訪問報告(6)自転車クラブ2か所の設立と家庭訪問、で最高の1日でした!

安田です。いつもの通り1日遅れの報告です~。

21日は2つの中学校を訪問して自転車クラブの設立をします。またそれぞれの中学校に通う貧困家庭の子を訪問することになっています。そのうちの1人は去年も訪問した私が奨学金を支援している女の子です。会うのがとっても楽しみ。

それでは早速報告いたします。

img_20161221_080703朝6時半に集合して学校までがおよそ3時間。昨日も立ち寄った食堂でフォーのような麺を食べました。昨日はビーフ。今回はポーク。あっさりしていてとってもおいしいんです。東南アジアらしい料理といえますが、ベトナムと違ってパクチーはでてきません。だいたいこうした麺類、焼きそば、あとはご飯に鳥足の唐揚げがついたものがここの朝食メニューのようです(^^)

img_20161221_090202到着しましたのはTEUK HAUT Lower Secondary School。昨日と同じコンポンチュナン州のRolea B’ier地区にあります。(場所はコチラ)自転車クラブの講習が始まるのかと椅子を持参して並べだす生徒たち・・・でも残念ながら椅子に座ってしっかりお勉強という感じにはならないんです。それは昨日体験済みなのでもうしわけないなぁと思いつつ傍観(^^;

img_20161221_100058そしてこちらが開始5分後の様子。もう生徒たちがわんさか寄ってたかって修理を始めるもんだから「お勉強」というより実習みたいな・・・いやいや何も教えなくても1人か2人、お父ちゃんが修理工という子がいるのでどんどん修理しちゃいます。それは内心とっても安心しました。img_8490sでもやはり修理用の消耗品はあっという間になくなりそう。これを継続的に供給できる仕組みがいるなぁと思いつつ・・・自転車クラブで大人の自転車修理をしてしまう商売を始めるとか・・・何とかねぇ。何かをすると新しい何か問題が出てくるものです。学校の予算で買えるといいのにねぇ。僕も一応手伝いました。この写真の左端の彼、「この人素人っぽいよねぇ」を物語る目線が・・・はい。ほとんど邪魔ばかりしていました(^^;

img_20161221_101553sもちろん自転車クラブのプレートも取り付けました。プレートは修理器具を保管する部屋の入り口につけるのですが、修理講習会は青空講習。よく考えてみるとこのあたりの学校には電気がありません。部屋のなかは窓の明かりだけで修理には暗すぎるんですね。だから青空のもとで修理するのがいいのかも(この写真は解像度をかなり抑えています)

img_8496s自転車の修理の途中で、お手伝いの仕事を取り上げられた私はまわりにいる子ども達の背中をポンポンと叩いて話しかけます。img_20161222_210601実は「旅の指さし会話帳」を持って行ってたのですが、これが大盛況でした。例えばこんなページになっています。これを指さしながら「くにょむちゅもっほ やすだかつや」なんて言うと大喜びしてくれます。こちらから「あゆぼんまーんちゅなむ?」と聞いて答えを別の数字のページで指さしながら会話が楽しめます。当然私の発音は変なのですが、変な発音で笑いが起こるので一石二鳥です(^^) 本当に楽しかったです!!で、あまりに楽しくって時間が経つのを忘れてしまい、そろそろ出発の時間。img_8500s最後にメッセージを伝えました。これがみんな自転車クラブの部員です。部員数でいえば高校野球の有名校並みじゃないでしょうか(^^)「みんな自分の自転車を大事にして学校に通い続けてとにかく友達と学校生活を楽しんでください。そして友達を大事にして下さい。もちろん勉強もがんばってください!」といったことをお伝えしました。

img_20161221_123645sそしてお昼ご飯を経て2つめの中学校へ。その名も「CHIBACHROY」中学校。このCHIBAは日本の千葉県のことです。千葉県内の団体が設立を支援したという中学校です。Google Mapでがんばって場所みつけました。ストリートビューもあります。それがこちら。(1つ目の学校は国道5号線沿いなのですが、こちらはかなり奥まったとこ。昨日も驚いたけどGoogle恐るべしです。)自転車クラブの設立式が始まるまでの30分ほど本当にのんびりしました。ぼーっと子ども達の様子を眺めたり雲を眺めたり。幸せの時間でした。せっかくですので、子ども達が遊んでいる様子をどうぞ。ドッジボールと少し見えにくいのですが、奥では女の子がゴムとびをしています。この学校、小学校も併設しています。動画の子ども達は小学生です。

img_20161221_133234sさて、本日2つめの自転車クラブの設立開始です。もう椅子はいらないなぁということで拡声器で一声アナウンスをしたらこれだけの子ども達が集まってきました(^^)

img_20161221_135552sそして早速自転車修理開始・・・と写真を見て気づかれた方もいたでしょう。修理対象になっているのは昨日プレゼントした自転車です。舗装されていない道を5キロ~15キロかけて通学してくるのでパンクはしょっちゅう起こります。自転車にはそれぞれ簡単な修理キットもつけてありパンク修理も可能なのですが折角なので自転車クラブの備品を使って修理することになりました。

修理の様子も動画がありますのでこちらをどうぞ!!まぁとにかく楽しそうですからそのあたりをお楽しみください!

img_20161221_135909s修理用道具やパーツ置き場にプレートもつけさせて頂いてひとまず完了。img_8539sなんか看板だけがひっそりあって寂しい感じがしますので、終了のセレモニーは看板の前で行いました。

たくさんの子ども達の前でメッセージを伝え、想いを伝えると同時にたくさんのひたむきな瞳と笑顔に何十倍もの元気をもらいました。

この子たちがカンボジアの次の世代を担うのです。もちろんカンボジアだけじゃないです。1つ1つの国が良くなっていくことはそのまま世界が良くなっていくことにつながるのです。見た目は小さいけれど、無限の可能性を秘めた種をたくさん蒔いたような感じです!!

img_8553sさて、2校の自転車クラブ設立を終えたら次は家庭訪問です。この学校に通う子ども達のなかで自転車プレゼントの対象となった家庭を訪問します。移動の途中で帰宅途中の自転車集団に出会いました。写真が遅かったので後姿だけですがこのうち何人かがたまたま自転車プレートをつけた今回のプロジェクトの自転車でした(^^)

img_8567s1軒目の家庭訪問。彼のお父さんは疾走してしまい、工場で働くお母さんと再婚した相手のお父さんと3人暮らしです。片道50分かかっていた通学が自転車のおかげで10分になったとのこと。まだこれでも学校に近い方なのです。家の手伝いなどで勉強の時間が取れずクラスの順位は27人中25位と奮いません。自転車のおかげで学校にいる時間が延ばせるのでもっと勉強したいと言っていました。

img_8585sこちらは2軒目のご家庭です。お父さん、お母さんとあと6人姉妹。ご両親はこの辺り共通で農家をされています。この子は現在15歳で学校の成績は45人中9位とのこと。将来は学校の先生になりたいということでした。

こちらの2軒を訪問して「あれっ?」と思った疑問をチャンディーさんに聞いてみました。「この辺りは、確かに貧困家庭には違いないけれど、今まで見てきたところより少しマシでしょ?」という回答でした。同感。でも地域が違うだけでそうそう変わることは無いだろうと思って、とても単純なことに気が付きました。この2軒のご家庭にはお父さんとお母さんがいて大人が2人で家庭を守っていることです。昨日のご家庭は両親とも出ていってしまいお姉さんの収入だけでやっていました。その違いは当然ながら大きいだろうと納得しました。チャンディーさんは説明を付け加えてくれ、「両親がいるだけじゃだめ。子どもの将来の可能性を広げるのは食べ物やお金じゃなく教育なのだと両親が理解していないと結局はこの生活から抜け出せない」ということでした。「切迫した状態で目の前に無償の労働力がいる」という状態で耐えて子どもを学校にやれるのか・・・この問題も相当根深いと考えさせられました。

次は本日最後の行程。もう1つ家庭訪問です。DSC_0190安田が奨学金で支援しているお嬢さんです。この写真は昨年訪問したときの様子。そのときも色々コミュニケーションしたのですが、置かれた状況の厳しさか笑顔を一度も見せませんでした。この子に会って、絶対に奨学金を止めないことを誓いました。やめたら学校に通えない。一生笑わないかも・・・と感じたからです。

1年経ってどうなのかなぁとドキドキと不安が入り混じりながら・・・でももう昨日一回会ってるんです。そう自転車プレゼントしたときに。写真撮影の方で忙しかったので話もできなかったのですが、そのときも表情は硬いままでした。

で・・・お宅訪問したときに家から出てきたこの子を見て実はなんというか泣けてきました。

それは照れ臭そうにはにかみながら、でも笑顔で登場してくれたからです。しかも背が伸びてる!表情もやわらかい!とっても本当にうれしかったです。それでこのブログのタイトルも「最高の1日」になっているわけです(^^) で、残念なことにその笑顔の写真が撮れていない・・・併せて撮影したビデオから切り出しました。あまり画質がよくありませんがどうぞ!

20161223001750もう話をするのが楽しくって楽しくって。「なんでおいらクメール語話せないんやろう・・・」って残念になるぐらい。

中学校に通い始めて今はもう2年生です。「将来は先生になりたい!」という夢もできたとのこと。本当に良かった!

それでもこの子のおかれた状況は決してやさしいものではありません。写真に写っているおばあちゃんが支えてくれるも収入を得るために学校に通う前後で小さな仕事をこなしながらわずかな収入を得て生活しています。その1つがマングローブに入ってのハーブ収穫だったのですが、そのマングローブが伐採されるとのことで仕事が1つ無くなってしまうとのことでした。

救いはお兄ちゃんがいることでしょうか。これまで2人乗りで1台の自転車を使っていたのですが、今回の自転車プレゼントでマイカーならぬマイチャリで通えるようになりました!img_8638sといったところでお兄ちゃんが学校から帰ってきました。彼もダルニー奨学金で学校に通っています。日本のどこかに安田と一緒にこの兄妹を支えてる奨学金ブラザーがいることになります。

 


img_8639s
最後に去年と今年の同じ場面の記念写真を並べてみます。お兄ちゃんもこの子も背が伸びてることがわかると思います。安田の顔の位置と比べて下さい(^^) 決しておばあちゃんと安田が縮んだわけではありません(^^; ついでに「安田、1年前より痩せた??」と気が付いてくれた人。ボーナスポイント進呈します(^^)


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