年末のうれしい贈り物(ダルニー奨学金の写真)

おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日は12月29日。2021年ももうすぐ終わりですね。

郵便ポストを確認しましたら民際センターさんから3通の封書が届いていました。中身を確認するとそれぞれ奨学生の写真が入っていました。上掲の写真がそれで、左からベトナム、ラオス、カンボジアの子どもたちです。

ベトナムとカンボジアの子は昨年まで支援していた子が中学校を卒業したので今年から新たな子の支援となりました。まんなかのラオスの子は今年2年生。しっかり勉強して卒業までがんばってほしいところです。

3人の子たちに共通しているのは親の仕事が小作農であること。また1人の子は両親が離婚して片親になっているようでした。これまで支援してきた子のほとんどは同様の状況です。そして貧困から脱出するため、将来収入の良い仕事につくため、一生懸命勉強をしています。奨学金がもらえたとしても、それこそコロナの影響で親が失業したりすると収入を得るために何かしないといけなくなり学校に通えなくなったりもします。そんないつ途切れてしまうかもしれないか細い道を彼ら彼女らは歩んでいるのです。そんな道が途切れないように奨学金でしっかりサポートしていきたいと思います。

「ダルニー奨学金ってなに?」

と、気になった方、こちらのホームページをご確認ください。

※自転車プロジェクト2021の進捗ですが、今まさにカンボジアで準備・実施されている最中です。写真や情報が届き次第こちらでも発信していきますので今しばらくお待ちください。

この投稿が2021年最後の投稿となりそうです。今年も本当にたくさんの方々からこのプロジェクトを支えていただきました。2022年が皆さんにとって素敵な1年になりますように心からお祈り申し上げます。

本年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

間もなく自転車プロジェクト2021がカンボジアにてスタートします!!

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。なんと・・・2カ月ぶりのブログ投稿となってしまいました。久しぶりになってしまったことをお詫びいたします。

「2カ月ものあいだ、何してたんだ!!!!」

という声が聞こえてきそうですが、ずっと自転車プロジェクトの現地実施のための準備をしておりました。もちろん安田のカンボジア渡航は叶わないので、必要な物資だけを国際便で送り、昨日現地に到着したという知らせを受けました。今日のブログはその2カ月間の歩みについてお知らせしたいと思います。

まずは自転車プレートの台紙の準備から・・・。

こちらがそのプレートです。名前などが入っていない台紙をいつもご協力いただいている株式会社リノさんに印刷をお願いしております。台紙が届きましたら、まずは裏面の注意書きの印刷。これは事務所のプリンターで印刷しております。
裏に書いてある文言ですが、以下の通りです。

  1. このプレートを自転車カゴに取り付けてください
  2. プレートを取り付けたらあなたの写真を撮ります
  3. プレートに書いてあるのは、この自転車をプレゼントしてくれた人や会社の名前です
  4. このプレートを取ったり失くさないようにしてください

次は表面。この写真のように印刷していきます。原稿をパソコンで作成して位置決めをしっかりして台紙に印刷していきます。印刷よりも原稿作成が結構大変だったりします。お申込みいただきましたFAXやメール、そしてReadyforでのクラウドファンディングでのお申込みデータなどをコピペして1枚1枚作成していきます。自転車の台数は324台。予備を含めて330枚作成しました。

次はラミネートです。1枚ずつ・・・ときどき失敗してしまい、台紙作成からやり直しなんてことも・・・(^^;

ラミネートが終わったら四隅の穴あけです。これは冒頭にも登場した写真ですが、すみっこに穴が開いているのがお分かりいただけるかと。ここに針金を通して自転車カゴに固定するわけです。

そしてプレートの仕上げがハトメの取り付け作業です。穴を開けただけですと強度に問題があり、また隙間から雨が入ってしまうこともあります。そのため、ハトメで補強するわけです。330枚の4隅。そう・・・1320箇所となります。だんだん手の握力がなくなっていくので休み休み・・・

果てしないハトメ作業なので、娘がカラオケを歌いまくる間に作業していたり・・・

ハトメが終わったらパッケージに・・・と、その前にもう1つ作業が。写真撮るの忘れていました。プレートと結びつける針金の準備です。こちらもハトメと同数の1320本。長さを測ってニッパーでパチパチ。そのままだとバラけてしまったり、袋を突き破ってしまうので、4本ずつまとめてキッチンペーパーで包みます。それと写真に写っている軍手、自転車プレートをセットにビニール袋でパッケージにします。袋にはマジックで番号を大きく記載。ちなみにこの軍手はいつも協力してくれている泉州作手紡績さんからのものです!(^^)!

そしてパッケージがどんどんできあがるにつれ事務所内は段ボール箱であふれかえります・・・足の踏み場もないぐらい。

ちょうどそのころ、EDF-Cambodiaのチャンディさんから自転車を受け取る生徒さんたちのリストが送られてきました。学校別に人数も明記されていたので学校ごとにひとまとめにします。学校名と入り数、開始番号と終わりの番号を記したシールを貼って間違わないように。安田がいちばん恐れているのはプレートの紛失。だからできる限りの対策を打っておきます。

さっきまでの工程で自転車プレートは終わりなのですが、次は自転車クラブに取り付ける看板です。風雨に耐えるために頑丈なもの。こちらは看板製作のプロで、いつも自転車プロジェクトを応援してくださっているメイク広告株式会社さんによるもの。相談したところ軽量アルミ合板製のものを提案してくださいました。今年は自転車クラブの新設が8箇所。パーツの補給が22箇所。だからプレートは30枚。自転車プレートと違ってやり直しがきかないので原稿作成とチェックはとってもドキドキします。

そしてこれができあがり。発送予定日にも間に合って本当に良かったです。

そしていよいよ発送。梱包した箱の写真も撮るの忘れました(^^; 昨年使ったEMS便がカンボジア宛の受付を中止しているのでどうしようか悩んでいたのですが、クロネコさんがUPS経由でカンボジアに荷物送れることがわかり、集荷もしてくれるし料金もお手頃だったのでお願いいたしました。荷物は3個口。

11月29日に発送。到着は12月9日(昨日)です。ちなみに詳細画面もあって・・・

こんな感じでした。日本→中国→シンガポール→カンボジアというルートでした。とにかく無事到着してよかったです。

今月後半からはいよいよ現地でプロジェクトが始まります。その様子は随時お知らせしてまいりますので皆さんどうぞお楽しみに!!(*^-^*)