カンボジアの子ども達と「運命」と「宿命」

DSC_0190安田コンサルティングの安田です。

今日はカンボジア訪問の際に思ったことをちょっとを書きますね。

この写真は私が奨学金支援をさせていただいている女の子のご家庭を訪問した際の写真です。私が手に取っているのは彼女が勉強中だと持っていた英語の教科書です。

DSC_0202彼女はその勉強を親の仕事を手伝いながらやっています。ゴザの上に巻かれている木の破片のようなものは煎じて飲むと妊婦さんに良いとされているものだということでした。これを売ってお金に変えて生活費の足しにしています。

彼女はそうした家庭に生まれてきたという宿命を背負っています。誰しもが生まれながらに背負っているものや環境があります。それが宿命であって変えることはできません。

そして彼女は「今の生活を変えたい」と言いました。背負った宿命から自分の人生をどう歩んでいくのか。それは命を運ぶことであり「運命」です。運命は変えることができます。ただし厳しい環境に置かれていると運命を変えることの難易度は非常に高くなります。

周りの人たちができることと言えば、その難易度を下げるための機会を提供するだけだと感じています。「難易度を下げるための機会」という何とももどかしい表現ですが・・・

機会はチャンス。チャンスは確率的なものであってつかまなければ何も起きません。チャンスをつかもうと手を伸ばすことすらできない環境があることも今回の訪問で知りました。手を伸ばすだけでもできる機会、その回数を増やしてあげる機会、手の先に持てるチャンスをひっかける「教育という道具」を得られる機会。

色々な機会を。それが奨学金であったり今回の自転車だと私は思っています。

引き続き、皆さんからのご協力、お待ちしています!!
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