安田が怒っていた自転車修理クラブのその後について

12月13日に既設の自転車修理クラブにパーツ補給を訪れたとき・・・安田は怒っていました。以下は訪問記に記載した内容です。

去年設立されましたSANTUK中学校の自転車クラブにパーツ補給に参りました。生徒さんが集まってくれて「ありがとうメッセージビデオ」の撮影。

で、安田怒っています。というか、申し訳なく思っています。ちょっと話を聞いてください。

パーツ補給を行うときは、ビデオ撮影のこともあるので昨年寄贈した工具と工具箱も出してきます。その工具箱。施錠されています。盗難防止のために仕方がないのかもしれませんが、施錠されている工具箱はだいたい生徒さんからしたら「修理をしたいので鍵開けてもらえませんか?」とお願いしなければならないため遠慮しがち。そして開錠してみたらほとんどのスペアパーツが残っていました。

そして、取り仕切る先生の息が酒臭い。

「どういうことやねん?お前酒飲んでるんか?子供らにも気が付かれてるぞ。よっぱらい先生なんか、怖くて自転車修理で鍵開けて欲しいなんてお願いできるか!?というか、お前なんで酒飲んでるねん???」

と、叫びそうになりました。でも飲み込みました。

EDFカンボジアのチャンディさんには、この学校に状況を改善させるか、あるいは別に必要としているところに自転車クラブを移設するかお願いしました。チャンディさんいわく、移設したほうがいいだろうとのことでした。

昨年設立にご協力いただいた方、そして今年パーツ補給してくださった方、本当にすみません。必ず有意義に活躍してくれる自転車修理クラブになるよう改善します。どうかご容赦ください。

そして、先日チャンディさんから連絡がありました。
チャンディさんはSANTUK中学校の先生と再度話し合いました。先生の方は少し誤解があったようです。「この自転車プロジェクトで寄贈された自転車の修理にしか使ってはいけない」と誤解していたとのことでした。チャンディさんはこの学校の自転車使用率も調べてくれました。だいたい70%の子どもたちが自転車通学。だから修理のニーズは高いとのこと。そのため、「子どもたちに自転車を自由に修理してもらうこと」を条件にこちらの中学での自転車クラブは存続することになりました。

プロジェクトを運営する側の私にとっても反省すべき点が見つかりました。先生に誤解の無いように、そして子どもたちが自由に修理できるように、口頭でしっかり説明することはもちろん、修理箱にそうしたメッセージを記したプレートを貼り付けようと思いました。2024年度プロジェクトから実践していきます。そして、これまで設立した自転車修理クラブの工具箱にも貼れるように修理クラブの数35のプレートを作ることにします。

 

看護師目指してがんばるリンナちゃんからのお便り No.1 2024年1月7日

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今日から新しいシリーズ「看護師目指してがんばるリンナちゃんからのお便り」を不定期投稿してまいります。

昨日の1月7日、写真が2枚とどきました~
説明はあとにしてまず1枚。

リンナちゃんって誰?

新連載1回目なのできちんと説明いたします。

 リンナちゃんは2015年から支援をしている、安田にとっては初めての奨学生です。こちらの写真はその2015年、民際センターから送られてきました写真です。2015年にカンボジアを訪問し実際にあってきました。そのときは「将来は看護師さんになりたい」と夢を語ってくれました。

3年後、に再び会ったとき、「進学したい。支援をお願いできないか。」というお願いをうけて民際センターさんの奨学金制度「ダルニー奨学金」とは離れて自分で高校で勉強するための支援を継続しました。

こちらが高校3年生となったリンナちゃん。無事高校を卒業しました。

高校を卒業したあと、近くの工場で働きだしたと聞きました。(コロナの影響で安田が彼女に会いにいけなかったため、EDFカンボジア(民際センター)さんから聞いた話です)

その事情は簡単に離すと、「看護学校が学校から遠いところにしかなく、寮に入ると祖母の世話をする人がいなくなる。」ということでした。そればっかりはどうしようもない・・・と安田は口出しせず彼女の幸せを願っていました。

こちらは2022年のとき、コロナがあけて3年ぶりにリンナちゃんに会ったときの写真。

当時のことを綴った安田のブログから引用します。

彼女、今は衣料関係の工場で働いています。月給は200ドルほど。ちなみにカンボジア政府は2023年の最低賃金を200ドルに定めました。※2022年は194ドル

だから最低賃金に近い収入となります。ただ、安田はこれを肯定的にとらえています。最低賃金なんか守られていない国なんです。農業従事者や日雇労働者は仕事が安定せず最賃なんかよりもっともっと安い賃金で働いています。彼女は高校を卒業し工場勤務という安定した仕事を得て2022年の最賃以上の収入を得ているわけです。彼女の家庭の貧困度合いはそれはすさまじく、2015年に訪問したときに「あなたの家庭が村の中で一番貧乏です」という村役場からのお墨付き(これがあると病院などが無料になる)を見せてもらったことがあります。

 

がんばって働いて貧困脱出。カンボジアの子供たちは皆、「貧乏だから金をくれ」とは言いません。「貧乏から抜け出すチャンスがほしい」と言います。彼女は看護師の夢は横においた状態ですが、貧困脱出のきっかけとなるチャンスをきっちりつかみ、努力し、そして自ら切り開いたと思っています。そんなことを思っているとまた涙腺が崩壊しそうに・・・泣きませんけど・・・安田の涙は1円にもなりませんから。

 

そうそう、彼女。念願のスマホをゲットしていました。51歳のオッサンが19歳のレディに「SNSでつながりませんか?」と申し出。リンナちゃん、本当にごめんなさい。あの環境では断れないよね。あとでブロックしてもいいからね(^^; 

というわけでSNSでつながることができました。

 

そして彼女にメッセージを伝えました。
「もし、何か困ったことがあったら、EDFのチャンディさんでも安田でもいいから必ず連絡ください。力になります。そのために仕事がんばります!」と。

 

看護師の夢の話は一切しませんでした。

夢なんか実現しなくってもいい。
夢なんか何回変わってもいい。
夢なんか無くってもいい。
とにかく幸せになってください。

 

会ってすぐ、挨拶を済ませたときに彼女は「中学高校とサポートしてくれてありがとうございました。進学できなくてごめんなさい(チャンディさん通訳)」といいました。あなたは謝ることなんて一つもしていない。ずっと貧困のなかでがんばってきたあなたにずっと勇気と元気をもらい続けていました。お礼を言うのはこちらのほうです。

 

そういえば、彼女、今日のために仕事を1日休んでくれたそうです。安田のせいでお給料減っちゃいますね。(有給休暇とかあるのかどうか知りません・・・)ごめんなさい。そして持参したポチ袋を渡しました。クリスマスプレゼントかお年玉みたいなもんでしょうか。もう前みたいに食べ物とかのプレゼントはいりません。一番使い勝手のいいものを渡しました。何かの足しになればと思います。

 

彼女は終始笑顔でした。その笑顔があればこれからも幸せにやっていけるのではないかと信じています。彼女の将来に1つでもたくさんの楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことが訪れることを願っています。

まさかの急展開

スマホを通してSNSでつながったリンナちゃん。ある日、学校の募集要項の写真を送ってくれました。

「そうだよね。学校行きたいよね。いつかいけるといいよね・・・」

なんて、思ってたんです。

でも彼女は「ここの学校に行きたいんです。来月までに申込しなければなりません。サポートしてもらえませんか?」と簡単な英語で伝えてきました。

「えっ、おばあちゃんは?お世話しなくていいの?」と疑問に思った安田は、EDFカンボジアのチャンディさんに間に入ってもらいました。というのもリンナちゃんも安田もブロークンな英語で話していて、細かいニュアンスが伝わらないからです。EDFカンボジアのチャンディさんに連絡を取ってもらうことにしました。そしたら・・・

リンナちゃんは自宅から通える看護学校を見つけてきて、ここの入学を希望している。通う期間は3年間。毎年〇〇ドル必要だがお金がない。だから支援をお願いしてきた。

ということでした。そして

手続きはあと2週間ぐらい。試験は彼女は成績優秀だったからおそらく大丈夫。

とも。

安田の気持ちは1秒で固まり、即送金。「3年間何がなんでもサポートするから勉強して夢をつかんで!」とSNSを通してリンナちゃんにも伝えました。

そんな彼女の自転車

奨学金を通して知り合ったリンナちゃんですが、カンボジア自転車プロジェクト2016で自転車を受け取っています。

下の写真はその翌年2017年に訪問したときのもの。通学に自転車は大切に使われているようでした。

先日SNSのテレグラムで彼女に「あの自転車まだ使ってる?」と聴いたら、「もちろん!」と返事が返ってきました。「もしよかったら写真送って!」とお願いしました。看護学校と病院での実習で超大忙しの彼女。お願いしてから約1か月後、写真が贈られてきました。

そして2023年訪問時の約束

先月(2023年12月)にカンボジア自転車プロジェクト2023のためにカンボジアを訪問。もちろんリンナちゃんにも会ってきました。

前述の1年前のドタバタから今日まで。彼女は看護学校でしっかり学びつつ、カンボジアシステムなのでしょうか、すでにインターンでクリニックで働いています。

24時間体制の月~金で診療しているクリニックでインターンとして勤務。シフトは色々変わるみたいですけど、勤務中は3食食事付き。これで1か月100ドルのお給料をもらえるとのこと。彼女いわく、「勉強中だけど、勉強しながら収入が得られるので助かっている」とのことでした。「大変じゃないの?」と聞きましたけど、学校行く前の職場に比べたらとっても楽だと言っていました。「専門職の高給取り」。これが彼女がずっと追い求めていた夢です。そして貧困脱出。彼女の家族も応援してくれています。

インターンで働くようになって、注射と点滴はできるようになったとのこと。安田が熱中症で倒れたら点滴を彼女にしてもらいたい・・・というオッサンな発想も無くはないですが・・・

もうすぐ2年生(看護学校は3年制)になるので、もちろん2年生の学費もがんばって支援するよと伝えました。

そして、彼女に100ドルのお年玉袋を手渡しました。

「これはプレゼントじゃないよ。1年間お願いしたいことがあるから、これはある意味その作業の給与みたいなものだと思ってください。」

と伝えました。彼女は困惑気味。きちんと丁寧に説明しました。

「看護師になりたいという夢の途中の君のカンボジアでの学校生活、私生活。たくさんの人が興味を持ってくれています。月に1回か2回ぐらいでいいので、学校生活や休日のことなどSNSのメッセージで写真と説明を送ってくれませんか?それを僕はブログやSNSで発信します。興味を持ってくれる人は多いと思うし、自転車の支援につながると思うんです。僕の自転車協力者を募る活動に協力してほしいんです。」

ちなみに彼女のスケジュールは前述の通り。そんな忙しいなか、できるのかな?とも思いますが、今年から彼女を支援対象でもありカンボジア自転車プロジェクトのパートナーとして捉えてお願いしてみました。彼女は快諾してくれました。月1か月2でブログに彼女の様子をお伝えできればと思っています・・・(ということで、今日、この投稿がその第1弾なわけです)

ところで・・・

身長抜かれました。

これが2015年のときの写真。8年経ちました。彼女はいま21歳。立派なレディーに成長し、自分の夢を追い続けています。そんな彼女の人生の一部に関わることができて本当に良かったと思っています。

そして本題(^^;

経緯はわかっていただけましたでしょうか。長い前置きですみません。「いつ届くかな~」と思って楽しみに待っていたところ、昨日1月7日に写真が届いた次第です。

こちらが1枚目。リンナちゃんがインターンで働く職場での写真です。彼女は一番右。左のお二人は先輩看護師さんとのこと。こちらのクリニック、全部で6人の看護師さんがいるのだとか。24時間の交代勤務ですから・・・3人ずつの2チーム制なのでしょうか。

リンナちゃんは「一番したっぱなのに背が一番高い・・・」と恥ずかしがっていました。

こちらがリンナちゃんがインターンとして働いているクリニックです。こちらの写真は安田が訪問時に撮影したものです。

そしてリンナちゃんはもう1枚写真を送ってくれました。こちらは看護学校のクラスメイトとの写真のようです。たくさんの友達にかこまれて楽しそうです。

最後に彼女がメッセージをくれました。

「支援してくれてありがとうございます。私が夢をつかむために助けてくれて感謝しています。このご支援が私が抱えるたくさんの問題の解決につながっています。特に私が勉強を続けることに。この助けがなければ私は勉強が続けられなかったでしょう。感謝しています。」

ダルニー奨学金を始めてみませんか?

私がカンボジアと関わるきっかけとなったのは民際センターさんのダルニー奨学金をインターネットで見つけたことです。そしてカンボジアを含めて5カ国それぞれ一人ずつの子どもたちの支援を続けています。すでに記載しましたとおり、自分が支援している子どもと1対1でつながる支援です。毎年その子の写真が送られてきます。

詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

そしてカンボジア自転車プロジェクトへのご支援もご検討ください

※まだ2023年の返礼品の発送も終わっていない状態で2024年の支援のお願いをすることをご容赦ください。2023年のプロジェクトの最終報告書、写真、返礼品は2024年2月までに必ず発送いたします。

皆さまからのご協力お待ちしております!

こちらのページよりお申込みください。

また、クレジットカード等の利用をご希望される場合は、Yahoo!ショッピングの方もご利用ください。

 

渡航準備完了! と 現地開催スケジュール

おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。本日は渡航準備の様子と現地の開催スケジュールについてお知らせしたいと思います。

自転車プレートの準備

10月31日に2023年度のご支援の募集を締め切りました。その日からコツコツと自転車プレートの作成に取り掛かりました。自転車の台数は303台。(その後305台に変更)

最初はご支援者さんのそれぞれのプレートデータの作成。ワードで作成して、台紙に差し込み印刷を行います。

ちなみにプレートの裏側にはそれはプレートの裏型の注意書き。「自転車をもらったら、このプレートをカゴに取り付けてください。」「取り付けが終わったら写真を撮ってもらってください。」「このプレートにはプレゼントしてくれた人の名前などが記載されています。」「外さないよう、または無くさないよう大事にしてください。」の4つの注意書きが書いてあります。これはコロナで渡航が叶わずプレートだけを郵送することになったときに行った工夫。今でも続けています。

プレートができあがりましたら、ラミネート加工。その後、四隅に固定用ワイヤーを通す穴あけ。1枚につき4か所だから全部で1,220か所。ラミネートと穴あけは家内が手伝ってくれました。そして、最後に穴を補強するためのハトメ。こちらは力がいるので安田のお仕事。娘をカラオケに誘い、その歌をBGMにずっと作業していました!もちろん穴の数と同じ1,220回。右手の握力が強化されたような気がします。

プレートができあがりましたら、次は袋詰めです。プレートと自転車修理マニュアル(3か国語:クメール語、英語、日本語表記)を袋に入れていきます。

次は固定用のワイヤー作成。15cmごとに針金を切っていきます。前半は家内がしてくれました。でも腱鞘炎で離脱。後半は安田担当です。1,220本。マスキングテープで15cmの印を作って目安にしながらやると速くできます。これは家内のアイデア。

次はそのワイヤーを4本ずつキッチンペーパーを小さく切ったものに包んでいきます。これは無くさないようにするためと子どもたちが誤ってケガをしないように。

このワイヤーと作業用軍手1つが前述のパッケージ袋に同封されます。

パッケージの数はもちろん305個。これで終わりかと思いきや、もう少し作業は続きます。ちょうどこのころEDFカンボジアから自転車を受け取る子どもたちの名前、学校、その学校が位置する郡・州の情報が贈られてきました。寄贈セレモニーは4つの郡ごとに行われます。その郡に所属する先生がプレートを受け取って子どもたちに手渡しします。自転車プロジェクトを始めたころは子どもたちがバラバラに集まってきて直接手渡していました。そうすると無くしてしまうこともあって改善したのです。パッケージには赤い字で大きく1~305の通し番号のシールを貼っています。

そのパッケージを学校ごとに袋詰めします。上の写真は学校ごとの袋に貼るためのラベルシール。学校名と自転車番号の開始と終了の数字。パッケージ数が記載されています。学校ごとのパッケージができましたらそれを郡ごとに袋詰めします。もちろん袋には大きく郡・州の名前のシールを貼りました(*^-^*)これで自転車プレートの作成は完了です。 完成したのは数日前です。普段の仕事をしながらの隙間時間に進めていきましたが、間に合って良かったです。家内にも感謝。

並行して自転車クラブ用のプレート

昨日24日。荷物が届きました。ほどいてみると自転車修理クラブに取り付けるプレートでした。こちらは軽量プラスチックでできている雨風にも強い看板プレート。毎年お願いしています看板屋さんにお願いしました。新設クラブが3つ。パーツ補給が35。合計38枚です。原稿と比較し誤りがないか確認。問題なし!!

渡航スケジュール

安田は12月10日(日)に関西空港から出発し、23日(土)に帰国の予定。その間の滞在を空白にしておいてEDFカンボジアにスケジューリングをお願いしていました。そして11月13日にスケジュール案が届きました。その内容は以下の通りです。

時間 内容
Day-1: 12月11日(月)
A 午前
09:30- 11:00 EDFカンボジアと打ち合わせ
Day-2: 12月12日(火)
A 午前
6:30 コンポンスプー州プノンスロウチ郡に向けてプノンペンを出発
07:30~08:00 プノンスロウチ郡にて朝食
08:30~ 10:00 プノンスロウチ郡にて自転車寄贈セレモニー
10:00~ 10:30 プノンスロウチ郡のモハサン中学校に自転車修理クラブを設立
10:30~ 11:30 自転車をもらった2人の生徒さんの家庭訪問
12:00-13:00 プノンスロウチ郡にて昼食
B 午後
15:00~ 16:30 コンポンチュナン州コンポントララッチ郡の既存自転車修理クラブへパーツ補給
15:30~ 17:00

安田が奨学金で支援している2人の学生さんを訪問
※この時間帯の間にFMいずみおおつさんのラジオ番組に電話出演

17:00~ 18:30 プノンペンに向かって移動
Day-3: 12月13日(水)
A 午前
06:30~07:30 コンポンチャム州チョエンプレイ郡に向けてプノンペンを出発
08:30~ 10:30 チョエンプレイ郡にて自転車寄贈セレモニー
10:30~ 11:30 郡内のソートトエプ中学校とミィエンチェイ中学校に自転車修理クラブを設立
12:00~13:00 コンポントム州バライ郡にて昼食
B 午後
14:00~ 15:30 バライ郡にて自転車寄贈セレモニー
16:00~ 16:30 サントゥク郡に移動し、フンセンプノンサントゥク中学校にパーツ補給
17:00~ 18:00 安田が奨学金で支援している2人の学生さんを訪問
18:30~ 19:30 コンポントム州のホテルにチェックイン・夕食
Day-4: 12月14日(木)
A 午前
06:30~07:30 コンポントム州にて朝食
08:30~ 10:30 コンポントム州プラサットサンボー郡にて自転車寄贈セレモニー
10:30~ 11:30 自転車をもらった2人の生徒さんの家庭訪問
12:00~ 13:00 昼食
B Afternoon Schedule
13:00~ 13:30 プラサットバラン郡に移動し、プラサットバラン中学校とムラク中学校にて自転車パーツ補給
14:00~ 18:00 シェムリアップ州に向けて移動
18:00~19:30 シェムリアップ州のホテルにチェックイン・夕食
Day-5: 12月15日(金)
A 午前
06:30~07:30 朝食
08:30~ 10:30 シェムリアップ州ソートニクム郡にて自転車寄贈セレモニー
10:30~ 11:30 ケンサングカエ中学校にパーツ補給
12:00~ 13:00 昼食
B 午後
14:00~16:00 シェムリアップ州チクレン群にて自転車寄贈セレモニー
16:00~17:00 クナートノン中学校とコンポンクデイ中学校にパーツ補給
18:00~19:30 シェムリアップ州のホテルにチェックイン・夕食
Day-6: 12月16日(土)
A 午前
07:30~08:30 朝食
09:30~11:30 シェムリアップ州プオク郡の自転車クラブにパーツ補給
12:00~13:00 昼食
B 午後
14:00~19:00 プノンペンに向けて移動。到着次第夕食。

安田は帰国後となりますが、12月25日~27日の3日間にEDFカンボジアのスタッフさんが残りの自転車クラブへパーツ補給を行うこととなっています。

現地での活動の様子はもちろんこちらで発信してまいります。皆さん、どうぞお楽しみに!!

カンボジア自転車プロジェクト2023:自転車プロジェクトのご協力者へのありがとうメッセージパート6

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

ありがとうメッセージビデオを作成しました。2023年の最終で第6弾となります。9月30日まで募集しておりまして、期間終了後すぐに作成したかったのですが色々ございまして遅くなりましたことお詫びいたします。

8月23日から9月30日までにご支援頂きました方々です。

ご協力ありがとうございました!!是非ご覧ください!!

最後はいつものお願いです!

まだ2023年度のプロジェクトが完了していない段階なのですが、2024年もプロジェクトを継続します。そこで2024年度分のご支援について、皆さまからのご協力お待ちしております!

こちらのページよりお申込みください。

また、クレジットカード等の利用をご希望される場合は、Yahoo!ショッピングの方もご利用ください。

ご協力者一覧の掲載が完了しました!

おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

9月30日に今年度の募集が終了し、ご協力者の一覧表の整理をしておりましたが、本日完了いたしました。

トップページ(https://cam-bi.net)に自転車303台、自転車クラブ新設3か所、既設クラブへのパーツ補給35か所の一覧を掲載しておりますので是非ご覧ください。
※お名前が表示されているのはお申込み時に「企業名やお名前をホームページでご紹介してよろしいでしょうか?」のアンケートに「可」とご記載いただいた方のみで、「不可」の方は「匿名」と表示しております。

そして12月の渡航に向けての準備の状況ですが、一緒に活動している現地NGOのEDF-Cambodiaに向けての送金が先日完了いたしました。安田の方は自転車に取り付けるプレートの準備を進めています。

10月に入り、カンボジアへの渡航まで2カ月を切りました。しっかり準備を進めてまいります!

2023年度の支援内容が確定しました!!

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。2023年の自転車プロジェクト、ご支援のお申込みが昨日の9月30日までとさせていただいておりました。
そこで支援内容が確定しましたのでお知らせいたします。

自転車台数:303台
新設自転車クラブ:3か所
既設自転車クラブへのパーツ補給:35か所

直接お声がけいただいたり、ホームページやチラシなどからご支援いただいた方が54名。READYFORさんのプロジェクトからは202名。合計276名の方からご協力いただきました!ありがとうございました!!

今後の予定ですが、12月に自転車プロジェクトの寄贈セレモニー等を行う予定にしておりまして、10月、11月はそのための自転車プレートなどの準備を行います。ちなみに安田のカンボジア渡航予定は12月10日出発、23日帰国となっております。セレモニーなど活動の日程スケジュールはもっと先にならないとわかりません。

12月に現地活動を行い、その後年があけ2024年1月、2月で報告書作成、写真印刷、返礼品準備、そして皆さんへ発送の予定にしております。

それまでの活動や現地での活動の様子はこちらでもご紹介してまいりますのでどうぞご覧ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

カンボジアの子どもたちに希望となる自転車を届けます!2023年度の募集期限まであと10日!

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今年度のご協力の募集締めきりまであと10日となりました。

7月17日~8月30日にてREADYFORさんのプロジェクトが終了。並行してこちらのホームページやチラシからも募集しておりました。その最終日が9月30日となります。

現時点でのご支援内容をまとめますと以下の通りとなっております。

自転車台数:278台
新設自転車クラブ:3か所
既設自転車クラブへのパーツ補給:35か所(お申込みベースで19か所)

昨年より自転車台数が減少している理由は大きくは2つあります。①これまで持ち出し負担していました活動運営費の一部をご協力金から頂くことになったこと、②既設クラブへのパーツ補給が昨年の30か所より5か所増えたこと。

昨年に引き続き、円安の影響も大きいです・・・

残り10日となりましたが、皆様からのご協力・ご支援をお待ちしております!

皆さまからのご協力お待ちしております!

こちらのページよりお申込みください。

また、クレジットカード等の利用をご希望される場合は、Yahoo!ショッピングの方もご利用ください。

カンボジア自転車プロジェクト2023:自転車プロジェクトのご協力者へのありがとうメッセージパート5

カンボジア自転車プロジェクト2023。ご協力いただきました方々へのありがとうメッセージです!8月11日から8月22日までにご支援頂きました方々です。ご協力ありがとうございました!!是非ご覧ください!!

今しばらくお待ちください

続きの8月23日から最終日までの分につきましては10月上旬に動画を作成予定です。お待たせいたしますがどうかご容赦ください。

最後はいつものお願いです!

皆さまからのご協力お待ちしております!

こちらのページよりお申込みください。

また、クレジットカード等の利用をご希望される場合は、Yahoo!ショッピングの方もご利用ください。

2016年に自転車をもらった子の7年後

おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

本日は「2016年に自転車をもらった子の7年後」と題しまして、ときどきこのブログに登場する奨学生のリンナちゃんのことについて書きたいと思います。

なんで”カンボジア”なん?

 

私が最初に興味を持ったのは奨学金による子ども達の支援でした。インターネットで情報を集めていると、今もこのプロジェクトに協力してくれている民際センター(https://www.minsai.org/)さんのホームページにたどりつきました。2015年のことです。民際センターさんが支援しているのは東南アジアのメコン川流域にある5カ国です。

※この地図は民際センターさんのホームページに掲載されているものです

ちょうどそのころ仕事でミャンマーに行くことがありました。ミャンマーではこんなことがありました。経済環境も大きくかわり外国企業からの投資・参入があいついでいます。豊かになっていくミャンマー。そして貧困の差も大きくなっていました。食堂で食事をとっていると赤ちゃんを連れたお母さんがお金を恵んでほしいと声をかけてきます。小学生ぐらいの子どもも同じ。1ドル紙幣を渡そうとすると現地の人が信じられないことを言いました。

 

「やめておいたほうがいい。こうした活動は組織的に行われており、この赤ちゃんとお母さんも本当の親子かどうか怪しい。ひどいときは赤ん坊の手足を切断して、「この子の治療費が必要だからお金がほしい・・・」と寄付を募る人もいる。そして、そうした人たちを束ねるグループも存在する。寄付をしたお金の駄賃程度はこの人に入るかもしれないが、寄付する人がいるかぎり、犠牲になる子どももなくならない」

 

言葉が出ませんでした。でも「どうしてそんなことになってるんやろう・・・」と思った程度で自分で何か行動に・・・とは思いませんでした。

奨学金の話に戻ります。ミャンマーでのそうした経験と、後に見つけた民際センターのホームページ。そこにはミャンマーも支援しているとあったので、民際センターさんを通しての奨学金支援をすることに決めました。

こちらの奨学金はダルニー奨学金といって自分の支援したお金がどのように使われているかが明確にわかる仕組みになっており、自分が支援したお金で学校に通えている子どもの写真が年に一度送られてきます。マンツーマンの支援といいますか、子どもとのつながりが感じられる素敵な仕組みです。これは安田の自転車プロジェクトにも取り入れたアイデアでもあります。

でもどこの国の子どもを支援するかで少し悩みました。きっかけはミャンマーでもあるのですが、東南アジアで将来仕事をしたいと思っていたので、5か国全部一人ずつ、計5人の子ども達を支援することにしたのです。(この5か国一人ずつの支援は今も継続しています)

こちらが冒頭にも掲載した写真ですが、これまで支援してきた子ども達。子ども達が中学校を卒業すると、また新たに1年生を支援する継続型なので、だんだん子ども達の写真の数が増えていきます。カンボジアの子供たちは計4人となりました。

リンナちゃん

 リンナちゃんは2015年から支援をしている、安田にとっては初めての奨学生です。こちらの写真はその2015年、民際センターから送られてきました写真です。2015年にカンボジアを訪問し実際にあってきました。そのときは「将来は看護師さんになりたい」と夢を語ってくれました。

3年後、に再び会ったとき、「進学したい。支援をお願いできないか。」というお願いをうけて民際センターさんの奨学金制度「ダルニー奨学金」とは離れて自分で高校で勉強するための支援を継続しました。

こちらが高校3年生となったリンナちゃん。無事高校を卒業しました。

高校を卒業したあと、近くの工場で働きだしたと聞きました。(コロナの影響で安田が彼女に会いにいけなかったため、EDFカンボジア(民際センター)さんから聞いた話です)

その事情は簡単に離すと、「看護学校が学校から遠いところにしかなく、寮に入ると祖母の世話をする人がいなくなる。」ということでした。そればっかりはどうしようもない・・・と安田は口出しせず彼女の幸せを願っていました。

こちらは昨年の2022年。3年ぶりにリンナちゃんに会ったときの写真。

当時のことを綴った安田のブログから引用します。

彼女、今は衣料関係の工場で働いています。月給は200ドルほど。ちなみにカンボジア政府は2023年の最低賃金を200ドルに定めました。※2022年は194ドル

だから最低賃金に近い収入となります。ただ、安田はこれを肯定的にとらえています。最低賃金なんか守られていない国なんです。農業従事者や日雇労働者は仕事が安定せず最賃なんかよりもっともっと安い賃金で働いています。彼女は高校を卒業し工場勤務という安定した仕事を得て2022年の最賃以上の収入を得ているわけです。彼女の家庭の貧困度合いはそれはすさまじく、2015年に訪問したときに「あなたの家庭が村の中で一番貧乏です」という村役場からのお墨付き(これがあると病院などが無料になる)を見せてもらったことがあります。

 

がんばって働いて貧困脱出。カンボジアの子供たちは皆、「貧乏だから金をくれ」とは言いません。「貧乏から抜け出すチャンスがほしい」と言います。彼女は看護師の夢は横においた状態ですが、貧困脱出のきっかけとなるチャンスをきっちりつかみ、努力し、そして自ら切り開いたと思っています。そんなことを思っているとまた涙腺が崩壊しそうに・・・泣きませんけど・・・安田の涙は1円にもなりませんから。

 

そうそう、彼女。念願のスマホをゲットしていました。51歳のオッサンが19歳のレディに「SNSでつながりませんか?」と申し出。リンナちゃん、本当にごめんなさい。あの環境では断れないよね。あとでブロックしてもいいからね(^^; 

というわけでSNSでつながることができました。

 

そして彼女にメッセージを伝えました。
「もし、何か困ったことがあったら、EDFのチャンディさんでも安田でもいいから必ず連絡ください。力になります。そのために仕事がんばります!」と。

 

看護師の夢の話は一切しませんでした。

夢なんか実現しなくってもいい。
夢なんか何回変わってもいい。
夢なんか無くってもいい。
とにかく幸せになってください。

 

会ってすぐ、挨拶を済ませたときに彼女は「中学高校とサポートしてくれてありがとうございました。進学できなくてごめんなさい(チャンディさん通訳)」といいました。あなたは謝ることなんて一つもしていない。ずっと貧困のなかでがんばってきたあなたにずっと勇気と元気をもらい続けていました。お礼を言うのはこちらのほうです。

 

そういえば、彼女、今日のために仕事を1日休んでくれたそうです。安田のせいでお給料減っちゃいますね。(有給休暇とかあるのかどうか知りません・・・)ごめんなさい。そして持参したポチ袋を渡しました。クリスマスプレゼントかお年玉みたいなもんでしょうか。もう前みたいに食べ物とかのプレゼントはいりません。一番使い勝手のいいものを渡しました。何かの足しになればと思います。

 

彼女は終始笑顔でした。その笑顔があればこれからも幸せにやっていけるのではないかと信じています。彼女の将来に1つでもたくさんの楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことが訪れることを願っています。

まさかの急展開

スマホを通してSNSでつながったリンナちゃん。ある日、学校の募集要項の写真を送ってくれました。

「そうだよね。学校行きたいよね。いつかいけるといいよね・・・」

なんて、思ってたんです。

でも彼女は「ここの学校に行きたいんです。来月までに申込しなければなりません。サポートしてもらえませんか?」と伝えてきました。

「えっ、おばあちゃんは?」と疑問に思った安田は、リンナちゃんも安田もブロークンな英語で話していても細かいニュアンスが伝わらないからEDFカンボジアのチャンディさんに連絡を取ってもらうことにしました。そしたら・・・

リンナちゃんは自宅から通える看護学校を見つけてきて、ここの入学を希望している。通う期間は3年間。毎年〇〇ドル必要だがお金がない。だから支援をお願いしてきた。

ということでした。そして

手続きはあと2週間ぐらい。試験は彼女は成績優秀だったからおそらく大丈夫。

とも。

安田の気持ちは1秒で固まり、即送金。「3年間何がなんでもサポートするから勉強して夢をつかんで!」とSNSを通してリンナちゃんにも伝えました。

そんな彼女の自転車

奨学金を通して知り合ったリンナちゃんですが、カンボジア自転車プロジェクト2016で自転車を受け取っています。

下の写真はその翌年2017年に訪問したときのもの。通学に自転車は大切に使われているようでした。

先日SNSのテレグラムで彼女に「あの自転車まだ使ってる?」と聴いたら、「もちろん!」と返事が返ってきました。「もしよかったら写真送って!」とお願いしました。看護学校と病院での実習で超大忙しの彼女。お願いしてから約1か月後、写真が贈られてきました。

皆さんのご支援が自転車となって子どもたちの夢へとつなぐ

彼女は無事中学を卒業し、高校を卒業し・・・工場勤務を経て、いま看護師になるために学校に通っているのです。カンボジア自転車プロジェクトでもらった自転車で。

それは彼女の夢へとつながっていきます。

最初の目的は貧困からの脱出。彼女は奨学金と自転車で一生懸命勉強し学校でも上位の成績を維持してきました。(ちなみに自転車プレゼントは学校の成績は関係ありません。いかに貧困で自転車が無くて通学に困っているかだけで判断されます。)それは勉強をがんばってよい就職先に勤めればお給料がたくさんもらえて貧困から脱出できるからです。

でも彼女は最初に会った2015年のときから「看護師になるのが夢」と言い続けて、そして追い続けて、もう少しのところまで来ました。夢を諦めないで追い続ける勇気を与えてくれています。元気を与えてくれています。

皆さんのご支援で過去に自転車をもらった子たちも、それぞれの人生、学生生活のなかで自転車は希望の光を与えてくれていると思っています。彼女のようにひとりひとり詳細にその後の経過を追いかけることはできないのでご紹介することもかないませんが、もし「会ってみたい」とご希望がありましたら、全力でサポートいたします。

最後はいつものお願いです!

カンボジア自転車プロジェクト2023の募集は2023年9月30日までとなります。まだ大募集中です!!
※それ以降は翌年の2024年度分となりますのでご容赦ください。

皆さまからのご協力お待ちしております!

こちらのページよりお申込みください。

また、クレジットカード等の利用をご希望される場合は、Yahoo!ショッピングの方もご利用ください。

READYFORのプロジェクト、皆さまご協力ありがとうございました!

皆さん、こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

8月30日23時にREADYFORでの「カンボジア自転車プロジェクト2023」のご協力の募集が終了しました。

まずは結果のご報告

3,560,000円の目標に対しまして、延べ202人の方からご支援いただき支援総額は4,106,000円(+546,000円)となりました。達成率は115.3%です。

期間中、プロジェクトページをご覧いただいた方が1,391名いらっしゃいました。

8月25日午前11時15分に目標金額に到達しました。そこからネクストゴールを406万円に設定いたしました。そのネクストゴールはプロジェクト終了の2時間前に到達することができました。

ご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

新着情報の更新や安田自身の広報活動もございましたが、Facebookをはじめシェアなど応援してくださる方が本当にたくさんいてくださいました。きっと安田の知らないところで広報してくださった方も多いと思います。重ねてお礼申し上げます。

今後のこと

9月末までチラシやこちらのホームページを使った募集は継続しておりまして、その後支援内容が確定となります。

10月、11月は自転車プレートなどの準備

12月に現地でプロジェクトの実施(安田渡航予定です)

1月に写真やコーヒーなど返礼品の準備

2月に返礼品の発送

こうしたスケジュールになっております。返礼品の発送までまだしばらくかかりますが、皆さん子どもたちの笑顔の写真など楽しみに待っていてください。

YouTubeライブ実行しました!!

最終日の8月30日、22時30分から23時30分までの1時間YouTubeライブをして最後のお願いをしておりました。

 

素人ユーチューバーでございますが、もしよろしければご覧ください!!