皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。昨日帰国しまして現在事務所で後業務に追われています。投稿できませんでした12日目と13日目の様子を併せてをお伝えいたします!
スベイリン州へGo!!
この日から1泊2日でスベイリン州にあるジョンの実家に遊びに行きました。集合は何と午前4時。まだまっ暗のなか、スベイリン州までの約3時間のトゥクトゥク旅を運転してくれたのはサーでした。
途中、エンジンオイルの交換。
こちら、トゥクトゥクで一緒に向かったチャイヤ。トゥクトゥクには子どもたちへのプレゼントのぬいぐるみやお菓子が満載。サーもチャイヤもジョンの義理息子。プノンペンに出稼ぎでトゥクトゥク運転手をしています。奥さんらもプノンペンで働いており子どもたちはスベイリン州のジョンの実家でジョンの奥さん(子どもたちからしたらおばあちゃん)が育てています。
そしてジョンの家に到着。
「なんかパワーアップしてる!!!!」
去年も来たのですがその時の写真をどうぞ。
ね!1階部分に部屋ができているし、大きな屋根が拡張されていてスコールが降ったとしても何の問題もなさそうです。総工費は4,000ドル。なんと義理息子のサーとチャイヤがお金を出したそうです!!
ここでいつものスケジュール生配信
朝が早すぎたので起きてすぐ生配信できず。スヴェイリンに到着してからの配信となりました。
ひたすら食べて飲む
※ここから料理がたくさん出てきますが、写真が結構生々しいものが多いです。苦手な人はすみません。
到着するやいなや料理をふるまってくれました。鶏の丸焼きです。しかも2羽。
ジョンのお家には鶏はもちろんアヒル、豚、牛などいわゆる家畜がたくさんいます。今回の鶏も自ら絞めて調理したものをふるまってくれました。
こちらがその家畜の豚さん。サーが水で洗っていました。この水も水道が無いので井戸から電動ポンプでくみ上げています。
そして牛さん。朝でかけて(放牧?)、夕方帰ってきます。
こちらはカンボジアのそうめん。ノンバンチョックっていいます。
そうこうしていたら、電話で呼び寄せたらしく豚肉の行商人が到着。
ジョンが吟味中です。
こちらのお肉。購入後、チャイヤが調理してくれました。
こちらができあがり。卵はアヒルの卵です。甘辛醤油味でおいしかったです!!
次は塩漬け魚を焼いたもの。
ジョンご機嫌です。
朝からビールを飲み続け、無くなっちゃいました。サーのバイクでビール買い出しです。
ちなみにビールは24本ケースで14ドル。だいたい2,000円ぐらいの計算でしょうか。
かえると安田の指差し会話帳でチャイヤの長女スヨンちゃんが勉強していました。この本は子どもたちと遊ぶのが楽しい。指さして発音してみるだけ。安田の変な発音で子どもたちは笑ってくれます。
こんな感じで大集合!!
カニ発見。そのあたりで獲れたカニだとか。これも食べるそうで・・・
シンプルにそのままフライパンで焼きます。
こんがり焼けたら頂きます。身は少な目でしたがちゃんとカニの味。おいしかったです!!
まだまだ調理は続きます。次は小さい魚を炒めています。
出来上がり。スパイシーな味付けでした。骨ごとポリポリいただきました。
こちらは小魚の干物。これもあぶって食べたらおいしかったです。塩がきつめでビールが進む~!
次はウズラさん。
そして牛モツ炒め。茶色いのは牛の血を固めたものだとか。ポリっとしていてレバーより食べやすいかも。
スイーツのドーナツまで。もうおなかいっぱい!!!
お昼寝とシャワー
朝からたくさん食べてしっかり飲んだのでお昼寝モード。
汗びっしょりなのでシャワー。といっても、この水桶で水を頭からかぶるだけですが・・・ついでにシャツにパンツもサッと水洗い。
こんな感じで干しておけば2~3時間で乾きます。安田は上半身裸の腰巻タオル。
魚を獲ろう
ジョンのおうちの裏には小さなため池があります。そこで魚を獲ろうということになりました。そんなに大きな池ではありませんが魚はいるのでしょうか。
二人がかりで網をしかけていきます。結構深そうです。そして・・・結果は!!
もうびっくり大漁!!
大きいもので20cmぐらいでしょうか。このかわいらしい顔した魚と小魚がたくさんとれました。
さっそく調理。内臓を取って、塩で体のぬめりを取ります。丁寧になんどもぬめり取り。これで臭みが消えるんでしょうね。
下準備完了。
お鍋に全投入。香草や調味料を加えて煮ていきます。
これで完成。白身のたんぱくな味。臭みは下処理のおかげか全くなくおいしく頂きました!!
次は小魚の方。こちらもたくさん取れました。ジョンが手さばきで内臓だけ取っていました。かなりの数だったので大変そう。
下処理が終わりましたら、こちらは甘辛く炒めていきます。
完成。鰹節と桜でんぶを足した感じの味でした。ご飯のお供にも最適。
今日のメインディッシュ登場!
お魚の行商人が来られて、こちらの大きな魚を2尾購入。
まずは絞めて、
口から香草を入れ、まわりにたっぷり塩をまぶしていきます。
炭をおこして、
焼きます。じっくり。
少しずつ焼けてきました。いいにおいもしてきました。
完成!!いい香り、塩加減で、そしてホクホクしていておいしかったです。分厚い皮は食べません。が、これまでの鶏肉や魚から出る骨は近くをずっとウロウロしている犬が全部食べてしまいます。
夜に備えて
少しずつ日が暮れてきました。この時間ぐらいになると蚊が大量発生します。
いつも準備してくれる蚊取り線香に加えて、カンボジアではコンビニでも売ってる蚊よけスプレー。この組み合わせで今回は1回も蚊にさされませんでした!!
魚獲りに行こう!!
夕焼けがきれいでした。あたりが暗くなってきたので、サーが「魚取りに行こう」と誘ってくれました。去年はこの魚取りの最中に「トッケイ」の鳴き声を聞いたのでした。
今回ジョンやチャイヤにも「このへん、トッケイいるかな?」と聞いてみたら「このへんにはいないよ。」という回答。去年の体験は奇跡だったのでしょうか。
※トッケイ体験を含む去年のジョンの実家滞在記はこちらです。
サーチライトを照らすと稲が刈り取られたあとの田んぼからパチャパチャ音がしてきます。小魚がたくさんいるようです。
数分でこれだけ取れました。サーチライトだけの明り。まわりは星空。そして鳥などの動物の鳴き声。トッケイの声しないかなと耳をずっと澄ましていたのですが、残念ながら聞こえず。
「スヴェイリンでトッケイ」
今年は残念な結果となりました。
魚獲りから帰ってきたらまた料理を作ってくれていました。豚皮を炒めているようです。
こちらが完成品。みんなたくさん食べてたくさんビール飲んで、もう何本飲んだのか当然わからず・・・まぁとにかく酔っぱらいました。
寝転がって星空を眺める
Zzzz….眠たい。
「そろそろ寝るか?」とチャイヤが声をかけてくれました。
安田が下の写真を指差して、「ここで寝てもいい?星がきれいだから・・・」とお願いしました。
「だめだめ。野良犬がいるから危ない。」ということで断念。だったら・・・
30分だけという条件で特設星空ベッドを作ってくれました。ここに横になってきれいな星を眺めていました。
「ん?流れ星!!」
「いや・・・違う?・・・ん?・・・ほたる?」
光る虫が夜空を飛んでいました。満天の星空と光る虫たち。
トッケイは残念だったけど、これはこれでとっても素敵な体験でした。
眺めているうちにウトウト・・・ジョンのお家の中に移動してぐっすり眠りました。
2日目スタートはアヒルから
2日目の朝です。ジョンがアヒルを締めていて下処理の最中でした。
こちらのアヒル。これから調理されるところ。羽をきれいにむしるのがとっても手間がかかりますけど、ジョンは丁寧に作業を進めていました。
安田は朝のYoutubeライブにてこの日のスケジュールのご報告。ついでにジョンのおうちの様子をぐるり360度撮影してみました。
朝ご飯を食べに行こう!!
そんなところにサーが「朝ご飯食べがてら買い物に行こう!」と誘ってくれました。
近くの食堂に向かいます。途中、サーが「うちの娘(長女)が通っている学校ここ!」と教えてくれました。チャイヤの娘(長女・スヨン)も同じ学校に通っています。片道3キロだとか。小学生にしては結構遠いです。
そして町の食堂でいつもの定番クイテウ。今日は牛肉にしてみました。
そして、子どもたちへのおみやげのスイーツ。柏餅のカンボジアバージョン?いい香りがする葉に包まれたお餅です。中身はココナッツ。おいしかったです。朝からおなかパンパン。
宴は続くよどこまでも
帰っていたらジョンが門が外れかかっているのを溶接で修理していました。ジョンはほんとに何でも自分でできちゃうのですごいなぁと感心してしまいます。
さきほどのアヒルです。香草がたくさんでおいしかった!!
ここでジョンの奥さんが加わってくれました。ジョンが「今日の午後、もうカツヤは帰るよ」といったら「また寂しくなるねぇ。ビール1本もらおうかしら(安田推測)」ということで初めてジョンの奥さんと乾杯できました。
そして野菜スープが出てきました。優しい味。何かが溶け出してとってもトロトロまろやか。
それぞれののんびり時間
ずっと食べたり飲んだり話したり。おなかがいっぱになってきたらお昼寝タイム。
サーは次女さまとまったり時間。
チャイヤも同じく次女さまとまったり。
二人ともプノンペンでトゥクトゥクドライバーとしてがんばっています。こうして実家に帰省した時しか子どもたちと会えないのでしっかりお父さんとして娘をかわいがりまくっていました。
ジョンにお願いしてお米をわけてもらいました
ジョンはというと・・・何やら機械を触りだしました。こちら精米機です。20年以上ずっと使っているんだとか。少し調子が悪いので年末年始にかけて修理するっていっていました。でも少し動かすみたい。
エンジンを動かすときの音やけむりが最高。Facebookライブでお伝えしましたので、こちらにリンクを貼っておきます。
精米したものを振るいにかけています。こちらのお米、実は少し分けてもらいました。安田家で食べてみたいと思ったからです。
安田「少しちょうだい。日本で食べたい。」
ジョン「いいよ。10キロぐらい?」
ちなみに安田の帰路のカバンは40キロのコーヒー豆でいっぱい。2つの荷物に分けて合計46キロまでしか持って帰ることができません。なので500グラムぐらいだけ分けてもらいました。
宴は続くよ~どこまでも~
まだまだ料理が出てきます。
焼き魚。頭がごっついいかつい!かじってみましたが頭は歯が立たず。すかさず「ちょうだい」と寄ってきたワンワンにパス。おいしそうに食べていました。
牛モツの炒め物。甘辛く味付け。いろいろな料理をふるまってくれました。辛すぎて食べられないものは1つもありませんでした。やっぱりカンボジア料理は日本人に合うと思います。ちなみに付けタレとかには唐辛子をどんどん入れます。だから辛いのが好きな人はタレで調整するようで、料理本体は全然からくありません。
スヨンが小学校から帰ってきました。ちょうどそのときサトウキビジュース屋さんが通りがかったので注文。写真のようにその場で絞って100%ジュースを作ってくれます。
こちらが完成品。安田の父方の祖父の家は鹿児島の奄美諸島でサトウキビをよくしがんでいた思い出があります。その懐かしい味を思い出しながらおいしくいただきました。
ジュースでまったりしたら、また食べる
昨日買った大きなお魚。もう1尾あったので塩焼き。
いかつい!!でも白身はたんぱくで臭みも無くおいしいです!!ごっつい鱗の皮は剝ぎやすく骨の身離れもよいので食べやすいです。
昨日の夜、サーと獲った小魚。その他の小魚と併せて炒めて食べました。こちらは少し辛めの仕上げ。骨ごと丸々と・・・でも、ときどきごっつい鱗と小骨が激しすぎる魚もいたりして・・・それもまたカンボジアの味です。
昨日の朝からずっと食べて飲んで食べて飲んでの繰り返し。途中で近くの友達が宴に参加したり、ジョンの末娘(来月結婚予定)と花婿さんが参加したりと楽しい時間を過ごしました。
この2日間で24本ビールの箱を計・・・5箱消費しました。120本・・・どんなけ飲むねーん!!!
そろそろお別れの時間です
そろそろプノンペンへの出発の時間。集合写真を撮りました。
スヨンとも。ジョンからみると孫たち軍団。スヨンが一番年上。そろそろお姉さんぽいところを見せつつ、たぶん「あなたが一番お姉さんなんだから」と言われ続けてるんでしょうね。怒ったり拗ねてみたり色々でした。これからもちびっ子リーダーとしてがんばってほしいところです。そして安田の後にいるのがボナの息子さん。ボナもジョンの親戚ファミリーの一人で、いま熊本県の企業で働いています。今はビデオ通話なんかもできるのでしょうけど、長期にわたってお父さんがいないのは寂しいはず。お父さんがしっかり稼いでくるはず。寂しいけどがんばってね!!
豚さんの水浴び、やらしてもらいました。また来年会えるといいな~!
そしてジョンとはここでお別れ。前述したように精米機の修理をするそうです。また来年会おうと誓い合いました。最近になってようやく、安田は1年に1回、12月にしかカンボジアに来ないというのが浸透したみたいです。
プノンペンに帰ろう!!
行きしなと同じくサーがプノンペンまで送ってくれました。
サーの爆走トゥクトゥクをご覧ください!途中で撮影に気が付いてくれて、ピースを決めてくれました。
そして、行きはまっくらで撮影できなかった安田大好きツバサ橋。正式名称はネアックルン橋です。ライブでお伝えします!是非ご覧ください。カンボジアの500リエル札にはプノンペンの友好橋、そしてこのツバサ橋が日本の国旗とともに印刷されています。
最後の打ち上げ
無事プノンペンのホテルまで戻ってきました。空港に向かう時間まで残り2時間。荷造りはジョンのところへ行く前に終わっていたので最終確認で少しだけ。そして、残りの時間はやっぱりライブで打ち上げをしようと思い立ちました。
缶ビールをコンビニで買ってメコン川へ。「メコン川で乾杯」が恒例行事(安田が勝手に決めている)となっていますが、打ち上げももちろんそこ。Facebookでつないで、自撮り棒にスマホをセットし撮影開始! 人目をはばからず大声で乾杯と叫びました。その後は王宮を散策したり周りの商店で売ってるもの(虫も・・・)を紹介しつつ気が付けば30分もライブしていました。お付き合いいただきました皆さん、ありがとうございました!!
空港へ!!
ライブ打ち上げも無事終わり、空港へ。サーが送ってくれました。
そして空港でお別れ。「来年また会おう!!」と約束しました。
最後までお読みいただいてありがとうございました!
皆さん、最後までお読みいただいてありがとうございました。
これで、カンボジア滞在記2023は終わり・・・ではありません。明朝出発し、日本に到着し・・・まだ大切な行程が一つ残っています。
その様子は次の投稿にて。そこでこの旅の総括も書きたいと思います。