皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日はカンボジアに来まして11日目です。番外編が続いておりますが、今日も番外編です。
ここでいつものご留意事項が1つ。毎年のことなのですがこのカンボジア訪問は渡航費用・滞在費は安田の完全自費で行っております。
皆様からご協力いただいたご支援金は自転車や修理クラブ用の工具や交換パーツの購入、寄贈セレモニー等の実施費用、クラウドファンディング手数料と返礼品などの準備・発送にかかる活動運営費などに使用させて頂いております。
だから、『おいらたちの金で何遊んどるねん!』って怒らないでください。よろしくお願いします。
まずはいつもの生配信
朝起きたらおとといのウドンマラソンによる筋肉痛はほぼ治っていました。起きてさっそく生配信。毎日生配信の練習をしているせいか段取りもかなり良くなってきました。
だらだら過ごす・・・朝ごはんと書店
今日の予定無し。部屋の窓から王宮の見える景色を楽しみながら仕事したりブログや動画の整理をしたり・・・
そして、次第に昨日本をやっぱり買わなかったことが気になったりして・・・で、Googleマップで検索したら宿から徒歩10分ぐらいのところに本屋さんがあることが判明。2015年に来てから8年、何度も遠い本屋さん行ってたんですけど・・・
朝ご飯を食べがてら出かけることにしました。
こちらが朝ごはん。いつものクイテウサイチュルーク(豚米麺)ではなく、昨日からクイテウサイッコー(牛米麺)にはまっています。これで値段は2ドルでした。おいしかった!!!クイテウがあればカンボジアで生きていける!!(嘘です。ビールが必要です)
そして本屋さん発見。いつもいくチェーン店の大型書店ではありませんが入ってみることにしました。
そしたら昨日欲しかった本3冊それぞれ在庫があって、しかもチェーン店よりそれぞれ0.5ドルずつ安い!!3冊で1.5ドル安い!!これ、1.5ドルで缶ビール2本買えるんですよ!!・・・これが後押しとなって今回は購入しました。何を買ったかというと
クメール・日本語辞書
日本語・クメール辞書
小学校1年生の国語の教科書
の3点です。帰国したらしっかり勉強します。
ホテル帰ってのんびり読書
少しずつ進めている動画の整理。編集した後の書き出し時間は読書していました。
3巻まで来ました。帰るまでに最終巻まで行けるでしょうか。インド編はとっても刺激的です。
クルージングと晩御飯買い出し
今日は早く寝ようと決めています。なぜなら明日午前4時集合だから。何の集合かは後ほど。
ぶらぶら散歩がてら安田大好きクルーズに出かけることにしました。
途中寺院の前で伝統楽器を使った演奏をしているところに遭遇。せっかくなのでFacebookで生配信しました。こういうの見ると楽器買いたくなってしまいます。でも・・・どうせ練習しないし・・・気持ちをぐっとこらえました。
そしてチュルイチュンワーフェリーに到着。
こんな感じのフェリーです。メコン川の対岸まで人だけなら500リエル(1ドル4000リエルだから20円弱?)で運んでくれます。
クルーズの様子もFacebookライブしました!!風の音がすごいですが、よろしければどうぞ。
そして対岸の町に到着。こちらがそのままメインストリート。数百メートル進むと何もなくなるのでいつも徒歩で行って帰っての滞在時間20分ぐらい。またビール買おうかなぁとブラブラしていましたら、最近プノンペンでもよくみかけるジュース屋さんを発見。
こちらフランチャイズなんでしょうかね。2m四方の店舗スペースが定番となっておりメニューも内部も共通。
非常にコンパクトな設計でお姉さんがドリンクを作成中。その後左側の機械でプラスチックコップにフィルムのフタをします。(日本でもタピオカドリンクのお店で定番のマシンです)
こちらメニュー。どこのお店も共通なので、フランチャイザーがレシピを提供し店主に作り方などオペレーションを教育し、そしてドリンクに必要な材料を買ってもらうという仕組みです。はやりすたりがありそうですが、投資金額も少なく済みそうですし、短期回収を目指して3年がんばれば・・・といったところでしょうか。
メニューがクメール語オンリーなのが、地元民向けのビジネスであることを思わせます。安田は「コーヒー」の文字にココナッツの絵が描いてあるものを指さして注文。
これで5000リエル。安田はドリンクってあっという間にゴクゴクと飲み干してしまうのですが、結構ボリュームがありました。あと・・・とにかく甘い。それは予測していたのでウェルカムなのですが・・・おいしかったです!!これを片手に帰りのクルーズへ。
こちらが帰りの船。2階が屋根付きテラスになっているタイプ。
こちらが2階の様子。のんびりと過ごせます。日射しも気にならないですし座れるのもグッド!!
しかも売店もあります。この売店親子。楽しそうでした。この船で1日何往復、1年で何往復するのでしょうか。
フェリーでプノンペンに戻ってきました。
わかりにくいですが釣りをしている人が二人。
こちらには3人。
ここにも。
「何か釣れないかなぁ~」とのんびり眺めながら。急げば10分の道のりを1時間ほどかけながらのんびりホテル周辺までもどってきました。
そういえば、最後の写真の釣り師の横10mぐらいのところで、3歳ぐらいの子ども2人(シャツだけきて下は何も着ていない)とお父さんらしき人がいました。たぶんん、この川辺に暮らしている。お父さんが2人にスナック菓子を1つ渡して、2人で仲良く分けながら食べていました。もしかしたらこれが夕ご飯かもしれないなぁと思いつつ。
※ここからグダグダ書きます。読み飛ばしてもらって結構です。
ついつい「かわいそうだなぁ」と思ってしまいます。でも何もしてあげられません。
いや、財布のお金を全部その親子に渡すことはできます。できるはずです。
でも、それはしない。しようという気が起こらない。
自転車プロジェクトで見てきた貧困家庭。
3日前に見たスラム街の子どもたち。
でも、川辺に住むこの親子に比べたら住むところがあるだけマシかもしれません。
スラムを見た後、ユズキちゃんに「どうでした?」と聞かれました。
いろいろ適当な言葉を並べて答えましたけど、正直なところ「気の毒だ」の一言。
その先の言葉が続かないし、これを見たからといって何も行動する気にならない。
たぶんそれはいくつか理由があります。
今がいっぱいいっぱいでこれ以上何ができるかなんて考えられない
カンボジアの色々な貧困。日本にもある貧困。その全部にアプローチすることなんてできない
「できることをがんばる」というあたりまえの結論
そして、「できること」が年々老化によって減少してきている現実。でも一方で支援の輪が広がって集まる支援金は過去最高を更新しているプレッシャー。
自分のパフォーマンスが落ちていることをここ数年感じています。
だから新しいものを見たくない。見せないでほしいという気持ち。
でも、本当にそうなのか?
それはわかりません。
「問題は依然としてここにある」と「改善している」は共存関係にあるとファクトフルネスという本に書いてありました。本当にそう。
皆さんのおかげで累計1000台以上の自転車を寄贈することができました。1000人以上の子どもたちを笑顔にすることができたのは間違いない。そしてその多くが中学校を無事卒業して進学するか働くかしているはず。安田が追っかけている奨学生の子は奨学金と自転車をゲットして中学を卒業し、高校を卒業し、今、看護学校に通って「看護師になりたい」という夢の直前まで来ています。
でも、プノンペンを散歩すれば3分で出会う物乞いの親子。川辺に住む家族。公園のベンチで子どもに毛布を掛けてやり夜を過ごす親子。車いすで募金を募る障がい者。
そういえば、ウドンマラソンのとき朝4時半に出発し北上しようとしたところ、プノンペンリバーサイドは売春お姉さまがたくさんいました。走りながらもたくさん声をかけられました。性産業とエイズの問題。エイズ罹患率は下がったもののまだカンボジアに根付く深刻な問題のひとつ。訪問したスラムでもエイズで亡くなったお母さんの話が出ていました。
じゃあ、結局は?
カンボジア自転車プロジェクトを続けるだけです。皆さんに応援されている、そして自分がこの活動を誇りに思っている。しかも子どもたちが笑顔になれる。この活動をこれからも続けていきます。
※ここでグダグダ記述終わります
で、散歩も終盤。晩ご飯の買い出しです。ウドンマラソン前夜に買ったお店に再度来ました。
今回は、全体頼んだ3品(豚バラ、鶏モモ、ミミガー)のうち豚バラを豚軟骨に変更。野菜も前回より多く入れてくれました。
これ食べて寝ます。
なぜなら明日午前4時集合のため3時起きだから・・・
どこに行くかというとジョンの実家、スヴェイリン州に行きます。1泊2日で。昨年も行きました!!今からとっても楽しみ!!
ノートパソコンをホテルに置いていくので、明日はブログの更新ができません。すみません。
明後日の夕方帰ってくるのですが、10時には空港に行かないといけません。
そうです。いよいよ帰国です。飛行機の待ち時間等でブログの更新ができたらがんばります!!
最後までお読みいただいてありがとうございました!
皆さん、最後までお読みいただいてありがとうございました。
明日はスヴェイリン州。このご報告ができるのは帰国してからかも・・・