの最後に

このカンボジア訪問記をずっと楽しみに読んでくださった方、ありがとうございました。「楽しみにしています!」っていう言葉にどんなにはげまされたことでしょうか。眠たい目こすりながら、寝落ちしながら、描き続けてよかったです。稚拙な文章で誤字脱字もいっぱい。そこをぜんぶひっくるめて大目に見てくだされば幸いです。