訪問記1日目(2022/12/11) 番外編

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。本日からいよいよカンボジア訪問。ブログで毎日の様子をお伝えしたいと思います。

???

と言いましても、今回訪問中にできるのは自転車プレゼントと5つの修理クラブ設立のみ。だから番外編ばかりになるのをご容赦ください。

ここでご留意いただきたいことが1つ。毎年のことなのですがこの訪問は安田の完全自費で行っております。ちなみにセレモニーなどにかかる費用も全てです。皆様からご協力いただいたご支援金はクラウドファンディング手数料などだけを差し引いて全て自転車や修理クラブ用の工具や交換パーツの購入に充てております。だから、
『おいらたちの金で何遊んどるねん!』
って怒らないでください。よろしくお願いします。

準備

昨日は一日中荷造りをしてました。今回利用のベトナム航空は預け荷物が23キロ2つまで。重さを調整しながら最終的には2キロほどの余裕があったので娘のサイズアウトした服を詰め込みました。この調子で毎年台数が増えるとすると来年あたり23キロ2つでは足りなくなるかもしれません。

チェックインと手荷物検査

しっかり重さを測ってたおかげでチェックインはスムーズに行きました。ただ、うっかりミスが‥途中の自転車旅用に準備してい修理工具を預け荷物ではなくバックパック の方に入れてしまってたんです。機内持ち込みは15センチまでのものという制限に引っかかり工具3つ没収となってしまいました。明日以降現地調達しなければなりません。とほほ〜

いよいよ搭乗!

今回はベトナム航空。ハノイ経由です。飛行機、2019年のカンボジア訪問からですから3年振り。でもしっかり機内食とドリンクを楽しめました。ハノイに着いたのはお昼の3時ぐらいでした。

YouTubeライブの試験

ちなみにハノイからプノンペン への出発は20:30。およそ5時間あったのでYouTubeライブのテストしていました。というのも昨日チャンネル登録キャンペーンを実施し無事50名を超えることができたのです。これで配信しなかったら怒られますのでテストしてました。その動画はこちらです。

ちなみにチャンネルのアドレスはこちら。配信前にはなるべくFacebookなどで告知したいと思いますが何せ慌ただしいのでできなければご容赦ください。もちろんアーカイブ残しますので後でご覧いただけます。

いよいよカンボジアへ

出発時間が少し遅れたものの、ハノイから無事出発し2時間ほどのフライトでカンボジアの首都プノンペンに到着しました。ちなみに運航会社はベトナム航空ならぬ、カンボジアが誇るカンボジアアンコール航空。

どう?かっこいいでしょ。ちなみにこちらのエアライン。3年前にプノンペンからシェムリアップの国内線では利用したことがあります。でも国際線は初めて。しかも軽食ですが機内食も出るとのこと・・・どんなんやろ。

で、こちらのメニューは焼き飯の上に鶏肉が載ったもの。「ビーフ or チキン?」と聴かれて、しっかりクメール語で「モアン(鶏肉)」と答えてみました(*^-^*) お味は・・・チャーハンが乾燥しすぎて口の中の水分全部持っていかれました(^^;

空港到着

そしてプノンペンへ到着。予めビザを取っていたので入国審査は問題なし。そして税関。いつもスルーなのに今回は呼び止められました。そりゃ23キロの怪しげな荷物を2つも抱えているのだから仕方が無いか~と諦めて、ここでDMM英会話の成果炸裂。

「これらは、自転車に取り付けるプレートと軍手と修理マニュアル。これからボランティアで農村エリアを回り通学用自転車が買えない子どもたちに中古自転車をプレゼントするんです。これらはそのグッズです。」

と、しっかり英語でお伝えしてすんなりOK!!!良かった!英会話勉強してて(*^-^*)

そしてカンボジアの親友ジョンと再開。彼の仕事はトゥクトゥクドライバー。空港まで迎えに来てもらいました。3年ぶりの再会に熱い抱擁。やっと会えた!!!めっちゃうれしい!!!

ジョンはホテル支給の伝統的なトゥクトゥクに戻っていました。実は奥さんが病気がちで治療費などの捻出のため以前保有した車はまた手放したとか。安田の知る限り、これで2回目です。でもあなたのトゥクトゥク技術をもってすれば、すぐ車は買える。奥さんを大事にして。そして世界中のツーリストの皆さん。彼のトゥクトゥクに乗りまくってください。多めのチップも忘れずに。

ホテル到着

ホテルに着いたのは11時過ぎ。今日は早起きだったので安田はお眠。ジョンに会う前は「はよホテルチェックインして寝よ・・・」と思ってたんですけど、奥さんの話や他の友達の近況も知りたい。そしてカンボジアの空気を吸ってどんどん目が覚めていく安田。ホテルでのチェックインを済ませてジョンに「ニャンバーイハウイ?(ご飯食べた?)」と尋ねて再会のお祝いをすることにしました。

アンカービールと焼肉で乾杯!!色々ジョンの近況を聴いてみました。奥さんの病気は今は落ち着いてて実家で元気にしていること。ジョンの義理の息子さんのチャイヤやリー、そしてサーなども皆プノンペンでトゥクトゥクドライバーでがんばっているとのこと。多くのバーや飲食店がコロナのせいで閉店していること。ツーリストはまだ全然戻ってきていないこと。 などなど。(ただ、ジョンはほとんど英語を話しません。安田はほとんどクメール語が話せません。ボディーランゲージ、身振り、手振りを駆使して聞き出しました)

予定があえば、ジョンの実家(ベトナム国境のスベイリン州)にも遊びにいくことにしました。ただ、車が無いので時速40キロがマックスのトゥクトゥクで行くことになりそうですが・・・前回は車だったのでそれもまた楽しそう!!また、楽しみが一つ増えました!!

今日のブログはここまでです。明日は移動が遅れたときようの予備日でした。予定は何も入っていませんがチョコマカと動きたいと思います。

では、みなさん最後まで読んでいただきありがとうございました。

訪問記2日目(2022/12/12) 番外編その2

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。昨日の到着から一夜明けました。寝たのは午前2時すぎだったのですが、7時前に目が覚めてしまいました。そこで・・・「そうだランニングに行きがてら生配信の練習をしよう!」と思い立ちました。

安田の宿はメコン川のすぐ近くにあります。朝はお散歩コースになっているんですね。その様子を生配信でお伝えしてみました。

確認してみると、画質の問題以外にも音声と映像のズレが発生していました。なかなか難しいですね~

朝ラン

さて、ランニングですが本日は特に予定がないのでゆっくりブラブラランニング。友好橋を渡って対岸のソッカホテルを目指し折り返す、概ね12キロのコースです。

これが友好橋。西側の橋のふもとに記念碑があります。

そこにはこう書かれていました。「カンボジアと日本の友好橋 日本政府の寄付によって1984年3月に建てられました」と。

そして2005年と2019年に修復工事が行われました。ちなみに工事中だった2018年もこのあたりをランニングしています。工事中のおかげでかなり珍道中ランニングとなっていますが、もしお時間がありましたらこちらのブログもご覧ください。

3日目(12月8日):安田号2018でプノンペン市内をウロウロ

さて、友好橋を渡ってきたところで気温がグングン上昇してきました。水分補給にヤシの実ジュース屋さんを探していましたら、サトウキビジュース屋さんを代わりに発見。

しぼりたてではありませんでしたが氷でキンキンに冷えたサトウキビジュースをいただきました。冒頭の写真はそれです。休憩しながらクメール語しか話せないおばちゃんと団らん。

「ポアンは1000の意味。だからバイポアンで3000。このジュースは3000リエルね。」

「小さい方はピーポアンプラムローイ。ピーは2、プラムは5、ローイは100だから2500リエルね。」 などなど。

ちょっと見にくいですけどホテル名が屋上に書かれています。「ソッカ・オタエル」。

「あっあそこにソッカ・ホテルって書いてあるんだ・・・」

何度もランニングで通っているのですが、今回始めて字が読めました(*^-^*)

そして復路。だんだんお腹が空いてきましたので帰り道にある食堂を物色。なるべく誰かお客さんがいて、調理しているのがやさしそうなお店・・・

そしてお願いしたのが「バーイサイモアン」。鳥がのったご飯です。

ちなみに最初は麺を食べたかったのですが、英語が通じずどこでも通じる朝ごはんメニュー「バーイサイモアン」になった次第です。そして、「ごめんね。日本から来てクメール語勉強中」って言ったらお店のおばちゃんが奥から若者を呼んできました。

この彼、3年間日本で働いていたとのこと。技能実習かな?東京と群馬で働いたことがあるとのこと。日本語、英語、クメール語が入り混じる楽しい食事となりました!

日本の活動をもう1つ

日本はずっとプノンペンの洪水回避対策に協力しています。

こちらはメコン川の氾濫を回避するために巨大なポンプを配備した様子を表したもの。フェーズ2とあります。2007年から2010年に行われたようです。下の写真が実際のポンプです。

ただ、ポンプで汲みだしてもその先の下水等が整備されていなければ意味がありませんから、フェーズ4では町の下水道を整備しました。2018年から2021年とありますので昨年完成したんですね。

災害の多い日本。だから培った経験や技術もある。それを他国の支援に活かす。とっても素晴らしいことだと思うし、日本人として誇りに思います。カンボジアは日本人大好きな人が多いです。こうした支援による影響も少なくないでしょう。そのうえに立って支援ができているカンボジア自転車プロジェクト。先人たちから現代へ。脈々と培われたその日本人のイメージを壊さないように気を付けたいものです。

  シャワーとお洗濯

ランニングから帰ったらシャワーとお洗濯。ちなみに滞在2週間ですが、もってきた服はセレモニー用のカッターシャツ2枚、ランニングシャツ2枚、下着2セット、Gパン1着、靴下3セット。あとはもともと着てきたもののローテ―ション。しっかり洗濯しないといけません。

お昼のお散歩

洗濯を終えて一休み。そしてお腹がすいてきたので散歩がてら散策してみました。

こちら猫カフェです。クメール語で猫は「ちまー」。だからチマーカフェ。

そして丸亀製麺。そういえばまだカンボジアに来て日本食を食べたことがない安田でした。

お昼はこれといいものが・・・と、いいますかショックなことにお昼から「ハッピーアワー」で1ドル生ビール2杯のサービスが全部のお店で無くなっていました。とってもショック・・・だから揚げバナナ。4本で1ドル。1本なら1000リエルです。1本だけいただけました。温かいバナナ風味の揚げチクワを食べているような感じ。おいしかったです。

夜ごはん

夜はジョンが「家に来いよ!」ということだったので、2015年の再来か!?

「何のこと?」と思った方、以下のブログをご覧ください。

自転車支援、開始のきっかけについて(4)

というわけで7年前と同じようにアテを調達。クルクル回っているのは鶏。下の網で焼かれているのはアヒルです。両方とも1羽5ドル。合計10ドル。これが今日のメインディッシュ。

ジョンのおうちに到着。先のブログで紹介したように一部屋だけのおうちなので涼しい廊下に出て飲むことになりました。みんな参加。チャイヤ、リー、サーもいます。

こちらはサーの奥さんが作ってくれた魚のスープ。めちゃくちゃおいしい!!ちょっと塩がきつめなのは暑いカンボジアならではかもしれません。

こちらがその廊下の様子。ずっと右側はレンガの壁。ポーズを決めている女性がサーの奥さん。魚スープを作ってくれた方です。その右隣はリーの奥さんです。チャイヤの奥さんはスベイリン州の実家にいます。ジョンの奥さんも同じスベイリン州。集まっているメンバーは他にもいましたが皆スベイリン州出身。同郷者のつながりが濃く「ソーシャルファミリー」なんてジョンは言っていました。

インスタントの焼きそばを「チュガニュ!(おいしい)」と食べていたら、サーの奥さんが追加で作ってくれました。たぶん、3玉ぐらいある。

「全部食べてね」なんて言われたら、食べ物残さない主義の安田はがんばって食べちゃいました。目玉焼きも2枚乗っている豪華バージョン。

こちらは後から追加で買い出しにいってくれた牛モツのボイル。香辛料やタレを付けて食べます。

「哀愁のボイルドオイスター」という言葉をご存じでしょうか。こちらのブログに記載があります。ジョンと食べた生茹での貝。その名も「ボイルドオイスター」。おそらく貝毒にあたって、1週間下痢に悩まされた「哀愁のボイルドオイスター」。

カンボジア訪問記2017(2)【番外編 2017/12/01 再会!!そしてお約束の六本脚・・・】

写真に収めるの忘れたんですが、そのルックスはまさに「ボイルドオイスター」。貝はすべてフタが開いておりません。サーが「食べて!!」とふるまってきます。

だいじょうぶかな・・・

まずは温度チェック・・・「あつっ!!!!」

他の貝も・・・「あつっ!!!!」

でもフタ開いてない・・・といいますか全部開いていない。これはそういう貝なのでしょうか。香辛料もたっぷりで濃いめに味付けされています。

試してみるか・・・パクッ。「おいしい!!」

食べる個数だけ少し控え目におさえておいしくいただきました。さて、どうなることやら・・・

そしてみんなビールで上機嫌になってきました。

「日本の歌うたって!」

リクエストきたー!!!!これも7年前の訪問ブログで書いています。同じパターンです。あの時はスマホに入っているのは娘用の童謡だけだったのでその中から厳選して「アイアイ」を全員で大合唱したのでした。

今年はちゃんとスピーカー付き。ってでかすぎるやろ!!!

さらに、これじゃ物足りないってことでさらにでかいスピーカー登場。後ろの真っ黒な箱です。大音量。近所迷惑なんて関係ありません・・・

安田のスマホに入っている曲・・・Youtubeでもよかったのですが電波うすうすでまったく使えません。なので最近スマホに入れた2曲を恥は掛け捨てでノリノリ振り付けつきで歌いました。歌った曲は・・・

山下達郎「悲しみのJODY」
RBB「ハルカノート」

です。そして、次はカンボジアの曲歌って!!とこちらからリクエスト。でもYoutubeつながりません。

「お前のスマホにカンボジアの曲は入ってないの?」とジョンが聞いてくるもんだから・・・みんな知ってそうなあの名曲をかけてみました。カンボジアソング。スマホにたくさん入れててよかった。

シン・シサモット「バッタンバンの花」

サーがしっかりと歌い上げてくれました。誰もが知ってる大好きな曲が安田のスマホから流れてきたという瞬間。また皆の距離が1つ縮まったように思います。そういえば、数年前マッサージ屋さんにいったとき盲目のジニが「マッサージの先生に習った」と歌ってくれた「涙そうそう」はうれしかったもんなぁ。歌が世界を1つにする。本当にそうだと思います。

そして楽しい宴はお開き。ジョンにホテルまで送ってもらいました。

予備日で何の予定もなかった1日でしたがマラソン、洗濯、散歩に大宴会。楽しい1日となりました。

明日はいよいよチャンディさんとの再会です!!楽しみ!!

訪問記3日目(2022/12/13)EDFカンボジアとの打ち合わせ、返礼品の買い出し編

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。訪問3日目の様子をお伝えいたします。(※昨日の「貝」、いまのところ大丈夫です(*^-^*))

EDFカンボジアとの打ち合わせ

今日のメインはEDFカンボジアのオフィス訪問です。冒頭の写真がその様子です。自転車プロジェクトセレモニーなど実施前の最終確認です。

スケジュールの確認

セレモニー実施スケジュールは以下の通りとなりました。

12月15日
午前 自転車寄贈式(1)及び自転車クラブ設立(1)? Taing Kok 郡, Kampong Thom 州
午後1 自転車寄贈式(2)及び自転車クラブ設立(2)? Santuk 郡 , Kampong Thom 州
午後2 安田が支援している奨学生(高校2年生)との面会
12月16日
午前 自転車寄贈式(3)及び自転車クラブ設立(3) Rovieng 郡, Preah Vihear 州
午後 何人かの生徒の家庭訪問
12月20日
午前1 自転車寄贈式(4), Baribour 郡, Kampong Chhnang 州
午前2 何人かの生徒の家庭訪問
午後1 安田が支援している奨学生(中学2年生)との面会?
午後2 安田が支援していた奨学生(6年間の支援で中学・高校を無事卒業)との面会
12月21日
午前 自転車寄贈式(5)及び自転車クラブ設立(4)Koh Andeat 郡, Takeo 州
午後 自転車寄贈式(6)及び自転車クラブ設立(5)Samrong 郡, Takeo 州

ツアー代金の支払い

この4日間のツアーと、安田帰国後の自転車パーツ補給(30カ所)の活動費を併せて1,976ドルお支払いしました。(こちらは皆様からのご支援金ではなく、事務局:株式会社パールから支出しております)

写真や動画撮影のための注意点の再確認

こんな資料を作成して、なるべく自転車プレートに何が書いてあるかわかるように寄って撮影してくださいとお願いしました。また、ありがとうメッセージ動画については練習風景や失敗が入ってもいいのであまり編集しすぎずシンプルに作ってほしいと伝えてあります。

発音練習

最後は自転車クラブの一覧とプレート番号の対応、そしてご支援者さんのお名前をローマ字表記したものを渡しました。発音はみなで練習。

安田「にしとはつじょーせいさくしょ」

皆「にし・・・と・・・はつ・・・じょー・・・せい・・さ・・・くしょ」

といった感じです。担当のマブさんはクメール語表記に置き換えながら何度も確認していました。

返礼品の買い出しへ

本当は来週行く予定だったのですが、他の予定が入ってきたので打ち合わせのあと、マブさんに同行いただいてクロマーとコーヒー豆を買いに行きました。下の写真がマブさん。トゥクトゥクの中ではお互いの近況やカンボジアの様子、コロナウィルスのことなど話しました。

クロマー

コーヒー豆屋さんがセントラルマーケット近くにあるので、クロマーもセントラルマーケット内で購入することになりました。

こちら、クロマー屋さんの店員さん。クメール語しか話しませんのでマブさんに同行いただいた次第です。めちゃくちゃスムーズに購入することができました。今回は50枚。デザインの選択はお任せですが、なるべくバラバラでくださいとお願いしました。

コーヒー豆

実はコーヒー豆については心配していたことがあって、生豆売っているところがすぐ見つかるかどうか。昨年はある方に協力していただいて、何とか見つかったのですが今年はどうでしょうか。

マブさんに去年のお店の情報をお伝えして連絡してもらいました。でも不通。お店なくなったんでしょうかねぇ。そして、生豆ではなくって焙煎豆しか売っていない昔から馴染みのコーヒー豆屋さんに聞いてみることにしました。そしたらなんと売ってくれるとのこと。去年確認してもらったらNGだったんですけどねぇ。

というわけで、こちらがそのコーヒー豆屋さんです。創業50年ぐらいの地元では有名なお店です。

下の写真がカンボジア産のコーヒー豆。CMとあるのがカンボジア・モンドルキリ州という意味。CPはカンボジア・パイリン州のもの。それぞれアラビカとロブスタの2種ずつあります。ちなみにモンドルキリの方が安い。またロブスタの方がアラビカより安い。下の写真の左から右に行くにしたがって高くなるというわけです。購入したい豆は40キロ。節約したいのもやまやまなのですが、ここはやっぱりオールブレンドがいい!というわけで、「全部10キロずつ下さい。」とお願いしました。

こちら注文後の計量風景。パッケージに小分けにしなくていいから、10キロずつビニール袋2重にして入れてくださいとお願いしました。

これで買い出し終了です。

お洗濯・・・ホテルの人に怒られちゃった(^^;

昨日、洗濯のことお話ししました。よく乾くのでバルコニー前に干してたんですがホテル正面から丸見えだったので・・・ホテルのスタッフの人に「ここはダメ。屋上に干す場所があるから、そこに干して」とのことでした。

「えっ?屋上あるの?使っていいの?」

というわけで屋上へゴー!!いい景色かなと思ってたんですがそこは残念。なかなかの散乱具合でした。しかし確かに干し場が。ものすごい日射しなのですぐに乾きそうです(*^-^*)

またまた生配信の練習!!

洗濯を終えて少し休憩し、また生配信の練習をすることにしました。今日は2本!!

生配信そのものは慣れてきた感じ。とりあえずは配信できそうです。懸念事項は画質。そしてマイクです。練習用にはヘッドセットでの配信ですからマイクが口元にあるので音声は聞き取れると思います。でも自転車寄贈セレモニーの場合はスピーカーの音を拾うのでヘッドセットとは異なりますので・・・どうなりますでしょうか・・・

 チョムさんとの初対面

本当は22日にお会いする予定だった人との面会。安田が22日に予定が入ってしまったため、今日晩御飯をご一緒することになりました。シェムリアップで日本語ガイドをしているチョムラーンさん。今はプノンペンで働いておられます。昨年、安田がカンボジアに行けなかったので返礼品用のコーヒー豆やクロマーの手配をお願いした方なんです。チャンディさんから紹介してもらいました。チャンディさん曰く、「日本語ガイドの仕事がコロナの影響でゼロになってしまったので何でもいいから仕事をお願いしてほしい」とのことでした。なのでとってもお世話になった次第です。
「22日ダメになってしまったので今晩お会いできませんか?お店はお任せします」とお願いしたら日本食の素敵なお店をご紹介いただきました。

そのお店は「鮨丼丸」( https://web.facebook.com/sushidonmaru )です。場所を教えてもらって事前に価格帯などを調べて、「やばい!!!!!!」と思ってネットでメニューの一番安いものを選びつつ・・・でもチョムラーンさんとは色々な話ができました。こちら、お刺身やお寿司もいわゆる「なんちゃって」ではなく本格的なものが提供されます。店員さんも皆日本語ペラペラ。接客していただいた女史はカンボジアで日本語を1年間勉強して、熊本県で3か月働き、今に至るという方。発音、イントネーション、全部完璧。なんともレベルの高すぎるお店でした。そして安田は改めてカンボジアで日本食を食べてこなかったことに今さらながら驚きを感じつつ。まぁこういう世界もあるよねと思いつつ。チョムラーンさんのご家族のこと、彼も昔浅草に行った経験があり日本文化のこと、食文化のことなど色々お伺いすることができました。楽しい時間はあっというまに過ぎて・・・やっぱりお誘いした以上、お会計のこともあって・・・でも安いメニューの下調べの効果もあって、まぁまぁ大丈夫なお会計でした(^^;

こちらお店からホテルまでお願いしたトゥクトゥク。今さら写真に撮ることもなかったのですが、なんと完全電気トゥクトゥク。「どこで充電できるんやろ?」という疑問も感じつつ、カンボジアにも電化の流れは着々と来ているんだと思った次第です。

結局行くんかい!!!!

ホテルに着いて、さぁ寝ようかと思っていたのですがジョンがカフェの外国人旅行客に一生懸命営業していました。

安田:「いく?」

ジョン:「行こう」

ということで呑みに行くことに。

電気トゥクトゥクもいいけど、やっぱりトラディショナルなこっちがいい!!!

いきついたお店は定番のお店。でも安田、お腹いっぱいだったので少しの肴と少しのビールで終了となりました。

ホテルに戻って、お出迎えはちょっと小さめなキティ。カンボジアは野良猫はもちろん野良犬もたくさんいます。犬の方は咬まれないか心配なときもありますが気にしなければ向こうも気にしないので大丈夫です。

というわけでカンボジア訪問記3日目も終了です。いつもの番外編ではなく今日は少しは自転車プロジェクトに関係することが書けました。ちなみに明日も番外編になります(^^; でもそのあと怒涛のスケジュールで自転車プロジェクトが始まりますのでご容赦ください。

それではおやすみなさい!!!

訪問記4日目(2022/12/14) 番外編その3 フェリーにのってみた!!

こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日は訪問4日目になります。自転車プロジェクトの活動は明日から。だから番外編パート3として今日のことお伝えいたします。

朝ラン~

朝、またランニングがてらウロウロすることにしました。ランニングコースの定番。メコン川沿いの遊歩道。前回は北上しましたが今回は南下してみたいと思います。

川沿いを走っていますと、なんだか渡し舟みたいなものを発見。車、バイクなどみんな乗っています。楽しそうだなぁ~乗ってみたいなぁ~・・・でもなぁ・・・なんて思ってました。

フェリーにチャレンジ!!

さらに走ると船着き場が。朝の通勤時間ってこともあって満載。

通勤利用=高くないはず

という、安田の勝手な思い込みと「そうそう今日って何にも予定なかったから多少アクシデントがあっても何とかなるか」と思い・・・チャレンジすることに。
※ちなみに安田はこういうときそうとうヘタレです。

こちら、どうも料金所のようです。みんなお金渡しています。なんか、右と左で書いてあることが違うので行き先が違うのかな・・と思うも全く行き先がわかりません。左の方は受付のお姉さんが二人。右側は強面のオッサンが一人。普通に考えたら左なんですけど、利用客は右側がめちゃめちゃ多い。

混んでる方=普段使い

という安田の思い込みパート2で右側を使ってみることにしました。

安田「たらいぽんまーん(いくらですか?)」

強面スタッフ「ぷらむろーい(500)」

おっ!通じたし、返事もわかった!!500リエルは20円足らず。

「この料金でまさかメコン川を下り海に出て太平洋を横断するようなことは無いはず。絶対お手頃距離に違いない・・・」

と覚悟を決めてゴー!!そしてドキドキの乗船。

この下の文字。行先書いてあるのか船の名前なのかフェリー会社の名前なのか・・・普通のクメール文字と違ってムール体の文字はまだよくわかりません・・・

そして、出発。向こう岸の少しにぎわいのある方向に向かっているようです。

この写真、皆さんお気づきでしょうか?川の色が途中で茶色から緑に変わっています。

さらに近づくと明確です。そう、ここはメコン川とトンレサップ川が合流するところ。その2つの川の水がまだ完全には混ざり合わず色の違いがわかるのです。なんだか、

「トンレサップからメコンへ。おいらも遠くに来たもんだ・・・」

なんて思ったりしていました。なんて思ってたらもうすぐ到着のようです。

無事到着しました。地図で見るとここです。

英語の綴りが定かではありませんが、上のGoogleマップでは Areiksart Ferryとあります。ちなみにこの港があるのはAkreiy Ksatr村。プノンペン特別市を取り囲むようにしてあるカンダール州のLvea Aem郡に位置します。

川を隔てた向こうには急速に開発が進むプノンペンのビル群が見えます。

降りてから散策がてらランニング再開。走ってみてわかったのはにぎわっているのはフェリー乗り場周辺だけで1キロも走ればお店が一つもありませんでした。途中で「トイレいきたいなぁ・・・」と思いまして、この周辺のお店で朝ごはんを食べることにしました。

そして、生配信の練習も(*^-^*) 牛スープのフォーをいただきました。

そして、そのとき「フェリー乗船の様子も生配信できないかなぁ・・・」と思いつきましてやってみることに。川の方は電波の強さが心配ですが・・・

で、チャレンジしたのですが結局電波の影響か30秒ほどで途切れてしまいました。残念。

プノンペン側に戻りましてランニング再開。ウロウロ走りながら全部で9キロほどのランとなりました。走ったコースをReliveという動画作成サービスで再現してみました。

お洗濯!!

そして走ったあとはシャワーと定番お洗濯。明日ホテルをチェックアウトして自転車プロジェクトの旅に出ますので何よりも洗濯ものを残さないことが先決。今日も天気がいいのであっというまに乾くでしょう!!             

洗濯しながら思ったのは「フェリーで夕陽ってきれいだろうなぁ・・・」ということ。調べてみたら今日の日の入り時間は午後5時38分。夕方再チャレンジしてみるか・・・と思った次第です(*^-^*)

お昼ご飯にインドネシア料理

お昼ご飯はホテル近くで済ませようと、昨日もいった焼うどん屋さんに行こうとしたのですが、その手前にインドネシア料理屋さんがあるのを発見。入ってみることにしました。メニューは幸いにも英語表記があってご飯ものは定番「ナシゴレン」があったので注文してみました。

日本でもファミリーレストランとかで何度か食べたことがあるナシゴレン。こちらのお店では14000リエル。3.5ドルです。カンボジアのローカルなお昼ご飯としては高めですけど、おいしかったです(*^-^*)

クルーズ夕陽編

というわけで夕方フェリーに再チャレンジすることにしました。夕方で日射しもやわらいでとっても涼しいです。日の入り前にまずは対岸に渡ってしまいます。

そして、こちらが対岸からプノンペン側を見た風景。日が沈みプノンペンのビル群の影がとても神秘的です。

「動画はないんかい??」

という声もございましょう。そう、往路も復路も動画撮っているのですが、復路だけYoutubeに掲載しました。「夕陽編」は安田ほとんどしゃべっていません。とってもきれいな夕陽に見とれてしゃべるのを忘れていました。こちらをどうぞ。

ジョンと晩御飯

夕陽クルーズから帰ってきたらホテル前にジョンがいたので「ご飯食べにいこう!」と誘いました。そしたら一昨日カラオケで一緒に騒いだサーさんもいたので合流。

定番のBBQ屋さんです。この写真の左上に黄色い服を着た人が写っていますね。

こちら、バドガール(懐かしい!!)ならぬシンハービールガールです。キャンペーン中らしく、客席を回ってシンハービールを進め、何杯か飲むと福引があってTシャツなどがあたる仕組み。私たちは興味がないので安いアンコールビールしか飲みません(^^;

そのアンコールビールは来年の干支をあしらった期間限定デザインになっていました。カンボジアにも干支があって、日本と違うのは羊が「やぎ」、猪が「ぶた」となっている2つだけです。

ナイトクルーズ!!

夕陽クルーズをしたあと、「やっぱり夜景はきれいだよね」と思った次第で、夜景クルーズもすることにしました。ジョンにフェリー乗り場まで連れて行ってもらいました。

途中、クリスマスのイルミネーションがとってもきれい!

さて、今日3往復目のフェリー。もう手慣れたもので500リエル握りしめて乗船です。

対岸につくと夕方はにぎわっていた界隈もかなり静かになっていました。ぶらついてもおもしろくなさそうなのですぐに折り返しです。

 こちらが対岸から見たプノンペンの景色です。

もちろん動画に収めています。こちらをご覧ください。

番外編もしばしお別れ

さて、カンボジアに到着してから4日間。プロジェクトに関係することといえば3日目の昨日、EDFカンボジアで打合せをしたことと返礼品の買い出しにいったことぐらいでした。でも明日から本番。朝6時には最初の支援地、コンポントム州に向けて出発です。今からとっても楽しみ。皆さんも是非楽しみにしておいてくださいね。こまめな更新はできないと思いますができるかぎり情報発信がんばります!!

 

訪問記5日目(2022/12/15)コンポントム州にて2つの自転車寄贈式と自転車修理クラブの設立!!

皆さん、こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。こちらの写真、自転車修理クラブにて、空気を入れてもすぐに抜けてしまう問題を解決した際の皆の歓喜のセルフィ―です(*^-^*)

今日からいよいよカンボジア自転車プロジェクト2022の現地活動本格スタートです。改めて、今年は番外編のレポートが多い理由を説明します。安田はいつも12月に2週間ほどカンボジアを訪問します。自転車寄贈セレモニー、自転車クラブの設立、既設クラブへのパーツの補給を行うためです。ただ、今年は学年の年が変更になりどうしてもパーツ補給は滞在中にできなくなりました。だからセレモニーとクラブの新設となり活動は今週の2日間、そして来週の2日間だけとなります。それ以外は番外編となりますことをどうかご留意ください。パーツ補給は来年になって実施される予定です。

どこ行ってきたの?

今日登場する地名はコンポントム州とプレアヴィヘア州の2つ。活動したのはコンポントム州です。こちらで午前と午後の2回自転車寄贈セレモニーを実施し、そのセレモニー実施場所の中学校に自転車修理クラブを設立してきました。

まずは腹ごしらえ

朝6時にホテルでピックアップしてもらいました。そこから80キロほど離れたところで朝ごはん。(すぐに朝ごはんを取らないのは、プノンペンの渋滞を避けるためにはやく市外に逃れるためです。)

メニューは「バーイサイチュルーク」。豚肉丼です。朝からガッツリですけど、今日一日のスケジュールを考えると朝からしっかり食べておく必要があります。

自転車寄贈セレモニー(1回目)

朝食後、車は快調に北上しセレモニーの会場となる中学校に到着。コンポントム州のTAING KOK郡にあるTUOL ANDAET中学校です。到着しましたら皆椅子を並べて座っていてくれました。

こちらの写真きれいでしょ!!(安田のスマホ、なんかエフェクトがかかってるみたいで普通より鮮やかに色が見えています)カンボジアの学校に式典用の体育館なんてものはありません。大人数が集まるときは基本外。でも常夏のカンボジア、日射しが心配ですけど、大きく育った樹木が影を作ってくれています。

こちらでは周辺の4つの中学校から自転車が必要な子どもたちが41名選抜され自転車がプレゼントされました。自転車セレモニーの写真は同行したEDFカンボジアのマブさんがたくさん撮ってくれているはずです。その写真は来年のプロジェクト報告で使わせてもらう予定なので、今日は動画だけのご提供となります。こちらをご覧ください!!
※動画の最後のところで、安田が簡単な挨拶を入れました。皆さん、本当にご協力ありがとうございます。
※もしかしたらまだ動画のアップロードが終了していないかもしれません。その場合は時間をあけてご確認ください。

セレモニーのあとは個別写真撮影!!

セレモニーが終わりましたら、返礼品でお送りする写真の撮影です。自転車ナンバーで抜けがないかを安田がチェックしながらマブさん(右側の白シャツの男性)がどんどん撮影していきます。41台のプレゼントなのでNo1からNo41まできちんと撮影されたかチェックする、ちょっとドキドキする作業です。ただ、安田はメモするだけなのでマブさんの方がかなり大変だったりします。

そして自転車修理クラブの設立

無事に写真撮影、ばっちり41名分撮影が終わりました。もちろんこれで終わりではありません。この中学校には自転車修理クラブが設立されます。

下の写真が自転車修理クラブに支給される工具や交換用パーツです。今年は残念ながら円安の影響でパーツの数が少しずつ減っています。来年はもとに戻るといいのですが・・・

そして、こちらがこの自転車修理クラブのオーナーさんの看板。返礼品のドリップコーヒーでもお世話になっている吉田珈琲本舗さんです。

さて、さっそく修理開始。下の写真の彼が空気入れと格闘しています。なんでも、いくら空気を入れてもプシュプシュ抜けてしまうとのこと。

「これなら安田も直せる!!」

と、しゃしゃり出ることにしました。このケースは虫ゴムの交換だけだったりします。

「ちょっとおじさんに任せてみなさい!」

と、てきぱきと虫ゴム交換。そして再度空気入れ。今度は問題なし。そして大げさに歓喜しセルフィ―!!それが冒頭の写真だったりします(*^-^*)  

その一方では先生がパンク修理の講習をしてくれていました。みんな修理マニュアルを見ながら聴いています。

みんな、修理しながら長く自転車を乗ってもらえたらと思います。もちろん寄贈した自転車以外の自転車も修理OKなので、壊れた自転車もどんどん復活してほしいです。交換用パーツは毎年補給するので大丈夫!!

さぁみんな、気を付けて帰ってね!!これで午前中のミッション終了です。

オマケショット

午前の仕事を終え、移動中マスクをアイマスクにして寝るマブさん・・・

支援する奨学生に会ってきました!!

自転車プロジェクトのスタートのきっかけとなった民際センターのダルニー奨学金。安田は2015年から毎年支援しています。中学1年生から3年生まで同じ生徒を支援し、そのあとまた新たな中学1年生の子に戻る仕組み。今日会ってきた生徒は2018年から支援を始めて2020年に卒業。そして継続支援を希望されていたので高校に通うための資金を支援しています。お名前はセン・ニサちゃん。今高校1年生で間もなく2年生になる女の子です。実は今回が初めての対面。本当は2018年から毎年会いたかったのですがなかなか訪問中の都合がつかず、今年初めて実現しました。

彼女のこと少し説明します。今は12歳(小6)の弟君と二人暮らし(高校1年生女子と小6が二人暮らし・・・)です。隣にしゃがんでいるのはおばあちゃん。ニサちゃんのおばさんにあたる人の家が近いのでおばあちゃんはそこに住んでいます。両親はといいますと・・・すでに離婚されていて、お母さんがプノンペンに出稼ぎに行っています。ただコロナのあおりで定職に就けず収入もないため、この2カ月ぐらい仕送りも止まっているとのこと。カンボジアには貧困家庭は医療サービスが無料になるぐらいの福祉支援はありますが、生活保護受給のようなものは存在しません。だからとっても厳しい生活を強いられています。
学校生活では物理や数学が得意な理系女子。英語は・・・週4時間の授業があるのだけれど英語の先生が休んでばっかりいるのだとか・・・でも基本的にシャイなので英語でコミュニケーションはなかなか難しい。喋らないで済む理由を適当に言ってるんだと安田は推測しています(*^-^*)
将来はというと中学校の先生になりたいのだとか。そのための学校は無料なのでsすが通うために必要な諸経費はもちろん自腹。彼女の環境からするとお母さんを支えるためには少しでも早く働きに出ることが優先されるかもしれません。それでも・・・

「先生になるために、さらに進学するんだったら支援するからがんばってね!」

と、伝えてきました。もう奨学金だけですべての問題が解決しないことは何度も苦い経験をしてきました。だから、彼女が勉強を続けられる環境が得られるチャンスが訪れることを願っています。

お昼ご飯

お昼に食べたものの写真だけ掲載しておきますね(*^-^*)

生姜と納豆の炒めたものを魚のフライにかけたもの

空心菜のニンニク炒め

魚のスープ

ようわからんデザート(ゼリーとミルクとかき氷みたいな・・・)

自転車セレモニーその2

お昼ご飯を食べたあとはコンポントム州にて2回目の自転車セレモニーです。場所はコンポントム州SANTUK郡にあるHUN SEN PHNOM SANTUK中学校です。

到着次第、すぐに自転車に取り付けるプレートなどを配り皆で協力しながら取り付けしていきます。

そして、セレモニーの開始。またまた来賓席側で座っていたので様子の写真がありません。来賓側から見た風景はこちらです。

でも、ビデオカメラでもちろん撮影しましたので、その様子は動画でお伝えいたします。
※動画の最後のところで、安田が簡単な挨拶を入れました。皆さん、本当にご協力ありがとうございます。
※もしかしたらまだ動画のアップロードが終了していないかもしれません。その場合は時間をあけてご確認ください。

そのあとは写真撮影です。こちらの寄贈式では64台の自転車がプレゼントされました。写真を1枚1枚撮るマブさんの後ろに構えて番号チェックです。

本日2か所目の自転車クラブ設立

写真撮影が終わるころはもう16時ぐらいになっていました。あたりが暗くなると遠い生徒は帰るのが大変なので急がなければなりません。自転車修理クラブの設立を急ぐことにしました。

まずは「ありがとうメッセージビデオ」の撮影から。自転車クラブの新設または補給のご支援者さんのお名前を皆に言ってもらって感謝の気持ちを伝えるビデオです。工具や交換用パーツを並べ、後ろに自転車をもらった子どもたちが並びます。
※メッセージビデオはご支援者様だけにご提供するものでこちらへの掲載はできませんのでご容赦ください。

こちらが自転車クラブの看板。「匿名おまかせ」でのお申込みでしたので、右下にご支援者様のイニシャルだけ入れています。

そして修理講習を開始。パンク修理の練習をしました。時間の関係で最後まで見届けられず残念。

えっ???大丈夫?
気を付けてね・・・

さらに北上してプレアヴィヘア州へ

無事に2カ所での自転車寄贈式と修理クラブの設立が終わりました。明日はコンポントム州より北にあるプレアヴィヘア州で寄贈式とクラブ設立です。そのため、前泊移動となりました。下の写真は途中で小腹が空いたのでおやつがわりのバナナフライ。

「なんだか見たことある・・・」と言う方、
カンボジア自転車プロジェクトの熱烈なファンの方に違いありません。ありがとうございます。

そしてホテルに到着しました。ホテル名は「ផ្ទះសំណាក់សំរស់ភ្នំដែក」誰か読み方教えてください。かなり遠くまで来た気がします。でもプレアヴィヘア州のなかではまだ南の方。その先、もっと先にはやっぱり子どもたちがいて、貧困に困ってて、自転車が必要で・・・なんてことを考えるとカンボジア自転車クラブの活動エリアをもっと広く、もっと濃くしていかないとと思う次第です。

さて、こちらのホテルのスタッフ。なんと日本語がちょっと話せたりします(*^-^*)
見晴らしのいい部屋を提供してくれました。きれいな夕焼けです。

ちなみにこの数十分後、また景色を見ようとバルコニーに出ようとしたら真っ暗で大きな虫がたくさんワイワイガヤガヤしてたので遠慮しました・・・

楽しみな夕食

「いい汗かいたしビールビール」が待ち遠しい安田君。1時間ほど休憩時間をとって皆でご飯を食べに行きました。メニューはこちら。

まずはもちろんビール。初めてのアンコールビールの中瓶。瓶は口のみが主義の私はコップ無しでそのままいただきました。

こちらは魚フライに納豆と生姜の・・・あれ?お昼と同じ感じ?魚だけ種類が違うようでした。

こちらはお昼と同じ魚のスープ・・・いえいえ違います。親鳥とニンニクと香草のスープです。おいしかった!!!

こちらはピーマンと牛肉の炒め物。ちょっと厚切りなチンジャオロースーな感じでした。

そしてこちらはローカルレストラン定番の「骨あったらちょうだい」おねだりワンコ。こちらワンコ1号。

ワンコ2号でした。

楽しい宴で明日の活力を充電し、ホテルへ。皆シャワーを浴びてからの夕食だったのでこのあとすぐ寝るとのことでした。安田はそうしてしまうとブログの更新ができないと思ってあえてシャワーも浴びずホテルに戻ってブログを書くのでした。

やっと書き終わりました!!!皆さん、どうでしたか??

番外編の多い今年のプロジェクトでしたが、初めてまともな活動記録をご報告できました。

明日はカンボジア最北端のプレアヴィヘア州での活動です。どうぞお楽しみに!!

訪問記6日目(2022/12/16)プレアヴィヘア州にて自転車寄贈式と自転車修理クラブの設立!!そして番外編へ・・・

こんばんは。カンボジア訪問記も6日目となりました。自転車寄贈式の開催地、プレアヴィヘア州のホテルに前泊していました。下の写真はそのホテルから見た日の出です。

「えらいはやおきやな~」

と思っていただいた方、ありがとうございます。実は朝からYoutube生配信で試したいことがあったので試行錯誤していました。

スマホ1台で撮影、ストリーミング、ネットへの送信すべてを任せることに無理があるのでは無いかと仮説をたてて、スマホはデザリングでのネット接続だけに集中させてノートパソコンのWebカメラで配信しようと思った次第です。そのテストをしていました。回線状態が良ければ何とかなりそうです。

で、プレアヴィヘア州ってどこ?

昨日の地図、再掲しておきます。昨日がコンポントム、今日がプレアヴィヘア州です。午前中に自転車プレゼント寄贈式、自転車クラブの設立、そして2人の家庭訪問の予定です。午後は・・・また後程。

朝ごはん!

昨日はごはんだったので今日はフォーにしました。最近51歳になったおじさんには時々温かいスープが必要です。上にのっている具は骨付き豚肉です。おいしかった!!

  自転車寄贈セレモニー!

今日お邪魔しましたのはプレアヴィヘア州ROVIENG郡にありますRAKSMEY REK RAY中学校です。開催地となった中学校と合わせて合計10の周辺中学校から50名の生徒さんが選ばれ自転車を贈られることになりました。こちらセレモニーの様子の写真です。

そして、何とか生配信も初めて成功しました!!セレモニーが長すぎて最後の最後でノートパソコンのバッテリーが無くなるという事態となりましたが95%は収められています。

そして、もちろんビデオカメラで撮影されたきれいなバージョンも。こちらを併せてどうぞ。先生方の話が長すぎて生徒たちはもう苦行のように耐えています。真ん中より少し後あたりに安田スピーチもございます。
※アップロードが完了するまで見ることができません。表示されない場合は時間をおいてご覧ください。

セレモニーが終わりましたら写真撮影です。50人漏れなく写真が撮られたか、撮影係のマブさんの背後からプレートの番号をチェックします。

自転車をもらってうれしそうな子どもたちの写真もどうぞ。冒頭の写真もこのタイミングで撮影したものです。

自転車クラブの設立!!

撮影が終わりましたら、あわただしく次の行程。自転車クラブの設立です。まずは看板の取り付け。そういえば、今年も看板作成をお願いしましたのは和歌山市のメイク広告さん。自転車プロジェクト初年度からお願いしています。そして今年看板の材質を変えてみました。雨ざらしにならないところという条件で軽量化を図りたいと相談したんです。軽量化が必要なのは飛行機で預け荷物として運ぶため。看板も補給の方と合わせて35枚持参することになりましたので・・・

そして修理講習の始まり。真ん中の彼はおうちが自転車屋さんみたいで修理もお手の物。女子生徒の自転車がパンクしていたので直してあげていました。好感度アップしてるはず!これを機に仲良くなってね(*^-^*)

無事修理が終わりセルフィ―。パンクで困ってたという女の子は彼の右側です。恋の予感・・・・勝手なオッサンの妄想でした。

家庭訪問!!

中学校を離れ、次は家庭訪問です。自転車をもらった二人の生徒さんを訪れます。

ワンソ・ピエラー君

最初に訪れたのはワンソ・ピエラー君。15歳でこの新学期で中学1年になります。貧困のため長く学校に行くことができませんでした。でも今年ようやくダルニー奨学金を得ることができ学校に通うことができるようになりました。隣は11歳の弟君。小学校3年生だそうです。ピエラー君は今、お母さん側のおばあちゃんとおじさんと一緒に暮らしています。そのお母さんは亡くなってしまい、父親が失踪してしまったことが原因です。このパターン、本当に多いです。「母親が亡くなり父失踪」あと他には「両親離婚して両方失踪」というのもあったりします。もうわけがわかりません。
そんなピエラー君は数学が好きだそう。まだ将来の夢は無いそうですが、おばあちゃんは「先生になってほしい」って言っていました。

チム・ソピアちゃん

次はおしゃべり好きなチム・ソピアちゃん。挨拶と自己紹介は英語でチャレンジしてくれました。笑顔がとってもキュート。その笑顔と、その積極性があれば未来は切り開いていけると、こちらまで明るくなります。
彼女は15歳でこの新学期で中学3年生になります。お兄さんと弟君がいます。お兄さんの方は中学2年のときに貧困が理由で学校をやめてしまいました。今はキャッサバ畑で働いています。弟君はまだ3歳だとか。近くのおばあちゃんの家で寝ているのだそう。ソピアちゃんは両親もいて支えてくれる大人が複数いるわけです。この「支えてくれる大人の人数」はもちろん収入にも影響します。貧困と無関係ではありません。カンボジアで一番ひどいのは「支えてくれる大人の人数=ゼロ」の子どもたちです。
学校では他のNGOのサポートも受けてコンピュータの勉強もしているのだそうです。得意科目は国語と生物。将来は看護師さんになりたいのだと笑顔で語ってくれました。

彼女の家の前で記念撮影。

彼女の自転車も日本品質。防犯登録番号と品質保証シールがその印。「日本のいい自転車だから、あと10年は楽勝で乗れます」って伝えておきました!ちなみに所有者名は所属していた高校やマンションのシールまで貼ったままでした。京都の久御山高校出身のK君。あなたの自転車は今、カンボジアの北の果て、プレアヴィヘア州でがんばっています!!

これで自転車プロジェクトの本日の行程が終わりました。ここからは番外編となっていきます。

お昼ご飯!

お昼に食べたものをご紹介します。(お昼はみんなでシェアするタイプです。安田一人でたいらげたわけではありません)

鶏と香草の炒め物

厚切りピーマンと豚肉の炒め物

カンボジア野菜がテンコモリのスープ

自転車旅!!

さて、車はさらに南下し国道6号線と合流したところで安田を降ろしてもらいました。国道6号線はアンコールワットのあるシェムリアップに通じる道です。そこまでの距離およそ140キロ。目的はここからシェムリアップまで自転車で行くことです。これまでのプノンペン~カンポット(2017年)やプノンペン~コンポンチュナン(2018年)も自転車旅をしてきました。それぞれの年のところをクリックしていただきましたらその年の訪問記が出てまいりますのでご興味がありましたら(*^-^*)

ちなみに自転車の調達も自分でチャレンジしたかったのですが、プノンペンと違って中古自転車屋さんはそんなに無いとのこと。チャンディさんの計らいで安田用自転車を用意してもらいました。その自転車と安田をガソリンスタンドで降ろしてもらいました。きちんと自転車プレートも付けました。オマケ番号316番です。

でもシャツとGパンだと暑すぎるのでランニングウェアに着替えました。そして反射機能のある上着。熱中症防止の防止。そして水。ちなみに背中には大きなバックパックを背負っています。なんせプノンペンのホテルはチェックアウト済みなので安田の荷物全部持っての移動です。たぶん10キロぐらいでしょうか・・・背負うと重い・・・

いざ出発!!!今日の目的地は45キロ先のストウン。2時間半から3時間ぐらいで着けばという計画です。
で1キロほどキコキコして「あっ、あれ塗るの忘れてるやん!!」と気が付きました。そう、ワセリンです。サドルとあたるあの部分。たっぷり塗っておかないとあとでえらいことになるというのは前述の2回の自転車旅で学んでいました。ちゃんと日本から持参。(マラソンで結構使うんです。)

キコキコ・・・キコキコ・・・なんと今年の自転車は3段変速付き。自転車の状態もよくタイヤも新しめです。だいたい1時間に20キロぐらいの速さです。GPSで計測しながらの自転車旅です。

大切なのは休憩。1時間に一度の休憩はマスト。手に持っているのはアクエリアス・・・と思いきやそっくりなデザインのエナジードリンクでした。

キコキコ・・・キコキコ・・・あっストウン郡に入りました!

キコキコ・・・キコキコ。スタートしたのが15時ぐらい。とっても熱い!!チャンディさん曰く気温35度・・・

キコキコ・・・キコキコ・・・少し日が傾いてきました。影を写してみました。背中のバックパックが重たそうです。明日は前かごに入れようかなぁ・・・盗難防止にワイヤーとか色々つけて。まぁあとで考えてみます。

キコキコ・・・キコキコ・・・2回目の休憩です。甘めのレモンティ。そう、休憩はきまってガソリンスタンド。トイレ貸してくれるし、ドリンクも冷たく冷えています。

キコキコ・・・キコキコ・・・今日は早起きだったし午前中のセレモニーなどの影響もあってか疲れてきました。だんだん時速20キロから落ちていきます。でもがんばらなければ・・・夕陽になり日が沈んできました。あたりが暗くなると泊るところ探すのが大変・・・そう、宿は予約していないので現地で探さなければなりません。でも、大丈夫。Googleマップを開けばベッドのアイコンが泊まるところだと教えてくれます。

ストウンの町に到着しました。最初、GUEST HOUSEの文字を見落とし1キロぐらい先に行ってしまいました(^^; 皆さん、どこに書いてあるかわかりますか?

いざ、チェックイン。

「えくすきゅーずみー」

すると、隣の家から女性が。ホテルに入って掃除中の主を呼んできてくれました。そして主登場。上半身裸の気のよさそうなおっちゃんでした。

「1泊できますか?」という英語が通じず、クメール語は安田がわからない。身振り手振りで何とか理解してもらい、

「たらいぽんまーん?(いくらですか?)」

「どっぷだらー(10ドルです)」

ということで交渉成立です。

ビール飲みたいなぁと買い出しに出るときれいな夕焼けでした。これがメインストリート。日本人はいないんだろうなぁと思いつつ。

そしてなんとビール調達できず。そうそうにホテルに戻って洗濯してブログ書こうと思い立った次第です。そして書き出して2時間でここまで書ききりました。

2つ目の動画のアップロードが終わりそうにありませんが、終わり次第見れますのでご容赦ください。

では6日目の訪問記、これで終わりたいと思います。皆さん、最後までご覧いただきありがとうございました。

明日は残りの約100キロを自転車走破したいと思います!無理だったら途中でトゥクトゥクかなんかに自転車積んで運んでもらいます(^^;

おやすみなさい!!

訪問記7日目(2022/12/17)番外編 シェムリアップへ自転車100キロ旅

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日から週末ですね。来週19日までは番外編でお届けいたします。

昨日はストウンという町まで45キロ自転車を運転して参りました。今日はさらにそこから先、シェムリアップまでの95キロ(結局ウロウロして100キロぐらいになっちゃいました)旅をお伝えいたします。

出発準備と改善策

とにかく昨日暑かったので早朝(5時30分)にスタートしました。まだ暗かったので車から目立たなくてはなりません。反射機能のついた上着と腕には超高輝度のライト。そして他にも改善点を。昨日はバックパックを背負ってたんですけど重くて負担だったのでカゴに・・・でも。

1.前カゴが重すぎるとバランスとりづらくて危ない
2.走っている途中で奪われたりするかもしれない

まずは2の対策から。安田のバックパックは黄緑色で目立つので雨対策で用意していた薄々黒カッパを着せてみることにしました。これで一見荷物に見えない。さらに自転車カゴとバックパックの持ち手をワイヤーケーブルで巻き巻きに(*^-^*)

次は重さの分散です。不格好ですが、安田の衣類を後ろの荷台に結びました。しかも紐がなかったのでベルトで(*^-^*)

いざ出発

ずっとこんな道が続きます。

下の写真は安田。帽子は必須。2回目の自転車旅のときに頭にクロマー巻いただけで、そのとき熱中症になってしまいました。暑いけど厚めで黒。しっかり今日も日光を遮断してくれています。

1回目の休憩はなぞのドリンク

安田はカンボジアのアクエリアスが大好き。微炭酸なんです。でも、今回はまだどこにも見当たりません。無くなったのかなぁと思って似たデザインの飲料を。こちらの奴は昨日買った際に「もう1本」の当たりが出て交換したものです。(ちなみに交換で500リエルかかります)

成分表はこちら。注意しないといけないのは塩分・ミネラルが含まれていませんのでスポーツ飲料の代わりにはならないこと。エナジードリンクを飲むのはこれで最後にしました。

朝ごはん!

走ってたらお腹空いてきました。ちなみに安田のお店選定基準は「女性店員さん、子どもがいること。そしてもしできれば他のお客さんでにぎわっているところ」です。

朝ごはんの定番、「バーイサイモアン(鶏肉丼)」を頼んだら、指さして何か言っています。お肉が鶏じゃなく豚でもいいかと聴いているようです。もちろんOK。

豚丼なら「バーイサイチュルーク」となります。これで1.5ドル。

1時間ごとに休憩!!

昨日と同じでガソリンスタンドが休憩場所。最初の休憩場所にはポカリがあったので迷わず選択。その他のドリンクは2000リエル~2500リエル。でもポカリは4000リエル(1ドル)でした。高級ドリンクです!!向こうに見える安田号(NO316)がかっこいい!!

そして補給を忘れてはいけないのは飲料だけではありません。こちらも大事。ワセリンです。今日もしっかり塗っておきました。全部で途中3回ぐらい塗りましたよ。おかげで100キロ走っても大丈夫っぽいです。お風呂に入るまでわかりませんが(^^;

またまた休憩。次は天然ミネラルウォーター

また、休憩です。久しぶりにヤシの実ジュースが飲みたくなりました。良さげなお店(女性店員さん+子ども)を見つけました。ヤシの実を指差したら、冷蔵庫から冷えたのを取り出してくれて、刃物でてっぺんに穴をあけストローをつけてくれました。

おいしかったです。キンキンに冷えています。ヤシの実ジュースの唯一の難点は持ち運びに向いていないこと。だから一気に飲み干します。ごちそうさまでした!!これで4000リエル(1ドル)

おやつタイム(*^-^*)

素敵な笑顔の店員さん。竹の皮を扇形に向いてくれます。後ろにずらっとならんでいる竹筒。これがスイーツです。

中身はもち米と小豆を蒸したもの。カンボジアでは「クロラン」という名前でお馴染みです。ちなみにこのエリア、クロラン屋さんがいっぱいありました。

こちらの写真もそう。ちょっと帽子の女性にご注目ください。車などが通るたびに警備員の警棒のようにクロランをぶんぶん振り回してアピール。リレーのバトンにも見えますね。下の写真の沿道にテントがずらっとならんでいますが、全部クロラン屋さんで店員さんがみなブンブンしていました(*^-^*)

休憩~日付を読み違える!!

再び休憩です。ここではポカリと水を調達。すぐにポカリをゴクゴク・・・

これ、皆さん何月何日?安田は2019年9月23日と読んでしまいました。とっくに賞味期限切れてるやん!って飲んでから気が付きましたけど・・・まぁいっかと思って全部ゴクゴク。

(でも後ほど、これは逆から読んで2023年9月19日の意味だと複数の方から教えて頂きました。ありがとうございます。)

近づいてきた!!そして到着!!

看板にシェムリアップやアンコールワットの文字が。かなり近づいてきました。あと少し、がんばります!!

そして到着。目的地は、奥に見えるバス会社のオフィス。今日の深夜0時45分に国際バスでバンコクに行く予定になっています。(*^-^*)

こちらがバス会社のオフィス。さすがに満席だったら困るのでインターネットで予約済みです。

さて、100キロの様子を動画でどうぞ。

そして、4回ほどFacebookで走っている様子を生配信しました(*^-^*) こちらも併せてどうぞ。

 

「自転車はどうするの?」

そう。当然の疑問ですね。実は差し上げるかたが決まっております。だから到着後、ワイヤーグルグルのバックパックや荷台にベルトでしばりあげた衣類を整理。あっそうそう、昨日乾かなかったこちらの靴下も(*^-^*)

しばし待ってSさんの奥さんとお嬢さん到着。こちらのお嬢さんが中学生。学校に通うのに自転車が無いと聞いていたのでプレゼントすることにしました。 

ん?ついに見つけた!!!

さて、今日のミッションは終了。あとはバスの時間を待つだけです。洗濯もしたかったのですがそれは明日に残しておいて・・・ん?・・・ジャパンスタイル??
あっ・・・マッサージ屋さんを発見。実はカンボジアに来るとプノンペンでしょっちゅう行っていたジャパンスタイルのマッサージ屋さん。カンボジアでも盲目の方にマッサージのお仕事を教えている方がいます。そして、その教え子さんが観光地で店員さんとして働いているわけです。プノンペンのお店は無くなっていたので心配していました。

「いけますか?」

「ちゃー(女性の「はい」)」

「たらいぽんまーん(いくら?)」

「6どる。1時間」

で、お願いしました。こちらが施術前の安田。顔も腕も足もしっかり日焼けしました。ちなみにこのあと1時間、リンパマッサージの痛みに悶絶することになりました。

さぁ涼みながらブログを書こう!!

マッサージですっかりリフレッシュ。体は汗臭いままだけど・・・近くのカフェで涼みながらブログ書くことにしました。さすがシェムリアップ。エアコンの聴いたカフェはたくさんあります。「ダークアイスチャイ(3ドル)」なるものを注文。すると店員さんが電話でオーナーさんらしき人に作り方を聴いています。

そしてできてきたのがこれ。何かわからずにお願いしたのですが、おいしかったですよ~。これ飲みながらエアコン聞いたカフェでブログ。

さて、今日のブログはここまでです。これから以降はバンコク編としてまとめて掲載したいと思います。掲載は遅くなると思いますが、どうぞご容赦ください。

それではみなさん、よい週末を!!

訪問記8,9日目(2022/12/18,19,)番外編 バンコクへ・・そしてプノンペンへ

みなさん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。こんなビールジョッキあおってる写真から始めていいのか悩みましたが・・・ある意味安田らしいのでどうぞご容赦ください。

今日お送りする訪問記は9日目と10日目(手抜きで二日間を1つにしたのではなく、目的がお隣の国バンコクへ友人に会いに行くものだったので、そこまでオープンにすることも差し控えたわけです。ご容赦ください)です。

と、いいましてもスタートは8日目(12月17日)の夜からです。無事自転車旅をシェムリアップで終えたあと、私は2日間(短い・・・)我慢したビールを求めてシェムリアップをさまよい、偶然見つけたバー(生中1杯1ドル)に吸い寄せられたわけです。

ちなみにこのお店がある通りは有名な「パブストリート」。にぎやかでもあり、少しデンジャラスでもある通りです。
と言いましても、客引きの言葉にすべて「無視」で対応することで何ら危険はありません。あっ持ち物は取られないように最低限のマナーのように気を付けてくださいね。安田も通りに入った瞬間に日本語で「●●●(エッチな言葉)、〇〇〇(エッチな言葉)どう?」と尋ねられます。なんで日本人ってわかるんやろう?と思うのですが、相手は次はたぶん中国語、そしてハングル語などあてずっぽで言ってくるので決して、「日本語わかるんですか?」と反応してはいけません。絶対無視です。興味のある人は自己責任で・・・

で、扉絵の写真のバーで生ビールを〇杯いただき〇ドルお支払い。こちらのバー、飲み中心でアテがありませんのでお腹空いたなぁと2軒目を探します。

いい感じのお店、見つけましたよ!!まず、ビールが安い(まだ飲むんかい・・・)。そして食べ物も安い。こちらのビール、0.5ドルです。

そして、これは丸丸とした豚足・・・違います。自転車旅の勲章。日焼けしまくった安田の腕です。腕時計のボタンホールにまで日焼けの跡が・・・

食べ物第1弾。グリーンカレー。「カンボジア料理食べないの?」という声が・・・はい。食べません。もう毎日食べてきましたから・・・ちなみにこういった繁華街の「カンボジア料理」は昔の宮廷料理みたいなものをアレンジしたもので決して今の庶民の味ではありません。外国の人が日本人は毎日寿司、てんぷら、すき焼き食べてると誤解しているのと同じです。こちらのグリーンカレーは3ドルでした。

そして、二品目がチキンカツバーガー。これが1.75ドル。

さすがにお腹がいっぱい。でもバスの出発時刻は日付がかわった翌午前0時45分。まだ夜8時ぐらいだったので・・・
この前の訪問記に書いたカフェで時間をつぶすことに。ホットチャイ。2.5ドル。このお店、本当に快適。でも夜22時閉店・・・・

というわけでバスの出発地点までやってまいりました。あと2時間、リュックを前向きに抱えて仮眠です。顔疲れてますね・・・いやいや、飲みすぎで赤らんでるだけです。ちなみに夜行バスですので直前までビールを飲み続けるとトイレ行きたくなって大変なのでご注意。カフェで2時間経過していますので今回はばっちりです。

「出発するよ」

という声で起こされ、バスに・・・と思いきやバス乗り場まで移動。欧米系の人が多い感じです。夜、寒い!!自転車旅用に半袖半パンなので・・・

そしてバス到着。2列+1列の仕様でシートはリクライニングし放題。車はボロかったですが、どうせ酔ってるし寝るだけだし・・・

こんな感じで眠ります。もちろん寝たふりして自撮りですよ~トラベルピロー持ってきて本当に良かったです。今回の旅は大活躍!!!!

国境の町ポイペトに到着(到着したのは2時間ぐらい前。まだイミグレーションがあいていないので明るくなるまでバスのなかで仮眠していました)こちらのポイペト。なんとカジノが盛んだったりします。行ったことないし賭けるお金もないんですけど・・・

そして、いよいよカンボジア国旗からタイ国旗に変わる瞬間。たくさん(それでもコロナ前よりは少ない)のバックパッカー。

タイについて、トイレに行きたくなりました・・・ちなみに国境付近の公衆トイレはこんな感じ。利用料5バーツ払わなければ中に入れません。実は2016年にバンコクに行ったことがある安田。そのときの小銭を残して、そして持ってきててよかったです。本当にあぶないところでした。

ここで、何しにタイ(バンコク)にいったかを少し説明します。コロナの影響もあってもう3年以上も日本に帰ってきていない人に会いにいったわけです。カンボジアとタイはお隣さん。旅費を削れば数千円で往復可能です(*^-^*)友人との再会なのでここからあまり詳細は書きません。ご容赦くださいね。基本食べたものだけの紹介です。

まずは到着してすぐ「お腹すいたー」ということで連れて行ってくれた麺屋さん。あまり辛くもなくおいしかったです(*^-^*)

そして、何やらかんやら(省略が雑ですみません)して、地元の屋台村に行くことになりまして・・・

焼き鳥と焼き豚?ともに甘辛。注文したら焼き直してくれるんですけど、冷たかった・・・

友人お勧めのパッタイ。ちなみに左上のグリーンのソース。青唐辛子でテンコモリ辛い。でもおいしかったです~

魚のすり身団子(黒と白)。練り天みたいな感じ。こちらも甘辛。寒いせいか冷たい・・・

そして、豪華な白身魚の丸焼き。これ、川魚なんですけどおいしかったですよ~。

そして豚骨ラーメン。日本食もたくさん出ています。

こちらたこ焼き。

そしてエビのフリッターなどなど。

で、友人宅に戻りウトウト・・・バスの出発所までタクシー呼んでくれていました。バスの出発は午前2時。色々トラブルが起こるので午前0時到着目標で無事到着。バス乗り場の職員さんはワールドカップの決勝(延長戦が始まったところ)で盛り上がっていました。安田はとにかく眠いので、「プノンペン行きの時間になったら起こして」と伝えて仮眠。

そして、時間です・・・「ん?バスじゃなくて、これはバンですな・・・」
厳しい旅になりそう・・・と覚悟したのですが・・・

中身は完全リクライニング仕様の素敵な車でした。いざ出発!!!

例のごとくイミグレーションの開く前に到着したので1時間ほど仮眠をして出入国手続き。このとき、「あぁ2枚用意してきたカンボジアのビザ2枚も使い切ってしまった。」とちょっとセンチメンタル。安田はいっつも「旅の残りの行程がまだたくさん残っていることに安心する」タイプなんです。でもよく考えてみれば滞在期間ももう半分をきっていました。

さて、タイからカンボジアに国旗が変わる・・・「ん?」なんだこの小学生の遠足のような集団は・・・きちんと出入国窓口を通って・・・なんだなんだタイの子どもたちは陸路でアンコールワットに遠足にでも行くのかしら・・・と思って見ていました。

さて、カンボジア側の町ポイペトのバスステーション。「乗ってきた乗り物変わるから、9時にまた来てちょうだい。」・・・でもまだ7時30分。90分も何時間つぶすねーん!!!カジノ??いやいや・・・ブラブラしても30分ぐらいしか時間つぶせませんでした。でも受付女史が「あのバンにのって。プノンペン行き。8時出発よ」とのこと。「なんや、早いのあるんやん・・・」と意気揚々。しかも助手席に座っていいとのこと。こちら車窓からの風景でございます。

さて、そう景色が頻繁に変わることなく、飽きてきたころに前の車がパッシング。次の車も。何やろなぁと思っていたらバンがスピードを緩めました。そして1キロほど走ったところで・・・

見えますでしょうか。警察官がスピード制限の取り締まりをやっていました。日本でも同じようなことを昔見かけました。なんだか懐かしい・・・

そして下の写真。スマホをガン見のドライバーさん。怖いなぁ、危ないなぁ・・・そしてこのバン。なんだかしょっちゅう停車します。途中途中の営業所でお客さんを乗せます。ピックアップ型かぁ・・・プノンペン直通ちゃうねんなぁ・・・時間かかりそうやなぁ・・・

そしてお昼にはご飯休憩も・・・「そんなんいらんから早く行ってくれ!」と言う気もそもそも湧きあがらず、お腹空いてないので皆が帰ってくるのをぼーっと待っていました。

食べないのは安田の腸内事情「食べるとすぐおトイレに行きたくなる」も考慮してです。バンにトイレありませんし・・・もししたくなったら「大空の下で」ってことになりますので。

そして14時の到着予定時間を3時間ほどすぎて17時ごろ到着。ちなみにもっと遅くなる覚悟をしていたのですがバンはバスよりも早いのでビュンビュン飛ばしてくれてこれだけの遅れで済んだのだと思います。

バスを降車して、ホテルまでトゥクトゥクを捕まえました。値段の確認も済ませてレッツゴー。こうしたやりとりも少しずつ自然にできるようになってきました。

そして、ホテルに再びチェックイン。

スタッフ:「先週も泊ってなかった?」

安田:「そう。今週もお願いします」

スタッフ:「前と同じ部屋でいい?」

安田:「できたらもっと上の階がいいなぁ(前は2階だったので)」

スタッフ:「小さい部屋になるけどいい?」

安田:「じゃあ、同じ部屋でいい」

というわけで、同じ部屋になった次第です。

少し片づけをして、晩御飯を食べに・・・

近くの中華屋台で「豚肉チャーハン」をお願いしたら・・

「食べていく?持って帰る?」と聴いてくれたので、

あぁそれだったら食べながらブログ書けるなぁ

と思いお持ち帰りで。足りなくなってもっかい買いに行くのいやなので牛肉焼きそばも追加しました(*^-^*)

こちらがチャーハン

こちらが焼きそばでした。

両方とも持って帰ってこのブログ書きながら食べております。とってもおいしいです!!!もちろんビールも(*^-^*)

このブログはこちらで終了です。あとは洗濯してシャワー浴びて寝るだけです。明日は6時集合。番外編ならぬ本編スタートです。どうぞお楽しみに!!最後までお読みいただいてありがとうございました!!

 

訪問記10日目(2022/12/20)コンポンチュナン州にて自転車寄贈式とパーツ補給4カ所!そして二人の奨学生に会ってきました!!

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。ただいま12月20日、カンボジア時間の21時ちょうど。今日は盛沢山の一日でした!!それでは早速の訪問記お伝えしたいと思います!!

朝ごはん!!

今日も朝6時に集合して出発。プノンペンの朝のラッシュを避けるべく、まずは目的地に向かって走り出します。そして朝食。今日も米麺にしました。具は牛スジ。朝からがっつりですけど、おいしかったです!!

自転車寄贈セレモニー in コンポンチュナン州Baribo郡

今日の活動エリアはコンポンチュナン州。地図でいうとこんなところです。

プノンペンから比較的近い州ですが、その州の北部にあるBaribo郡。すでに自転車修理クラブも2カ所あってお馴染みの場所です。

学校につくと生徒たちが並んで出迎えてくれました!!

そして、早速セレモニー開始。すでに準備万端で待っててくれて、逆に安田の準備で待たせてしまったぐらいです。Youtube生配信にもチャレンジしてみましたが、電波状況が悪くて断念しました。楽しみにしていただいていた方すみません。

でもビデオカメラで撮影したものがありますのでこちらをどうぞ。

と、いいましても専属ビデオカメラマンがいるわけでもなく、変なアングルで、しかもあまり画面変化がなくってすみません。少人数で行っているものでご容赦いただければ幸いです。

みんな、自転車がもらえてとっても嬉しそうです。と、いうわけで子どもたちの笑顔の写真を数点。

セレモニーが終わりましたら返礼品となる自転車の個別写真の撮影です。今回は50人の生徒たちに自転車がプレゼントされました。 

ここで、トラブル発生。なぜか自転車プレートが1枚紛失。ちゃんとセレモニー開催地別、学校別にラベリングしてパッケージにしたのですが・・・この短時間になぜ無くなるのかも全く不明なのですが・・・予備で用意した白紙プレートに油性マジックで手書きすることになりました。該当の自転車寄贈者のMさん、すみません・・・

なんでやねん!!

そして、この後、自転車をプレゼントされた子どもたちのうち2名の家庭訪問を予定していました。学校を後にして訪問しますと・・・なぜか自転車をもらっていない生徒宅へ。2人目は中学生ではなく高校生のお宅へ・・・。一応状況をインタビューしたのですが、インタビューされる側からすると事前にお願いしているとは言え何が何だかわからない状態だと思います。EDFカンボジアのチャンディさんも困惑気味。インタビューのお礼の品をお渡しして終了。でも自転車プロジェクトとは無関係なお二人の状況をここでお伝えしても・・・と思いますので掲載は見合わせます。
今後、チャンディさんと学校の先生のきちんとした連絡と確認をお願いしておきました。

お昼ご飯

気を取り直してお昼ご飯。1枚目の写真は野菜のスープと香草根菜・鶏肉の炒め物。 

そして生野菜と魚肉の入った卵焼きです。みんなでシェアしていただきました。

午後からは4つの自転車クラブへパーツ補給

午後は4カ所の自転車修理クラブへのパーツ補給を行いました。セレモニーが行われたBaribo郡の2つの自転車クラブとそれより南のKampong Tralach郡の2つの自転車クラブです。

TRAPAING CHAN中学校

1つ目はTRAPAING CHAN中学校です。昨年設立された自転車修理クラブ。去年は安田は渡航できませんでしたので行くのは初めてです。

パーツが補給されてまた修理ができるとうれしそうな生徒たち。

ありがとうメッセージビデオの撮影です。動画はご支援者にUSBメモリでご提供。そのためこちらでの掲載はできませんのであしからずご了承ください。

ROVIENG CHUM中学校

2校目はROVIENG CHUM中学校です。こちらも同様に去年設立されました自転車修理クラブです。

ありがとうメッセージビデオの撮影。何度も練習するのですが、その練習風景も全部撮っています(*^-^*)

そしてパーツが補給されてうれしそうな子どもたち。

CHEA SIM中学校

次はKampong Tralach 郡 に移動してきました。CHEA SIM中学校へのパーツ補給です。こちらの学校では2017年に自転車クラブが設立されました。もうパーツ補給も5回目となります。

子どもたちもたくさん集まってくれました。

ありがとうメッセージビデオの撮影です。正面からビデオ撮影しているので安田は横から失礼して様子を撮ってみました。

CHIBACHROY中学校

そして同じくKampong Tralach郡のCHIBACHROY中学校。こちらはカンボジア自転車プロジェクトの初年度2016年に設立された自転車修理クラブです。

ん?プレートの枚数が足りないような・・・「きちんと探しといてね」とお願いしておきました。

パーツが補給されてまた修理できます。復活する自転車もたくさん。みんな自転車修理しながらがんばって通学してね!!!

パーツの補給の合間に奨学生を訪問

今日の大切な行程の1つに「安田の奨学生の訪問」があります。カンボジア自転車プロジェクトは大事なライフワークですが、その一方で協力してくれているNGO民際センターが実施しているダルニー奨学金での支援も継続しています。その奨学生に会いにきたわけです。今日は二人の奨学生に会うことができました。

ニエン・スレイ・フォスちゃん

「船のるよ」

この一言に「えっ?」となったのですが、これから訪問する奨学生は毎日渡し舟にのって3時間ほどかけて通学しているという子なのだとか。朝の学校は7時に始まる(教室の少ない学校は午前・午後の2部制で午前も始まるのが早いのです)ので朝4時に起きているのだとか・・・ちなみに渡し舟は年間15ドルです。

こちらがフェリーでくつろぐキャラバン隊。左からマブさん、チャンディさん、コンポンチュナン州の教育長さん、本日の撮影担当のヴィリャックさんです。

そしてご対面。

事前にチャンディさんに家庭環境は教えてもらっていました。14歳の中学生(うちの娘と同い年)。5年前に両親が離婚。そしてなんと、両親とも再婚して、この子とお姉さんの二人を残してどっかに行ってしまったとのこと。生活していけないのでお姉さんは学校を辞めて首都プノンペンの工場で働いています。そして月に20ドルほど生活費を送ってくれるとのこと。お姉さんはプノンペンに出稼ぎに行っているのでこの14歳中学生は一人で暮らしています。1日1ドル足らずの生活費で。お姉さんは年に2回しか帰ってこないそうです。
メールでそのことを知ったとき、『将来、「中学のめっちゃしんどかったとき、日本の安田ってオッサンと知り合うことができてラッキーでした」と振り返ってもらえるようにしっかり支え続けます。』と誓ったのです。
境遇は知っていたといえ、目の前にいる奨学生の顔を見るともう涙こらえるのが大変でした。安田が泣いても何も状況は変わらないので絶対泣きませんけど。
完全に一人なのかと心配していたのですが近くにおばあちゃんが住んでいてサポートはしてもらっているとのこと。中学生活は楽しくって国語と数学が得意なんだとか。そして成績は同学年56人中3位。将来は学校の先生になりたいのだとか。「勉強を続けたいのならずっと支援し続けるから、勉強頑張ってね。やめないでね。安田は仕事がんばって稼ぐから。」とお伝えしました。

そうそう、この娘は民際センターが行っている自転車支援で自転車をもらったそうです。渡し舟の船着き場までの距離も結構遠かったですし、対岸から学校までもかなりの距離がありましたから自転車が無くては通学時間は3時間でも足りないぐらいです。

ちなみにこの子は去年中学1年から支援していた奨学生から変わっての支援が始まったのんです。その変わった理由もすさまじいものでした。チャンディさんからメールで「支援している学生が家庭の事情で働くことになったので学校を辞めた」との知らせを受けたんです。8月の洪水でひどい被害を受けたエリアに住む中学1年生の子でした。

こんな子どもたちはこの国にには山のようにいるんだと思います。

FMいずみおおつの番組に電話生出演

訪問のあと、日本時間の18時(カンボジアの16時)からラジオ生出演しました。FMいずみおおつさんの番組「毎日が果曜日」(18時から18時55分)にてカンボジアから生電話でお話することになったのです。
https://fmizumiotsu.jp
インターネットのつながりが心配でしたが、電波の状況がよくLINE通話でお話しすることができたんです!!色々な人から「聴いたよ!」ってメッセージがきました。とってもうれしかったです。今回のカンボジア訪問記は動画にしろラジオにしろ、「リアルタイム」がキーワードになっています。

リンナちゃん

二人目の訪問はリンナちゃん。正確に言うと彼女は「奨学金で支援していた」と言った方が正確です。2015年の中学1年生から2021年までの高校卒業するまでずっと支援しました。

ちなみに中学1年生のころの彼女の写真がこちら。右から2人目の女の子。このときは一回も笑いませんでした。

当時12歳だった少女は19歳のレディになりました。彼女は看護師になりたいという夢を抱いて中学で勉強をがんばりました。高校でも勉強をがんばりました。看護師の学校に行くための奨学金も成績優秀でパスできそうでした。でも、家庭の事情で断念しました。

「いつかこの子は夢をあきらめるときがくる」

7年前、別の子を訪問したときにチャンディさんが言い放ったこの一言が頭をグルグルめぐります。でも彼女は進学をあきらめたとき(去年の話です)、「いつか進学できるように働きながらお金貯めます」と言っていました。でも、「奨学金パスしそうだったんでしょ。ダメでも安田がサポートするって言ったやん。お金や学力が理由じゃないやん!」と思っています。彼女には言わないけど。

せっかくの3年ぶりの再会。そんな彼女を悲しませたり苦しませたりするようなことは一切言いません。終始楽しく。まずは「高校卒業おめでとう!!仕事がんばってる??」からスタート。

彼女、今は衣料関係の工場で働いています。月給は200ドルほど。ちなみにカンボジア政府は2023年の最低賃金を200ドルに定めました。※2022年は194ドル
だから最低賃金に近い収入となります。ただ、安田はこれを肯定的にとらえています。最低賃金なんか守られていない国なんです。農業従事者や日雇労働者は仕事が安定せず最賃なんかよりもっともっと安い賃金で働いています。彼女は高校を卒業し工場勤務という安定した仕事を得て2022年の最賃以上の収入を得ているわけです。彼女の家庭の貧困度合いはそれはすさまじく、2015年に訪問したときに「あなたの家庭が村の中で一番貧乏です」という村役場からのお墨付き(これがあると病院などが無料になる)を見せてもらったことがあります。

がんばって働いて貧困脱出。カンボジアの子供たちは皆、「貧乏だから金をくれ」とは言いません。「貧乏から抜け出すチャンスがほしい」と言います。彼女は看護師の夢は横においた状態ですが、貧困脱出のきっかけとなるチャンスをきっちりつかみ、努力し、そして自ら切り開いたと思っています。そんなことを思っているとまた涙腺が崩壊しそうに・・・泣きませんけど・・・安田の涙は1円にもなりませんから。

そうそう、彼女。念願のスマホをゲットしていました。51歳のオッサンが19歳のレディに「SNSでつながりませんか?」と申し出。リンナちゃん、本当にごめんなさい。あの環境では断れないよね。あとでブロックしてもいいからね(^^; 
というわけでSNSでつながることができました。

そして彼女にメッセージを伝えました。
「もし、何か困ったことがあったら、EDFのチャンディさんでも安田でもいいから必ず連絡ください。力になります。そのために仕事がんばります!」と。

看護師の夢の話は一切しませんでした。

夢なんか実現しなくってもいい。
夢なんか何回変わってもいい。
夢なんか無くってもいい。
とにかく幸せになってください。

会ってすぐ、挨拶を済ませたときに彼女は「中学高校とサポートしてくれてありがとうございました。進学できなくてごめんなさい(チャンディさん通訳)」といいました。あなたは謝ることなんて一つもしていない。ずっと貧困のなかでがんばってきたあなたにずっと勇気と元気をもらい続けていました。お礼を言うのはこちらのほうです。

そういえば、彼女、今日のために仕事を1日休んでくれたそうです。安田のせいでお給料減っちゃいますね。(有給休暇とかあるのかどうか知りません・・・)ごめんなさい。そして持参したポチ袋を渡しました。クリスマスプレゼントかお年玉みたいなもんでしょうか。もう前みたいに食べ物とかのプレゼントはいりません。一番使い勝手のいいものを渡しました。何かの足しになればと思います。

彼女は終始笑顔でした。その笑顔があればこれからも幸せにやっていけるのではないかと信じています。彼女の将来に1つでもたくさんの楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことが訪れることを願っています。

さぁ、帰ってブログ書こう!!

ホテルに到着したのは夜8時。明日も朝6時集合です。部屋に戻ってブログ書こう・・・と思っていたらホテルの前でジョンが「お帰り!!」と声をかけてくれました。

・・・行く?

・・・行こか

という、ことになったのでした。

今日はとっても濃い時間を過ごしました。先週の15日にあった高校2年生になる奨学生。今日会った中学2年生になる奨学生。そして社会人2年目となる元奨学生。全員に会えてよかったです。色々な意味で胸がいっぱいです。

さぁシャワー浴びて寝ます。洗濯は・・・明日。おやすなさい。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

※いま、カンボジア時間で11時42分・・・ブログ書くのに2時間42分。ちょっと長かったか・・・(^^;

 

訪問記11日目(2022/12/21)タケオ州にて午前と午後の2回、自転車寄贈式と自転車クラブの新設!!

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。本日は訪問記11日目。まだ数日カンボジアに滞在するのですが、その滞在中の「カンボジア自転車プロジェクト」の活動は今日が最後になります。その最後の日の様子をお知らせいたします。

どこにいってきたの??

今日はタケオ州というところに行ってきました。こちらの2つの郡で自転車寄贈セレモニーと自転車修理クラブの設立を行います。タケオ州は初進出。タケオ州はベトナムとの国境が近いこともあり他の州とは少し雰囲気の違うところでした。
地図のグレーの部分が少し増えました。何とか縦方向に通貫させたいのですが、コンポンチュナン州とカンポット州との間にあるのはコンポンスプー州。いつかいけるといいなぁ。

朝ごはん!

いつもの朝ごはんレポート。カンボジアは日中は暑いのですが朝晩は結構涼しく、今日も温かいフォーです。具材は豚肉です(*^-^*)

タケオ州Koh Andeat郡の中学校での自転車寄贈セレモニー

さて、本日午前の部はセレモニーと自転車クラブの設立です。セレモニーにて50台の自転車をプレゼントすることができました!!ちなみにこちらのKoh Andeat郡はEDFカンボジアのスタッフであるマブさんの故郷だったりします。

今回の旅でいつもチャレンジしている生配信。なんと成功しました。こちらをご覧ください。

もちろん生配信の画質はイマイチですのでビデオカメラで撮影した動画も併せて掲載しております。

では、いつもの通り、自転車をもらって嬉しそうな子どもたちの笑顔をどうぞ。

さて、子どもたちの笑顔の写真を撮っているうちに返礼のための個別写真の撮影が始まりました。安田の大切な役割は番号に抜けが無いかを確認する事。案の定1枚抜けがありました。自転車プレートはすぐ見つかったので後日撮影して送ってもらうことになっています。

KRA POM CHHOUK LSS中学校にて自転車修理クラブの設立

寄贈セレモニーの次は自転車修理クラブの設立です。

こちらが自転車修理の設立に提供されるもの。工具や交換用部品です。従来は部品はもっとたくさんあるのですが円安の影響で仕方がなく少ない量での調整となりました。

提供した工具や交換用部品を使ってパンクしているタイヤを修理することになりました。

こちらの中学校でも自転車修理のうまい生徒がいてくれました。彼が部長として引っ張っていてくれることを願っています。

無事に修理も完成し記念撮影。これからいつでも自転車の修理ができます。大切に自転車を使ってがんばって学校に通ってくださいね!!

最後はありがとうメッセージビデオの撮影です。

お昼ご飯!

タケオ州は湖も多くシーフードならぬリバーフードやレイクフードが盛ん。そのなかでもエビが有名だったりします。チャンディさんが郷土料理を食べさせてくれました。

なんて大きなエビなんでしょう。料理されて出てきたサイズもびっくり。エビを食べるときはカニと同じで皆無口になりますね(^^;

そして同じ川で取れるというお魚さんのフライです。こっちも下味がしっかりついていておいしかったです。

そしてこちらもエビです。エビ出汁がたっぷりのエビスープです。もちろん具のエビもおいしかったですよ!!

レストランからの風景はこんな感じ。この湿地帯というか湖から取れる食材が地域の名産になっているわけです。

午後の部スタート。同じタケオ州のSamrong郡で自転車寄贈セレモニー

午後も同じタケオ州ですが少し離れたSamrong郡にて自転車寄贈セレモニーを実施しました。そしてこちらのSamrong郡はEDFカンボジアのもう一人のスタッフ、いつも撮影係をしてくれているヴィリャックさんの故郷だったりします。今日はお二人の故郷の支援ができるという何だかとってもうれしい日なのでした。

こちらは生配信は途中で電波が途切れてしまいました。それでも途中までのものを掲載したいと思います。2分だけなんですけど・・・(^^;

そしてこちらがビデオカメラで撮影したほうです。

それでは自転車をもらってうれしそうな子どもたちの笑顔をどうぞ!!  

そしてほどなくして個別写真の撮影会がスタート。

個別写真の撮影会ですが、2枚分のプレートを撮影することができませんでした。1枚は生徒さんがどうしてもこれなかったため。もう1枚は紛失の可能性有。後日調べてもらうことになりました。

その「どうしてもこられなかった生徒さん」なのですが、このあと自転車修理クラブを設立しに行く中学校の生徒さんとのことで、近くならばとお会いすることができました。

野球少年のように頭を丸めた彼。実は最近とっても悲しいことが起こりました。それは10日ほど前ことです。元気だったお父さんが朝起きてみると亡くなっていたそうです。「野球少年」なんて言ってすみません。カンボジアでは家族が亡くなると男の子(大人もかな?)は頭を丸める習慣があるそうです。これからはお母さんと兄弟3人と支え合って生きていくそうです。そんな大変なときではありますが、この自転車が彼の力になってくれることを願っています。

HUN SEN ANG BREI中学校にて自転車修理クラブの設立

いよいよ、今年の新設される自転車修理クラブの最後となりました。HUN SEN ANG BREI中学校に修理クラブを設立します。さきほどSamrong郡はヴィリャックさんの故郷だと説明しましたが、なんとこちらの中学校出身とのことです。先生と懐かしそうにお話しされていたのがとってもほほえましいのでした。こちらの自転車クラブプレートにあります株式会社ニシト発條製作所さん。カンボジア自転車プロジェクトの1年目から支援していただいています。安田が所属する大阪府中小企業家同友会の仲間でもあり、いっつもお世話になっている西尾さんという方が今年専務に就任されたという記念に自転車クラブを設立してくださいました。ちなみに西尾さんのご紹介記事がREADYFORの新着情報に掲載されています。是非ごらんください。 https://readyfor.jp/projects/cam-bi2022/announcements/225585

まずは寄贈された工具や交換用部品を確認。

そして、ありがとうメッセージビデオの撮影。

そして自転車修理クラブができてうれしそうな子どもたちの笑顔。

少し時間が遅かったこともあり簡単な修理だけを試すことになりました。自転車カゴが外れていたのでナットを締めなおしています。

滞在時間は短めでしたが、そのあと子どもたちはとってもうれしかったためか、「写真一緒に撮ってください」と安田はモテモテでした。自転車修理クラブオーナーの西尾さん、安田が代わりにモテモテになってしまってごめんなさい!!

2人からのSNSメッセージ

リンナちゃんから!!

昨日、SNSのアドレス交換をしたリンナちゃんから朝メッセージがきました。英語で。「英語あかんって言ってたのに・・・」と思っているうちにどんどんメッセージが届きます。「そっか日本人と同じで読んだり書いたりはできるけど話すのは恥ずかしいタイプやな」と納得した次第です。ブロックされていなくて良かった(*^-^*)

今日自転車をゲットした中学生から!!

そして今日、活動を終えてプノンペンへ帰る途中。先ほどの自転車寄贈セレモニーで自転車をもらったという子からFacebookの友達申請リクエストがきました。なかなかSNSに慣れてそうです。だって安田はFacebookをやっていることはもちろん、自分の名前もスピーチで言っただけですから。きっと彼女はFacebookで名前を検索したのでしょう。今時世代のネット力を感じます。

そして打ち上げ!!

これで安田が滞在中のカンボジア自転車プロジェクトは終了。あとは年が明けてから26カ所(30カ所のうち4カ所は昨日回りました)のパーツ補給が行われます。こちらは安田抜きでEDFカンボジアで行ってくれる予定です。

少し高級なレストラン。以前もカンポット州に行ったときの帰りに寄ったことがあります。

豚肉とフクロダケの炒め物。

同じくフクロダケと魚肉、ノリのスープ。

こちらはカンボジア風練り天。魚のすり身を揚げたものです。

最後はデザート。

計4日間を同行したキャラバン隊で記念撮影はしませんでした。だって毎年来るんだもの。1年後にカンボジア自転車プロジェクト2023でがんばる仲間だから別に別れも惜しくはありません。

・・・それでもホテルで別れるときは少し悲しくなっちゃいました。50を超えると涙腺が緩むんです。「また来年の12月に会いましょう」と約束して一人一人と固い握手を交わしてお別れしました。

メコン川で乾杯!!!

そして、最終日恒例の行事。「メコン川で乾杯!」です。例年なら一人でしっぽりしみじみ乾杯するのですが、今年は生配信にこだわっていますからFacebookでライブ配信してみることにしました。

メコン川沿い、王宮周辺。ライトアップがとても美しい配信ができました。皆さん是非ごらんください!!

締めくくりに・・・締めくくらない・・・

さて、皆さんいかがだったでしょうか。先週の2日間、今週の2日間。併せて4日間カンボジア自転車プロジェクト2022の様子をお伝えして参りました。パーツ補給がまだですのでプロジェクト自体はまだ完了しておりません。来年1月又は2月に実施され、皆さんに完全な形でご報告できるのは2月、返礼品の送付も2月後半になる見込みです。今しばらくお待ちください。

総括っぽいこと言いたいのですが、実はまだ洗濯とシャワーが住んでおりません。今日本時間で午前2時。カンボジアでは午前0時。明日は午前4時起きなんです・・・なので総括は後日しっかりやりたいと思います。

明日から何するの??

それは明日のお楽しみです。皆さん、最後まで読んでいただいてありがとうございました!!

では今から洗濯とシャワーしてまいります!!