[訪問記2019-6]2019/12/11 コンポントム州でのセレモニー。そして自転車クラブの設立。

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。ただいま現地時間の11時46分。だんだん書き始めが遅くなっていますね・・・Qちゃんと呑むと楽しいのでいけません(^^; 今日はコンポントム州が活動の拠点。こちらの州では自転車110台と自転車クラブ2か所の設立を行います。

まずは朝ラン・・・

毎度の朝ランからのスタートですみません。7時に集合だったので2時間前の5時からランニング。安田の勝手な感覚でカンボジアは暑いんだから日本の夏と同じ。だから夏みたいに日の出は早いはずと思っていました。でも同じ北半球。この時期の日の出は日本と同じく遅いんですね。5時だと真っ暗。ちょっぴり怖いのでメインの国道沿いを走ることにしました。30分ほど進みましたら・・・あぁトイレに行きたい・・・指差し会話帳も無いので近くで借りるのは不可能(結構商店とかは準備で動き出していました)。だから反対向いてホテルに向かうことにしました。途中で夜が明けてきて橋の上で撮った写真がこれです。カンボジアのあまり観光客は集まらない地方集落での橋から見た夜明け。ここから見る景色はきっと今日だけと思うと見知らぬ土地を走り回るのはとっても有意義に思えてくるのでした。

シャワーを浴びてサッパリしたら、今日のセレモニーで話すスピーチのチェック。急遽思い付きで大きなフォントでパワーポイントにしておけばチャンディさんと同じ画面を見ながら通訳してもらえると考えデータ作成。結果的にこれは正解でした(^.^)

そして朝食。朝食は「バーイサイッモアン(鳥ご飯)」です。ご飯食べて濃いコーヒー飲んでシャキッとしたらいざ出発!!

コンポントム州のPREV PREAL LSSへ

自転車プレゼントのセレモニーは州内の19の中学校からプレゼントの対象となった中学生たちを一同に集めて行われます。その会場となったのはPREV PREAL中学校。まずは到着の歓迎から始まります!

安田に続いてクロマーをかけてもらっているのはQちゃん・・・
「おっ!いよいよQちゃんブログに写真登場か!!!」
残念。Qちゃんは何度も言いますがとってもシャイなので、かわりにユズキちゃん行ってきてとクロマーをかけてもらったのでした。そう、写真の女性はユズキちゃん。赤のクロマーがお似合いです!

そして集まっていただいた先生方と記念撮影。コンポンチュナン州の2つの郡から計19の生徒たちが集まっています。そこの学校の先生たち、郡の教育委員会の責任者の方々など大勢の方が集まってくれました。

そして校門から中の方まで通りを挟んで生徒たちが並んで歓迎の拍手。そのなかを更新。いつものチェリムアップスオ(こんにちは!)、スオスダイ(ヤァ!)、ソクサバーイチアテ(元気?)など、たまにニャムバーイハウイ(ご飯食べた?)とか織り交ぜながら拍手で応えながらゆっくりと歩くのでした。もちろんシャイ男だからとっても照れくさいのですが、せっかく子どもたちが歓迎してくれてるんですから、ニコニコ笑顔でね。

自転車セレモニーの開始!!

こちらには今年プレゼントする166台の自転車のうち110台が並んでいます。残りの56台は明日行く別の州でプレゼントされます。今回残念だったのはプレゼントされる自転車の事前セッティングが不十分だったこと。カゴ、鍵、ライトなど多くの自転車が取り付けられていませんでした。その場で取り付け作業をするにも工具もいるしみんな一斉には無理です。例年ならこんなことなかったのにとっても残念。そしてこれは来年への反省点・改善点でもあるのでした。せっかくプレゼントされる自転車。こんなところで中途半端感がでると子供たちがかわいそうです。

歌の斉唱のあとは3人の生徒さん達からお礼のメッセージです。英語に翻訳されたものをいただきました。「一生懸命に勉強します」はもちろんですが、「ドロップアウトしません」と書かれている部分を見てちょっと感激してしまいました。ちなみにドロップアウトというのは途中から学校に来なくなること。中退を意味します。仕事の手伝いやら学校が遠いやらいろいろな事情があるのです。その多くが自転車で解決できる。このプロジェクトの意義・目的がこの「ドロップアウトしません」の一言で表されており、そう再認識するとともに、この1年間色々がんばったことがフラッシュバックしていきました。

去年の返礼品を送った1月、2月ごろから2019年度のプロジェクトがスタートし、いつも支援してくださる常連さんの早い申し込みに力をいただき、ホームページからの申し込みに加えてクラウドファンディングを夏ぐらいから準備し、Readyforの齋藤さんと出会って応援されながら過去最高の支援金額を達成し、チャンディさんに支援のお金を送金した後は事務員さん(安田の奥さん)と自転車プレートやら何やらコツコツ準備を進め、11月後半から12月の渡航前日まで準備でバタバタしました。
そして本当にたくさんの人たちから応援と支援をいただき、渡航前には「いよいよですね!!いってらっしゃい!!」とたくさんの声を頂きました。

やっぱりね。目が熱くなるんです。あかんあかんニコニコしていなくっちゃ!ってハンカチで目頭を一度だけギューっと抑えてあとはずっと笑っていました。

安田もスピーチしました。自転車プロジェクトを始めた理由。たくさんの友だちが支援してくれたこと。そして自分の熱い思い・・・今年は自分の思いは語りませんでした。なんでってそれよりも伝えることがあるからです。それはとっても事務的なんですけど大切なこと。これから配られる自転車プレートのパッケージの中身の話。プレートの固定の仕方の話。そして自転車クラブ設立の3つの目的の話。思いは語らなくても気持ちを込めるだけにして、これからのために必要なことを優先しました。だって全部を語ると子供たちは飽きちゃいますから。

セレモニーが終わればプレートを個別に渡し、パンク修理セットも配り個別写真の撮影開始のための準備を始めます。

自転車をプレゼントする子どもたちの一覧はチャンディさんがリストで送ってくれました。しかも学校別に何人かもその表でわかりましたので、自転車プレートパッケージは学校ごとに必要数分を袋に入れて用意していたんです。セレモニー開始前にそれぞれの先生を呼んでもらって自分の受け持ちの生徒さんに渡してねってお願いしたんです。それでも一部の先生はそれぞれのパッケージを無造作に自転車のカゴに入れていきます。ちゃんと話聞いて。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。もちろんほとんどの先生はちゃんとしてくれました。一部の先生に対する愚痴です。

そしてパッケージを配られても一部の生徒はプレートを取り付けようとしない。ちゃんと付けて。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。そして、なんで先生は何も言わないの。一緒についてきて横にいる親も何も言いません。

「プレート付けようにも私の自転車にはカゴがついていません・・・」あっそうやね。自転車屋さん。なんでちゃんと準備終わらせていないの。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。

そしてそのまま自転車に乗って帰ろうとする生徒たちも数名。いやいや、個別写真撮った?まだでしょ?ちゃんと撮ってもらって。ちゃんとして。ちゃんと。ちゃんと。しばらくQちゃんと校門近くで子供たちが帰らないように見張っていました。

個別写真を撮影する時間ってとっても長いんです。なんてったって110人。一人1分だったとしても2時間弱。この時間が本当にきつかった。きつかったんですけど、写真担当のヴィーリャックさん。そして、「撮影したプレートの番号チェック」と言う大事な仕事をお願いしたユズキちゃんがずっとがんばってくれています。笑顔の子どもたちの写真がいいんです。でも子供たちはおすまし顔。二人はずっと「笑って笑って!」とニコニコしながら撮影を進めます。若手二人ががんばってる。ずっと立ったまま。この二人の仕事が終わるまでは休憩したいけど座らないでいよう。ウロウロするだけだけど問題が起こっていないかチェックしたりしていようとか思うのでした。

そんな状況の傍ら、集まった先生たちの半分は椅子に座って雑談大会。雑談かどうかわらかないんですけど・・・あなた方、できることあるでしょ・・・と思う一方、まぁ子どもたちが自転車をもらっても、先生には何の足しにもならないんだからしょうがないかと諦めの気持ちになったり。もちろんがんばっていた先生もいたんですけどね。

なんか今日のブログ、愚痴っぽいでしょ。これ、今年から方針変えたんです。今までは良いこと、面白いこと中心でネガティブなことは書かないようにしていました。だって面白くないから。仮に問題が起こったとしても最終的にクスッと笑えるような書き方をしていたんです。でもやめたんです。問題点も伝えないといけないし、そうしたいとみんなから改善のアイデアももらえないし。みんなの自転車プロジェクトなんだから「お客様として楽しいところを見てもらう」ではなく「楽しいことも嫌なことも一緒に共有しよう」と思ったんです。

さて、そんなこんなで個別写真の撮影は終わりました。110台のうち、ユズキちゃんチェックによると何台か欠番があります。また同じ番号の人が2人。「そんなことないやろう」とユズキちゃんを疑ってしまいました。ユズキちゃん、ごめんなさい。このブログを書く前、実は写真を見ながらチェックしていました。計493枚の写真を見ながら番号を消し込んでいく。結局欠番が3名。そして違う二人の生徒が同じ番号の自転車を持って写真に写っていることも判明。このブログを書いている今はその理由はまったくわかりません。チャンディさんに相談して欠番3名と重複の件、解決しなければなりません。でも学校ごとにパッケージをまとめていた効果がありました。番号を見ればどの学校の生徒に渡ったプレートかがわかるのです。19校全部の学校に問い合わせるのは大変ですが、労力を大幅に減らせそう。解決するといいのですが・・・写真は大切な返礼品の1つなんです。

自転車クラブ設立!!

撮影が終わったら自転車クラブの設立です。早速道具を取り出して修理開始。パンク修理やらブレーキワイヤーの交換やら。安田が何も言わないでも誰か自転車修理に詳しい子どもがいます。その彼が先頭になって修理を進めていく。例年同じパターン。自転車クラブの部長さんが自然に決まっていくんです。

ちなみにコンポントム州の19校は2つの郡から来ていますと説明しました。今回の自転車クラブはその郡ごとに1か所ずつです。決して近くはないけれど、郡の共有物として協力して使ってほしいと思います。

修理のあとは「ありがとうメッセージ」の撮影です。今回はスピーチで先生方に管理をお願いしたので来年どうなっているかまた楽しみです。来年も来るのかな?来るよね。たぶんじゃなくて間違いなく。

お昼休み

お昼は近くの沼地が広がる眺望が楽しめる食堂でランチ。アスパラや菜っ葉と豚の炒め物。

魚のすり身がまざった卵焼き。

魚の素揚げと納豆餡かけ。

スープ。

空心菜とニンニクの炒め物。今日はおかず多い(^^; このランチ、先生方も参加しての昼食会となりました。学校の問題や先生のお給料のことなど色々話してくれました。安田はでも上の空。そう、とりあえずセレモニー第1弾が終わってホッとしていたのでした。

PLASAT BALAING LSSへ

コンポントム州の2つめの自転車クラブ設立へ。同じ州でも郡が違うので結構な移動時間でした。

先に「ありがとうメッセージ」の撮影。ちょっと発音の難しい名前だったので何度も何度も何度も練習しました。練習も含めて全部録画していますので、クラブのオーナーさん、子供たちの練習する姿も是非お楽しみくださいませ。

そのあと修理大会の開始です。ここでもすぐにリーダーシップを発揮する生徒を発見。パンク修理をニコニコしながら楽しそうに行う男の子。すぐに彼を部長に任命。その補佐する人も含めて4人仲良しみたいなので、4人に自転車クラブのリーダーとして引っ張ってほしい。修理ができない女の子とか助けてあげてほしいといったことを伝えました。

ヌォンニム君

今日の予定の最後は家庭訪問。名前はヌォンニム君。隣にいるのはお父さんです。この11月に中学生になった新1年生。ヌォンニム君のお母さんは1か月前に亡くなってしまったとのこと。全身が痛くなる病気だったようで1年間闘病したのだとか。貧困のため大きな病院には連れて行けず地域の小さな医院で見てもらっただけとのことでした。
お父さんは教育はまったく受けていません。1ヘクタールの田んぼで得られる5か月分のお米。現金収入はときどきある農薬散布の手伝いの仕事です。こちらは1回5ドル。でも農薬のせいか健康被害が出ているそうで肺なのか胸なのか痛むんだそうです。
ヌォンニム君にはお姉さんが1人。お兄さんが3人います。みんな小学校を1年で中退してしまったのだとか。お姉さんは結婚してここにはいません。3人のお姉さんはジャングルの中で農業(?)に従事している仕事をしているのだとか。10日間働いて3人で50ドルの収入。それを月に1回~2回やっているのだとか。
そんな環境のなか、ヌォンニム君は政府から奨学金をもらっているとのこと。1年で60ドル。3回に分けて支給されるのだとか。そのほとんどは生活のためにした借金の返済の方に回ってしまうんだとか。

最後に記念撮影。ヌォンニム君は将来は国語の先生になるのが夢です。がんばってほしい。借金に困っているお父さん。自転車、売っちゃったらダメですよ。でも生きていくためには仕方がないのかも。それで生きていけるのなら。死んじゃったら教育もなにも無いからね。でもがんばって売らないでね。

プレアヴィヒア州に移動

今日の行程が終わったので明日の活動地であるプレアヴィヒア州に移動です。これまた遠い。明日は逆にいっきにプノンペンに戻るのですが、その距離は300キロ。何時に戻れるか心配です。

そうこうしているうちにホテルに到着。なんとプール付き!見に行ったら水がにごってて底が見えません。泳ぐ勇気はでませんでした。

夕食食べて、Qちゃんとユズキちゃんと2次会いって色んなことをしゃべってホテルに帰ってきました。

そして前述の写真のチェックを終えたのが11時46分。いまブログを書き終えたのが2時16分。今日は2時間半。ああ寝なくっちゃ!!明日も周辺ランニングできるかな・・・

みなさん、最後までお付き合いいただいてありがとうございました!!

おやすみなさい!


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