訪問報告(1):カンボジア入国2日前

こんにちは。安田です。いよいよ自転車プロジェクトの締めくくりです。自転車をプレゼントするためにカンボジアを訪問いたします。

と、言いましても今日はその前に立ち寄ったバンコクの話です。自転車プロジェクトにも協力してもらった友がバンコクにいます。折角なのでカンボジア訪問前に立ち寄ってきました。というわけでバンコクまでの旅を簡単にレポートします。

img_20161216_072607今回は中華航空を利用しました。関西空港を出発して台北の桃園国際空港を経由してバンコクに入ります。チェックインカウンターにて預ける荷物を測ってもらったら30.6kg。ちなみに手荷物の上限は30kg。それを超えると追加料金がかかります。中に何が入ってるかちょっとお話しさせていただいて・・・無事追加料金なしでパスできました(^^)

そのあと、両替。カンボジアではドルが有効なのでドルに交換。池田泉州銀行の窓口では優待レートが設定されており、

「クーポンなどお持ちですか?」と聞かれ

「特にありません・・・」

「飛行機のご予約は?」

「DeNAトラベルで・・・・」

「それでは優待レートにしておきます」という恩赦に近いご対応いただいて無事優待レートにて交換することができました。先ほどの荷物のことといい「ちょっとついてるかも・・・」・・・・いやいや「みんなが応援してくれてるんや!!」と思い直してとにかくいい感じでスタートです(^^)

img_20161217_004040免税店ではどうしても買いたかった日本のウィスキーを購入。それはカンボジアのダルニー奨学金事務局で昨年も今回もとってもお世話になっている方にプレゼントするためです。以前、ボランティアのことばかりじゃなく趣味とか休日の過ごし方の話をしているときに「ウィスキーを飲みながら・・・」という話があったので次に会うときには必ずプレゼントしようと思っていたのでした。

img_20161216_083156こちらは中華航空。実は乗るの初めてです。内装は決して新しくはありませんが、まずまずこぎれいで快適にすごすことができました。機内では自転車プレゼントの際に話す予定のスピーチの原稿を考えていました。時間が経つのも忘れふと外をみるときれいな雲海。img_20161216_102954この雲海を見ていると世界に国境なんてなくて、お日様の下、みんな幸せになれたらいいなぁなんてロマンチックなこと考えたりしていました。
着陸間際。せっかくだから台北の街並みを動画に収めようと思い立ち、撮ってみました。興味がありましたらご覧ください!

そしてimg_20161216_134528無事桃園国際空港に到着し1時間の待ち時間を経てバンコクのスワンナプーム国際空港へ。こちらの飛行機はジャンボでした。日本国内では見る事がなくなった機体だけにちょっと懐かしい感じでした。

こちらも同じくバンコク着陸の様子を動画に収めましたのでどうぞ。ずっと小さな子供が泣いていました。気圧変化で耳が痛かったんでしょうね(^^;

img_20161216_190019スワンナプーム空港に到着しましたら入国審査がものすごい大行列。1時間ぐらい列に並びましたでしょうか・・・観光の人がたくさん来ていました。東南アジアで最大規模の空港ということもあり何もかもが大規模。そして様々な国籍の人がひしめいていてすごく活気を感じます。また東南アジア特有の香辛料の香りをかいで「あぁ東南アジア!!」とワクワクするとともにお腹がとっても空いてきたのでした(^^;

img_20161217_005741そんな行列のせいで、なかなか出てこないと心配してくれていた友と無事合流。SIMフリーの携帯を持参していたので、おまかせでSIMを購入してもらいました。窓口では設定までしてくれてとっても便利!!!・・・と思っていたら携帯の言語設定が「タイ語」になっていてもとに戻すのに四苦八苦しました(^^; 昨年カンボジアを訪問した際にはiPodをWiFiで使っていたのですが、やはりWiFiの無いところでも使えるのはとっても便利。これで「あれができる・・・」と今からワクワクしています。その正体は明日。

で、ホテルのチェックアウトを済ませ、その友と食事。img_20161216_214557ピンボケ写真ですみません。「やっぱりタイらしい料理を・・・」ということでとってもおいしいレストランに連れてきてくれました。バンコクに赴任中の彼の話はいつも普通の人とは角度が異なっていてとても楽しいです。

「バンコクは日本より物価が安い。バーツを3.2倍すると円になる。それでもやすいなぁ」

これは誰しもが思う事。彼の話では「3.2倍ではなくて10倍すると日本人の感覚の値段になるよ」とのこと。例えばコンビニで売ってるグリーンカレーは40バーツでした。10倍すると400円。なるほど・・・と納得。ということは20万円の月収はこちらで2万バーツ。この感覚が物価の高低判断だとすると、そこから逸脱した価格のものはバンコクらしさということになります。明日それを探してみようと思っています。

img_20161216_224857その彼と別れたあとホテルまで30分ほど歩いて帰りました。途中で見つけたのがこれ。昨年カンボジアでも見かけた精霊信仰の祠(?)です。カンボジアでは仏教より前から存在した精霊信仰。調べてみますとピー信仰というものがあり、ウィキペディアに祠の写真も掲載されていました。
私はこの祠を見るとどうしてもプノンペンのキリングフィールドでみた慰霊塔やキリングツリー横の祠を思い出してしまいます。もう二度と同じ過ちを繰り返さないよう・・・そうした意味も込めて自転車をプレゼントして子ども達が教育を受け続けられる環境を手助けする意義は本当に大きいと感じています。

img_20161216_230205途中、ちょっと一息いれたくてコーヒーショップ(?)へ。コンビニで売っているブラックの缶コーヒーにも砂糖が入っている国です。「ブラックコーヒーノンシュガーで!」と注文したらミルク入りのものが来ました。「まぁノンミルクとは言ってないしなぁ」とあきらめて一口。

「砂糖入ってるやん・・・」

という一日でした。


訪問報告(2)カンボジア入国1日前

こんばんは。安田です。

今日はバンコク2日目です。明日のプノンペン入りを前にしてバンコクで1日過ごしました。

img_20161217_064335まずは朝6時に露店で売られているニワトリの鳴き声に起こされて、朝ランに出かけました。昨日SIMカードを手に入れたのでどこでもGPSとランニングアプリが使えます。これもSIMカードを手に入れた大きな理由でした。

目的地は地図アプリで見つけた大きなグリーンのエリア。どうも大きな公園か緑地のよう。そこまでは排気ガスにまみれながら大通りに沿って走りました。

img_20161217_070102到着しましたらウォーキング、ランニング、太極拳などを楽しむ人でいっぱい。「それにしても同じユニフォームを着て走っている人が多いなぁ」と思ってましたらなんとマラソン大会をしていました。

調べてみましたらGreenwave Oxygen Runningというイベントでした。

給水場もあって、思わず手に取ろうとしましたが「あかんあかん!」と思い立って我慢。マラソン参加者もそうでない人もたくさんウォーキングやランニングで汗を流していました。

img_20161217_070425せっかくなのでマラソン大会の看板の前でパシャッ。ちなみにパナソニックさんが協賛に入っていました。こんなところで日本企業のロゴマークを目にするととっても誇らしげになっちゃいます。

というわけで、その様子を少し動画に撮りましたのでどうぞ。


img_20161217_083356ランニングのあとホテルに戻ってきました。ホテルの写真がこれ。どうも長期滞在型(もしくは住んでる?)のホテルのようでした。何より料金が安い。2泊したのですが、1泊あたり1,080円です。もっと郊外ならさらに安いところもあったのですが友人宅からの距離を考えてここにしました。

シャワーでさっぱりしたあと友と合流。朝はリクエストに応えてもらって屋台風の地元民に愛されるお店へ。チャーハンとキャベツ炒め。絶品でした。

そのあと地元の人に愛される生鮮市場へ。そこでもおすすめのお店があるということで早めの昼食(?)もいただきました。市場は鶏肉、豚肉(牛肉は少なかったかな?)、魚や貝類、果物や野菜など食材の宝庫で、内蔵系もこよなく愛する私にとっては天国のような場所でした。

というわけでその天国も動画撮影しましたのでどうぞ。道中、友との話はちょっとプライベートなので音声は削除してBGMを入れています。ご了承ください。※なぜか縦横比がひっくり返って、横にへしゃげた動画になっていますが、雰囲気はわかると思いますのでご容赦ください。

そのあとも再びリクエストに応えてもらいました。タイはラーマ9世が崩御されたこともあって1年間喪に服しています。それであればご冥福を祈ろうとゆかりのある寺院を訪れたいとお願いしていたのでした。

img_20161217_122028訪れたのはラーマ9世が、「このあたりには寺院が無いから」と建立されたというゆかりの寺院とのことでした。お参りの仕方は正式なものがわからなかったので以前ミャンマーにいったときに教えてもらった上座部仏教のお参りの方法(合唱のあと額を床につけることを3回繰り返す)でご冥福をお祈りしてきました。

img_20161217_144744そのあとはバンコクでも商業施設が集まるエリアに。ショッピングセンターには日本でも見られるブランド品やファストフード店、レストランなどがたくさん。みなさん、家族連れやカップルなど楽しそう。ここで本屋さんとスーパーに立ち寄りました。ASEANの大きな地図とビタミンC接種のためグァバを購入しました。

そのあとタイ式マッサージでリラックスしタイ風ベトナム料理で締めくくりました。

カンボジアに入る前に友に会いにバンコクに入ってよかったです。私は東南アジアをひとくくりに「これからの地域」と見ていました。でも想像以上にインフラも整備され大きなビルが立ち並び、そして若者が多く活気のある街でした。その一方で東南アジア共通の社会福祉が行き届いていない有様も目にしました。

今回の自転車プロジェクトでお世話になったダルニー奨学金はバンコクにも事務所があります。支援はバンコクやチェンマイとは遠く離れた東北エリア(イサーン地域)です。ちょうど明日バスでこのエリアを通ります。

地域格差はもちろんですがバンコク市内でももちろん格差はあります。電車の窓からみれば大通りを1つ入ればバラック小屋がたくさんあることを確認できます。そんななか、子どもたちが笑っていてくれることを願っています。そのためにできることを少しずつやっていきたいと思います。

たくさんの学びを与えてくれたバンコクと、その街で奮闘する友に感謝いたします。

 

 


訪問報告(3)カンボジアへのバス移動

img_20161218_0311063日目の報告です。今日はいよいよバンコクを離れカンボジア・プノンペンを目指します。

移動は飛行機でも良かったのですが、どうしても陸路で移動したかったのでバスを利用することにしました。この写真はバンコクのモーチットバスターミナル。又は北バスターミナルといいます。バンコクには3つのバスターミナルがありますが国際路線が出ているのはここだけだそうです。

img_20161218_033258予めインターネットでチケットを購入しておいたので、確認画面のコピーとチケットを交換してもらいます。ここがトランスポート社の窓口。早く到着しすぎてまだ窓口も閉まっていました。ちなみにバスの出発は午前5時。とっても朝早いのです。だから1枚目の写真に写っているベンチのほとんどで人が寝ていました。

img_20161218_035432窓口が開くのをまって、いよいよチケットに交換。一部の紹介ホームページではパスポート以外に決済で使ったクレジットカードの提示をもとめられるとありましたが、今回はパスポートだけでした。これだけのためにクレジットカードを持ってきたのに残念です(^^;

座席は一番前。前景を楽しもうとはりきって座席予約しました。

それが・・・

残念ながら・・・

img_20161218_045151前面ガラス上部にはフィルムが貼ってあってほとんど見えませんでした。それだったら後ろの方の席を取ったのになぁ・・・このあと、運転手さんと交代要員の計3人の絶えないトークとひっきりなしにならしまくるクラクションの音に悩まされました(^^;

さて、それでも折角なので横の窓からの車窓を動画に撮ってきましたので掲載します。
※たくさんあったのでYouTubeに掲載し続けてたらなんだか警告が出て掲載できませんでした。残念!
※追記:Youtubeがダメだったのでニコニコ動画にアップロードしました

img_20161218_082936快調にタイ国内を疾走していたバスは途中検問に。警察官が乗り込んできてパスポートの確認です。この検問。土曜日、日曜日にバスにのっての移動の場合1人あたり5バーツの手数料を取られます。とっても訛りの強いガイドさんの英語の意味がわからずとっても苦労したのですが、窓ガラスにその案内が貼ってありました。それを言ってくれればよかったのに・・・言ってくれてたのかもしれませんが。

img_20161218_085419国境に近づいてくると首からぶら下げる札を配ってくれます。出入国の手続きでバスを降りなければいけないので印のためにつけるわけですが、ある意味これで「私はツアー客です」と言いふらしているも同然です。それがあとあとスリルを味わうことにつながってきます。

バスを降りると、首から札を吊り下げた人をめがけてたくさんの人が寄ってきます。VISAや出入国の手続きをするから着いてこいというのです。その人たちもなんだか公務員っぽい写真付きのIDカードを下げています。まぁ着いていくか・・・と着いていくと去年は飛行機の中で書いたことのある出入国カードを書いてくれます。VISAはすでに取得していたので手続きはこれだけ。カードにハンコ押すから手数料が必要とのこと。

やっぱりかぁ・・・

「VISA持ってるのに、何で追加でお金いるねん!?」

「スタンプ!スタンプ!」

「もぉええわ!」

というやりとりを経て、結局出国手続きの列へ。

img_20161218_092434ちなみにこれがその場所を示す看板。タイからの出国も、カンボジアへの入国も手続きをする人は窓口に座っていて、あちらから話しかけてくることは皆無です。それっぽいIDカードも当然自作できてしまうので・・・みなさん、ここでも気軽に話しかけてくる地元民は無視してやりすごしましょう。

img_20161218_093053気を取り直して・・・

窓口に向かうと長蛇の列。しかたなく並んでましたが、列が進んだ先にこんな看板が。私はタイ人向けの列に並んでいたようです。外国人は2階とのこと。もう少し手前に書いていてほしかったけど仕方がありません。

無事タイから出国手続きを済ませると次はカンボジアへの入国手続きです。その間もかなり長い通路なのですが、間に免税店があるのは飛行機の場合と同じですね。

img_20161218_101447こちらがカンボジアの入国窓口。入出国カードを書いてVISAと一緒に渡せばすぐでした。

この時点で時間は10時半ほど。あと残り半分なので到着はかなり遅くなりそうです。

img_20161218_122331車窓の動画は前述のようにアップロードできないので写真を1枚。こちらはカンボジア側です。ローカル地域の交差点はロータリー式になっており、中央に仏像やモニュメントがあります。国境を挟むとやはり景色も変わってきます。

ホテルに無事ついてホテル前のトゥクトゥクの列を見るとジョンはいませんでした。ホテルのスタッフに言づけをお願いして近くのマーケットにSIMカードを買いに行きました。

img_20161218_195044カンボジアではメジャーなキャリアが3社あるそうなのですがよくわからないので気のよいお兄ちゃんが店番しているところにしました・・・が、英語が通じません。私もクメール語は「こんにちは」、「ありがとうございました」、「かんぱーい!」の3つしか知りません。筆談やらジェスチャーで悪戦苦闘し何とか無事にSIMカードをゲットしました。3ドルで出張期間中すべていけそうです。安い!

最後にホテルに戻ってみるとジョンが帰ってきていました!!再開を喜び近況を報告し合いました。ジョンにはとっても大きな変化が!!写真を撮ってもまっくらなので詳しくは明日のレポートにて。

明日は午前中、今回の自転車プロジェクトに多大な協力をいただいたEDFカンボジアの事務局を訪ねます。いよいよ自転車プロジェクトの本格スタートです!!

 

 


訪問報告(4)プノンペンにて自転車プロジェクトの最終打ち合わせ

こんばんは。安田です。ブログの報告が1日遅れですみません。結構いっぱいっぱいになってきましたのでご容赦くださいね(^^;

img_20161219_061907さて昨日バスにてプノンペン入りし、今日から本格スタートです。火曜日~木曜日は朝早くから移動するので「走るチャンスは今日しかないかも!!」ということで念願のメコン川ランをしてきました。メコン川の日の出。とっても感動的です。メコン川は中国、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナムと計6か国を流れています。中国を除いた5か国でダルニー奨学金の支援をしているので私は「メコン大好きコンサルタント」と名乗って活躍するのが将来の夢だったりします。img_20161219_080606その後、朝食を取ろうとテーブルに向かうと猫に引きに癒されました(^^)ふかふかの座布団・・・いやイタズラ心を抑えて別テーブルに移動すると、それに気が付いたスタッフのおばちゃんが猫を思いっきりペシッとしかっていました。そんなんだったらそっと起こしてあげた方がよかったねぇ・・・

img_20161219_101018ジョンのトゥクトゥクに乗ってダルニー奨学金のカンボジアオフィス(EDF-Cambodia)を訪問。ジョンに地図を見せようとしたら、「去年行ったところだったら覚えてるよ!」と。その記憶力、少しわけてほしいなぁ・・・と考えていたらあっという間に到着。確かにこんな建物だったなぁ・・・。部屋の番号まで忘れてしまった私は受付のお姉さまに聴く始末。お姉さまの丁寧・親切な応対に感動しつつ2階へ。(エレベーターではGが一階。1が二階。ヨーロッパの多くで採用されています。Gはグラウンド。地上っていう意味です)。

事務所に到着するや大きな声で「Hello!」と挨拶。ちょっとびっくりさせてしまいました(^^;マネージャーのChandyさんとスタッフのSinaさんと無事ご対面。1年以来の再開を喜び合いました。

img_7711sこちらが打ち合わせの風景。SinaさんはCanonの一眼レフでいっつもたくさんの写真を撮ってくれます。明日からの訪問ももちろん同行してくれます!
机の向こうに見える竹鶴がChandyさんへのお土産。ウィスキーを飲みながら音楽を楽しむのが大好きっていう話を以前に聞いたので持参しました。スケジュールや用意したプレート、工具、消耗備品などを1つ1つ確認。打ち合わせは1時間ほどで終了。翌日のピックアップしてもらう時間を確認して事務所を出ました。

img_20161219_101332s事務所を出たところで、昨年もお参りした精霊の祠。初日のタイ訪問記でも触れた精霊信仰のものです。明日からの活動の無事と成功をお祈りいたしました。この祠の小さい物ないかなぁと思ってます。

そのあと、ちょっと用事があってセントラルマーケット方面へ移動して街を散策しました。昨年と違ってスマホとSIMカードがあるので地図アプリなどを使って自由に行動することができます。去年の主な移動手段はジョンのトゥクトゥク。それもいいのですが今回はたくさん歩いて見たり聞いたり嗅いだりと色々感じてみようとウロウロしました。

セントラルマーケット内にはトイレの表示があったので用を足すとクメール語でおばさまが何か言ってきます。「もしかしてトイレ代?」と思ったのですが言葉がわかりません。昨日のSIMカードと同じパターンですね。結局おばさまが500R(リエル)札を見せてくれて納得。日本円にして15円ほどです。言葉がわからないややこしい客ですみませんでした~。

img_20161219_113128散策で見つけたコーヒーショップ。Mk Cafeでロブスタ豆のブラックコーヒーを楽しみました。とっても苦い。とにかく苦い。その苦さが癖になります。

img_20161219_112908ロブスタ豆はベトナムコーヒーとして有名です。練乳を入れたりしてとにかく甘くして飲むのが好まれるのですが、「コーヒー、ノンシュガー、ノンミルクで!」とお願いしたら丁寧にその場で豆を挽いてくれて最高の一杯を作ってくれました。

ブラックコーヒーで復活して散策再開。目標は文具店、書店、あと地元民に愛される食堂での昼食の3つです。Google Mapで「Book store」と検索すれば近くの書店を提案してくれます。訪れた書店の1階が文具店になっていていきなり目標の2つをクリア。img_20161219_122656

あとは食堂・・・とウロウロしてほぼ満席状態のお店を見つけました。何屋さんかわからなかったのですが皆さんが食べてるものを見て「おいしそう・・・」とお腹がなったので即決。幸い英語のメニューがあったのでこれを頼みました!

img_20161219_124210王将チャーハンの3倍分ぐらいあるのでは・・・頼んだのは「野菜チャーハン」。かなりおいしかったです。カンボジアの人は味の素が大好きで、このチャーハンも味の素の味がしました。ある意味懐かしかったです(^^)もちろん残さず完食。

img_20161219_125714s満腹状態で散策再開。地図アプリをもとに概ねホテルの方向を向いて歩き続けました。こちらは途中で見つけた小学校。送り迎えのバイクや乗り合いタクシーがごったがえすなか、中からは子ども達の歌声が聞こえてきました。もちろん歌の意味はわかりませんが、とってもいやされました。校庭で走り回る子どもの姿を見てると幸せな気分になります。

計3時間ほどの散策を経てホテルへ。ジョンがいました。ここで昨日触れたジョンの大変化の写真を公開。

img_20161219_132208ジョンは車を買ってタクシーとトゥクトゥクの2台使いになっていました。3年ローンだそうです。プノンペンにもローンの仕組みがあるんだぁと感心しつつ、また腕時計も高そうなやつに変わっています。「かなり儲かってまんなぁ・・・」と感心しつつ、友の成功を素直に喜びました。「夜はそれ乗ってご飯食べに行こう!」と約束し、いったんホテルに戻りました。日本から持ち込んだ仕事や、洗濯やシャワーを浴びるためです。

img_20161219_193137ジョンの変化はさらに続きます。お店はお任せしたのですが、到着したお店で働くスタッフをしきりに「マイガールフレンド!」と紹介してきます。そのガールフレンドさんは「マイガールフレンド」のフレーズの度にそっぽ向いてしまうのでどうも片思いっぽいんですが・・・ガールフレンドさんが席を外したときに「去年の彼女は?」って聞いてみたのですが曖昧な返事だったので深くは追求しませんでした。

img_20161219_213731少しずつお仲間が合流して最終的にはこんな感じでした。皆さんトゥクトゥクドライバーです。トラベラーや地元の人たちの移動を支える楽しい人たちでした。

この食事をしながらジョンと週末の予定について話し合いました。観光・・・もいいのですがあまり乗り気はしませんし・・・となんだかんだ言っていると、素敵なプランができあがりました。それはまた週末が来た時に報告しますね。

最後にジョンとお別れして明日の早い朝に備えて早めに眠りました。

※補足
ちょっと誤解を招く懸念がありましたのでここで説明させて頂きます。今回のカンボジア訪問の主目的は皆さんから協力頂いた自転車及び自転車クラブをプレゼントするためなのですが、集めさせていただいたお金はプノンペンでの自転車、その工具や消耗備品、自転車クラブ用のより専門的な工具、大目の消耗備品の購入資金、及びその輸送に関する費用、及びEDF-Cambodiaと日本の民際センターに尽力頂いた事務経費だけに使用しています。
それ以外の費用はすべて安田の個人的な出費になっています。今回の旅費はもちろん、同行のために用意していただいたドライバーさん、その食事代、車のレンタル費用、EDF-Cambodiaの事務経費、加えて、このプロジェクトが開始されたときからのチラシ作成、自転車プレート作成、自転車クラブ向けプレート作成、自転車マニュアルのクメール語翻訳費用、マニュアルの印刷・ファイリング、国際送金の手数料などなどです。
直接自転車と関係ない話もブログで紹介させて頂くのは、私自身の価値観、考え方も含めて今回の旅程すべてを紹介したいという思いと、カンボジア、タイなど東南アジアに興味を持つ人が増えてほしいという願いと、何より奨学金や自転車を必要とする子供たちの将来のために「自分も奨学金やってみようかな・・・」等思ってもらえる人が一人でも増えてほしいということなど色々込めています。
決して皆さんから預かったお金を使ってバンコクに寄り道したりジョンと飲んだりしているのではありませんのでどうかご留意ください。

で、最後に一部の方にはお伝えしたのですが6本脚の彼等を食べる機会がありました・・・見たくない人の方が多いと思いますので、その様子の動画はリンクだけにしておきます。閲覧ご注意ください→コチラ

さて、翌日20日はどんなことがあったかといいますと、中学校を訪問して、熱烈盛大な歓迎を受けて、英語でがんばってスピーチして、自転車を総勢81台(2台増えました!)プレゼントして、1か所の自転車クラブを設立して参りました。詳しくは次のブログをお楽しみに!(^^)


訪問報告(5)自転車81台のプレゼントと自転車クラブ1か所の設立!!

こんばんは。安田です。いつもの通りで1日遅れのブログですみません。20日に起こったことを報告させていただきます!!

朝6時30分に出発して、目指すはコンポンチュナン州Kampong Tralach郡へ。カンボジアの主都プノンペンから北におよそ60キロほどとのことでした・・・・・って何気なくGoogleマップで場所を確認したらなんとストリートビューまできてることに驚き!!Google恐るべし!!訪問した位置や様子がストリートビューなどで確認できるのでどうぞ!こちらの目の前に写っているのが校門です。

img_20161220_115027移動に要した時間は途中の朝食も入れておよそ3時間です。道路事情が悪くどうしてもこれぐらいかかっていまいます。折角なので朝食を共にした、自転車プロジェクトの頼もしい仲間たちの写真です。

朝食後に到着した学校はANG SEREY LOWER SECONDARY SCHOOLと呼ばれる規模の大きい日本でいうところの中学校です。ここに自転車プレゼントの対象者81名の子どもたちが集まってみんなでセレモニーや自転車プレートの取付などを行う予定です。到着のときの歓迎の様子がこちらです。

img_7731sまずは校門入口に歓迎のメッセージ垂れ幕が。写真では少し字が小さいですが、自転車プロジェクトのことが書いてあります。そして私の名前も・・・「ちょっとやりすぎでは??」と内心ドキドキしていましたが、これは序の口でした。

img_7727入り口のところでは先生がスカーフを掛けてくれました。こういうの慣れてないので照れてしまいます(^^;

その後、校長先生らと挨拶をかわしたあとは、なんと全校生徒でお出迎えです。そのときの様子を動画に撮っていますので是非ごらんください!

img_7753そしてそのあとすぐにセレモニーとなりました・・・が、なんと、コンポンチュナン州の州知事の登場です!!チャンディさんに要約してもらったんですが、この州の子どもたちのおかれた現状のことや、学校の問題、通学の問題などに触れられて、この自転車を使って学校にしっかり通って勉強してほしい!という内容だったようです。

img_7770で、私からもスピーチさせていただきました。みんなに会えてうれしいこと。たくさんの友達が協力してくれて自転車のプレゼントができたこと。また自転車クラブの設立も併せてできたこと。自転車クラブ設立の3つの目的のことなど。たどたどしい英語でがんばって伝えました。

img_7782そして州の教育委員長も!!・・・でもセレモニーで大人の話をじっと聴くことが子どもにとって難しいのは日本と同じ。だんだん子どもたちの集中力が途切れていくのを見てて面白かったです。そんなことを面白がっている私の集中力も完全に途切れているのですが(^^;

img_7777生徒たちからのお礼のメッセージ。3人で恥ずかしそうにメッセージを呼んでくれました。あまりにたどたどしいので、写真中央の水色シャツの先生が「もっとしっかり読め!(推測)」とどなっていました(^^; それでもとってもうれしかったです。

img_7792セレモニーが終わったら、みんなで集合写真を撮りました!

今回ご協力いただきた皆さんへ。

皆さんが支援してくれたおかげでこんなにたくさんの子ども達に笑顔と将来への希望を届けることができました。本当にありがとうございます!!!

セレモニーの様子も動画でご覧いただけますのでもしよろしければどうぞ!

記念誌撮影のあとは自転車にプレートつけたり色々大忙しです。たくさん写真を撮ってくれていたのでとにかくたくさん掲載しますね!!

img_7797img_7800 img_7798 img_7799img_7809 img_7803 img_7806img_7814

プレート取付などの準備が終わったら、順番に撮影。この時に撮影した写真が協力者のもとに届きます。その写真は各自の協力者のもとに送りますのでここでは控えます。その代わりに「メンバー一同から」として贈った自転車の撮影の様子を掲載します。

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この撮影を81名分。かなりながーい撮影会となりました。でもみんな嬉しそうでした。どうせなら笑顔の写真が良かったのですが、「こういったときはきちんとすました顔で撮る」のがカンボジア流なのかな。

img_8212s午後からはこの中学校に自転車クラブを設立する行程なので、他の中学校の生徒たちはトラックの荷台に超満員状態で帰っていきました。明日、明後日の再開が楽しみです(^^) しかしけん引しているバイク。黒煙はきながら歩くのより遅いスピードで進んでいったのですが大丈夫でしょうか・・・

 

img_20161220_125959撮影会終了後はお昼休み。子ども達も各々お昼を食べに家に帰ります。人数少なくなった学校で午後の開始まで静かに過ごしました。天気も快晴で良かったです。雨季が終わってめったに雨は降らないのですが、この日の帰りには少し夕立みたいな雨が降りました。

まったり時間も終わっていよいよ午後の部。この中学校に自転車クラブを設立します。具体的には自転車クラブプレートを校舎に取り付けることと、大修理大会の開催、お礼のメッセージ動画を撮影することの3つです!

img_20161220_100525sまずはプレートの取り付け(※あえて解像度を落としています。ご了承ください)。外れないようにボルトでしっかり固定します。このプレート。軽量アルミ性で軽くて耐久性も抜群。作成いただいたのは和歌山のメイク広告さん。ありがとうございました!

img_8415取り付け完了後、大修理大会の開始。「きちんと修理できるかなぁ・・・」と不安だったのですがいらぬ心配でした。この写真でタイヤを交換している彼はお父さんが自転車修理工とのことで家の仕事のお手伝いをしてることもあって腕前はかなりのもんでした。img_8426というわけで私が勝手に彼を自転車クラブの部長に任命してしまいました。彼は照れ臭そうでしたけど、うれしそうでもありました。これからリーダーシップを発揮してよき部長として自転車クラブを盛り上げて下さい!!

img_8429最後は自転車クラブの協力者向けにお礼メッセージのビデオを撮影して無事終了。なんとかかんとか無事にスケジュールをこなすことができて良かったです。

自転車クラブは今回プレゼントした自転車だけでなく誰の自転車でも直せる場所となるのですが、今後の課題としては交換部品の調達です。かなりの数を用意したのですが、学校に放置してあった自転車も修理すれば乗れそうだとのことで修理を始めたのですが、すぐに交換部品が底をつきそうでした。継続的に供給できる仕組みを学校の方で考えてもらえたらなぁと願っています。

そして今日の予定の最後は自転車をプレゼントした生徒の家庭訪問です。時間に限りがあるので1件だけ訪問させてもらいました。

img_8443さて皆さん、この子何歳に見えますか?

17才です。極度の栄養不足のため成長の度合いが遅く、また勉強の理解度も遅いため17才でも中学校に通っています。今は写真左のおばあさん、20才で工場で働くお姉さん、その旦那さん、お姉さんの子どもさん計5人で暮らしています。この子のお母さんは貧困を苦に出て行ったきり行方不明。お父さんはその後別の人と結婚して出て行ったそうです。今はお姉さん夫婦が頼りです。今の状態ではこの子が就ける仕事も限られるかもしれません。それでも自転車のおかげで通学時間が短くなり長く学校にいられるようになります。勉強できる時間が長くなることはこの子の将来の可能性を広げることになります。しっかりと手を握っていくつか言葉を伝えました。

「笑顔を忘れないで。笑顔はきっとあなたに幸運をもたらしてくれます。」

このブログを見て下さっている方の中には「アホかお前は!!そんな状況でどうやって笑顔になれるんや!!」と怒る人もいるかもしれません。それでも僕はアホになってでも「笑顔を忘れないで!」と伝えたいんです。

置かれた状況に同情することは誰でもできます。でも、彼の未来を切り開くのは彼自身です。そのために教育が必要。そして幸運を引き寄せるために笑顔が大事。

「へんてこな日本人が来て、自転車と「笑顔が大事」を置いて行ったなぁ」と彼の記憶に残ってくれればこれほど嬉しいことはありません。


訪問報告(6)自転車クラブ2か所の設立と家庭訪問、で最高の1日でした!

安田です。いつもの通り1日遅れの報告です~。

21日は2つの中学校を訪問して自転車クラブの設立をします。またそれぞれの中学校に通う貧困家庭の子を訪問することになっています。そのうちの1人は去年も訪問した私が奨学金を支援している女の子です。会うのがとっても楽しみ。

それでは早速報告いたします。

img_20161221_080703朝6時半に集合して学校までがおよそ3時間。昨日も立ち寄った食堂でフォーのような麺を食べました。昨日はビーフ。今回はポーク。あっさりしていてとってもおいしいんです。東南アジアらしい料理といえますが、ベトナムと違ってパクチーはでてきません。だいたいこうした麺類、焼きそば、あとはご飯に鳥足の唐揚げがついたものがここの朝食メニューのようです(^^)

img_20161221_090202到着しましたのはTEUK HAUT Lower Secondary School。昨日と同じコンポンチュナン州のRolea B’ier地区にあります。(場所はコチラ)自転車クラブの講習が始まるのかと椅子を持参して並べだす生徒たち・・・でも残念ながら椅子に座ってしっかりお勉強という感じにはならないんです。それは昨日体験済みなのでもうしわけないなぁと思いつつ傍観(^^;

img_20161221_100058そしてこちらが開始5分後の様子。もう生徒たちがわんさか寄ってたかって修理を始めるもんだから「お勉強」というより実習みたいな・・・いやいや何も教えなくても1人か2人、お父ちゃんが修理工という子がいるのでどんどん修理しちゃいます。それは内心とっても安心しました。img_8490sでもやはり修理用の消耗品はあっという間になくなりそう。これを継続的に供給できる仕組みがいるなぁと思いつつ・・・自転車クラブで大人の自転車修理をしてしまう商売を始めるとか・・・何とかねぇ。何かをすると新しい何か問題が出てくるものです。学校の予算で買えるといいのにねぇ。僕も一応手伝いました。この写真の左端の彼、「この人素人っぽいよねぇ」を物語る目線が・・・はい。ほとんど邪魔ばかりしていました(^^;

img_20161221_101553sもちろん自転車クラブのプレートも取り付けました。プレートは修理器具を保管する部屋の入り口につけるのですが、修理講習会は青空講習。よく考えてみるとこのあたりの学校には電気がありません。部屋のなかは窓の明かりだけで修理には暗すぎるんですね。だから青空のもとで修理するのがいいのかも(この写真は解像度をかなり抑えています)

img_8496s自転車の修理の途中で、お手伝いの仕事を取り上げられた私はまわりにいる子ども達の背中をポンポンと叩いて話しかけます。img_20161222_210601実は「旅の指さし会話帳」を持って行ってたのですが、これが大盛況でした。例えばこんなページになっています。これを指さしながら「くにょむちゅもっほ やすだかつや」なんて言うと大喜びしてくれます。こちらから「あゆぼんまーんちゅなむ?」と聞いて答えを別の数字のページで指さしながら会話が楽しめます。当然私の発音は変なのですが、変な発音で笑いが起こるので一石二鳥です(^^) 本当に楽しかったです!!で、あまりに楽しくって時間が経つのを忘れてしまい、そろそろ出発の時間。img_8500s最後にメッセージを伝えました。これがみんな自転車クラブの部員です。部員数でいえば高校野球の有名校並みじゃないでしょうか(^^)「みんな自分の自転車を大事にして学校に通い続けてとにかく友達と学校生活を楽しんでください。そして友達を大事にして下さい。もちろん勉強もがんばってください!」といったことをお伝えしました。

img_20161221_123645sそしてお昼ご飯を経て2つめの中学校へ。その名も「CHIBACHROY」中学校。このCHIBAは日本の千葉県のことです。千葉県内の団体が設立を支援したという中学校です。Google Mapでがんばって場所みつけました。ストリートビューもあります。それがこちら。(1つ目の学校は国道5号線沿いなのですが、こちらはかなり奥まったとこ。昨日も驚いたけどGoogle恐るべしです。)自転車クラブの設立式が始まるまでの30分ほど本当にのんびりしました。ぼーっと子ども達の様子を眺めたり雲を眺めたり。幸せの時間でした。せっかくですので、子ども達が遊んでいる様子をどうぞ。ドッジボールと少し見えにくいのですが、奥では女の子がゴムとびをしています。この学校、小学校も併設しています。動画の子ども達は小学生です。

img_20161221_133234sさて、本日2つめの自転車クラブの設立開始です。もう椅子はいらないなぁということで拡声器で一声アナウンスをしたらこれだけの子ども達が集まってきました(^^)

img_20161221_135552sそして早速自転車修理開始・・・と写真を見て気づかれた方もいたでしょう。修理対象になっているのは昨日プレゼントした自転車です。舗装されていない道を5キロ~15キロかけて通学してくるのでパンクはしょっちゅう起こります。自転車にはそれぞれ簡単な修理キットもつけてありパンク修理も可能なのですが折角なので自転車クラブの備品を使って修理することになりました。

修理の様子も動画がありますのでこちらをどうぞ!!まぁとにかく楽しそうですからそのあたりをお楽しみください!

img_20161221_135909s修理用道具やパーツ置き場にプレートもつけさせて頂いてひとまず完了。img_8539sなんか看板だけがひっそりあって寂しい感じがしますので、終了のセレモニーは看板の前で行いました。

たくさんの子ども達の前でメッセージを伝え、想いを伝えると同時にたくさんのひたむきな瞳と笑顔に何十倍もの元気をもらいました。

この子たちがカンボジアの次の世代を担うのです。もちろんカンボジアだけじゃないです。1つ1つの国が良くなっていくことはそのまま世界が良くなっていくことにつながるのです。見た目は小さいけれど、無限の可能性を秘めた種をたくさん蒔いたような感じです!!

img_8553sさて、2校の自転車クラブ設立を終えたら次は家庭訪問です。この学校に通う子ども達のなかで自転車プレゼントの対象となった家庭を訪問します。移動の途中で帰宅途中の自転車集団に出会いました。写真が遅かったので後姿だけですがこのうち何人かがたまたま自転車プレートをつけた今回のプロジェクトの自転車でした(^^)

img_8567s1軒目の家庭訪問。彼のお父さんは疾走してしまい、工場で働くお母さんと再婚した相手のお父さんと3人暮らしです。片道50分かかっていた通学が自転車のおかげで10分になったとのこと。まだこれでも学校に近い方なのです。家の手伝いなどで勉強の時間が取れずクラスの順位は27人中25位と奮いません。自転車のおかげで学校にいる時間が延ばせるのでもっと勉強したいと言っていました。

img_8585sこちらは2軒目のご家庭です。お父さん、お母さんとあと6人姉妹。ご両親はこの辺り共通で農家をされています。この子は現在15歳で学校の成績は45人中9位とのこと。将来は学校の先生になりたいということでした。

こちらの2軒を訪問して「あれっ?」と思った疑問をチャンディーさんに聞いてみました。「この辺りは、確かに貧困家庭には違いないけれど、今まで見てきたところより少しマシでしょ?」という回答でした。同感。でも地域が違うだけでそうそう変わることは無いだろうと思って、とても単純なことに気が付きました。この2軒のご家庭にはお父さんとお母さんがいて大人が2人で家庭を守っていることです。昨日のご家庭は両親とも出ていってしまいお姉さんの収入だけでやっていました。その違いは当然ながら大きいだろうと納得しました。チャンディーさんは説明を付け加えてくれ、「両親がいるだけじゃだめ。子どもの将来の可能性を広げるのは食べ物やお金じゃなく教育なのだと両親が理解していないと結局はこの生活から抜け出せない」ということでした。「切迫した状態で目の前に無償の労働力がいる」という状態で耐えて子どもを学校にやれるのか・・・この問題も相当根深いと考えさせられました。

次は本日最後の行程。もう1つ家庭訪問です。DSC_0190安田が奨学金で支援しているお嬢さんです。この写真は昨年訪問したときの様子。そのときも色々コミュニケーションしたのですが、置かれた状況の厳しさか笑顔を一度も見せませんでした。この子に会って、絶対に奨学金を止めないことを誓いました。やめたら学校に通えない。一生笑わないかも・・・と感じたからです。

1年経ってどうなのかなぁとドキドキと不安が入り混じりながら・・・でももう昨日一回会ってるんです。そう自転車プレゼントしたときに。写真撮影の方で忙しかったので話もできなかったのですが、そのときも表情は硬いままでした。

で・・・お宅訪問したときに家から出てきたこの子を見て実はなんというか泣けてきました。

それは照れ臭そうにはにかみながら、でも笑顔で登場してくれたからです。しかも背が伸びてる!表情もやわらかい!とっても本当にうれしかったです。それでこのブログのタイトルも「最高の1日」になっているわけです(^^) で、残念なことにその笑顔の写真が撮れていない・・・併せて撮影したビデオから切り出しました。あまり画質がよくありませんがどうぞ!

20161223001750もう話をするのが楽しくって楽しくって。「なんでおいらクメール語話せないんやろう・・・」って残念になるぐらい。

中学校に通い始めて今はもう2年生です。「将来は先生になりたい!」という夢もできたとのこと。本当に良かった!

それでもこの子のおかれた状況は決してやさしいものではありません。写真に写っているおばあちゃんが支えてくれるも収入を得るために学校に通う前後で小さな仕事をこなしながらわずかな収入を得て生活しています。その1つがマングローブに入ってのハーブ収穫だったのですが、そのマングローブが伐採されるとのことで仕事が1つ無くなってしまうとのことでした。

救いはお兄ちゃんがいることでしょうか。これまで2人乗りで1台の自転車を使っていたのですが、今回の自転車プレゼントでマイカーならぬマイチャリで通えるようになりました!img_8638sといったところでお兄ちゃんが学校から帰ってきました。彼もダルニー奨学金で学校に通っています。日本のどこかに安田と一緒にこの兄妹を支えてる奨学金ブラザーがいることになります。

 


img_8639s
最後に去年と今年の同じ場面の記念写真を並べてみます。お兄ちゃんもこの子も背が伸びてることがわかると思います。安田の顔の位置と比べて下さい(^^) 決しておばあちゃんと安田が縮んだわけではありません(^^; ついでに「安田、1年前より痩せた??」と気が付いてくれた人。ボーナスポイント進呈します(^^)


訪問報告(7)今日も自転車クラブ2か所の設立と家庭訪問、でこれにて完了!!

img_20161222_062836おはようございます。朝からトンレサップ川沿いをランニングしてきました!その様子はまた明日しますね。それでは昨日(22日)の様子をお伝えします!!この3日間、本当に天気に恵まれました。(雨季が終わったからそうそう雨は降らないのですが・・・)

 

 

img_20161222_080049また朝食ネタから入りますね。こちらが今日の朝食・・・ではなく食堂でいつもいすわっているワンちゃんです。これはカンボジアの食堂ではよく見かける光景で、お客さんは食べた魚や肉の骨などをテーブル下のごみ箱にポイポイすてるので、それをあやかろうと待っているのです。テーブルに新しいお客さんがくるとさりげなく寄ってきます。まぁそんな状況ですから犬、猫、あとハエに囲まれての食事です。衛生面は・・・あまり気にしないでいきましょう。安田の胃腸は例の6本足を食しても現地の氷入り水を飲んでも今のところなんともありません(^^)

img_20161222_090222sさて、1つ目の中学校は同じコンポンチュナン州のNEAKTAHARNG Lower Secondary Schoolです。場所はこのあたり。しっかりストリートビューもありました(^^)到着するやいなや子ども達が集まってきました。今日も大盛況の予感です。この学校は青空のもとでも屋根がある場所で開催されました。「この下でやろう!」とチャンディーさんからの提案だったのですが、「スペース足りるかなぁ・・・」という心配はみごとに的中。img_20161222_093314-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc img_20161222_091141-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc img_20161222_091358-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc img_20161222_091436-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

中も外もいたるところで自転車修理大会が始まりました。

それにしてもここにある自転車は日本ではもう絶対に捨てられるだろうというレベルをさらに3段階ほど朽ち果てさせた自転車がたくさんあります。それでもタイヤ、ブレーキなどを整備すれば乗れるのですね。修理を諦められた自転車が自転車クラブの設立によってどんどん蘇っていきます。

「自分のものを修理しながら大切に使う。」

そんな当たり前のことの大切さを再認識しました。そういえば安田号のダイハツタント。長いこと洗車してないなぁ。この年末年始に洗車しようと固く誓うのでした(^^;

自転車復活のために必要な部品はタイヤ、タイヤチューブ、ブレーキ、ブレーキレバーが中心です。それ以外はかなり長持ちするみたいですね。タイヤは溝なんか完全になくなって所々穴が空いています。どれぐらい乗ったらこうなるのでしょうか・・・あとブレーキは重要です。前後輪ともブレーキワイヤーが切れていたりブレーキレバーが取れてなくなっているものも多かったです。車やバイク、時には牛も行き交う道を進むわけですからブレーキがなくては危なくってしょうがないです。

「みんなうまいこと修理するなぁ・・・」と眺めて・・・ばかりもいられないので手伝おうとしたのですが、やはり邪魔になるようで(^^; なんだかすみません。自転車修理、日本で習ったんですけどね。そのあと練習する時間がなくって・・・ごめんなさい。

見ている方が楽しいのでカメラとビデオで撮影しながら眺めることにしました(^^) で動画はこちらです。またまた笑い声あふれる楽しそうな修理風景を撮ることができました。三脚の先に取り付けたビデオカメラをビヨーンと頭上に伸ばして取っています。カメラのモニターに映ってる様子も子ども達は興味津々でした(^^)

img_8676修理の途中でまたまた指さし会話の本を手に話しかけてみました。自己紹介で名前を言い合ったり、年齢を聞いたり、好きな教科を尋ねたり。あとは日本語ではどういうか教えたり。会話のパターンは少ないのですが十分に楽しめました。その様子も動画がありますのでどうぞ。安田の髪の毛の寂しさとともにしみじみとお楽しみください(^^)

そしてチャンディーさんに通訳してもらって「クメール語でもいいし、もし学校で習ってるんなら英語でもいいから気軽に肩をポンポンして話してほしい。安田はもっとみんなと話したい」と伝えてもらいました。img_8688そしたらさっそく背中にポンポンが。振り向くとお嬢さんが「Hello!」と一言。英語きたー!!!英会話練習しといてよかったー!!というわけで日本のおっさんとカンボジアのお嬢さんが英語で会話を楽しむという素敵なシチュエーションのできあがり。ちなみに英語力は安田の完全敗北ですよ(笑)この子の英語はアジア訛りもなくネイティブに近い。きっと素敵な先生なんだろうなぁと。「英語勉強して何年?」「3年です。英語の塾にも通ってるんです」なるほど。「僕は中学校からもう10年以上も英語に触れているけどまだこんなレベルです」って言ったら笑ってくれました(^^)img_8690

それで最後に、もう今回の旅では使いそうにない安田の英語版名刺をくばりました。「将来、携帯電話を手に入れてインターネットができるようになったら是非メールちょーだい!ただしクメール語はあかんよ~!」と伝えました。名刺が10枚ほどしかなくってゴメンナサイ!ほんとにメールきたらかなりうれしいなぁ。また楽しみの種を蒔いちゃいました(^^)img_8693s

楽しいひと時はあっという間に過ぎていきますね。そろそろお別れの時間です。自転車プレートの前に集まってもらってありがとうメッセージを撮影しました。お別れするのは本当に寂しいけれど、この子たちの笑顔の前、安田が笑顔を崩すわけにはいきません。「自転車を大切に!常に笑顔で!笑顔が幸運を運んできます!」といったことを伝えてきました。

img_20161222_104210s中学校を後にし、次は家庭訪問です。途中、トンレサップ川沿いの道を進んでいくと牛車の列が。プノンペンとシェリムアップをつなぐトンレサップ川は両都市を行き来する旅行客向けのクルーズがあります。その乗客が途中下車してこのあたりを牛車で回るのだそうで。牛車にのって観光を楽しむ親子。その子どもと同世代で牛車の後ろを押す現地の子ども。ともに笑顔です。「家族で観光楽しい!!」「おとうちゃんの仕事手伝って楽しい!!」勝手な価値観を押し付けて、「こっちの子はかわいそうだ」とか思ってしまいがちですけど間違っています。子どもたちはそれぞれの世界で家族のそばで笑ってくれていればいいのです。

img_20161222_104538s牛車を前からみるとこんな感じ。このあたりはあちこちに牛がいるのでもう慣れましたけど、なぜか安田は牛を見るとうれしくなっちゃいます。酪農場もそうですが、あの牛舎のにおいも大好きだったりします。牛さんもこのあたりは草食べ放題でムシャムシャしながら牛車を曳いています。

img_8713sさて家庭訪問の1つめです。この後ろに写っているのが彼の家族のおうちです。右端にプレゼントされた自転車が写っています。ちなみに少し見にくいですが家の下に壊れてしまった自転車があります。学校まで片道10キロ。また自転車で通うことができます(^^) この子は14歳。国語が好きなのだとか。4人兄弟の一番上。両親はシェリムアップ川で漁師をして、また野菜や米を作る農家でもあります。訪問した時も川を挟んだ向こうで農作業中だということで会うことができませんでした。

img_8729sこちらは先ほどの子のお隣さんです。年齢は15歳。長男で下に妹が2人います。両親は同じく漁師兼農家。この子。とってもいいお兄ちゃんなんでしょうね。訪問したときに5歳の妹と遊んでいたし、訪問中怖がる妹の手をずっとつないであげていました。思わずほっこり。頑張れお兄ちゃん!!

img_20161222_125208img_20161222_125212さて、いつもの食堂でお昼を済ませたあと、いよいよ最後の自転車クラブ設立です。img_20161222_125819 img_20161222_125718
訪れた学校はHUN SEN KAMPON TRALACH High School。ハイスクールとありますが中高併設型の学校で生徒数は1500名ほどいるとのこと。場所はこのあたりです。5号線に面したこれまでの中学校とは異なった感じの学校です。名前のHUN SENはカンボジア首相の名前です。HUN SEN氏はこのコンポンチャム州の農家出身。農家から首相まで上りつめたのだからみんなの憧れかと思いきやそうでもないとのこと。ポル・ポト時代にクメールルージュ軍のプノンペン攻略に大隊長として参加しています。あの悲劇の歴史のなかでも重要人物なわけです。その後、ポルポト派を離脱しベトナムに亡命。ベトナム軍がカンボジアに侵攻しポル・ポトがタイに亡命したあと、国内の人民革命党再建の際に28歳の若さで外務大臣に就任しています。カンプチア人民共和国時代に様々な国との和平交渉に重要な役割を担います・・・私は政治のことはあまり得意ではありません。でもカンボジアの悲しい歴史は少しは勉強しました。このブログを書いている今日(23日)渡ってきた日本との友好の橋もこの悲しい歴史と関わっています。こんな悲しい歴史を繰り返さないためにはどうしたらいいか。それはやはり次の世代を担う子ども達へ教育という武器を提供することしかないのだと思うのでした。

img_20161222_130055s img_20161222_134128simg_20161223_102552少し話がそれました。5つ目の自転車クラブ設立の話に戻します。ここには合計17台の自転車がプレゼントされました。そのうち15台が女の子です。通学途中の危険度合からすれば当然そうなってしまいます。

到着するやいなやプレゼントされた自転車に乗ってたくさんの子ども達が来てくれました。活動が始まるまでの間、一緒にまったり時間を過ごしたのですが、指さし会話の本で名前は聞けるもののどんな字を書くのだろうと思って手帳に書いてもらいました。

書いてもらったのはいいのですが、もちろん読めません。指さし会話の本に文字の解説もあったので少し教えてもらいましたがさっぱりわかりませんでした(^^;クメール文字は子音文字と母音文字が組み合わさって一つの文字になります。これまで訪れた東南アジアのミャンマー、タイ、そしてカンボジアとそれぞれ独特の文字を使っています。私にはぱっとみただけではどの国の文字かわからないのですが上座部仏教の経典が書かれたパーリ語がもとになってるとかなっていないとか(適当ですみません。先日から読みだした東南アジアの歴史の本にそれらしいことが書いてあったような・・・)

img_8746sさていよいよ自転車クラブ活動が始まりました。この写真をご覧ください。他の学校と全然違います。自転車クラブの講習部屋を用意してもらいました。皆さんきちんと並んで座っています。このとき感じたのは「着ている服がカラフルでみんなオシャレな子が多い(もちろんそうでない子もたくさんいます)」、「みんな控えめでおとなしそうな子が多い」です。そして他の学校にあった”必死さ”が無いなぁと思いました。でも冷静に考えてみれば子どもに”必死さ”はあまりいらないのかもしれません。でももうちょっと夢中になってほしいなぁ・・・と思っていたのですが、安田の浅はかな推測はすぐに間違いだとわかりました。img_8781s img_8777s30分もすればこんな感じでした。みんなだんだん興味が出てきたみたいで椅子にじっと座っていられません。写真中央で自転車を修理しているのはここの自転車クラブの部長さんです。彼も修理がとってもうまかったです。2枚目に手伝っている風の安田が写っていますが部長の仕事を見て「あれとって!」の指示に応えているだけです(^^; でも自転車修理習っていてよかったです。次に何の道具が必要かわかるので作業しやすいようにサポートできるようになりました。「私、失敗しないので」で有名なあのドラマの助手を務めている気分です(^^)

こちらの学校はまだ自転車のコンディションもマシでした。それでも消耗品はすぐに枯渇してしまいそうですが、国道沿いということもあり材料の調達もうまくいくと思います。

img_8796s今回も記念写真を撮ろうということになったのですが、最後なので私も入れてもらいました。何をかくそうここはヤスコン自転車クラブなんです(^^)みんなに交じって同じポーズで写真撮るのも楽しいですね~!みんな自転車大事にしてね~!!

img_8799sそして最後のコミュニケーションタイム。いつもの指さし会話本を手に色々と喋りました。中には英語を勉強している子もいて、その子達とは英語で会話しました。これだけたくさんの子ども達に囲まれる楽しさを知ったらもうやみつきになっちゃいますね。指さし会話帳、もっとうまく使えるように練習しておけばよかったです・・・ってパラパラ見てたら子どもの遊びやじゃんけんの仕方も書いてありました。あーっやりたかったなぁ・・・

img_8811sとっても後ろ髪をひかれながらそろそろお別れの時間というとき、車に向かう途中で「こんにちは!」と声が聞こえてきました。この写真の左4人(後ろに1人隠れています)は併設の高校に通うお嬢様がた。安田の隣にいるお嬢さんが「こんにちは」と声をかけてくれました。なんでも3年程前にちょっとだけ日本語を習ったそうです。「こんにちは」「ありがとうございます」「さようなら」だけ覚えているそうで。「それだけ知ってたら日本人はみんな親切なので旅行できるよ」と伝えておきました。残念ながら日本語の勉強はやめてしまったのとのこと。「声をかえてくれてうれしかったです!」とお伝えしてお別れしました。

img_20161222_152714s最後の最後に車に乗り込もうと思ったら自転車をプレゼントした子どもたちが来てくれました。そして工具と一緒に渡した軍手を返してくれます。どうも間違って入ってたと勘違いして返しに来てくれたそうです。「自転車を修理するときは危ないからこの軍手をつけて修理してください。日本の友達が作ってくれたメードインジャパンの軍手です。大切に使ってね」と伝えました。

img_20161222_152749sそれで折角なので記念撮影をすることに。みんないい笑顔です。日本のみんなが協力してくれてたくさんの笑顔と出会うことができました。そしてこの国の将来の事。ひいては世界の事。「世界中の子ども達に笑顔と夢を」の追求が大きく1つ進んだ3日間でした。

img_20161222_174147自転車81台と自転車クラブ5カ所のプレゼントを終え、キャラバン隊も今日で解散です。最後はみんなで軽く打ち上げしました。カンボジアの見たこともないKINGDOMビールで乾杯。このメンバーと初めて飲むビールは本当においしかったです(^^)最高の3日間となりました。チャンディーさんをはじめクルーの皆さん、本当にありがとうございました。私は皆さんや笑顔あふれる子ども達がいるカンボジアが大好きです。

というわけで、今回の旅のメインとなる3日間は無事に終了することができました。今回のプロジェクトにご協力いただいた皆さんには個別に写真又は動画を送らせていただきます。

自転車をプレゼント頂いた方:初日の全員の集合写真と、個別の自転車とプレゼント対象となった子どもが写った写真

自転車クラブをプレゼント頂いた方:自転車プレートが設けられたところの写真、活動の様子の写真や動画、ありがとうメッセージの動画

ただ、送信には少しお時間をください。なるべく早くみなさんにお届けできるようにいたします。

さて、次からは番外編としてこの旅の続きをレポートいたします。今後の旅程ですが、プノンペンには日曜日まで滞在。そのあと台北に移動して1泊して日本に帰ります。そこまでのレポートも併せてお楽しみください。

最後に改めて、自転車プロジェクトにご協力いただいた皆さん、皆さんの気持ちをしっかり届けてきました。本当にありがとうございました。感謝いたします。

 

 


訪問報告(8)カンボジア訪問記続編:ジョンの自宅にホームステイ

こんばんは。安田です。いまこのブログを書いているのは24日午後8時。日本では3連休ど真ん中ですね。カンボジアでは一部の観光客と一部のショップがクリスマスムードなだけで通常と殆どかわりません。

さて、23日の報告をします。自転車プロジェクトの学校訪問を無事終え、今日は月曜日にジョンが提案してくれた素敵な小旅行に出かけます。それはベトナム国境近くにあるジョンのおうちにホームステイ。去年はプノンペンに出稼ぎに来ているジョンの仮住まいにお伺いしましたけれど、今回は車で3時間かけて奥さんやお子さんに、そしてご近所さんファミリーに会いに行きます。

img_20161223_062407img_20161223_062550その前に、ここ3日間車で悪路を走り続けた影響で体がカチコチになっていたので、朝ランに出かけました。月曜日はメコン川を下ったのですが、今日はその支流トンレサップ川を上りました。何故ならそこには日本とカンボジアの友好の橋があるからです。この写真はその橋から日の出を撮ったものです。

この橋。最初にできたのは1966年。日本の援助でできたので日本友好橋(通称「日本橋」)と呼ばれています。しかしその輸送経路の重要度の高さから内戦時に爆破されてしまいました。内戦終了後しばらく爆破された状態のままだったのですが、これからの新しい時代の象徴として橋を修復しようと当時のSNC議長だったシアヌーク殿下からの依頼で日本は協力を快諾。1994年に再建されました。そしてその11年後の2005年、痛みが激しくなってきた橋を再度修復することにも協力しました。2枚目の写真はそのときの記念プレートです。
img_20161223_063011渡りきったところには国道6号線の行先案内が。この道をずっと進むとシェムリアップ。そうアンコールワットです。いつか行ってみたいなぁと思いつつ、それはいつかのお楽しみにとっておきましょう。この6号線の整備も日本のODAによって行われました。友好橋と6号線の整備。これによってトンレサップ川を渡った側の地域は大きな産業発展を遂げます。それに目をつけたのが中国。日本橋に並行して中国友好橋を建てるややなや同地域の開発に力を入れ今ではたくさんの中国企業が乱立しています。並行に2本の橋が出来たわけですが、そのど真ん中にimg_20161223_063204こんな記念碑をつくっちゃいました。これだと2つの橋両方が中国の支援でできたように思えちゃいますねぇ・・・こんなとき中国側から「うちも協力して橋作ったけど、カンボジアと中国と日本で記念碑つくらない??」なんて言ってくれる国だったらいっぺんに好きになるんですけどねぇ・・・残念。

img_20161223_063517さらに少し先に行くとアンコールワットの石像を思わせるオブジェが。これがものすごくでっかい!!アンコールワットへの思いをさらに強く馳せてランニング終了です。日本からはもちろんシェムリアップへの直接飛行機という手もありますが、プノンペンからバスや先日少し触れたクルーズなんかもあるので、時間にゆとりをもって旅したいものですね。

img_20161223_120955さて、いよいよジョンの自宅に向かって出発。車にはジョンと私以外に、自宅周辺の地域からプノンペンに出稼ぎにきているファミリー(いわゆるご近所さん)もご一緒しました。この人たち。本当に楽しいし、ジョンの自宅での生活に色々な楽しさを増やしてくれました。

ジョンの車の車種はトヨタのカムリ。カンボジアではバイクのホンダの知名度はかなりもののですが、車に関してはジョンはカムリがメーカーの名前だと思ってたぐらいで、トヨタの名前はあまり知れ渡っていませんでした。それでも街中を走ってる車はトヨタばかりでしたが・・・

ジョンの自宅はスヴァイリエン州にあります。ベトナムとの国境に近くに位置しています。プノンペンから車で片道3時間ぐらい。とのころ。

プノンペンからベトナムのホーチミンへ続く国道1号線をひたすら進みます。img_20161223_133251すると黄色が鮮やかな斜張橋が見えてきました。これはその名も「つばさ橋」。日本が120億円供与して建設された橋です。この橋でホーチミンまでのアクセスは抜群に良くなったそうです。ちなみに国道1号線はAH1号線(AHはアジアンハイウェイ)にあたります。あまり日本では聞きなれない言葉ですが、実は起点は東京です。ベトナム、カンボジア、タイへとつなぐアジアの主要幹線道路なのです。

img_20161223_141343sドライブは途中でスナック菓子としてコオロギが登場したり、宴の材料となる野菜、豚肉、メコン川で採れた魚などを買いながら進んできます。ちなみに豚肉屋さんはこんな感じ。当然冷蔵庫などには入っていません。右端に頭も写っていますね。沖縄のチラガーを思い出します。

img_20161223_144747sいよいよジョンの自宅が近づいてきました。1号線を右に折れるといきなりこんな感じです。それからずーっとずーっと同じ感じ。ジョンは「道が悪くてごめんなさいね!!」と言っていましたが、「昨日までのコンポンチュナンも同じ感じだったから大丈夫!」って返事したら笑っていました。

img_20161223_152051そしていよいよジョンの自宅に到着。コンポンチュナン州と同じでこのあたりも湿地帯。雨季になると洪水みたいになり1階は水につかるため、どの家も高床式になっています。2階が住まいで、1階は料理をしたり、ごはんを食べたり、くつろいだり、家畜がウロウロしていたり・・・とにかくいろいろです。寝る以外の時間はほとんど1階で過ごすことが多いようです。img_20161223_152458s

家には豚と鶏が飼われていました。豚には赤ちゃんが6匹ほどいてとってもかわいかったです。ずっとお母ちゃん豚はブーブーいいながら、結構いけずして赤ちゃんに乳を吸わせません。お腹が空いた赤ちゃんは見よう見まねで鼻先で土を掘ってミミズなどがいないか探しています。イケズなのか愛情なのか微妙なところですね(^^;

安田は豚を見ると2つのことを思い出します。それは父親の実家が養豚場で子どもの頃に遊びに行ったときの記憶。もう1つは「千と千尋の神隠し」です(^^)

img_20161223_160101s家の裏には池もあります。水面を見ているとたくさん魚がいそうです。「小さな池なのに・・・」と思っていたのですが、さっきの湿地帯と雨季の話と組み合わせると納得。この池に取り残されてしまったんですね。虫の鳴き声とときおり魚が跳ねる音。とってもリラックスした気分になります。ルアーかなんか使って魚釣りしたいなぁと思ってみたり・・・釣りに関して明日ここの池で色々なことが起こります。それは次のブログにて。

img_20161223_154752s生活用水はこの井戸から。ガソリンで稼働するポンプでくみ出すこともできます。料理をするのも、トイレを流すときも全部ここからの水を使います。飲み水はどうなんでしょうか。ジョンはミネラルウォーターをくれたのですが、僕以外はミネラルウォーターを飲んでいるところを見かけませんでした。あえてチャレンジはしませんでしたが・・・

家庭にも学校にも井戸が必ずといっていいほどあります。以前は日本からも学校に井戸をプレゼントするボランティア支援が盛んだったようです。ただ途中で枯れてしまったり、飲むのに適さないヨウ素成分が後から出てきたりと井戸も色々と難しいんだなぁと感じてしまいます。

img_20161223_160434s ハンモックに揺られているのはジョンの末娘。1歳。あと4歳の双子ちゃんがいるのですが、安田を怖がってしまって全然出てきません。結局写真を撮るチャンスがありませんでした(^^; カンボジアではハンモックの普及率が相当高いです。こうした地域の家にはほぼ確実にありますし、商店などでも店員さんが休憩のためにハンモックで一休みしているのもよく見かけます。

045s去年訪問したカエル餃子屋さんの写真がこちら。ここにもハンモックがあるのがお分かり頂けると思います。ちなみにカエル餃子とは安田が勝手につけている名前ですが、カエルのお腹に野菜をつめて串焼きしたものです。あまり信じてもらえないかもしれませんが、とってもおいしいです。

img_20161223_171648sあとこちらの少年たちはファミリーの子ども達。青い服を着た子どもが持っているのは大人気の駄菓子だとか。一口もらったらショウガ味の岩おこしの味でした。「一口ちょーだい!」とジェスチャーでお願いしてたら大人たちに「なんて子どもっぽいんだ!」と笑われてしまいました。「一口ちょーだい!」で1つ仲良くなれるんだったらいいですよねぇ。このあともう少し小さな女の子にも同じ手で話しかけてみました。こちらはベビースターラーメンのような味。子どもが好きな駄菓子の味も万国共通か・・・あと安田はすでに上半身裸です。お見苦しいところをすみません・・・この子たちとは、あの指さし会話の本を使って話をしました。やっぱりあの本、最強ですね(^^)

img_20161223_152329sそうこうしているうちに宴の料理の準備が進みます。1つ目はメコン川でとれた大きな魚。頭を落として、3枚におろして・・・あれ、頭落すだけ??鱗も取らず??結局このままでした。

この魚なんていうんでしょうねぇ。誰か知っていたら教えて下さい。情報は「メコン川でとれる」と「頭を落とすとこんな感じ」の2つだけです(^^;

img_20161223_162403s この魚はこのあとフライパンでそのまま焼かれて出てきました。皮が厚いのでどのみち食べません。だったら鱗も取らなくていいか・・・合理的。ちなみに川魚特有の泥臭さは皆無。おいしい白身でした。カンボジアの人が大好きな塩コショウ+味の素+ライム果汁のソースでおいしく頂きました。鱗のついた皮はしっかり焼かれてパリパリ状態に。少しかじってみましたが断念。食べてる際に出てくる骨や皮などはゴミ箱へ・・・ではなくその辺にポイッと捨てちゃいます。するとウロウロしているワンコが食べに来てくれます。
img_20161223_162520sさて、この魚の頭の方は・・・と思っていたらさすが無駄がありません。スープになって出てきました。頭と尾びれなどが入っていてダシがすごくとれていておいしかったです。尾びれはコラーゲンもたっぷり!こちらもおいしくいただきました。

img_20161223_152305s次は豚肉の方です。赤身とレバーを調理していました。豚肉の内蔵もときおり食べる安田にとっては馴染みの食材です。調理中、ものすごくハエがたかってきます。そりゃおいしいお肉だものねぇ・・・ここでも衛生面はあまり気にしません。火を通して食べるんだから大丈夫!。豚の内蔵といえば最近スーパーでも豚の舌を見かけることが多くなりましたね。あとレバーと心臓も。皆さんおいしさに気が付いたのでしょうか。私は大好きなので普及してくれるとうれしいです。

img_20161223_161156sで、できあがりがこれです。フレッシュな野菜と盛られてとってもおいしそうです。隣に写っているのがさっき書きました塩コショウ+味の素+ライム果汁のタレです。

ちなみに添えられる野菜はカンボジア滞在中でほぼ共通。レタスのような菜っ葉ときゅうり、にんじん、あと熟していない青いトマトです。全部フレッシュでおいしかったですよ~!

img_20161223_164916sさらにジョンのお母さんが1品追加してくれました。こちらは豚肉と高菜のような野菜を煮たものです。とても体に良いそうで特に胃腸に効く薬膳料理だとか。

ちなみにこちらの料理以外、先ほどの豚、魚は調理はすべて男衆がやっていました。女性は子どものお世話など。ちなみに食べたあとのお片付け、皿洗いも男性陣が積極的に行っていました~。

img_20161223_163233sそして宴の始まり。全員上半身裸になって飲んで食べて騒いで、とにかく楽しみました。この写真で1階の様子がよくわかると思います。雨もしのげるし風も通るしなかなか快適でした。

宴のメンバーは左からジョン、リー、チャイヤ、サー、そして安田です。宴のテーブルには女性陣は加わりません。後ろの方で女性陣だけでご飯を食べていました。一緒に飲んで騒いでっていう文化は無いのかもしれませんね。男だけで楽しんですみません!

img_20161223_175816sだんだん暗くなってきました。

「日が暮れれば暗くなる」

当たり前ですね・・・明かりはバッテリーにつながれた電燈1つです。趣があってとってもいい感じです。「キャンプしてるみたい」というえば伝わるでしょうか。

img_20161223_191923sどんどん暗くなっていきます。目は次第に慣れてくるから大丈夫ですが、火をかけた鍋も写真にとるとこんな感じです(^^)

暗闇に浮かび出るコンロの火。とってもきれいだったので思わず写真に撮ってしまいました。

ちなみにこのとき使っていたのはカセットコンロでした。他にもプロパンボンベ直結の五徳がついたコンロもありました。

何を作ってるのか見てみたくて近づいて、携帯のLEDライトをつけてみるとこんな感じ。

img_20161223_192733s実は安田のために鶏を一羽しめて料理してくれていました。「いつのまに・・・」と思いつつ、皆さんのおもてなしがとても嬉しかったです。

この鶏肉料理は一羽まるごとの鳥に薬草などを放り込んだ鍋で水分はあえて足さずにどんどん火にかけていきます。img_20161223_192540sだから当然鍋底は焦げて真っ黒。

でも次第に鶏肉から水分や油が出てきて良い感じになってきました。匂いも最高。

この薬草なんでしょうか・・・わかりませんがとにかくおいしそうです(^^)img_20161223_193027s

そしてこれが完成したところ。みんなでほぐしながらおいしく頂きました!

写真右上には唐辛子が写っていますね。ちなみにカンボジアで食べた料理の殆どはまったく辛くありません。ここへ来る前のタイ料理は辛かったですが・・・タイよりカンボジアの方が日本人の口に合う料理が多いのではないでしょうか。

img_20161223_200629sさて、食べたあとでちょっと汚い話ですみません。この写真はトイレです。真っ暗なところに懐中電灯片手で参りました。当然水洗ではありません。使ったあとは隣の水桶で水を汲んで流します。ちなみにトイレットペーパーなんて当然流せません。水桶の水でお尻を洗うスタイルです。このトイレ、色々なところで出会いましたが、私は大きい方はできませんでした。朝ホテルで済ませてから1日すごすサイクルでいけたので良かったのですが、いつかはチャレンジするときが来るでしょうか・・・

かなり宴もたけなわになってまいりまして、あたりは完全にまっくらです。実はずっと楽しみにしていたのが星空です。これだけ都会から離れていて、街灯も無い暗闇であれば相当きれいな星空が見られるはず。宴が始まったときは曇り空だったのですが、次第にすっかり晴れてきました。もう言葉を失う絶景の星空でした。星座に詳しくない私でもカシオペア座とオリオン座を見つけることができました。日本と全く同じ形をしています(当たり前ですが)。この星空を見て思ったのは、地球のどこからでも星空は眺められる。カンボジアでも日本でも同じ星座が眺められる。そんな1つの星にみんな住んでいるということでした。昨日までにあったたくさんの子ども達に、特に奨学金支援をしているあの子にもこのことを教えてあげれば良かったなぁ・・・今度来ることがあったら星座を説明するための写真を持ってこよう。

img_20161223_210016sそして宴も終了。2階に上がらせてもらうと真っ暗でした。ジョンが小さな明かりをつけてくれました。2階の様子はあまりよくわかりませんでしたが、板張りの床に敷物が敷いてあり、蚊帳がつるしてありました。その蚊帳にはいって横になったときの写真です。小さなあかりと蚊帳の網がうっすら写っています。

さぁ寝よう!!と・・・思っても練れません。何故なら大音量でラジオ音楽が流れているから(^^; そない大音量じゃなくてもいいんじゃないか・・・と思いつつ、でも仕切られていない大部屋だから大人のプライバシーを守るためにそういうこともあるかと納得してしまったのでした。酔いも深かったので、そんなことを考えているうちに眠ってしまいました。

で、ビールを飲んだら当然夜中にトイレに行きたくなります。時計を見ると午前3時。我慢しようか悩んだのですが、無理そうだし・・・それと「そう!星空!!」と思って意を決しておきました。真っ暗ななか携帯電話のLEDライトだけを頼りに戸を開け、階段を下り、トイレへ・・・途中、ワンコに出くわし心臓が飛び出るほど驚いて(^^;

トイレを澄まして星空ポイントに移動し、携帯電話のLEDライトを消しました。するとさっきよりももっと美しい星空がありました。北斗七星も見つかりました。夏の星座ですが赤道に近いここだと見えるのかな・・・と思ったり。皆さん、カシオペア座や北斗七星といえば何ですか?そう、学校で習った北極星を見つけるのに使う星座です。その方法に従って北極星を探してみると、地平近くの森の中の方向でした。

最後の天体観測を楽しんで再び床につきました。もちろん、先ほどの大音量ラジオは消えていましたよ(^^)


訪問報告(9)カンボジア訪問記続編:命をいただくこと

安田です。おはようございます。このブログを書いているのは27日。昨日無事に帰国しました!ブログの方は23日まで書きましたので、本日お送りするのは24日分です。ではさっそく!
img_20161224_062425夜明け前の3時頃トイレで起きた時に満天の星空を堪能したあとウツウツとしていましたら・・・朝は4時ごろから鶏が鳴き始め、ジョンのとこにいる豚や牛も合わせて起き出します。そして5時半にどこからか大音量でお経が流れ集落の朝が始まります。安田は昨日のお酒が少し残りつつ気持ちのいい朝をぼーっとすごしていました。img_20161224_063318そしたら急に「バシーン!」と何かをたたく激しい音。ビックリして振り向いたらサーさんが暴れる鶏を両手にかかえています。何かの道具でバーンッ!と捕まえたんでしょうね。そのあと調理場の方に向かいましたらこんな感じで鶏は横たわっていました。首の骨を折ったようです。「これから鶏を捌いていくんだ・・・」と思ってせっかくなので見せてもらいました。安田は鶏を捌いたことがありません。スーパーやお肉屋さんで並んだ鶏肉しか知らないわけです。でも当たり前ですが、誰かがどこかで捌いた鶏なはずです。「朝捌き」とラベルが付いてたりするのもあります。今からまさに「朝捌き」が始まるのです。以前DVDで「いのちの食べ方」を見ました。あれと同じ。命を絶って捌いていく様を見る事で、その尊さ、食べ物を大切に戴くということが本当に重要だと認識させられます。私は子どもの頃「食べ物は残さず食べる事」を躾けられました。その躾には本当に感謝しています。img_20161224_063500

さて、鶏はそのあと首の部分に切れ込みを入れて血を抜きます。お皿に取っていましたがこれは後の料理に使ったのかどこかに捨てられたのか定かではありません。そのあと熱湯につけて羽をむしり取っていきます。細かな羽毛もきれいに取っていく作業は結構手間がかかるようです。

img_20161224_064637そのあときれいに水洗いをして背中から包丁を入れ内蔵を取り除きます。内蔵の中で捨てられずに残ったのは心臓、砂肝、肝の3つ。先日行った市場でもそうですがいわゆる「玉ひも」の部分は見かけませんでした。今回も捨てたのか、そもそも雄だったのかもしれませんが。あとは足の先にある爪の部分を包丁で落して完了です。ぶつ切りになって料理されていきます。

img_20161224_071309その一方で裏の池では釣りが始まろうとしていました。これは昨晩、ジョンの計らいで「この池にいる魚を見せてやろう!」と言ってくれて「是非!」とお願いしたのです。「釣れるかな~!」と胸を躍らせていたのですが、この釣りは思わぬ展開を見せました!img_20161224_072116釣りを早々に諦めて網を使った漁が始まったのです。リーさんとチャイヤさんの2人がかりで。オシャレなチャイヤさんは少し嫌がっていましたが・・・なんだかすみません。でもすごく楽しかったです。子ども達と捕れた魚を見て喜んでいました。

皆さんにもその素敵な様子を見てもらおうと動画もちゃんと準備しています。

img_20161224_073856魚はこれぐらい捕れました。すぐにチャイヤさんが何匹か捌いてくれてこちらも朝食の一品に加わりました。何ていう魚なんでしょうねぇ。「魚なら捌けるから手伝おうか??」と言おうとしたのですが、チャイヤさんが持っている包丁をナタのように使って背びれを落しあとはぶつ切り。間違って指を落しそうだったのでやめておきました・・・。

img_20161224_080459こちらは調理の様子に飽きた子ども達。この風景も万国共通です。それにしても驚きなのが電気も通っていないこのエリアに携帯電波が飛んできていることです。少し弱くはありましたがカンボジアのキャリア通信網も恐るべしです。でもこうしたエリアに沢山の人が住んでいるのでカンボジアにある3つのキャリアもこぞって対応エリアを広げているんでしょうね。そのおかげで安田も時々Facebookに投稿することができました。

img_20161224_074121こちらはできあがった鶏肉料理です。とってもおいしかったです。ぶつ切りが基本なので骨もたくさんありますが、残った骨はテーブルの下で「骨ちょーだい!」と待っていてくれるimg_20161224_085921 img_20161224_085938動物たちにあげればOK。みんなで分け合いながら食べる。なんだかとっても楽しかったです。さて、調理から漁、朝食を経ておよそ3時間経過。ジョンはその間、奥さんを州の中心地にある病院に連れていってました。何でもご病気なのだとか。心配です。帰ってきたジョンは朝食を食べながら一枚の紙を見せてくれました。それはカラーで英語と画像が入った診断書のようなものです。画像は日本でもおなじみのエコー検査のもの。英語の診断書は読めないなぁ・・・なんて目を通していたら「liver(肝臓)」に「12mm~15mm」と書かれた箇所を発見。何かできているのでしょうか。もしかして・・・と思ったのですが怖くてその単語を探すのはやめにしました。奥さんは病院でもらった大量のくすりを1回分ごとに分けていましたが、その薬で治ってくれることを祈るばかりです。ジョンの提案で自宅に来ることになりましたが、そのタイミングで病院に連れて行ってあげることができて良かったです。本当に早く治ってほしい。ジョンも心配そうでした。

ジョンの朝食が済んだあと、皆さんとお別れして車で再びプノンペンに戻ってきました。ホテルで1時間ほど仮眠をして夜までブログを書いたり仕事をしたりしてました。

img_20161224_193350 img_20161224_193309「プノンペン最後の夜かぁ」ということでずっと気になっていた屋台にチャレンジ。いつもいく市場の食堂で焼きそばを食べたあとに屋台に向かいました。焼き鳥屋さんのようですが、一緒にパンも焼いてくれるんです。どういったスタイルなのかわかりませんが、安田は焼き鳥を1つ1つ指さして「1本ずつちょうだい!」とお願いしました。日本でいうところの手羽先の先っちょ、さんかく(しっぽ)、レバー、ハツ、あと何だかわからないソーセージのようなものの5本です。屋台のお兄ちゃんと記念撮影もさせてもらいました。それに野菜や付けダレがついて2$です。全部とってもおいしかったです。コンビニで買ったアンコールビールとで1人飲み。最後の夜は静かに更けていきました。

明日はいよいよ空港に向かってカンボジアをあとにします。ジョンともお別れです。そして台北。まだ予定は何も決めていません。トランジットで1泊。泊まるゲストハウスだけ予約しているだけでフリータイム。何しようかな~というわけで24日の報告は以上です(^^)


訪問報告(10)またね!!

こんばんは。安田です。いよいよカンボジア訪問記も10日目となりました。次回が最終回です。長かったような短かったような・・・10日目の今日はいよいよカンボジアを離れます。

img_20161225_070741宿泊していたホテルはDiamond Palace Ⅱです。朝食付きなのですが、最後に試したかったFried Rice(いわゆるチャーハン)を食べました。ここの朝食はシンプルながら何でもおいしいですね!!

荷物の整理は昨日のうちに済ませておいたので朝食を終えてすぐチェックアウト。チェックアウトといってもカギを返すだけ。10秒で完了です。予めジョンに空港まで送ってとお願いしていたのですが、1つお願いをしました。それは「車じゃなくてトゥクトゥクで行きたい!」ということ。

img_20161225_072825カンボジア最後の日にジョンのトゥクトゥクドライビングテクニックを堪能したかったのと、喧噪のなかカンボジアの空気、風、匂いを感じて帰りたかったのです。

トゥクトゥクに乗り込むとジョンはライダーらしいかっこいいヘルメットをしてました。なかなか似合ってるよ!!

img_20161225_07560440分ほどで空港に到着。最後に記念写真。

ジョンはこのあとまた自宅に帰るそう。なんでも奥さんから電話があったとのことです。なんだか元気がありません。昨日のこともあるのですごく気になるのですが、残念ながら私にはどうしてあげることもできません。友達が困っているのに何もできないもどかしさを感じつつ・・・固い握手を交わしハグをして言葉少なに「ジョン、また会おうな!」とだけ伝えて別れました。

img_20161225_075844空港には念のため出発の2時間30分前に到着する予定だったのですが、色々とトントンと進んだためまだチェックインすらできません。私の便は下から3行目のTAIPEI(台北)行きです。空港内をウロウロするもカフェが1つあるだけですので時間も潰れず・・・というわけでノープランだった台北での計画を考えることにしました。このとき泊まるところは決まっていました。場所も台北中央駅近くということだけ把握している状態でした。ネットで観光名所を検索するもどうも面白みにかけるなぁ・・・と思っていたところに見つけたのが台北にある「九份」です。かなり郊外で空港からバスを乗り継いで2時間半ほどのところです。到着はきっと7時ぐらいになるかなぁ・・・でもそもそも夜行くべきところだし、陸路移動が多かった今回の旅の締めくくりにバスを乗り継ぐのもいいかと思って決めました。ちなみに九份は映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなったといわれている場所です。(ジブリ側は否定しているようですが・・・)ジョンのところで見つけた豚を見てこの映画のことも思い出したしこれも何かの繋がりかと。そうと決まれば行き方を調べなければ・・・ということでネットで色々調べていくうちにチェックインの時間となりました。

img_20161225_100335出国審査を済ませ中に入るとスターバックスが。「去年あったかなぁ・・・」と思いつつ、コーヒーをこよなく愛する安田としてはここは外せません。Grandeサイズを3ドルで注文してゆっくりと堪能しました。今はクリスマスシーズンでエプロンは赤でしたが、グリーンエプロンのおもてなしはカンボジアでも建材でした。さすがです。

そうこうしているうちに飛行機搭乗。これまで台北やバンコク周辺の飛行機からの景色、バンコクからプノンペンまでのバスの車窓からの景色をお届けしてきましたが、当然プノンペンからの飛行機からの景色もお伝えします。少々長めなのは大好きなカンボジアを離れる安田の心情だとご容赦ください。

さて、台北に到着。入国審査段階で「そういえばビザっていらないのかな?」と気が付く始末。何事もいきあたりばったりですみません。急いで携帯で調べようとネットにつなぐも、「そっか!まだ台湾でSIMカード手に入れてないから・・・」で必死にWiFiの電波を探して設定。ようやく繋げて調べてみれば観光で1泊2日だから不要だと判明し一安心(^^;

img_20161225_152612入国審査を済ませて台湾ドルへの交換を済ませまずはSIMカードの購入です。3日間限定SIMが300香港ドル。およそ1000円です。タイ、カンボジアに比べると高いなぁ・・・と思いつつも必要なので購入。お姉さんに携帯を渡すと設定までしっかりやってくれます。これで一安心。でも今回は時間がありませんので次はバスです。

img_20161225_163359今回の目的地「九份」に空港から向かうには長栄バスにてMRT忠孝復興駅まで行って乗り換えです。空港地下1Fのカウンターにて125台湾ドルのチケットを購入。窓口の人は路線図に印を入れてくれてバス乗り場の番号(6番乗り場)も教えてくれました。

しばらく待っているとバスが到着。しばらくノンビリ車窓を楽しんでいましたら台北の繁華街に入ってきました。バスには社内放送がありません。次の停車駅は運転手さんが現地語で話すのと電光掲示板にチラッと一瞬だけ表示されるのが頼りです。はたしてきちんと降りられるのかすごく心配で、携帯の地図アプリで現在地を確かめながらの緊張の旅となりました(^^;

それでも何とかMRT忠孝復興駅で降りることができました。ネットで調べた結果によると、降りたところと同じバスターミナルで次は1062路線のバス乗り場を探せばいいとあったので探してみると・・・ありません。おかしいなぁ・・・と思っていたら

img_20161225_174308電柱にこじんまりとこんな掲示がありました。乗り場が移動したそうで・・・英語と日本語の表示だけの掲示というのはいかに1062番が観光客の利用が多いことを物語っていますね(^^;

この掲示の裏側は簡単な地図になっているのですが、これがなかなかわかりにくい・・・

img_20161225_174302この赤い線にそって移動するのだそうですけど・・・やはり曲がるところに何があるのか書いてほしいなぁ・・・しかも目的地と書いてある変更先のバス停の名前も違っています(^^; といつかこのブログが同じ理由で困った人の検索にひっかかるかもしれないのでここで簡単に解説しておきます。

この地図を見ている位置に立ってください。目線を上に向けると高架が見えます。そっちの方に進むとMRT忠孝復興駅の入り口(下り階段)が見えます。それを通り越して高架下の大きい交差点を渡らずに左です。その先を少し歩くとバス停が見えてきます。そのバス停がこちら。

img_20161225_175159ちなみにここは日本の観光客も並んでいるのでわかると思います。しかし夜遅いとそうでもありません。そしてタクシーのおっちゃんが「バスもう終わったよ!タクシー載り合いで200台湾ドル~!」と言いなれた日本語フレーズを連呼します。私がここに到着したのは夜の18時。この時点ではまだバスがあります。大丈夫です。乗り合いタクシーもいいのですがバスもいいでしょう。バスは90分ほどかかりますが・・・タクシーはもう少し早いようです。滞在時間を長く取りたい人はタクシーでもいいかもしれません。

img_20161225_181330で、これがそのバスです。1061の路線バスがたくさん来ます。このバス停で表示が1062に変わったので乗り込みました。ちなみに1061のままのバスもあるので、ちゃんと乗るときに確かめて下さい。

このバスは車内の電光掲示板に次のバス停の案内すら出ませんでした(^^; またまた地図アプリとにらめっこです。ただ到着してわかったことですが、目的のバス停「九份老街」はかなり観光地化しています。観光客も多いのでわかると思います。それでも不安な方は、止まったバス停の先にファミリーマットが見えるのでそれを目印にしてください。九份観光のスタート地点とされるセブンイレブンはバス停からは見えませんのでご注意を。

で、めでたく九份到着。そのときの時間が19時45分。ちなみに九份老街からの帰りの最終は21時20分頃(あいまい)までですので1時間半ほど時間があります。しかし帰りのバスも並ぶとあったので30分ほどさらっと楽しむことにしました。

img_20161225_195626バス停を進行方向に進み、ファミリーマートも過ぎたころにセブンイレブンが見えてきます。その左隣がスタートです。アーケードのある商店街がこんな感じです。赤い提灯がやはり雰囲気を出しています。ただ到着した時間が遅かったのか商店の半分はすでに閉まり、残りのいくつかも片付けを始めていました。

買物をするつもりもなかったのでそのあたりは気にせず商店街をどんどん進んでいきます。折れ曲がるポイントがたくさんあるのですが、基本的には一本道のようなものなので道に迷うこともありません。ずーとずーっと進むと見晴のいい行き止まりに到着・・・・あかんやん。というわけで戻りますと赤い提灯が四方に広がる交差点があります。殆どの人が「きっと上にあるはず・・・」と階段を上るほうに進みます。安田もそうでした・・・と間違って進むところまで徘徊している様子も動画がありますのでこちらをどうぞ(^^)

動画は階段を上りきって「無いやん・・・」と途方に暮れるところで終了。他にも多くの観光客が「無いやん・・・」って困っていました。正解は先ほどの交差点の階段を下る方です。

img_20161225_195927img_20161225_200308まぁたくさんの観光客でごった返しなのは仕方がありません。クリスマスのせいか少し電飾が多すぎて明るすぎるなぁとも思いますがそれも仕方がありません。とにかく到着したという満足感に浸っていました。

その建物そばには「カオナシ」がいました。

「Can I take picture with you?(写真一緒にとっていい?)」と聞いたら、

「Yes! Off course!(もちろん!)」と答えてくれました。

カオナシは「Aahh・・・」と言って欲しかったのですが、それはご愛嬌(^^) 一緒に写真とって握手してハグして。たくさんの観光客に楽しさと喜びを提供する彼は素晴らしいですね~!!

 

img_20161225_203021さて目的も果たしたし、コンビニで台湾ビール飲んだし帰ろう~!ということですが帰りのバス停どこ??と少しさまよいました。セブンイレブンからさらに山を登る方向にあります。ファミリーマートの方に戻ってもありませんのでご注意を。そして大行列。当然乗り合いタクシーの営業もすごい!列に並んでいる人たちの会話を聞いていると日本人以外にもたくさんの国から来ているようでした。何を話しているのかさっぱりわかりませんので少なくとも日本語、英語じゃないことは確かです(^^;

バスの列はおよそ30分ほど並んだでしょうか。無事に乗れてまた90分ほど揺られてMRT忠孝復興駅に到着。そっからMRTに乗ってもいいのですが、街歩きをまだしていません。だから台北駅近くのゲストハウスまで歩きながら途中で夜ご飯をとることにしました。

img_20161225_225454あまり夜にうろつくのはよくありませんが、大通りに面して歩いている人もそこそこいたので大丈夫と言い聞かせて歩き続けました。でも夜遅くまでやっている現地のお店ってあまりないんですね。明かりがついているのは日本でも見かけるお店ばかりです。この写真にも吉野家やモスバーガーが写っています。あとマクドナルド、すき屋・・・「それだけは避けたいなぁ・・・」とひたすら歩き続けました。

img_20161225_230843そしていよいよ台北中央駅に到着。でっかい駅やなぁ・・・と完全におのぼりさん。そこでヒヤッと・・・

ここまで歩いてくるときに大きな交差点を渡ったのですが、そのときリュックサックのチャックがずれて中の書類やらノートパソコンやらをぶちまけるアクシデントがありました。急いで拾い集めて抱えて交差点を渡りきり書類とノートパソコンを収めて再スタートしました。(ノートパソコンはいつも愛用の手作りケースに入っているので損傷はありませんでした。)

なんで台北中央駅で思い出したのかわかりませんが・・・そういえば明日の関空行きの航空券拾ったっけ???

 

 

蒼白になってリュックサックの中を探索したら・・・無事ありました・・・焦りました・・・どっと疲れました・・・で、もうファストフード店でいいかなぁとお店に近づいていったら見つけました!!

img_20161225_231843まだやってるのかどうかわかりませんが、お箸持って食べるしぐさして「Ok?」と聞いたら頷いてくれました。とってもうれしかったぁ(^^)

調べてみたらさすが台北中央駅のすぐそばっていうこともあって有名店のようでした。ホームページでも色々と紹介されていました!

img_20161225_232022ただそのような事前情報無しで、お店の大きな看板メニューで何を頼むか吟味。よくわからないメニューから「猪脚飯」と「蛤麺」を指さして注文。出てきたのは豚足の煮込みがおかずについたご飯とアサリスープの麺でした。どちらもとってもおいしかったです(^^) いまこのブログを書いていてメニューを再確認しているのですが、麺は2種類から選べたみたいですねぇ。それよりも*マークのついている「温州大餛飩麺」が今更ながらすごく気になります。お店の屋号が名前になっているメニューには外れがないと勝手に思い込んでいるのでとっても魅かれます。

img_20161225_234205おなかも満たされたところでゲストハウスの位置確認。ここからすぐのところにあるようです。地図アプリを頼りにすぐ発見できました。その名も「ヒア ゼア ホステル 台北」。雑居ビルの中にあるのでどんな感じかなぁと思っていたのですが、ネットに掲載されている写真ではとってもきれい・清潔で良かったという口コミが書いてありました。(ここまで来て口コミをチェックしても仕方がないのですが・・・ここでも行き当たりばったり感満載で・・・)

img_20161225_2345246Fにエレベーターであがるとすぐにカウンターが。受付のお兄ちゃんにパスポートを提示するだけですぐにチェックイン完了。色々と英語で設備やらルールやら説明してくれます。少々早口で理解できないところもありましたが、もう寝るだけなので、鍵の開け方、トイレや洗面所の場所だけわかればいいかと納得。部屋はこんな感じのドミトリースタイル。

img_20161225_234709ほんとはリビングルームの若者と話してみたかったのですが、お腹が満たされて安心したのかもうかなりの眠気でした。こちらがドミトリーの内部。ドミトリーというより日本のカプセルホテル状態といった方がいいですね。横からはすでに寝息が聞こえてくるのでしずかに着替えて就寝しました。

プノンペンで朝食を食べていたのが、その夜には台北にきて九份を観光し、ご飯と麺に舌鼓を打ち、ゲストハウスで眠る。今日も非常に内容の詰まった一日でした。

ベッドに入り、今日一日を振り返っていました。ジョンのことを思い出したり、奥さんの無事を祈ったり、カンボジアで出会ったたくさんの子ども達のことを思い出したり、そういえばタイのバンコクで出会った彼との2日間はものすごく遠い記憶のように思えたり・・・バスで国境を越えようとしたときに変な現地人に騙されそうなったりと・・・色々なことが思い出されました。でも何より航空券を落してなくてよかった(^^;;

おやすみなさい。明日で長い旅も終わりです。