地元の高校にてカンボジア自転車プロジェクトの話をしてきました(^.^)

みなさん、こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

先日ありましたうれしい出来事についてご報告します。それは地元の大阪府立岸和田高校にてカンボジアのお話をしてきたことなんです。

まずはそのような機会をいただくことになったきっかけから。

安田が所属して活動している中小企業家同友会。そのなかの先輩のお一人が、「岸和田高校でカンボジアの話を聞きたがっている学生さんがいる。安田君、協力してみない?」とおっしゃいます。なんでも、その先輩はKCP(岸和田シティプロモーション推進協議会:https://kishiwada-kcp.jp/ )でも活動されており、KCPが岸和田高校の課題研究に協力しているとのこと。協力依頼があった25個の研究テーマの1つがカンボジアに関することだったのです。即答で「是非!!」とお願いいたしました。

テーマは簡潔にいいますと、「学校建設などの国際支援においてカンボジアが特に多いのはなぜだろう?」というようなものでした。

はて・・・

考えたこともなかったな・・・

でも確かにカンボジア・・・多いよね。

このような機会をいただき、そして今まで考えてもいなかった疑問点をいただき、安田自身も立ち止まって考えることになりました。

以降は安田の意見(仮説)であって、他にも様々な意見や考えがあろうかと思いますが、どうかご理解のうえ、読み進めてください。

まずは地理的な問題から。単純に日本から近い途上国。「近い」というのは「なじみ深い」ということ。東南アジアの国々を思いつくままにあげてみると、タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア、フィリピン・・・インドネシア、マレーシア、シンガポールも入るのかな??というのがだいたいの感覚だと思います。

そして途上国かどうか。上記のなかで途上国イメージが強いのはどこでしょうか?ASEAN諸国で一人あたりのGDPが低い順にランキングしてみますと・・・

ミャンマー(1,408ドル)
カンボジア(1,643ドル)
ラオス(2,535ドル)
ベトナム(2,715ドル)
フィリピン(3,485ドル)
インドネシア(4,136ドル)
タイ(7,808ドル)
マレーシア(11,415ドル)
シンガポール(65,233ドル)
日本(40,247ドル)
出典はこちら

な、わけです。ミャンマー、カンボジア、ラオス。メコン川流域5か国のうちタイ、ベトナムを除くこれら3か国のGDPが低い(イコール「途上国」といっていいのかどうかはわかりません)

では、それら3か国だったとしてもなぜカンボジア?

そこにはやはり歴史がからんでくるでしょう。冒頭の写真。スライドで写っているのは安田手書きの「カンボジアの歴史」。タイ、ベトナムの両大国に挟まれ、ベトナム戦争時代から東西冷戦にも巻き込まれ、極端な共産主義による大虐殺が起こり、そのあとの内戦でところかまわず地雷が埋められ、ろくに農業もできず飢餓が起こり、人身売買(子供、とくに女の子)が起こり、性産業、エイズ、HIVも問題となっています。こんなに悲惨で問題だらけの国は少なくとも日本から地理的に近いエリアで無いのではないでしょうか。だからカンボジアなんだと安田は思っています。もちろんアンコールワットなどの世界遺産による知名度の高さもあるでしょうけど。

というような準備をして当日を迎えました。

「あくまで安田の考えだから、それが正解かわからないけど・・・」という前提で90分ほど話してきました。もちろん、自転車プロジェクトのことも。

話の中ではカンボジアの教育制度などいろいろ質問してくれました。知っている限りのことを色々伝え、資料としてスライドデータをPDFで提供いたしました。いまどきの高校生は筆箱のなかにUSBメモリーが入ってるんですね・・・

なんでも年が明けたら研究成果を発表する機会があるのだとか。なんとか日程をやりくりして参加したいと思っています。

そういえば、話をしにいったあと、話を聞いてくれた生徒さんから感想のメールをいただきました。

「先日は貴重なお話をありがとうございました。
私たちの疑問を一つ一つ丁寧に説明してくださり、とても勉強になりました。
特に歴史の流れの部分や今の実情のお話は、自分たちで調べてもわからないことが多かったので、お会いできて本当に良かったです。
この経験を活かして課題研究をよりいっそう進めていきたいと思います。」

こちらこそ、カンボジアに興味を持ってくれて本当にありがとう!!って感じです(^.^)

 

自転車プレート等の支援アイテムを発送しました!!

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。先ほど、郵便局に行ってEMSでカンボジアへの支援アイテムを発送してまいりました!

2つの段ボール箱、それぞれ18キロと20キロ。トータルで38キロという大荷物。発送にいたるまでの様子をお伝えいたします(^.^)

自転車プレート

いつも株式会社リノの新家さんにお願いしている自転車プレート用の用紙。2020年分のものに自転車をプレゼントしてくださった方々の名前などを差し込み印刷。今年は台数が多かったため、募集を締め切る前の9月ごろから準備を始めました。

今回は一つ工夫をしたのです。それはプレートの裏型の注意書き。「自転車をもらったら、このプレートをカゴに取り付けてください。」「取り付けが終わったら写真を撮ってもらってください。」「このプレートにはプレゼントしてくれた人の名前などが記載されています。」「外さないよう、または無くさないよう大事にしてください。」と書いてあります。

自転車プレートは合計225枚(予備含む)。それらをすべてラミネートして、四隅に穴をあけ、ハトメで穴を補強します。穴の数は合計900個。右手の握力が強化されたような気がします(^^; こちらの写真は娘がカラオケ行きたいというので、娘の歌をBGMにハトメの内職をしているところです。

プレートが完成しましたら、軍手(泉州作手紡績の出口さん寄贈(^.^))、取付用のワイヤー、安田の名刺、そして後述の自転車マニュアルをセットにして1つ1つ包装。これも当日の配布の混乱を避けるためです。

そして先日、チャンディさんから自転車をプレゼントされる生徒さんの情報が届きました。州名、学校名、それぞれの人数の一覧表をもとにパッケージしていきます。

こんなかんじ。これをセレモニーのときに来てくださっている学校ごとの先生にお渡しして配ってもらうわけです。

その学校ごとのパッケージを州ごと(今回は4つの州)に箱に分けて、「〇〇州」と明記しておきました。

自転車整備マニュアル

今年はマニュアルも改善。いつも事務所のインクジェットプリンターでひたすら印刷していたのですが、冊数も多くなったのでこれまた株式会社リノの新家さんに印刷をお願いしました。中綴じできるようにページ数を調整して、印刷をお願いしまして出来上がったのがこちらです。

紙質も上質になり、そして何より写真がきれい(^.^)。いままで長い時間かけて印刷していたのでとっても助かりました。

自転車クラブ用プレート

そしてこちらは自転車クラブ用のプレートです。新設が5か所。補給が17か所。計22か所のプレート。こちらは軽量アルミ製でいつも看板屋さんのメイク広告さんにお願いしています。データ入稿が一番緊張します(^^; 担当の方からデータ確認のメールが届き、間違いがないかにらめっこ。

そしてできあがってきたのがこちらです。並べると壮観(^.^)

梱包作業

そして、昨日はずっと事務所で梱包作業をしていました。あらかじめ郵便局でEMSのことを教えてもらいました。箱のサイズは合計で300cm以内。重さは1個30キロまで。

こんな感じで縦横高さの計が300㎝以内ならかなり大きい箱でいけるなぁと思っていたのです。そこで軍手を提供してくれました出口さんに1つ大型の箱を分けてもらってそこに梱包していたのです。

梱包完了し測ってみると・・・大幅に30キロを超えている・・・というわけで、30キロに収めるためにいくつかのアイテムを別の箱に入れて完了。いざ郵便局に!!

・・・「この箱大きすぎて遅れません」と言われてしまいました。

「なんで・・・」

「EMSはゆうぱっくと違って箱のサイズの測り方が違うんです・・・」

 

なんでも縦横高さの合計ではなく、「横周」+長さなんだとか・・・横周というのはぐるり一周だから全然違ったわけです。

ビニールラップをはがし、箱からすべてのものを出して梱包しなおし。近くのホームセンターでちょうどよい箱を2つ買ってきて再度梱包です。そしてできあがったのが冒頭の写真。すでに17時を過ぎていたので翌日の今日発送となったわけです(^^;

チャンディさんに発送のことと追跡番号を知らせて発送作業は完了。

あとは、到着までの数日のあいだにプロジェクトを進めるために必要な資料を作成してチャンディさんにメールで送る予定です(^.^)