みなさん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今は12月10日の午後11時30分。日本時間だと11日の午前1時30分。今からブログ書き始めます(^.^)
今晩カンボジア渡航後初めてLINEのカメラ通話で家内と娘と話しました。元気充電完了した次第です!(^^)!
やっぱり朝ランから
今朝はプノンペンでの朝ランから開始です。6時に起きたのですが、今日は大切な友人がプノンペンに到着するので朝が慌ただしいのです。安田の目論見としては6時起床。10分から走り始めて1時間。7時10分。そこからシャワーと汗だくウェアの洗濯。それで8時。あと、明日からの自転車プロジェクト旅のための荷物の確認で8時半。そこから友人を空港まで迎えに行って9時・・・といった忙しい午前を送る予定なのでした。
まぁとにかく走りにでかけようと、いつものトンレサップ川とメコン川の合流地点からランニング開始。ちょうど太陽が昇るところできれいな景色。この景色、なんども見ているのですが、これからあと何回見れるのでしょうか。そう思うとジーンと見つめ続けてしまうのでした。
ジョン、チャイヤ、リー!!
ランニングを終え、洗濯を終え、荷物のチェックを終え、大切な友を迎えに空港に・・・安田はでも少し心配なことがあったのでした。トゥクトゥクドライバーのジョンに昨日電話したんです。「明日空港に友達を迎えに行きたいんやけど、8時半にホテル前でお願いできるかな?」って。電話に出たジョンはすでに寝ていた様子。どうも「実家に帰っているからチャイ・ヤに電話しておくよ」とのこと。チャイ・ヤはよく知った友達なのでまぁいけるかなと思ったのですが、スマホからチャイ・ヤにSMSで「ジョンから連絡行ったかな?明日空港までお願いね!」と送っても返信もありません。Facebookメッセンジャーでも送ったのですが返信がありません。電話をかけてみたのですが、クメール語の応答メッセージが流れるだけ。もしかしたら電話番号変わったのかな・・・明日ホテルまで来てくれなかったら適当にトゥクトゥク拾えばいいかっと半ばあきらめて朝を迎えたのでした。
準備を終えてホテルの下まで降りていくと、「はーい!かつや!!」との声が。ホテル前で待っていたのはチャイ・ヤではなく友達のリーでした。
リーに、「昨日ジョンに電話したらチャイ・ヤに頼んでくれるって言ったたんだけど、約束の8時半までチャイ・ヤが来なかったら空港までお願いできる?」と説明したら「OK!!」と快諾。ちなみにジョン、チャイ・ヤ、リーはファミリー。2016年にジョンの実家に遊びに行ったときの記憶がよみがえってきます。このブログの愛読者の人は一度は読んだことがあると思いますが、どうしてももう一度、是非、お願いだから、軽くでもいいので目を通してください。リーがとってもいい人だってわかります。
訪問報告(8)カンボジア訪問記続編:ジョンの自宅にホームステイ
訪問報告(9)カンボジア訪問記続編:命をいただくこと
事情を説明した後、チャイ・ヤが来るかどうかわからないので時間までの10分ぐらい話をしました。話の中身はボナのこと。ボナもジョンのファミリーの一員。最近トゥクトゥクドライバーをやめたのとのこと。英語が話せるしもっと稼げる仕事に就いたとのこと。リーに聞いたんです。「トゥクトゥクって儲からくなったのはなぜ?」って。リーの答えはツーリスト(旅行客)の減少でした。確かに街中で外国人観光客を乗せたトゥクトゥクを見かけることは少なくなりました。でもトゥクトゥクの危機はこれだけではありません。
こちらは一昨日のブログに登場した小型トゥクトゥクです。この小型トゥクトゥクの台頭が著しい。一昨年ぐらいから姿を現したこの乗り物。去年、今年と断然台数を増やしています。1人、2人の移動手段としてトゥクトゥクよりも安い値段で、限定的ではありますがメーターもあっての明瞭会計とあっては値段交渉を面倒くさいと感じる人が流れていくのもうなづけます。
僕は50台手前48歳になったおっさん(ここで小さくぶっこみます。今日12月10日は僕の誕生日(^.^))には古き良きトゥクトゥクが合っているんです。時間・効率・便利そしてITと無干渉。その全部と反対方向に向かっていきたいんです。だから昔ながらのトゥクトゥクを大事にしていきたい・・・とカンボジアに滞在している間だけでも節に願うのです。
Qちゃん現る!!!
結局8時半になってもチャイ・ヤは現れず、リーに空港まで連れて行ってもらいました。そしてちょっと待たしてしまって申し訳ないんですけど、無事合流したのは去年もカンボジアまで来てくれたQちゃんです。
去年のQちゃんの初めての登場シーンはこちら。
5日目(12月10日):Qちゃん、現る!!グロッキー安田の救世主
なんと、去年の今日。同じ日付ですね。安田が自転車旅で熱中症になってへばっていたところ助けてくれた命の恩人です。
Qちゃんは今年も来てくれました。だって友達ですもん。でも・・・友達だからってカンボジアまで来てくれる??そんなことないです。絶対ないです。自分で同じことができるかわからないです。Qちゃんは来てくれました。来てくれただけじゃないんです。励ましたり、ダメ出しをしたり、アイデアをくれたり、色々な形で応援してくれます。応援してくれるだけじゃなくて「一緒に手伝うよ!」とも言ってくれます。そんなQちゃんの期待にどう応えればいいのか不器用な安田はカメみたいなノロノロ思考で考えています。
空港でピックアップして合流したQちゃん。チャンディさんがホテルまで迎えに来てくれるのは14時30分。それまでの時間、せっかくなのでプノンペンでの観光とお昼ご飯を一緒に過ごしました。
ちなみに「観光」。楽しいコースと勉強するコース。2択を聞いてみると、やっぱり勉強するコースを選択するQちゃん。だったらと、安田が2015年に初めてカンボジアを訪問した時に訪れたトゥルースレンミュージアムに行ってみることにしました。そのときの訪問記はこちらです。
自転車支援、開始のきっかけについて(2)
上の記事ではトゥルースレンの前にキリングフィールドも訪問していますが、キリングフィールドのあるチュンエク村は遠いので時間も限られているなかトゥルースレンだけを見に行くことにしたのでした。
キリングフィールドにて
Qちゃんに「日本語ガイド音声もあるので、是非。」とおススメしつつ入場。入場料おごってもらいました。ありがとう!!で、一歩中に入ると・・・
あっ・・・そうや・・・そうやった。
入り口にある14基のお墓を見て動けなくなっちゃいました。Qちゃんはガイド音声を聞いている様子。心を落ち着かせて。ここで虐殺にあった人たちの無念に思いを馳せて。決して当事者じゃないけれどカンボジアの悲しい過去に目を向けて。そして決してこんなことが起こってはいけない。カンボジアだけじゃなく世界中でそんなことが起こってはいけない。ちっぽけな一人の大人だけれどもできるだけのことはがんばっていこうとそのお墓の前で誓ったのでした。
4年前に訪れたトゥルースレン。何事も記憶のかなたにおしやってしまう安田にはQちゃんの付き添いっていう名目だけど、自分自身がもう一度、カンボジアの支援を続けていく目的の1つを再確認するための大切な再訪問になったのでした。
ちなみにトゥルースレン。新しい展示や世界遺産に登録された周年展示なんかもあって、最初に訪れたときとは違う展示がいくつかありました。それは説明のパネルであったり、年表であったり、地図であったり、そして・・・写真であったり。
2017年に新たにプリントされた写真。そのすべてはトゥルースレンが解放されたとき、その場で虐殺された状態で放置されていた14人のうちの何名か新たな写真でした。(14人というのは前述の14基のお墓に眠る方たちです)それはもう目を覆いたくなる写真ばかり。でも見たくないのと見なくては。そしてあんまり言いたくないけど「見たい」という感情が入り混じって。なんで「見たい」のか。自分ではその感情は認めたくないんだけれども「2017年プリント」の説明の文字が付された写真を探してしまう自分がいるのでした。怖かったです。なんで見たいんだろう。興味?・・・好奇心?・・・胸が詰まるんですけど。
でもこうした悲惨な写真無しではトゥルースレンの、あるいは虐殺の歴史を強いインパクトでもって伝えることはできません。その強烈さを、そして「刺激?」を求めてしまうところに残酷さとか自分の嫌なところを感じてしまうのでした。
ちょっと嫌な自分を書いちゃいました。
Qちゃんは日本語ガイドの音声とともにしっかり見学した様子。感想を聞くと、「お腹いっぱい」とのこと。そう「胸いっぱい」だよねと納得してトゥルースレンを後にしたのでした。
ホテルに戻って
ホテルに戻ったのは11時過ぎ。チャンディさんが迎えにくる14時半までお昼ご飯を食べながらゆっくりすることにしました。「お昼ご飯に3時間かかるんかい!!!!」という声もありますよね。
そりゃそうです。ビールをこよなく愛する二人ですから、お昼からかんぱーいです。このあと長距離移動でトイレが心配だったのですが、まぁいっかとお昼から再会を祝って乾杯しました。ちなみにQちゃん。去年と同じく顔出しNGです。シャイなんです。彼。お許しを。
コンポントム州へ!!!
昼間とは思えない量のビールを消化して14時。あと30分でチャンディさんが来るので一旦ホテルに戻りました。明日のコンポントム州と明後日のプレアヴィヒア州で開かれる自転車プロジェクトのための荷物の最終確認。日本からもってきた40キロオーバーの荷物をがんばって下まで降ろしてチャンディさんご一行の到着をQちゃんと待つのでした。
ちなみにコンポントム州までは距離にして168キロ。これまで行った支援地よりも遠い。グーグルマップによると車で2時間44分。色々換算して3時間はかかりそうです。チャンディさんの到着は荷物の積み込みなどに時間がかかって15時半ごろとなりました。国道6号線をどんどん北上します。国道6号線はプノンペンとアンコールワットがあるシェムリアップを結ぶ国道。だから整備も進んでいて80キロ以上の速度で走れる区間も。昨日いったカンポットへの3号線とはえらい違いです。
道中はQちゃん、ユズキちゃん、安田の3人で日本語でガンガン色んな話をしていました。とっても楽しくって時間が経つのも忘れるぐらい。笑うことは活力。元気を出すにはとっても大事です!!
途中トイレ休憩をはさんでようやくコンポントム州へ18時30分に到着。その中心市街地にて今晩は一泊します。
支援先でのホテルの手配はチャンディさん任せ。とってもきれいな過ごしやすいホテルでした。一旦荷物を置いて19時から夕食に出かけたのでした。
八本脚登場(閲覧注意)
夕食はホテルから少し離れた中華系レストランへ。
こちら魚の甘酢餡かけ。
菜っ葉の炒め物。
鶏のスープ。
ジョンとの宴会でも出た牛肉と目玉焼きとポテト。
骨付き鶏のから揚げ。
このようなメニューとビールとライス。この組み合わせでみんなで楽しく食事をしていたんです。席順は円卓だったのですが、安田とQちゃんの間にユズキちゃんが挟まる形。ここでも色々トークしていたのですが、Qちゃんがいらんことを言い出しました。
「いつかクモ食べてみたいんですよね。」
カンボジアではコオロギや小さなイモムシなどの食虫は珍しくありません。でもクモはあまりみかけないんです。安田もカンボジアでなんどか食虫にトライしてきてきていますが・・・その様子は以下のブログにて
2日目(12月7日):安田号2018調達完了!!
でもクモは経験なし。まぁ雑談ネタとしては良かったのですが、チャンディさんから信じられない一言。
「そこの屋台で売ってるよ」
早速スタッフのマブさんとヴィーリャックさんが買いにいってくれました。それがこちらです。
まぁお願いしたのがQちゃんなのだから彼から食すのかと思いきや、日本人としての心意気ということでQちゃん、ユズキちゃん、安田から食することに。しかもなんでかわからんけど年長者からという振りで安田から食べることになりました。Qちゃん、おいしいところをありがとう!!
このあとQちゃんも、そしてユズキちゃんもチャレンジしました。みんなそれぞれ食べているところを写真に納めて(^.^)
それにしてもユズキちゃん、チャレンジを振っても断らない。肝のすわったお姉さんなのでした。
2次会・・・3次会・・・
夕食を終え、まだ語り足りない?飲み足りない?Qちゃんと二人で隣の気安い食堂で2次会することにしました。ユズキちゃんに「来る?」と尋ねると、断らない。一緒に付き合ってくれました。
40台オッサン2人と女子大生一人。話は四方八方に巡るめくのですが、Qちゃんも安田もやっぱり熱いので自転車のことや子どもたちの支援のこと。日本のことや政治のこと。これからのこと。支援をしてがんばっている人たちへの支援のこと。などなど。色々と話しました。インターンで来ているユズキちゃん。足りていない経験不足なことも色々あるけれど、ユズキちゃんにしかできないことはたくさんあります。中小企業の経営と同じ。「お金が無ければ手間をかけたらいい」とか。「寄付しませんか?」といった社会性に訴えるより他のアイデアと引っ付けてチャレンジと寄付を融合させたりとか。話はいっぱい花が咲きました。
お店が終いはじめたのでお会計。ホテルに戻る道中に屋台店を発見。もう少し話すかと3次会の相談。ユズキちゃんに尋ねると付き合ってくれると。安田が同世代のときとは考えられないポジティブさ、積極さで判断するところが素敵なのでした。3次会もQちゃんと安田はビール。ちなみにユズキちゃんは夕食からずっとお茶です。ノンアルコールでうっとおしいおっさん2人に付き合うのもすごいね(^^;
で、いっぱいしゃべりすぎてホテルに戻ったのは11時。まぁとにかくブログを書き始めようと思った次第です。それが冒頭にある11時30分。今は午前1時。今日は1時間30分で済みました(^^;
明日はコンポントム州にてたくさんの子どもたちと自転車セレモニーです。めっちゃ楽しみです!!朝ランできるかな!?でもコンポントムで走るなんて一生に一回あるかどうか。グーグルマップで行ってみたい場所もチェックしたので早起きできたらチャレンジしてみます!!
おやすみなさい!!