ダルニー奨学金で5か国の子どもたちを支援して10年になりました

おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日はダルニー奨学金を通した支援のことを書きたいと思います。

きっかけ

「安田さんも、何か誰かのための支援をしたら?」
——その一言が、すべての始まりでした。

友人の何気ないひとことをきっかけに出会ったのが「ダルニー奨学金」。
以来、私は カンボジア・ミャンマー・ラオス・タイ・ベトナム の5か国から、それぞれ1名ずつ、計5人の子どもたちを毎年支援してきました。
気がつけば、支援を始めて 10年。月日の流れの早さを感じるとともに、この活動を通じて得た出会いや学びに心から感謝しています。

3年間の成長を見守る仕組み

ダルニー奨学金は、 中学校の3年間を入学から卒業まで支援する仕組み です。
1人の奨学生の3年間が終わると、翌年にはまた新しい中学1年生の支援が始まります。
毎年、支援している子どもたちの写真が届き、その成長を見守ることができるのが、この制度の素晴らしいところです。

途中で支援が変わることも

ただ、すべての子どもたちが3年間を無事に過ごせるわけではありません。
時折、途中で支援する生徒が変わることがあります。
その際には、理由が写真の横に書き添えられています。主な理由は2つあります。

ひとつは、
「ダルニー奨学金の支援エリアの外へ引っ越してしまった」 というもの。
これは運営側でもどうにもできない事情であり、やむを得ないことです。スタッフの皆さんは限られた地域の中で全力を尽くされています。

もうひとつは、
「貧困のため働かなくてはならなくなり、学校を中退した」 という理由。
この言葉を見るたびに、胸が締めつけられます。
貧困から抜け出すために最も必要なのは「教育」であるにもかかわらず、その教育を受ける機会を失ってしまう子どもたちがいる——。
この現実を知るたびに、私たち一人ひとりにできることの意味を改めて考えさせられます。

この支援がカンボジア自転車プロジェクトの原点に

じつは、このダルニー奨学金との出会いが、私がカンボジアに渡るきっかけとなり、現地の奨学生や子どもたちと出会い、そして今の 「カンボジア自転車プロジェクト」 につながっていきました。ダルニー奨学金を運営する民際センターさん。カンボジア自転車プロジェクトの大切なパートナーなのです。
あのとき友人がかけてくれた一言がなければ、今の活動もなかったかもしれません。

これからも、子どもたちの未来のために

10年間で多くの笑顔と現実を見てきました。
だからこそ、これからもダルニー奨学金を通じて、子どもたちの学びを支える活動を続けていきます。

もしこの記事を読んで「自分も何かできることを」と感じてくださった方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度、ダルニー奨学金の公式ページをご覧ください。

👉 詳しくはこちら(ダルニー奨学金HP https://www.minsai.org/LP/

「1人の3年間」が、子どもの人生を大きく変える。
そんな支援が、ここにあります。

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「学校のテストの成績表が届いた!」看護師目指してがんばるリンナちゃんからのお便り No.10 2025年10月29日

みなさん、こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

奨学生のリンナちゃんからのお便り

不定期連載となっている奨学生リンナちゃんからのお便りがきました。

 ※リンナちゃんのことを詳しく書いた記事はこちらです。

このような一覧表が届きました。彼女からの説明とともに掲載いたします。

「先生、お元気ですか?3年生の1学期が終わりました。あと1学期で修了となります。
以下は私の試験結果です。12行目が私の名前です。」

12番がリンナちゃん。一つだけ「B+」があって、その他は全部A。オールAの生徒さんが2名いるので、29名のクラスで3番目の成績ということになります!!一生懸命勉強してくれているようです。

試験科目を翻訳してみました

ChatGPTにこの画像を送って「見出しの科目名だけ翻訳して」とお願いしてみました。

保健分野におけるジェンダー統合

地域看護学

根拠に基づく看護実践

基礎保健教育

老年看護および緩和ケア

救急看護および応急処置

小児看護学 I・II

小児看護学 III

プライマリ・ヘルスケアの概要

在宅看護学

救急看護および応急処置実習

彼女からのメッセージ

すぐに返事をしました。

安田:「こんばんは。試験の結果は素晴らしかったですね。一生懸命勉強して本当に良かったですね。12月にお会いできるのを楽しみにしています。私があなたに初めて出会ったのは、ちょうど10年前の2015年でした。あなたは成長し、看護師になるという夢を追い続けてきました。もうすぐ実現しますね。あなたの夢の実現を応援できることを嬉しく思います。」

リンナちゃん:「あの年にLork Kru先生に出会えたことは本当に幸運でした。そして、これまで私を支え続けてくださり、本当に感謝しています。夢を叶えるために、これまで以上に勉強に励みます。夢の実現を支えてくださり、本当にありがとうございます。しかしながら、今年度はカリキュラム(プログラム)の変更が以前よりも多く、管理しなければならない仕事量も膨大です。さらに、学校の運営もスムーズに/効率的に行われておらず、大変です。😔」

とのことでした。色々大変みたいですが、あと半年、しっかりがんばって卒業して、最後の看護師試験もパスしてほしいと願っています。

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ご支援に感謝!カンボジアの子どもたちに330台の「希望の自転車」を届けます

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

皆さまの温かいご協力のおかげで、今年も多くの子どもたちに「通学の自由」と「学ぶチャンス」を届けることができそうです。ご支援ありがとうございました!!

カンボジアの農村部では、学校までの距離が遠く、歩いて1時間以上かけて通う子どもたちも少なくありません。そうした子どもたちに自転車を届けることで、教育を受ける機会を守りたいと考えています。

2025年度の支援内容

・通学用自転車:330台
・新設自転車修理クラブ:5か所
・既設クラブへのパーツ補給:44か所

自転車の寄贈台数は330台となりました。これは2016年からの活動の中で過去最高の台数となります。そして新たな自転車修理クラブが5か所。これまで設立してきた44か所の自転車修理クラブへのパーツの補給も併せて行います。

ありがとうメッセージビデオ第4弾

支援確定に合わせまして、今年度4つ目のありがとうメッセージビデオをYouTubeに公開しました。是非ともご覧ください。

2025年度のカンボジア訪問スケジュール

安田は12月4日からカンボジアを訪問します。カンボジア自転車プロジェクトの現地活動は12月8日~12日と12月15日~19日の計10日間行う予定にしています。
現地への同行を希望される方は以下のページをご覧ください。
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活動運営費となりますチャリティコーヒーが在庫わずかになっております。売上利益は、カンボジア自転車プロジェクトの運営費として大切に活用させていただいております。在庫が残りわずかとなりました。そして賞味期限が来年1月と近づいてまいりましたのでなんと50%増量キャンペーン中です。


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また、Yahoo!ショッピングでもご購入いただけます。
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Kindle本も!

上記の本の中ではカンボジア自転車プロジェクトの2018 年までの活動記録も記載しています。本の出版後にどのようなことが起こったかを皆さんにお知らせしたいと考え2019 年以降の現地での活動記録を電子書籍として出版してみようと思い立ちました。

書籍には掲載できなかった2019 年以降の訪問記(2019 年、2022 年、2023 年、2024 年)それぞれがAmazon にて販売中です。

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すべて399 円です。そのうちAmazon への手数料を除いた254 円が収益となります。Amazon Kindle Unlimited の場合は1 ページあたり0.5 円が収益となります。

収益はすべてカンボジア自転車プロジェクトの支援と活動運営費となります。

皆さん是非、ご購入またはAmazon Kindle Unlimited でお読みいただけましたら幸いです。

「村の人たちの健康管理のために現地活動中!」看護師目指してがんばるリンナちゃんからのお便り No.9 2025年10月17日

みなさん、こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

奨学生のリンナちゃんからのお便り

不定期連載となっている奨学生リンナちゃんからのお便りがきました。

 ※リンナちゃんのことを詳しく書いた記事はこちらです。

こんな写真が届きました。

何の活動をしているところなのか尋ねてみました。

地域の村を訪れ病気に対する予防措置の教育・啓蒙を行っているのだとか。住民たちから情報を集めレポートを書き、さらに病気の予防のために何をしたらいいか住民に教えるのだそうで。「とても大切なことなんだけど住民たちはなかなか理解してくれない」と悩んでいる様子でした。

「色々と難しいこともあるだろうけど、自分が持つ専門知識や経験を誰かのために役立てるのはとても素晴らしいことだからがんばって!」と伝えました。

彼女の返事は、「難しいことも多いけれどあきらめません。看護師になる勉強のためにがんばります!」とのことでした。

12月にカンボジアを訪問した時、またたくましくなった彼女に会うのが今から楽しみです!!

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チャリティコーヒー、ふるさと納税返礼品登録への道

ふるさと納税返礼品登録への道

カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

みなさんにひとつ、ご報告があります。

先日、カンボジア自転車プロジェクトの活動資金となっている「チャリティコーヒー」について、ふるさと納税の返礼品に登録していただけないか、地元・貝塚市の市役所を訪問し、担当の方に直接ご相談をしてきました。

その場では、私からカンボジア自転車プロジェクトの取り組み内容やチャリティコーヒーの詳細な説明をさせていただきました。担当者さんからは、ふるさと納税の仕組みや返礼品に登録するまでの流れを丁寧にご説明いただき、とても有意義な時間となりました。

もし返礼品に採用していただければ、地元の方だけでなく、全国から寄附を通じてプロジェクトを応援していただける大きなチャンスにつながります。まだ登録までは条件の確認や手続きが必要で、実際に採用されるのは少し先になりそうですが、こうした前向きな取り組みを進めていることを、まずは皆さまにご報告いたします。今後の進展についても、このブログやSNSで随時お伝えしていきますね。

今年分のチャリティコーヒーの在庫は残り171個

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