4日目(12月9日):ウドンで活躍する日本人女性のお二人編

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日はいよいよ自転車プロジェクトの開催地であるコンポンチュナン州に移動する日です。2日間かけて自転車で移動します。初日の目的地は途中の町、ウドン。去年の自転車旅は全部で140kmでしたが、今年は90kmと短めです。だからというわけではないのですが、1つだけ冒険要素を加えてみました。それはウドンでの宿を予約しないということです。いつもならブッキングドットコムで予約して向かうところですが、行き当たりばったりで宿を探してみることにしました。いざ出発です!!

ウドンへゴー!!!

プノンペンのメコン川沿い。自転車を止めて出発のための記念撮影・・・なんですが、コンビニで買った爪切りで何故か爪を切っている最中です(^_^;)

ウドンまでの道のりはとっても簡単。国道5号線をまっすぐ行くだけ。迷う要素は何一つありません!!

こちらが国道5号線の始まり。左端の看板にコンポンチュナンと書いてあります。とってもワクワクしてきました!!いざ!!!!!・・・・そういえばお腹すいたな~

というわけで道中のローカル色たっぷりのお店に立ち寄りました。英語は通じず・・・となりのお兄ちゃんが食べてるのを指さして「にゃむばーい(ご飯食べる)」と伝えたら通じました(^^)

私と同じような体型のお兄ちゃんが食べていただけあって朝からがっつり肉丼です。スープときゅうりのお漬物付き。これで約60円。やすーい!!!

で、腹ごしらえもできたのでいざ出発!!!

一本道をひた走る!!!

こんな感じ。日差しが強いのでクロマーで帽子替わり。砂埃がつよいのでマスク装着です!!!あと、安田はメガネをしているので目のガードもばっちり!!これだけ完璧ですと・・・

とっても暑いんです・・・

というわけで最初の休憩。日本のものよりはるかに濃い成分のレッドブル。70円ぐらい?

ちょっと郊外に出てきたので見晴しが良くなってきました!

右手にはトンレサップ川を見ながらの旅です。

2回目の休憩。とにかく暑い。しっかり日焼けしております。ここではアクエリアス。カンボジアのアクエリアスは微炭酸でとってもおいしいんです。
ちなみに道中の休憩はほとんどがガソリンスタンド。去年の自転車旅で学んだのですが、給油する必要のない自転車でも売店でジュースなどを買ったら(買わなくても?)、休憩できるしトイレも貸してくれます。 

だんだん田園風景に変わってきました。ひろーいひろーい平野が続いています。

で、2時間半ほどでウドンに到着。字は読めませんが、きっと「ウドンへようこそ!!」って書いてある・・・はずです。たぶん。

時間にして午前10時。早めに出て良かったです。実はウドンでは観光したかったんです。ウドンは実は昔のカンボジアの主都。1618年から1866年(ほぼ日本の江戸時代と同じですね)の約250年間、王都がおかれ、たくさんの寺院仏閣が建立されました。そのなかでも有名なのが「ウドンの丘の仏塔群」です。

近くの売店でエナジードリンクを買いがてら「地球の歩き方」に掲載されている写真を指差しながらジェスチャーで道を尋ねます。かなり来すぎているみたい。戻らないといけないようです。

そしてある程度走ったらエナジードリンク&道確認です。これをあと2回繰り返しました(^_^;)

最後のお店で発見したタバコの販売コーナー。カンボジアでは規制によってパッケージの半分以上を使って、「たばこを吸ったら病気になるぞ」的な悲惨な写真を載せなければなりません。とっても怖い・・・

さて、5号線沿いにこちらの門が見えてきたらウドンの丘への曲がり角です。

道はこんな感じ。よくよく見たら観光客を乗せたトゥクトゥクがたくさんここで曲がっていきます。最初に通ったときに気が付けば良かった(^_^;)

ウドンの丘へゴー!!

そっから5キロぐらい走ると外国人向けの料金所があります。外国人はここで1ドル払わなければなりません。

料金所のおじさんとツーショット(^^)

さらにまっすぐいくと駐車場と駐輪場があります。こちらの駐輪場はかわいい女の子が料金係をしてくれました。料金は2000リエル。50円ぐらいです。

こちらまでの旅程、記録した動画がありますのでお届けします(^^)

 

さて、ここからがウドンの丘でのお参りのスタートです。この階段509段あるそうです。

まず入り口付近で花売り、線香売りの人たちに取り囲まれます。これは他の寺院などを訪れても同じ。お参りの仕方を知らないのですが、だいたいお賽銭箱があるので日本式に何も買わずにお賽銭方式で行く安田は言葉がわからないふりをして通り抜けます。

ずっと階段。途中で氷でキンキンに冷えた飲み物売ってます。ぐっと我慢。これがビールだったら瞬殺で買ってしまうところですが、もちろんソフトドリンクしか売っていません。

お猿もいます。手荷物を奪われる観光客続出。これは日本でも同じです。頂上付近にいくと土足禁止エリアがあります。そこで子どもたちが靴番をしてくれるので「ここで置いていけ」と言われます。でもお願いすると料金取られるので脱いだ靴は自分で持っていきました。ケチでごめんなさい!!

さて、これが頂上付近の景色。広がる平野を一望にできます。360度のパノラマ、とっても爽快でした。

1つ目の仏塔

今回お参りしたのは4つの仏塔です。最初に表れるのは2002年に建立された新しい仏塔。

ふもとで記念撮影。汗だくでつかれきっています・・・ここで腰を下ろして10分ほど汗がひくのを待ちました。

とっても美しい仏塔です。きれいな彫刻が全体に施されています。

こちらの仏塔、中にはたくさんの仏像が安置されています。  

2つめ:チャイ・チェター王が建てた仏塔

こちらは2つめの仏塔。17世紀初頭にチャイ・チェター王が建てたといわれています。

塔の下部にはたくさんの像の彫刻がほどこされています。塔全体を眺めるのもいいのですが、細かいところを見るのも楽しいですね!!

3つめ:アンドゥオン王の仏塔

  3つ目はアンドゥオン王の遺骨が祀られていると言われる仏塔です。19世紀中ごろに建てられました。

こちらの仏塔はいたるところにお花をモチーフにしたタイルが施されていて素敵でした!

4つめ:モニボン王の仏塔

最後はモニボン王の仏塔です。20世紀に建てられたとのことで、ウドンから王都が移った後ということになります。

こちらの仏塔にはガルーダ、お花、ゾウ、アプサラの彫刻がほどこされていてとても豪華です。

ウドンの丘には他にもたくさんの見所があるのですが、こちらの代表的な4つの仏塔だけ観光しました。というのも・・・40キロ自転車をこいで、509段の階段を上ってきたので足がプルプルしていたのです(^_^;) 帰りには水分補給用に昨日の晩ごはんで残していたウリをお猿さんに上げました。ボリボリおいしそうに食べていました(^^)

ありがとう、お二人さん!!

こちらの写真。行きしなから気になっていた看板です。ジャパンハートこども医療センター。インターネットで調べたら詳細な説明ページがありました。2016年に作られた病院とのことで、子どものケアはもちろん周産期治療や、さらには小児がんの治療も行なわれているそうです。

で、ウドンの丘での帰りしな。病院入り口で立ち話をしている2人のスタッフさん。これは・・・話しかけてみよう!! ということで、

「Can you speak Japanese?」と尋ねたら、

「Yes!!というかJapaneseです」という回答。ちょうどお昼時間の休憩中だったようです。休憩の邪魔してごめんなさい。そのお二人はFさんとTさん。お二人とも看護師さんで、国際協力に興味があってここの病院で働いているとのこと。

手術室やレントゲン設備などもありますが、お二人曰く、まだまだ十分じゃないとのこと。CTが必要な場合はプノンペンの病院まで行くのだとか。それでも近くのローカルな病院よりははるかに整っている方だそうです。最後はFacebookで友達になって記念撮影。ちょうど戻ってきた後ろのお二人はクメール語と日本語の通訳スタッフだそうです。思いがけず貴重な体験ができました。お二人ともありがとうございます!!!

宿探し 

さて、病院を後にして13時頃。いよいよ宿探しです。国道5号線沿いに2軒ほど「GUEST HOUSE」の看板を見つけていたのですが、ウドンの町中を散策しながら探すことにしました・・・でも足がプルプル・・・再び5号線に戻って作戦タイム。エナジードリンクを売店で買って、グーグルマップで「GUEST HOUSE」と検索すると、近くに2軒あることがわかりました。1軒はまた戻る方向なので先に見つけたうちの1つかもしれません。もう1つは200mほどしか離れていないようなので行ってみました。

こちらがそのゲストハウス。中に入ってみると気の良さそうなお母さんと茶髪の息子さんがお出迎え。「エアコン付きなら10ドル。無しなら5ドル。」ということだったので、「まず部屋見せてくれる?」とお願いして見せてもらいました。

エアコン付きは快適そうなのですが、次にみた5ドルの部屋。風通しがすごくよくてとっても清々しい。日差しは強いのですが洗濯がよく乾きそうと考え、5ドルの部屋にしました。それがこちら。

快適そうでしょ?ちなみに奥の扉はトイレとシャワーです。トイレは一部破損。シャワーは水だけ。でもそんなもんです。それよりミネラルウォーターと歯ブラシ、シャンプーのアメニティがあったのがビックリです。

ここでシャワーをあびて洗濯をして、乾くまでの間、ここまでのブログを書くことにしました。(というところまでが、夕方散策前の時間に書いたところです(^^))

散策開始!!

ウドンの街を散策。やはりプノンペンとは違って外国人観光客もいませんし、そうした顧客向けのお店もありません。「Happy Hour!」なんて看板を掲げるお店も皆無。ビール飲みたいなぁ・・・とウロウロしていたのですが、ほとんどの商店の冷蔵庫にはソフトドリンクしか見えません。そんななか、ようやく見つけることができました(^^)アンコールビール。2本で1ドル。カンボジアでは缶飲料を買うと必ずストローをつけてくれます。ビールはストローで飲むと酔いがまわりそう・・・お店の軒先で風景見ながらビール飲んでました。そんな人は珍しいらしくお店の人の視線がすごく気になりましたが・・・

で、ビールを飲んだら、一息。さらに散策していきます。

こちらは町で見かけたインターナショナルスクール。日本の国旗もあったので日本語も教えているのかなぁと表の看板案内を見ていると・・・英語と中国語。あとはコンピュータ学科でワードやエクセルなどなど。でも色々と充実したカリキュラムがありそうです。日曜日なので閉まっていましたが・・・

おなかすいたのですがまだ夜ご飯のお店は開いていません。そんなところにこんなカフェを見つけました。そういえば、乗り継ぎの香港での朝に飲んだきりコーヒーを飲んでいません。ちょっと高そうだけどいいか・・・と入ってみました。

「コーヒー、ノーシュガー、ノーミルク」とお願いすると1ドルでホットコーヒーが出てきました。エスプレッソを2倍濃くしたようなコーヒーでしたが、まぁ薄いよりはいいか・・・しかたなし。

で、1時間ほど粘ってお店を出るともう薄暗くなってきました。色々なお店からいい匂いがしてきます。でもアレコレ悩むことなく最初に見かけたお店に入りました。

こちらいわゆるラーメン屋さんです。英語が全く通じないので麺とスープと具をそれぞれ指さしてオーダー(^_^;)

で出てきましたのがこちらです。サンラータンのようなスープにすじ肉のようなやわらかなお肉がのったラーメンです。奥にあるのは味噌?ニョクマム?の混ぜこぜの味のする調味料。結局舐めただけで調味料は使いませんでした。これで1.5ドル。とってもおいしかったです!!

で、食べ終わったらこんな感じ。昨年はこの暗さに加えてスコールが降ってきてホテルの場所がわからなくてさまよったのでした。そのときの怖さが蘇ってきますが、今日はスコールもないし、電話も使えるし、何よりホテルはもう決まってて帰り道もバッチリなわけです。まだ6時前なんですがどこかのお店にはいるも意思疎通がつらいので帰ることにしました。

そうそう、今日のホテル。風通しがいいからクーラーなしでもとっても快適と思っていましたところ、穴だらけの網戸から巨大昆虫が侵入してきまして・・・しばらく格闘していました。

「こりゃ、夜開けてたら巨大な蛾でも明かりに寄せられてきそうやな・・・」

ということで閉めきり。閉め切ってどんどん温度が上がる中、扇風機を全開にしています。

明日早く起きるために、もう寝るかとトイレに行ったところで・・・これは難しいなぁどうやって流すんやろう・・・

色々試した結果、中央の二つの青いボタン(?)の左側を押すのが正解でした(^_^;)色々体験できます(^_^;)

缶ビール2本飲んで、おいしいラーメン食べて・・・ブログも書いたし、そろそろ寝るとします。まだ7時前ですが(^_^;) でも今日朝はやかったし色々体力も使ったので寝れそうです。寝汗びっしょりかきそうですが・・・

というわけで、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

明日は自転車旅2日目。コンポンチュナン州めがけて走ります。安田の勝手な妄想では、すでにコンポンチュナン州には200台近い自転車プロジェクトの自転車が走っています。自転車プレートを付けた自転車とばったりすれ違うストーリーでお届けしたいと思います(^^)

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