カンボジア訪問記、2日目の12月1日の様子を紹介します!!
台北の桃園国際空港で一晩過ごしました。寝不足気味ですが・・・6時から色々なお店が開きだします。さっそくフードコートへ。スタバ・・・高いなぁ。というわけでモス。コーヒー45台湾ドル。およそ150円ふらい。ちなみに安田は今回ドルしか両替していかなかったのですが、昨年も同じ経路でしたのでその際に少しだけ両替して残っていた台湾ドルを持参していたのでとっても良かったです。
ほとんど無人だった空港にどんどん人が押し寄せてきます。これから海外に行こうとする台湾の人。台湾の旅行を楽しんで自国に帰る人。様々です。朝はやくからバッチリメイクで働く免税店の店員さんとか本当に頭がさがります。旅に携わる人は様々ですが、こうした人たちの気持ちのよい接客があると旅の思い出がまた楽しいものになりますよねぇ(^^)
さて、無事搭乗をすませ、いざカンボジア、プノンペンへ。友達でトゥクトゥクドライバーのジョンには空港に迎えに来てほしいとFacebook経由でお願いしてあります。もうすぐ会えると思うと本当にワクワクしてきました!雲海きれいでした!
さて、カンボジアへの入国カードと税関の申告カード。今回はカンボジアガイドブックを持参しなかったのでスマフォの英語辞書を使いながら書きました~。飛行機で微妙に揺れるところで小さな字を書く作業は若干乗り物酔いを誘発しますね(^^;
そして機内食。昨晩の機内食から何も食べていないので結構腹ペコ。朝からガッツリ頂きました。もちろん完食です。隣の緑色の缶は・・・「朝っぱらから飲みやがって!」と怒らないでくださいね。
となりに座っていたおじさんが「ウーロンティ~!」って言ってたのに何故かCAの人が白ワインを出してきました。「ちゃうちゃう!ウーロンティ!(何語かわかりませんが・・・)」で行き場の失った白ワインを眺める安田。CAの人と目が合いました(^^)CAの人も助かる。おっちゃんも助かる。安田もうれしい!白ワイン作った人もうれしい!なんと三方ならぬ四方良しの解決策でした(^^)
そして食後のコーヒー。至れり尽くせりの朝ごはんでした(^^)
さて、そうこうしているうちにプノンペン上空。「なんでプノンペン上空ってわかるの?」とお思いの皆さん。”大きな川が合流する中洲に大きなホテルが建っている”が安田の目印です。一昨年も見たし、昨年は朝ランで付近を走ったのでしっかりと覚えています。
ちなみに大きな川の合流とはメコン川とトンレサップ川です。雨季になるとトンレサップ川は逆流してその出発地点となっているトンレサップ湖は溢れだし、何倍もの面積になるという川です。雨季にいったことが無いので逆流トンレサップ川はまだ見たことがなんですよねぇ・・・メコン川は中国を源流としミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア、そしてベトナムを流れる東南アジア最大の川。ここで魚やエビを捕って生活している人がたくさんいます。でも中国をはじめたくさんの上流にダムが出来ているため川の環境が悪化して漁獲量が激減しているそうです。
ちなみにナンプラー(魚醤)のルーツはトンレサップ湖と言われています。またカンボジアには魚やエビで作った調味料「プラホック」が有名なのを今思い出しました。マーケットで買ってかえりたいなぁ・・・
というている間にプノンペン国際空港に到着。ビザも取得済みだしスムーズスムーズ。5分ほどで入国となりました。預けていた例の30キロの荷物も無事到着。
しかし空港は大改装中で昨年とは全く違う様子です。
なんと吉野家もできていました。吉野家さん、いい国に目を付けましたね~(^^)
次はSIMカードです。昨年購入したSIMフリー携帯を持参してきましたのでSIMを買うだけで携帯が使えるようになります。昨年使っていい感じだったmetafoneにしました。携帯を渡すと窓口のお姉さまが設定などすべてやってくれます。とっても簡単。10GBのツーリスト向けSIMを10ドルで購入。容量大目のものにしたのはデザリング等で色々使いそうだったからです。2週間の滞在で10ドル。安いですね~!
そして携帯が通じたら早速ジョンに連絡。約束時間より早めだったのですがもう近くまで来てくれていました。Facebookのテレビ通話でお互いの位置を確かめながら無事合流。元気そうで何よりです!
ジョンに今回の旅のスケジュールを説明。彼は英語があんまり話せません。安田もあまり話せません。だからチグハグなやりとりになりますが、それはもう友達だから何とかなります。「今日の夜行バスでシェムリアップに移動するんだけど、この30キロの荷物を明日NGOの事務所に届けてもらえないか?」とお願いしたら快諾してくれました。
空港までは少し距離があるので昨年買った車で来るかなぁと思っていたらトゥクトゥクでした。安田はこっちの方が大好きなんです。運転見てるのも楽しいし、風、音、匂いを直接感じると「カンボジアに帰ってきた~!」って思いがするから。
しかし車もバイクも多い!!みんなアグレッシブな運転で活気があり過ぎです。
こちらもバイクだらけ・・・で、気が付きました。
「そういえばヘルメット着用が今年3月あたりに義務化されたよなぁ・・・」
みんなヘルメットかぶっています。交通事故死が多いカンボジア。これで多くの命が救われるでしょう(^^) (かぶっていない人も結構いました・・・後日談)
こちらは近代的なビル。大きなLEDビジョンを備えた建物。去年は工事中だったかなぁ・・・というわけで、このあたりでプノンペンの活気を少し感じられる動画を貼っておきます。LEDビジョンとともにお楽しみください(^^) 信号待ちが長いですが・・・
それでジョンの活動基地となっているホテル「DIAMOND PALACEⅡ」に到着・・・あれ、名前変わってるやん!!1階、ええ感じのレストランで、朝ごはん食べるの楽しみやったのに・・・カフェになっていました。ホテルのロビー、受付カウンターは2階なのかな??ジョンは例の30キロ荷物をここの受付のお兄さんに預けてくれました。ジョンが明日NGO事務所に届けてくれることになっています。
ジョンとは夜ご飯一緒に食べる約束をしていったんお別れ。すぐそばにある国立博物館に行きたかったのと、他にもウロウロしてみたかったんです。
まずは腹ごしらえ。すぐそばの食堂で焼きそばをお願いしました。英語メニューがあって、メニュー内容もシンプルなので簡単です。
お店の中はこんな感じ。すぐ近くに外国人通りがあるのですが、そうした観光客ではなく地元人でにぎわっているお店が安くておいしいのです。
来ました。焼きそばとアンコールビール。焼きそば2ドル。ビール1ドル。計3ドル。おいしくて安くて大満足!!
そのあとはすぐそばの国立博物館へ。クメール王朝時代のものはもちろん、様々な歴史的彫刻などが展示されています。
入り口で入場料10ドルと日本語ガイドマシン5ドルを払っていざ突入!
「日本語ガイドを聞きながらだったら色々と楽しいだろう~」
と、思っていたのですがやはり歴史が頭に入っていないのでちんぷんかんぷん。時代を謳歌したクメール王朝(アンコールワット)はヒンドゥー教の寺院です。そこから仏教(日本のような大乗仏教ではなく小乗仏教)が広がりを見せたというぐらいの知識しかありませんので、
「あー、ガネーシャもやっぱりあるよねぇ」
「あー、この菩薩さんは日本のものとちょっと表情も違うなぁ」
ぐらいの楽しみ方しかできません(^^;
ただ日本のそうした博物館と大きな違いは、ガラスケースなどで覆われていないものもたくさんあることです。置いて並べただけ。博物館は窓もガラスがはめられていないので涼しい気持ちのいい風が通るのですが、それだけ風化しやすいはずなんですが・・・「Don’t Touch」と書いてあるので触りませんが、触ろうと思えば手が届く。目と鼻の先まで近づいて見れる。この石像を掘った人、崇めた人、そうした人々との距離がすごく近くなったような気がします。
こちらが博物館の中庭です。ちなみに展示物は写真撮影も禁止。(実際にはたくさん撮っている人もいましたが・・・)だからこのブログにも掲載できる写真がありません。ごめんなさい。
さて、博物館では1時間ほどしか滞在しなかったのでジョンとの待ち合わせ時間までまだ4時間ほどあります。どうしようかと考えた結果・・・
「そうや!クメール式マッサージを体験しにいこう!!」
と、思い立ちました。スマフォでおススメ店を調べてGoogleマップで確認していざ出発。およそ5キロほどありましたが街歩きにはちょうど良いかと思って徒歩で向かうことにしました。
こちらが周辺の様子。おっちゃん、原付で小さな子供と二人乗り。落さないように・・・この辺はヘルメット着用率が下がっていますね(^^;
これはカンボジアの誇り。独立記念塔。
そして1時間ほどかけて到着・・・無いなぁ・・・Googleマップを何度も確認。ここのはずなんやけどなぁ・・・ちなみに名称はSpring SPA。で見つけてしまった貼紙。写真中央に「Spring SPA paused for a while(しばらく休業)」だって・・・
「なんでやねん!!!」
というわけで、どうしてもクメール式マッサージを体験したい安田は次のおススメ店を検索。そしてなんとそれは先ほどの博物館からほど近い場所にあるということでした・・・・
同じ道を帰るのはいやなので独立記念塔が小さく見えるぐらい違う道を選びました。それにしても暑い・・・日に焼ける・・・そうそうに上着とクロマーをバックパックに括り付けてTシャツ一枚になっているのですがそれでも暑い・・・さすが東南アジア、さすがカンボジア。
こちらは途中で見つけたタコ(ゲーラカイト?)を販売する屋台。平日ということもあって誰も買ったり遊んだりしていませんでした。
そしてここはハトの天国。歩行者天国になっているこのエリアはのんびり過ごしている人が多く、その人たち向けにハトのエサ(トウモロコシの粒)が売っています。エサがたくさんもらえるので集まるハトも半端なく多いです。
こちらは工事現場。ショベルカーの上に人が立っています。日本だったら即アウトですが・・・ぐんぐんショベルカーは周るので途中であのお兄さんは振り落とされそうになっていました(^^; ちなみにアーム部分には日本の建設会社の名前が入ったままでした。中古で流れてきたんでしょうねぇ・・・
こちらは壁に絵を描くお兄さん。ペンキで器用に描いていきます。完成した様子が見れなくて残念。プノンペンに戻ったときにチャンスがあったら見に行こうと思っています。
さて、この薄暗い部屋はどこでしょうか?
そう、ようやくクメール式マッサージが受けられるお店に到着しました。マッサージ料金は90分で9ドル。本当は60分、120分コースしかなかったのですが、待ち合わせ時間まで中途半端だったので「90分でもいける?」とお願いしてみたらOKでした。
ちなみにクメール式マッサージはというとリンパ系マッサージでリンパ腺の流れを良くするためのものでした。ちなみにリンパマッサージは結構痛いです。安田は90分間、
「あぁ、『痛い』とか『もうちょっとやさしく』のクメール語を調べてきたらよかった」
という後悔の念を抱きながら丁寧に進められるマッサージと対峙していました(^^;
こちらがそのマッサージ店の看板です。
MASSAGE CLINIC BY BLIND(Japanese Style)とあります。そう、こちらは盲目の人がマッサージをしてくれるのです。日本でも観光地などでよく見かけるスタイルです。中はベッドが5つほど並んでいて、安田が入ったのでちょうど満床状態。日本に比べて福祉環境が劣悪ななか、こうして盲目の人に仕事があって収入が得られる仕組みが出来ているのは本当にすごいなぁと思いました。
そして、マッサージのあとジョンとその仲間たちと合流。皆さんもう顔なじみですし、すでにFacebookでは友達関係だったりします。ビールで「ちゅるもーい!(乾杯)」して楽しいひと時を過ごしました。
いつも旅の時に持参している「指さし会話帳」は本当に重宝します。少しだけ勉強したクメール語を話すとみんな大喜び。勉強しておいて良かった(^^)
※このあと虫、ヘビ、カエルなどの料理を食べたのですが、その写真、動画はこのブログの最下部にあります。ご注意ください。
プノンペンのレストランはこんな感じで売り子さんがお店の中まで入ってきます。お花を売ったり、食べ物を売ったり、様々です。子どもの売り子さん(後の方で写真もあります)もたくさんやってきます。みんなたくましいですね。
みんなと別れたあと、ジョンと2次会をしました。安田はこの夜、夜行バスに乗ってシェムリアップに向かう予定だったのですがその出発までまだ時間があったためです。
こちらが子どもの売り子さん。何を売っているかといいますと、下の写真です。
こちらの左側がそう。手前の大きいのは生卵です。食べるかどうか悩んだのですが、ジョンが買ってくれたのでグィッと一飲み。上の小さいものは青唐辛子入りカマボコみたいなものでした。これがかなり辛い。ビールがどんどん進んでしまいます・・・
途中で加わりました店員さん。ジョンはいつもこんな感じのお店に連れて行ってくれます(^^;
で、店員さんが離れてジョンと2人になったときに奥さんのことを聞いてみました。ジョンの奥さんは肝臓に病気があることを去年、ジョンの実家に行ったとき(その様子はこちらに書いています)に教えてくれたのです。
ジョンの実家はベトナムとの国境近くのスベイリン州にあります。ベトナムの大きな病院に連れていって治してもらったとのことでした。
「とってもお金がかかったよ。だから車も売ってしまった。」
ということでした。
「車はまた買えるから!奥さん元気になって良かった!ほんまに良かった!」って泣きながら握手してたら、店員さんが不思議そうに見ていました(^^;
そのあと、後ろのテーブルに警察官が。何か調べに来たのかなと思いきや普通に食べて飲んで帰っていきました。制服のままで(^^;
カンボジアの警察は他の国にもありがちですが評判はよくありません。賄賂を要求したり難癖をつけたり。
最後に頼んだ一品がこれ。なんだと思います?そう、貝です。貝の蒸し物です。安田がメニューを見て、「これ食べたい!!」って選んだのですが、メニューにはこう書いてありました。
「Boiled Oyster(蒸し牡蠣)」
出てきたものをみて、「こんなん、牡蠣ちがーう!!」とジョンに日本の牡蠣の写真を見せて説明したのですがあとのまつり。安田は出されたものを残すのが嫌いだから、全部いただきました。かなりレアの状態で出された貝はおいしかったのですがちょっと怖いですね(^^;
さて、時間も近づいてきたのでバスステーションに向かいました。プノンペンのナイトマーケットのすぐそばでした。
バスはこんな感じ。とっても大型で新しい!
この夜行バスの素晴らしいところは完全にフラットな状態で寝られることです。寝台列車のようにフラットな状態で席が並んでいます。安田は2階の最前列を予約していました。車窓が楽しめそうだったからです。
でも出発してそうそう、アルコールのおかげもあって、前日の寝不足も加勢してあっというまに寝てしまいました(^^;
夜中の3時頃。尿意で目が覚めたのですが、トイレはバスの一番後ろ。最前列から後ろまで完全に真っ暗な車内を移動するのは躊躇します。ちょうどそのとき運転手さんのトイレ休憩のためバスが止まりました。(トイレ休憩といってもその辺の草むらですが・・・)
「これはチャンス!」
というわけで、運転手さんと並んで失礼ながら草むらめがけて(ごめんなさい)
それで、「なんでこんな話書いてるねん!?」と怒られそうですが、その用の間にふと目を向けた空がすごかったからです。郊外も郊外、あたりは真っ暗。バスのライトは付いていますが、これだけの状況で見る星空はものすごかったです。目の前には北斗七星がくっきり。本当にたくさんの星があたり一面輝いていました。カンボジアの北斗七星はものすごく低い位置にあります。南にある国なので北極星がほぼ地平線あたりに見えます。きれいだったなぁ・・・・
というわけで2日目のレポートでした。
以下、番外編の番外編。注意書きにもあった六本脚レポートです。改行をたくさん入れてますので、見たくない人はここまでにしてください(^^;
こちらが一皿目です。時計回りに、ヘビ。コオロギ。小エビ。小魚。イモ虫。ヤゴ(?)です。エビと小魚はまったく問題ありません。
こちらが2皿目。何故か増えたイモ虫君。左下はカエルです。右下はウズラ(?)でしょうか。
こちらの虫たちと他の仲間たちは前述の売り子さんたちが売っています。現地の人はほとんど買いません。観光客の人も「うわーっ」って驚くのですが買いません。結局買ったのはうちのテーブルだけでした。それで、ジョンも他の仲間たちも食べません。なんや食べるの安田だけか・・・機内食、さっきの牡蠣じゃない蒸し貝のところでも書きましたが、出されたものは残さず食べるのが信条なので・・・でも食べてみたら全部美味しかったです(^^)
「ほんまに食べたんか?」
という方々のために証拠映像をどうぞ。これにて2日目の番外編の番外編も終わりです(^^;
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