安田が怒っていた自転車修理クラブのその後について

12月13日に既設の自転車修理クラブにパーツ補給を訪れたとき・・・安田は怒っていました。以下は訪問記に記載した内容です。

去年設立されましたSANTUK中学校の自転車クラブにパーツ補給に参りました。生徒さんが集まってくれて「ありがとうメッセージビデオ」の撮影。

で、安田怒っています。というか、申し訳なく思っています。ちょっと話を聞いてください。

パーツ補給を行うときは、ビデオ撮影のこともあるので昨年寄贈した工具と工具箱も出してきます。その工具箱。施錠されています。盗難防止のために仕方がないのかもしれませんが、施錠されている工具箱はだいたい生徒さんからしたら「修理をしたいので鍵開けてもらえませんか?」とお願いしなければならないため遠慮しがち。そして開錠してみたらほとんどのスペアパーツが残っていました。

そして、取り仕切る先生の息が酒臭い。

「どういうことやねん?お前酒飲んでるんか?子供らにも気が付かれてるぞ。よっぱらい先生なんか、怖くて自転車修理で鍵開けて欲しいなんてお願いできるか!?というか、お前なんで酒飲んでるねん???」

と、叫びそうになりました。でも飲み込みました。

EDFカンボジアのチャンディさんには、この学校に状況を改善させるか、あるいは別に必要としているところに自転車クラブを移設するかお願いしました。チャンディさんいわく、移設したほうがいいだろうとのことでした。

昨年設立にご協力いただいた方、そして今年パーツ補給してくださった方、本当にすみません。必ず有意義に活躍してくれる自転車修理クラブになるよう改善します。どうかご容赦ください。

そして、先日チャンディさんから連絡がありました。
チャンディさんはSANTUK中学校の先生と再度話し合いました。先生の方は少し誤解があったようです。「この自転車プロジェクトで寄贈された自転車の修理にしか使ってはいけない」と誤解していたとのことでした。チャンディさんはこの学校の自転車使用率も調べてくれました。だいたい70%の子どもたちが自転車通学。だから修理のニーズは高いとのこと。そのため、「子どもたちに自転車を自由に修理してもらうこと」を条件にこちらの中学での自転車クラブは存続することになりました。

プロジェクトを運営する側の私にとっても反省すべき点が見つかりました。先生に誤解の無いように、そして子どもたちが自由に修理できるように、口頭でしっかり説明することはもちろん、修理箱にそうしたメッセージを記したプレートを貼り付けようと思いました。2024年度プロジェクトから実践していきます。そして、これまで設立した自転車修理クラブの工具箱にも貼れるように修理クラブの数35のプレートを作ることにします。

 

看護師目指してがんばるリンナちゃんからのお便り No.1 2024年1月7日

こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今日から新しいシリーズ「看護師目指してがんばるリンナちゃんからのお便り」を不定期投稿してまいります。

昨日の1月7日、写真が2枚とどきました~
説明はあとにしてまず1枚。

リンナちゃんって誰?

新連載1回目なのできちんと説明いたします。

 リンナちゃんは2015年から支援をしている、安田にとっては初めての奨学生です。こちらの写真はその2015年、民際センターから送られてきました写真です。2015年にカンボジアを訪問し実際にあってきました。そのときは「将来は看護師さんになりたい」と夢を語ってくれました。

3年後、に再び会ったとき、「進学したい。支援をお願いできないか。」というお願いをうけて民際センターさんの奨学金制度「ダルニー奨学金」とは離れて自分で高校で勉強するための支援を継続しました。

こちらが高校3年生となったリンナちゃん。無事高校を卒業しました。

高校を卒業したあと、近くの工場で働きだしたと聞きました。(コロナの影響で安田が彼女に会いにいけなかったため、EDFカンボジア(民際センター)さんから聞いた話です)

その事情は簡単に離すと、「看護学校が学校から遠いところにしかなく、寮に入ると祖母の世話をする人がいなくなる。」ということでした。そればっかりはどうしようもない・・・と安田は口出しせず彼女の幸せを願っていました。

こちらは2022年のとき、コロナがあけて3年ぶりにリンナちゃんに会ったときの写真。

当時のことを綴った安田のブログから引用します。

彼女、今は衣料関係の工場で働いています。月給は200ドルほど。ちなみにカンボジア政府は2023年の最低賃金を200ドルに定めました。※2022年は194ドル

だから最低賃金に近い収入となります。ただ、安田はこれを肯定的にとらえています。最低賃金なんか守られていない国なんです。農業従事者や日雇労働者は仕事が安定せず最賃なんかよりもっともっと安い賃金で働いています。彼女は高校を卒業し工場勤務という安定した仕事を得て2022年の最賃以上の収入を得ているわけです。彼女の家庭の貧困度合いはそれはすさまじく、2015年に訪問したときに「あなたの家庭が村の中で一番貧乏です」という村役場からのお墨付き(これがあると病院などが無料になる)を見せてもらったことがあります。

 

がんばって働いて貧困脱出。カンボジアの子供たちは皆、「貧乏だから金をくれ」とは言いません。「貧乏から抜け出すチャンスがほしい」と言います。彼女は看護師の夢は横においた状態ですが、貧困脱出のきっかけとなるチャンスをきっちりつかみ、努力し、そして自ら切り開いたと思っています。そんなことを思っているとまた涙腺が崩壊しそうに・・・泣きませんけど・・・安田の涙は1円にもなりませんから。

 

そうそう、彼女。念願のスマホをゲットしていました。51歳のオッサンが19歳のレディに「SNSでつながりませんか?」と申し出。リンナちゃん、本当にごめんなさい。あの環境では断れないよね。あとでブロックしてもいいからね(^^; 

というわけでSNSでつながることができました。

 

そして彼女にメッセージを伝えました。
「もし、何か困ったことがあったら、EDFのチャンディさんでも安田でもいいから必ず連絡ください。力になります。そのために仕事がんばります!」と。

 

看護師の夢の話は一切しませんでした。

夢なんか実現しなくってもいい。
夢なんか何回変わってもいい。
夢なんか無くってもいい。
とにかく幸せになってください。

 

会ってすぐ、挨拶を済ませたときに彼女は「中学高校とサポートしてくれてありがとうございました。進学できなくてごめんなさい(チャンディさん通訳)」といいました。あなたは謝ることなんて一つもしていない。ずっと貧困のなかでがんばってきたあなたにずっと勇気と元気をもらい続けていました。お礼を言うのはこちらのほうです。

 

そういえば、彼女、今日のために仕事を1日休んでくれたそうです。安田のせいでお給料減っちゃいますね。(有給休暇とかあるのかどうか知りません・・・)ごめんなさい。そして持参したポチ袋を渡しました。クリスマスプレゼントかお年玉みたいなもんでしょうか。もう前みたいに食べ物とかのプレゼントはいりません。一番使い勝手のいいものを渡しました。何かの足しになればと思います。

 

彼女は終始笑顔でした。その笑顔があればこれからも幸せにやっていけるのではないかと信じています。彼女の将来に1つでもたくさんの楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことが訪れることを願っています。

まさかの急展開

スマホを通してSNSでつながったリンナちゃん。ある日、学校の募集要項の写真を送ってくれました。

「そうだよね。学校行きたいよね。いつかいけるといいよね・・・」

なんて、思ってたんです。

でも彼女は「ここの学校に行きたいんです。来月までに申込しなければなりません。サポートしてもらえませんか?」と簡単な英語で伝えてきました。

「えっ、おばあちゃんは?お世話しなくていいの?」と疑問に思った安田は、EDFカンボジアのチャンディさんに間に入ってもらいました。というのもリンナちゃんも安田もブロークンな英語で話していて、細かいニュアンスが伝わらないからです。EDFカンボジアのチャンディさんに連絡を取ってもらうことにしました。そしたら・・・

リンナちゃんは自宅から通える看護学校を見つけてきて、ここの入学を希望している。通う期間は3年間。毎年〇〇ドル必要だがお金がない。だから支援をお願いしてきた。

ということでした。そして

手続きはあと2週間ぐらい。試験は彼女は成績優秀だったからおそらく大丈夫。

とも。

安田の気持ちは1秒で固まり、即送金。「3年間何がなんでもサポートするから勉強して夢をつかんで!」とSNSを通してリンナちゃんにも伝えました。

そんな彼女の自転車

奨学金を通して知り合ったリンナちゃんですが、カンボジア自転車プロジェクト2016で自転車を受け取っています。

下の写真はその翌年2017年に訪問したときのもの。通学に自転車は大切に使われているようでした。

先日SNSのテレグラムで彼女に「あの自転車まだ使ってる?」と聴いたら、「もちろん!」と返事が返ってきました。「もしよかったら写真送って!」とお願いしました。看護学校と病院での実習で超大忙しの彼女。お願いしてから約1か月後、写真が贈られてきました。

そして2023年訪問時の約束

先月(2023年12月)にカンボジア自転車プロジェクト2023のためにカンボジアを訪問。もちろんリンナちゃんにも会ってきました。

前述の1年前のドタバタから今日まで。彼女は看護学校でしっかり学びつつ、カンボジアシステムなのでしょうか、すでにインターンでクリニックで働いています。

24時間体制の月~金で診療しているクリニックでインターンとして勤務。シフトは色々変わるみたいですけど、勤務中は3食食事付き。これで1か月100ドルのお給料をもらえるとのこと。彼女いわく、「勉強中だけど、勉強しながら収入が得られるので助かっている」とのことでした。「大変じゃないの?」と聞きましたけど、学校行く前の職場に比べたらとっても楽だと言っていました。「専門職の高給取り」。これが彼女がずっと追い求めていた夢です。そして貧困脱出。彼女の家族も応援してくれています。

インターンで働くようになって、注射と点滴はできるようになったとのこと。安田が熱中症で倒れたら点滴を彼女にしてもらいたい・・・というオッサンな発想も無くはないですが・・・

もうすぐ2年生(看護学校は3年制)になるので、もちろん2年生の学費もがんばって支援するよと伝えました。

そして、彼女に100ドルのお年玉袋を手渡しました。

「これはプレゼントじゃないよ。1年間お願いしたいことがあるから、これはある意味その作業の給与みたいなものだと思ってください。」

と伝えました。彼女は困惑気味。きちんと丁寧に説明しました。

「看護師になりたいという夢の途中の君のカンボジアでの学校生活、私生活。たくさんの人が興味を持ってくれています。月に1回か2回ぐらいでいいので、学校生活や休日のことなどSNSのメッセージで写真と説明を送ってくれませんか?それを僕はブログやSNSで発信します。興味を持ってくれる人は多いと思うし、自転車の支援につながると思うんです。僕の自転車協力者を募る活動に協力してほしいんです。」

ちなみに彼女のスケジュールは前述の通り。そんな忙しいなか、できるのかな?とも思いますが、今年から彼女を支援対象でもありカンボジア自転車プロジェクトのパートナーとして捉えてお願いしてみました。彼女は快諾してくれました。月1か月2でブログに彼女の様子をお伝えできればと思っています・・・(ということで、今日、この投稿がその第1弾なわけです)

ところで・・・

身長抜かれました。

これが2015年のときの写真。8年経ちました。彼女はいま21歳。立派なレディーに成長し、自分の夢を追い続けています。そんな彼女の人生の一部に関わることができて本当に良かったと思っています。

そして本題(^^;

経緯はわかっていただけましたでしょうか。長い前置きですみません。「いつ届くかな~」と思って楽しみに待っていたところ、昨日1月7日に写真が届いた次第です。

こちらが1枚目。リンナちゃんがインターンで働く職場での写真です。彼女は一番右。左のお二人は先輩看護師さんとのこと。こちらのクリニック、全部で6人の看護師さんがいるのだとか。24時間の交代勤務ですから・・・3人ずつの2チーム制なのでしょうか。

リンナちゃんは「一番したっぱなのに背が一番高い・・・」と恥ずかしがっていました。

こちらがリンナちゃんがインターンとして働いているクリニックです。こちらの写真は安田が訪問時に撮影したものです。

そしてリンナちゃんはもう1枚写真を送ってくれました。こちらは看護学校のクラスメイトとの写真のようです。たくさんの友達にかこまれて楽しそうです。

最後に彼女がメッセージをくれました。

「支援してくれてありがとうございます。私が夢をつかむために助けてくれて感謝しています。このご支援が私が抱えるたくさんの問題の解決につながっています。特に私が勉強を続けることに。この助けがなければ私は勉強が続けられなかったでしょう。感謝しています。」

ダルニー奨学金を始めてみませんか?

私がカンボジアと関わるきっかけとなったのは民際センターさんのダルニー奨学金をインターネットで見つけたことです。そしてカンボジアを含めて5カ国それぞれ一人ずつの子どもたちの支援を続けています。すでに記載しましたとおり、自分が支援している子どもと1対1でつながる支援です。毎年その子の写真が送られてきます。

詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

そしてカンボジア自転車プロジェクトへのご支援もご検討ください

※まだ2023年の返礼品の発送も終わっていない状態で2024年の支援のお願いをすることをご容赦ください。2023年のプロジェクトの最終報告書、写真、返礼品は2024年2月までに必ず発送いたします。

皆さまからのご協力お待ちしております!

こちらのページよりお申込みください。

また、クレジットカード等の利用をご希望される場合は、Yahoo!ショッピングの方もご利用ください。

 

カンボジア自転車プロジェクト2023 1日目 2023/12/10

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日12月10日から23日までの14日間。カンボジアに行ってきます。今日から毎日、その様子をブログにてご報告してまいります。

ここでいつものご留意事項が1つ。毎年のことなのですがこのカンボジア訪問は渡航費用・滞在費は安田の完全自費で行っております。
皆様からご協力いただいたご支援金は自転車や修理クラブ用の工具や交換パーツの購入、寄贈セレモニー等の実施費用、クラウドファンディング手数料と返礼品などの準備・発送にかかる活動運営費などに使用させて頂いております。
だから、『おいらたちの金で何遊んどるねん!』って怒らないでください。よろしくお願いします。

空港大混雑!!

今回のフライトは中華航空。トランジットは北京です。13時50分発のフライト。関空に到着したのは11時過ぎだったので余裕・・・かと思いきや・・・「なんやこの行列は!!!!」とびっくりしました。

荷物を預けるのに1時間・・・保安検査場の大行列でも1時間・・・

結局、「北京にご出発の方~」と呼び出されるしまつ。スタッフ用の優先保安検査窓口から通してもらいました。

というわけで出発早々バタバタ。なんとか無事到着できて良かったです。

まずは北京まで。3時間25分のフライトです。

こちら機内食。チキンライスを選択。なぜか小鉢にも唐揚げがついているという唐揚げ三昧定食でした。

ちなみにフライト予約時に「お食事の提供はございません」と書いてあったので機内食は諦めていたのですが、とってもうれしい・・・

うれしいあまりに・・・というか、いつも通りなのですが機内での飲み物の注文はいつもビール。後ろに写っているのも・・・気のせいです。

そして、北京空港に到着。気温は1度。寒い!!!と思ったら空港施設はぬくぬく。外に出ないので全然きになりません。ちなみに安田は半袖です。

その日のスケジュールを配信!!

今回の旅はいつも朝にその日のスケジュールをYoutube生配信することにしました。本当は関空でやりたかったのですが、バタバタでできなかったので北京でやることにしました。

「あれ?中国はYoutubeできないのでは?」

今回のSIMはローミングで中国でも使える仕様なので中国でもYoutube,Google,Facebook,LINEなどバッチリでした!!

そしてプノンペン行きへ搭乗

配信も終わり、プノンペン行きへ搭乗。なんと満席でした。機内で飛び交うのは中国語かクメール語。そんななか、安田は往路恒例となりました深夜特急を読み込んでいました。マカオのギャンブルのところは何回読んでもどきどきします。

そして機内食。チキンかシーフードと聞かれたので、さっき食べたチキンを避けました。

濃い味付けでおいしかったです。隣のお兄さんは「両方頂戴!!」ってチキンとシーフードの両方をゲットしていました。そんなことできるんや・・・

そしてジョンと再開!!

無事プノンペンに着きました!!

空港で無事ジョンと再開できました!!

そして、いつものホテルRSⅡゲストハウスに向かいます。ジョンの運転するトゥクトゥク。1年ぶり。ジメッとしたカンボジアの湿った温かい空気。匂い。町の喧騒。「また来たんだ」と感じずにはいられませんでした。

ホテルにチェックインして10秒で外出。ジョンと再会をお祝いいたしました。

ここで1日目は終わり。現在、カンボジア時間で午前2時50分。明日に備えて寝ます(^^;

最後までご覧いただきありがとうございました。 

 

 

カンボジア自転車プロジェクト2023 2日目 2023/12/11

皆さん、こんにちは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日は12月11日。カンボジア訪問の2日目です。本日の活動の様子(それ以外も色々と・・・)をお伝えしたいと思います。

ここでいつものご留意事項が1つ。毎年のことなのですがこのカンボジア訪問は渡航費用・滞在費は安田の完全自費で行っております。
皆様からご協力いただいたご支援金は自転車や修理クラブ用の工具や交換パーツの購入、寄贈セレモニー等の実施費用、クラウドファンディング手数料と返礼品などの準備・発送にかかる活動運営費などに使用させて頂いております。
だから、『おいらたちの金で何遊んどるねん!』って怒らないでください。よろしくお願いします。

動き出す前の朝活ルーティーン!!

今回のカンボジア訪問では毎朝その日のスケジュールをYoutube生配信。でもその前に・・・洗濯です。なんだか去年より暑い・・・油断していると洗濯物が発酵しそうです。携帯用洗濯洗剤持ってきましたのでシャワールームでごしごし。手前上の黒い物体はウルトラ速乾性のタオルです。ゲストハウスとかに泊まるときの必需品。

そして、洗濯がひと段落したのでYoutube生配信。皆さん、安田を元気づけるために、是非とも「いいね」ボタンとチャンネル登録をお願いいたします!!

動画の中でもご紹介しておりますが本日の必ずやらないといけないミッションは以下の通り。

  1. EDFカンボジアのメンバーと打ち合わせ
  2. 返礼品用のコーヒー豆、クロマーの購入
  3. 滞在中に使いまくる大容量データのSIMの入手

比較的ゆっくり過ごせそうです。

いざ、EDFカンボジアへ!!

ジョンには9時に迎えにきてと事前にお願いしていましたので集合バッチリ。早速EDFカンボジアの事務所に向かうことにしました。

ちなみにEDFカンボジアは7月に新オフィスに移転したとのこと。少し狭くなったけど立地、ビルのサービスなど様々な点で優れているそう。予め住所を教えてもらっていたのですんなり・・・いえ、間違えました。建物が「Building LSI Business School」なのですが、安田は少し手前の「School」と勘違い。すみません・・・

こちらのビルの中です。オフィスビル機能とビジネス学校が併設された建物のようです。そして皆さんと再会。

安田持参の自撮り棒でパシャリ!!便利なもの持ってるねって笑われちゃいました~。少しピンボケですね。ごめんなさい。

打ち合わせの内容

打ち合わせの内容は以下の通りです。

1.安田の持参物について

自転車プレートのセット。学校ごと、郡ごとに分けてあり袋にラベルシールを貼っていることを説明。あと自転車クラブのプレートは5枚ずつパッケージになっており、梱包の上から封入されているプレートのナンバーをマジックで書いていることなどを説明。

2.ありがとうメッセージビデオ

今回、安田の滞在後にもパーツ補給が行われるため、どの学校にどの番号のプレートを設置するかわかる一覧表を提供。ありがとうメッセージビデオでお名前をお呼びするときの発音の音声ファイルをテレグラム(日本で言うFacebookメッセンジャーやLINEのようなもの)で事前に送信し対応関係を確認しました。

3.写真の取り方

資料に写真を掲載して被写体をなるべく大きくとって、可能な限りプレートの文字が読めるようにしてとお願いしました。これは毎年同じことをお願いしているのですが、繰り返しお願いすることがとっても大切。

4.ありがとうメッセージビデオの撮り方

大人でも発音が難しい日本名。子どもたちは失敗の連続。その失敗を抜き取り編集しまくると実はすごくわかりにくい動画になってしまうのです。失敗している姿も愛らしいので全部通しで撮影してそのまま送ってくださいとお願いしました。

5.同行者のこと

実は今回の旅。14日の夜から16日まで同行者がいらっしゃいます。その方々との合流方法と段取りについて説明。

6.この打ち合わせのあと

マーケットにコーヒー豆、クロマー、大容量SIMカードを買いに行くのを同行してほしいとお願いしました。

最後に明日の訪問地を確認。コンポンスプー州です。

コンポンスプー州のPhnom Srouch群です。プノンペンから比較的近い方。そこでセレモニーをして、自転車クラブを1つ立ち上げます。そのあと、2人の生徒さんのうちを訪問します。その後、北に向かってコンポンチュナン州のKampong Trolach群を訪問。パーツ補給を4か所して安田の奨学生を訪問。そしてプノンペンに帰ってくるという強行スケジュール。途中、FMいずみおおつさんの番組に登場予定です。日本時間の18時~19時の間です。インターネット環境があればどこからでもご拝聴いただけますので是非!!カンボジアから生電話出演です(*^-^*)

いざマーケットへ!!

 打ち合わせ終了後、ジョンのトゥクトゥクに乗りこみマーケットへ。買い物にお付き合いいただくのは昨年と同じマブさんです。

途中、セレモニー等で使う道具の一部(おそらくセレモニーで貼りだす垂れ幕)を事前にシェムリアップの会場に送るということで宅配便屋さんに寄りました。こちら、昨年のバンコク往復のときに使った旅行・運送会社です。そういえばバンに乗っていた時ドライバーさんが営業所ごとに停まって荷物を受け渡ししていたのを思い出しました。

そしていつものコーヒー屋さんに到着。モンドルキリ産、パイリン産のそれぞれアラビカとロブスタ種。計4種類を10キロずつ計40キロ購入。行きは自転車プレートでパンパンの安田のカバンは帰りコーヒー豆でいっぱいになります(*^-^*) 

なんせ大量購入。4人の店員さん総出で対応してくださいました。

おまけのコーヒー豆もくれましたが、それはマブさんにプレゼント。持って帰らないのは、帰りの荷物がMAX23キロ×2個なのでいっぱいいっぱいになるからです。

その後、クロマー、SIMカード、ついでにサンダルも購入しました。

SIMカード購入のとき、お金渡して、店員さんがSIMカードをセットし必要な設定をしてくれるのですが、マブさんが「ちょっと見せて。確認するから。」と暗号のような電話番号を発信して帰ってきたSMS(クメール語)を確認してくれました。そして、「データ量足りひんやん。もう一度確認してやりなおして(と、言っていると推測)」と店員さんにクレーム言ってました。安田単独だとごまかされていたかも・・・マブさん、ありがとう!!やっぱりついてきてくれてよかった!ちなみに6ドルのサンダルも3ドルまで交渉してくれました!!

買い物が終わった時点で安田はホテル。マブさんはオフィスへ。明日の再会を誓ってしばしお別れ。

お昼ご飯と青空散髪

ホテルへの帰り道。ジョンが「ここの店おいしいよ」と教えてくれたので、ホテルに荷物をおいたあと一緒に行くことになりました。

好きなオカズを選んで席につくと白ご飯と一緒に運ばれるシステム。注文したのは下の写真にある4品。左から時計回りに鶏の素揚げ、豚肉とゆで卵の煮込み、鶏の酸っぱいスープ、魚のタレ焼きです。おいしくいただいて満腹!!

そして、次にしたかったのが散髪。出発前に奥さんが「髪の毛切ったろうか?」と聞いてくれたのですが、久しぶりにカンボジアで切りたくなったのです。青空散髪屋さんで。ちなみに下の写真は2015年、初めてカンボジアを訪問したときの青空散髪屋さん。

086

この日の様子はこちらのブログをご覧ください

そして、ジョンが連れて行ってくれた今回のお店はこちら。

お行儀悪く、カットしてもらっている最中に自撮り。ちなみにバリカンでだいたいを切りそろえ、ハサミで整え、裾はカミソリできれいにそろえてくれました。所要時間15分ぐらいでしょうか。値段は3ドル。ちなみに切った髪の毛は軽く払われるぐらいなので、ホテルに戻って汗を流しがてら・・・そして今日二回目の洗濯をしがてら洗い流しました。

20円クルーズ・・・そして・・・

ジョンのプノンペンの仮住まいに晩ご飯を食べに行く約束をしました。それまで3時間ほどあるので、散歩がてら20円クルーズに出かけることにしました。

こちら、メコン川の対岸まで人やバイク、車を渡す庶民の交通手段。人の搭乗料金は500リエル。1ドルが4000リエルなので日本円にして20円ぐらいです。往復40円。

船はトンレサップ川とメコン川の分岐点(合流点)を通ります。上の写真の左がトンレサップ川。右側がメコン川。北に向かっているのでメコン川をさかのぼるとラオス、中国まで続きます。すごくロマンがある。

そして、2つの川の合流は水の色にも表れています。トンレサップ川が茶色。メコン川が緑色なんです。ここで合わさってさらにメコン川を下るとベトナムを経て海に到達します。

そんなロマンチストなことを考えていると・・・ぎゅるぎゅるぎゅる・・・お腹が急に痛くなってきました。やばい・・・でも確かトイレあったはず。誰かが出入りするのを見かけたトイレらしきものが・・・

もう、まったなし。トイレであることを祈って中に入ってみました・・・

え・・・・穴が開いている。あっそうか・・・そして写真ではわかりませんが上部の茶色いホースからじゃんじゃん水が流れ続けています。だから用を足すと穴から落ちて流れていく仕組み。

「うまく落とさなきゃ・・・しくじるにしても手前やな。奥にしくじると穴に戻されへん市・・・」

そんなわけのわからないことを考えながら・・・急を要したのですぐにチャレンジ。

何とか間に合いました。和式なポーズのままほっと一息。

「あっ、紙ないやん。そっか。左手スタイルか。水はじゃんじゃん流れているし・・・」というわけでインド式でお尻をふきふき。

でもホースの水が生ぬるい。そして茶色く濁っている。

あとで外観を調べてみてわかったのが、どうやらポンプでメコン川の水をくみ上げているみたい。それが機関部分を通って温くなっているようでした。

そっか。メコン川に養分を与えつつ、メコン川の水でお尻をふきふきしたわけです。お尻から妙なものに感染しないことを願っています。

ジョンのプノンペンアパートへGo!!!!

18時に待ち合わせして、ジョンのプノンペンのアパートへお呼ばれしにいきました。ジョンはカンボジアのスベイリン州から出稼ぎで首都プノンペンに来ています。同じスベイリン州出身の親戚と同じエリアで部屋を借りてがんばっています。

超帰宅ラッシュの渋滞のなかすり抜けています。ジョンのトゥクトゥク運転テクニックにはいっつも感心させられてばっかり・・・と、思ってたらバイクから異音が・・・

あれ、チェーンないやん??と思ってたらチェーンが切れたみたい。

「あぁ、こんな時間、バイクの修理できるところ開いてないし無理やなぁ」

が、僕を含め普通の人の考え方。

皆さん(チャリダーを除く)は、切れた自転車のチェーンを自分でつなぐという発想お持ちでしょうか。しかもバイク。ジョンは限られた工具を応用しながらチェーンをつなぐ修理をしていました。たぶん初めてではない。安田は手元を明るく照らすぐらいしかできることはありませんでした。

ジョンのファミリーも駆けつけてくれて修理を手伝ってくれました。

自分の乗り物は自分で修理するもの。

安田の少し前の世代では当たり前のことだったような薄っすらとした記憶があります。

ジョンもすごいのですが、そうして修理して乗れるホンダのバイクもこれまたすごいと感動したしだいです。

でも結局修理は完全ではなく100m走るごとにチェーンが外れてしまう。そーっと走りながら少しずつ少しずつ。

ジョンのおうちで1年ぶりの再会をお祝いする宴会

ジョンが鴨の丸焼きを買ってくれて、誰かが鶏の丸焼きを買ってきて、誰かが牛の軟骨の煮込みを作って・・・宴はだんだんにぎやかになってきました。去年、ここで宴会したときはすごいスコールが降ってきたのを思い出しました。地方出身の人がプノンペンで出稼ぎ。そうした世帯のリアルな夕食(というよりはおもてなしの特別な夕食)を体験できるすごい体験。でも安田にとっては、そうした体験の有無はもう問題ではなくって、友だちのみんなと会える貴重な場所なのでした。

料理その1。左下がジョンが買ってくれた鴨肉。上は牛の軟骨の煮込み。

次はタニシ?とカニ。カニの爪や足は細いからそのままいけるかなとバリボリ食べてたらびっくりされました。カンボジアの民にびっくりされたらたぶん世界のどこでもいきていけます。ちなみにカニは沢蟹みたいな感じ。タニシも泥臭くなくって大丈夫でした。肝はみんな食べないので安田もリスク回避。

途中で、鶏を追加。こちらで5ドル。頭を先に食べようとしたら「他に足とか手羽とかあるやん!」という皆の反応。「日本では頭は落とされて無いねん。他は食べられるから」と伝えたら納得された様子。

そのあと登場した牛骨。まわりについた軟骨を食べるのですがもう原始人。みんなで写真撮りながら楽しみました。上の写真は右がジョン。中央がチャイヤです。チャイヤはジョンの義理息子。奥さんがジョンの娘にあたります。

その奥さんが最後に春雨スープを作ってくれました。暑いので各部屋の前の通路で飲んでいるのですが、少し部屋に上がらせてもらって奥さんと話をしました。ご主人のチャイヤはトゥクトゥクドライバー。奥さんは縫製工場で働いています。ちなみに子どもは娘さんが二人。共働きでは育てるのが大変なのでスベイリン州のジョンの実家で子どもたちは暮らしています。

そんな事情を話してもらっているなかで感じたことがあります。

チャイヤはちょくちょく実家に帰っていて子どもたちと会えるのだけれど、奥さんは全然帰れていない。

「寂しくない?」

そんなしょうもない質問はしません。奥さんの娘さんの自慢話を聞いていると、会えなくて寂しい気持ちがすごく伝わってきます。

「姉妹そろってかわいすぎる!!将来が楽しみやね!!」

そんな言葉で締めくくりました。ちなみにチャイヤの娘お二人。去年の訪問記にも登場しています。

こちら長女様。来年小学1年生。片道3キロなんだとか。

こちらが次女様。一緒に写っているオッサンがチャイヤです。奥さんもここにいたいだろうなぁ・・・と、思いつつ、チャイヤにそんなことは言いません。というかそれは価値観の押し付け。何も言わない。だから、その代わりに奥さんが喜ぶこと、なんか無いかなぁと・・・それがさっき出てきた春雨スープでした。本当においしかった。思ったら、「ちゅがにゅ(カンボジア語の『おいしい』)」を連呼。お世辞じゃなくて本当においしかった。安田が最初の一口を味わったあと、まわりの男子たちは定番のうま味調味料をテンコモリ投入。日本でやったら奥さんに殺されるやつ。

安田は投入前のやさしい味に「おいしい」と伝えたら本当にうれしそうでした。チャイヤをはじめジョンファミリーを支える女史のかなめです。どうかがんばってください。はやく2人の娘さんにお会い出来たらいいですね。

さぁ帰ろう!!

しこたまビールとおいしい料理を食べてそろそろお開き。ジョンが送っていくよといってくれたのですが「バイク大丈夫?」と思わず聞いてしまいました。「大丈夫」というので同乗してホテルまで送ってもらうことにしました。

そしてほどなくして、バイクは動かなくなりました。またチェーンが切れてしまった様子。ジョンは悔しそうでした。でも安田が明日の朝早いことも知ってくれているのでチャイヤと友達を呼び出してくれました。

安田は乗り換えてホテルへ。もちろんジョンや後半のトゥクトゥクの代金はお支払いいたしました。毎年カンボジアにいくうちに、「好意を善意と受け取って無償だろう」と思うのはやめにしました。もちろんジョンは鴨肉グリルをごちそうしてくれたし、トゥクトゥクの故障は想定外。安田が来たせいでお金のいることばっかり。奥さんは持病があって病院通い。彼が数年前に売った自動車。まだ買い戻せていません。そんなことが全部わかっているから、「ありがとう。これ・・・」ってちゃんとお支払い。状況がわかっているから。受け取らなくってもポケットの中や、ヘルメットの中などにねじ込む。善意の押し付けと思われても構いません。カンボジアでがんばってプノンペンで家族と離れて出稼ぎする彼らに本当に必要なものは何か。

最後までお読みいただいてありがとうございました!

明日から本当のカンボジア自転車プロジェクト訪問記がスタートです。明日の予定はまたYoutubeの生配信でお伝えしたいと思います。皆さん、最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

 

 

 

カンボジア自転車プロジェクト2023 3日目 2023/12/12

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。今日は12月12日。カンボジア訪問の3日目です。カンボジアでの現地活動は今日から本番!!色々と行ってきましたので活動の様子をお伝えしたいと思います。

ここでいつものご留意事項が1つ。毎年のことなのですがこのカンボジア訪問は渡航費用・滞在費は安田の完全自費で行っております。
皆様からご協力いただいたご支援金は自転車や修理クラブ用の工具や交換パーツの購入、寄贈セレモニー等の実施費用、クラウドファンディング手数料と返礼品などの準備・発送にかかる活動運営費などに使用させて頂いております。
だから、『おいらたちの金で何遊んどるねん!』って怒らないでください。よろしくお願いします。

まずはスケジュール配信!!

集合は朝6時30分。なので5時ごろに起きてさっそくこの日のスケジュールを説明するYoutube生配信。(明日も5時30分ごろ。日本時間の7時30分ごろやると思います。)

どこ行ってきたの?

今日は2つの州で活動してきました。

拠点となっているのが首都のプノンペン。午前中は西側のコンポンスプー州にて自転車寄贈セレモニーと自転車修理クラブの設立。そしてお二人の生徒さんを家庭訪問。午後はそこから北上してコンポンチュナン州。4つの自転車クラブでパーツ補給を行い、安田が支援している奨学生2名と会いました。

それでは詳細をご報告いたします・・・の前に朝ごはんのご紹介。

コンポンスプー州プノンスローチ郡での活動

まずは自転車セレモニー

学校に到着すると校門の前で先生のお出迎え。記念撮影をしていざ中へ。

子どもたちが左右1列ずつになってお出迎えしてくれました。しかも歌と振り付けつきで。安田はビデオを片手にチェムリアップスオ(こんにちは)とか、スオスダイ(やぁ!)とか、ソクサバーイチアテー?(元気?)とか、ニャムバーイハウイ?(ご飯食べた?)とか声掛けながら歩いていました。歌を聴いていてだんだん目がうるんできます。「がんばってきてよかった!」と感動していました。
でも・・・歌が終わってビデオを確認すると録画ボタンが押されていない・・・・痛恨のミス・・・でも、撮影係のヴィリャックさんが一部だけ動画を撮ってくれていました。よかった!!ヴィリャックさんありがとう!!

そしてセレモニー会場に到着。自転車がきれいに並べてありました。この会場では50台の自転車がプレゼントされます。

そしていよいよセレモニースタート。Youtubeライブでの生配信にもチャレンジしました。電波が薄いとダメなんですが・・・何とか・・・というより完璧??にいけてしまいました。

動画、45分もあります。それは安田以外の大人の話が長かったせいです・・・

先生の司会でセレモニーがスタート。子どもたちも集まって座っています。

まずは歌の斉唱です。全員起立です。

そのあと、3人の生徒さんが感謝のメッセージを読み上げてくれました。真ん中の子がこの学校で一番成績がいいのだとか。そして両脇が2位、3位の子なのだとか。チャンディさんの話では成績Aを取る生徒の8割が女子なんだとか。男子ももっと勉強がんばらないとダメだと言っていました。

そして、安田の挨拶スピーチ。

内容は以下の通りです。

  • 2015年に初めてカンボジアを訪れて自転車の必要性を感じた
  • EDFカンボジアと一緒になって自転車プロジェクトを始めた。
  • 今年は200名を超える人が協力してくれた。ビデオを撮っているので、ビデオカメラに向かって拍手してくださいとお願い。
    ※全部を見ている時間の無い方、この拍手シーンの手前からどうぞ。以下のリンクです。
    https://www.youtube.com/live/hu5yUJp7E0c?si=6k6h3kZ_m3bneWGG&t=1100
  • 今年は305台の自転車を寄贈し、3か所の自転車クラブの設立、35のクラブにパーツ補給ができること。
  • 配布物(自転車プレート、固定用ワイヤー、軍手、マニュアル)の説明。特にプレートの裏側の注意事項をしっかり読んでほしいことも付け加えました。
  • 自転車クラブを作る3つの目的(修理拠点、修理習得、自転車継承)の説明。
  • 最後に笑顔を大切にして学校生活を楽しんでくださいと締めくくりました。 

そしてチャンディさんのスピーチ。EDFカンボジアの活動内容の説明など。

そして、地区の教育長さんのスピーチ。教育の大切さ、EDFカンボジアや日本の皆さんへの感謝の気持ちなど。とても話が長かった・・・

最後は記念撮影して締めくくりです。さて、冒頭の写真では自転車プレートはついていませんでしたが、セレモニー終了後についている訳は、時間短縮のため男子生徒数名がセレモニー中に作業してくれました。ありがとうございます。

では、皆さんお待ちかね。自転車をもらってうれしそうな生徒さんたちの写真を数枚どうぞ。

そして返礼品の個別写真の撮影大会。安田は横で撮影された自転車プレートの番号をメモ。50台。1台の抜けも無く完了しました。

そして撮影を終えた子どもたちが帰っていきます。

こちらは遠方の学校から来ている子どもたちの自転車。トラックに積み上げて運びます。

次は自転車クラブの設立!!

今回セレモニーが行われたのはMOHASANG中学校です。ここの生徒さんだけは残ってもらって引き続き自転車修理クラブの設立です。

こちらはご協力者のお名前をお呼びして感謝の気持ちを伝える「ありがとうメッセージビデオ」の撮影シーンです。

そのあとは自転車修理マニュアルを見ながら修理方法の説明。青いシャツを着ているのは学校の先生です。

説明会も無事終了して、この学校での工程はすべて終了。子どもたちも帰っていきました。 

家庭訪問です!

次は家庭訪問。自転車をもらった生徒さんのうち2名の家庭を訪問します。

ボーン・ソゥちゃん

まず1件目はボーン・ソゥちゃん。新中学3年生で14歳です。本来なら自転車が必要になる中学1年生を中心に自転車をプレゼントしているのですが、ソゥちゃんは医者を目指してて遠い高校にも通えるためにということで選出されました。

お父さんは建設現場の作業員。安定しない仕事なんだとか。お母さんは清掃員の仕事をしていましたが現在失業中。年齢のこともあって仕事が見つからないのだそう。
ソゥちゃんにはお兄さんが二人いました。長兄は中学2年生のときに中退して今は働いているのだそうな。そして次兄の方が血液の病気にかかって亡くなってしまったそうです。

ソゥちゃんにお医者さんになりたい理由を聞いたときは「村の人たちを助けたいから」と言っていましたがもしかしたらお兄さんのこともあるのかも。悲しいことを思い出させてしまってごめんなさい。

ンナェト・バーラヴィット君

なんど聞き返してもちゃんと発音ができない、日本人にとっては難しい名前のバーラヴィット君。

彼は12歳で中学1年生です。好きな科目は数学で将来は小学校の先生になりたいそうです。

ご家族は建設作業員のお父さん。工場で働いていたのに工場が無くなってしまった失業中のお母さんとの3人家族です。

今回のお二人の家庭訪問での共通点はお父さんが建設作業員でお母さんが失業中でした。建設作業員とは建設会社の社員さんということではなく、仕事があるときだけ呼ばれる日雇い労働者ということでした。

以上で、コンポンスプー州での活動は終了。午後の活動エリアとなるコンポンチュナン州に移動しました。

そういえば、プノンペンとコンポンスプー州を結ぶ国道4号線。途中から高速道路ができていました。カンボジアで初だそうです。とっても快適。快適なんですけど、国道4号線沿いの賑わいは減っていくんだろうなぁとちょっと寂しくなりました。

午後はコンポンチュナン州で活動!!

コンポンチュナン州に向かう途中、ウドンの町で昼食。カンボジアの昼食はおかずを何品か注文してシェアしながらご飯を食べるというもの。ブロッコリーと豚肉の炒め物と鶏の酸っぱいスープを頼んでくれました。

パーツ補給4件

コンポンチュナン州のコンポントララッチ郡には4つの自転車クラブがあります。それらの自転車クラブにパーツ補給をしました。4つのうち3つは自転車プロジェクト元年の2016年にできたクラブで安田もとってもなじみ深い。そしてもう1つは翌2017年にできたクラブです。

写真はすべて「ありがとうメッセージビデオ」を撮影している最中のものです。たくさん子どもたちが集まってくれました。そして元気な声!!こちらまで元気が出てきます。 

奨学生と再会

安田が奨学金で支援している3人の生徒さんのうち、2人はこの地区に住んでいます。そのお二人に再会してきました。

ニエン・スレイ・フォスちゃん

彼女はフェリーと自転車で学校に通っています。今回はスケジュールが厳しかったので彼女の学校(上記の4つのクラブのうちの1つ)で会うことになりました。
※彼女のお家は昨年訪問しています。気になる方はこちらをご覧ください

いま中学3年生になったところ。成績は80人中43番目だとか。がんばってるみたいです。そして中学3年生になったときに必ず聞く質問。

「高校に行きたい?」

答えはもちろんイエス。

「高校の3年間もがんばって支援するから高校がんばりなよ!」と伝えました。

そして、「他にお願いとか質問ないですか?」と聞いてみたら・・・言いにくそうにしながら言ってくれました。

「英語の勉強のために塾に行きたい」のだとか。ちなみに「塾」というのは放課後学校の先生がアルバイトがてら行っている放課後授業のこと。意地悪な先生だと、放課後授業で教えたところばかり試験に出すんだとか・・・

「そうか、そうか、もっと勉強したいのか!!で、いくらするの?」

「月10ドル。年間120ドル。」

3秒ほど熟考して、「今120ドル渡せばいいですか?」と返事をして塾の支援もすることになりました。ただし、1つ条件を付けて。

「来年、また来るからそのときは英語で直に(いつもはチャンディさんのクメール語・英語通訳)お話ししましょう!!」と約束。

個人的にクリスマスプレゼントとして用意したポチ袋と一緒に120ドルも渡しました。

また支援が増えました。でも安田が仕事がんばればいいだけです。

リンナちゃん

そして安田にとって初めての、一人目の奨学生のリンナちゃん。

去年訪問した際には高校卒業してからおばあちゃんのお世話をしながら働いているという話でした。(当時のブログはこちら)そこからまさかまさかの色々あって、彼女は再び看護師になる夢を追いかけられています。というのも、安田帰国後、「おばあちゃんのお世話をしながら通える看護学校を見つけた。でもお金がない。支援してくれないか。」という依頼が昨年訪問時につながったSNSから届けられたのです。夢の続きであれば断る理由はありません。支援金額はちょっとビビるけど関係ありません。中学1年生のころからずっと関わっている彼女です。「もうお金が無いから無理です」なんてよう言えません。

という1年前の激動から今日まで。彼女は看護学校でしっかり学びつつ、カンボジアシステムなのでしょうか、すでにインターンでクリニックで働いています。

24時間体制の月~金で診療しているクリニックでインターンとして勤務。シフトは色々変わるみたいですけど、勤務中は3食食事付き。これで1か月100ドルのお給料をもらえるとのこと。彼女いわく、「勉強中だけど、勉強しながら収入が得られるので助かっている」とのことでした。「大変じゃないの?」と聞きましたけど、学校行く前の職場に比べたらとっても楽だと言っていました。「専門職の高給取り」。これが彼女がずっと追い求めていた夢です。そして貧困脱出。彼女の家族も応援してくれています。

インターンで働くようになって、注射と点滴はできるようになったとのこと。安田が熱中症で倒れたら点滴を彼女にしてもらいたい・・・というオッサンな発想も無くはないですが・・・

もうすぐ2年生(看護学校は3年制)になるので、もちろん2年生の学費もがんばって支援するよと伝えました。

そして、彼女に100ドルのお年玉袋を手渡しました。

「これはプレゼントじゃないよ。1年間お願いしたいことがあるから、これはあるいみその作業の給与みたいだと思ってください。」

と伝えました。彼女は困惑気味。きちんと丁寧に説明しました。

「看護師になりたいという夢の途中の君のカンボジアでの学校生活、私生活。たくさんの人が興味を持ってくれています。月に1回か2回ぐらいでいいので、学校生活や休日のことなどSNSのメッセージで写真と説明を送ってくれませんか?それを僕はブログやSNSで発信します。興味を持ってくれる人は多いと思うし、自転車の支援につながると思うんです。僕の自転車協力者を募る活動に協力してほしいんです。」

ちなみに彼女のスケジュールは前述の通り。そんな忙しいなか、できるのかな?とも思いますが、今年から彼女を支援対象でもありカンボジア自転車プロジェクトのパートナーとして捉えてお願いしてみました。彼女は快諾してくれました。月1か月2でブログに彼女の様子をお伝えできればと思っています。

ところで・・・

身長抜かれました。

これが2015年のときの写真。8年経ちました。彼女はいま21歳。立派なレディーに成長し、自分の夢を追い続けています。そんな彼女の人生の一部に関わることができて本当に良かったと思っています。

彼女に課されたミッション。その写真とレポートでブログを更新していきたいと思いますので皆さん楽しみにしててくださいね!!

さぁ帰ろう!!

これでこの日のミッションは終了。プノンペンに戻ります。

これは何をしている写真かといいますと、大阪府泉大津市のFMいずみおおつの番組にLINE通話で生出演している様子です。残念ながら電波状態があまり良くなく10分少しで切り上げてしまいましたがリアルで生の声をお届けすることができて良かったです。

そして晩ご飯、そしてナイトマーケット

1時間ほど早く終えることができましたので、プノンペンの帰宅ラッシュには巻き込まれる前にプノンペンに戻ってくることができました。到着時間は17時ごろ。肩と首が凝りまくっていて頭痛がするなか・・・マッサージのお店に行きたい・・・と思いつつブログ更新しなきゃと我慢。2時間ほどブログ記事を途中まで書いてジョンと夜ごはんを食べに行きました。

同席してくれたのはジョンの義理の息子のサー。サーといえば去年スヴェイリン州で真夜中満天の星空で魚とりに連れていって「トッケイ」の鳴き声を聞かせてくれた人。その時の様子のブログはこちら。

今年もカンボジア滞在の最終2日間。ジョンの実家のスヴェイリン州にお泊りすることになりました。そしてサーに「また夜の魚獲りにつれて行って」とお願いしました。またトッケイの鳴き声が聴けるのでしょうか。今から楽しみです!!

ところで晩ご飯で食べた写真を載せておきます。牛肉を焼いたもの、ピーナッツ、生野菜。  

 そしてこれが店主からサービスでいただいたトウモロコシのクリスピー揚げ。

こちらは蛙です。みんなあんまり食べないので安田一人でいただきました。

食事が終わったらホテルに帰るのですが、ジョンにお願いしてナイトマーケットに連れて行ってもらいました。何度か行ったことがあるジーンズの古着に行きたかったのです。(2015年が初。2019年にも行ったときの訪問記はこちらです

なんでジーンズを買いたかったかと言うと理由は2つ。

  1. 夏のダイエットでサイズダウンしたので
  2. 今日うっかり明日着ていくGパンを洗濯。乾く気配がないため・・・

足の短い安田にあうGパンを探すこと15分ぐらいでしょうか。2本で5ドルです!!

そして、マーケットでの買い物の間、ジョンのトゥクトゥクを停めさせてもらっていたところでもう1杯。

最後までご覧いただきありがとうございます

以上が3日目の活動記録です。明日13日から16日(土)までは遠くの活動のためプノンペンには戻らずの3泊4日。がんばっていきたいと思います!!

最後までご覧いただきありがとうございました!!

カンボジア自転車プロジェクト2023 4日目 2023/12/13

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今日はカンボジアに来て4日目。12月13日の様子をお伝えいたします。今日から土曜日までカンボジアの北東部と北西部をまわるキャラバン隊ツアーです。

まずはスケジュール配信!!

集合は朝6時30分。なので5時ごろ・・・と思ったら5時30分まで起きられませんでした。徐々に疲れが溜まっていっているようです・・・しかも今日は3泊4日のキャラバンツアーの準備もしないといけないのに!!起きてさっそくこの日のスケジュールを説明するYoutube生配信。

今日は2つの州で活動してきました。

拠点となっているのが首都のプノンペン。午前中は北東のコンポンチャム州にて自転車寄贈セレモニーと自転車修理クラブの設立が2件。その後、北上して午後はコンポントム州にてこの日2回目の自転車寄贈セレモニー。1か所パーツ補給をし、その後、安田が支援している奨学生1名と会いました。

それでは詳細をご報告いたします・・・の前に朝ごはんのご紹介。昨日と同じ豚肉麺。昨日は薄切り肉をのせた上品な感じでしたが、こちらはホルモン系もあってガッツリ系。でもスープがあっさりしているので朝ご飯でも大丈夫。

コンポンチャム州チョングプレイ郡での活動

まずは自転車セレモニー

学校に到着すると校門の前で先生たちのお出迎え。クロマーかけて下さいました。チャンディさんの分も。それがとってもうれしい。ところで先生お二人、なかなかいかつい黒サングラス。強い日射しで目を保護するの大事なんでしょうね。

お出迎え。記念撮影をしていざ中へ。生徒さんたちが校門から並んでお出迎えしてくれました。いつも通り安田は「スオスダイ!」や「ソクサバーイチアテー?」を連呼してました。

 

そして寄贈セレモニースタート。今回は司会も生徒さんたちでやってくれました。

まずは歌の斉唱。

会場を後ろからみるとこんな感じです。

そして安田スピーチ。 

内容は以下の通りです。

  • 2015年に初めてカンボジアを訪れて自転車の必要性を感じた
  • EDFカンボジアと一緒になって自転車プロジェクトを始めた。
  • 今年は200名を超える人が協力してくれた。ビデオを撮っているので、ビデオカメラに向かって拍手してくださいとお願い。
    ※全部を見ている時間の無い方、この拍手シーンの手前からどうぞ。以下のリンクです。
    https://www.youtube.com/live/4rP-1xe7XTo?si=Ba6OWqeunPPLoKl8&t=775
  • 今年は305台の自転車を寄贈し、3か所の自転車クラブの設立、35のクラブにパーツ補給ができること。
  • 配布物(自転車プレート、固定用ワイヤー、軍手、マニュアル)の説明。特にプレートの裏側の注意事項をしっかり読んでほしいことも付け加えました。
  • 最後に笑顔を大切にして学校生活を楽しんでくださいと締めくくりました。 

昨日のスピーチと違うところは自転車クラブの説明。ここではクラブを設立しないので割愛しました。そのあと、そしてチャンディさんのスピーチもありました。

そのあとは、なんと チョングプレイ郡の知事さん(知事でいいのかな?)の登場。

知事さんの話はやっぱり長めでしたが、突然の無茶ぶりを始めたのは新鮮でした。

「もっとはっきりと感謝の意を伝えるべきだ」という持論を披露。その場で生徒さんやその親御さんをランダムに指名してショートスピーチを依頼。

生徒さんからの「ありがとう」はいつもたくさんお言葉を頂いていますが、親御さんからの言葉はとても新鮮でした。

これは安田がいつも思っていることなのですが、奨学金にしろ何にしろ、子ども自身が「支援してください」と動画や写真などでお願いするケースは多いですが、私は親子で登場して、親が「この子を学校に行かせてあげたい。支援してもらえないか?」と伝える方が良いと思っています。

そのあとは3人の生徒さんが出てきてのスピーチ。感謝の意をたくさん伝えてもらいました。

今回もセレモニーの様子はYoutubeライブで配信していました。

では、自転車をもらってうれしそうな表情の子どもたちの写真をどうぞ!!

 

そのあとは返礼品のための写真撮影です。自転車プレートの番号を確認しながら・・・バッチリ全員の写真を撮ることができました。

撮影が終わって撤収しようとしたところ、子どもたち自転車のタイヤに空気を入れていました。

いろいろ整備しながら大事に使ってくださいね。ちなみにこの空気入れやパンク修理用のキットなども一緒にプレゼントすることにしています。とにかく道路状況が悪いので・・・

自転車クラブの設立2件!!

寄贈セレモニーが終わったら少し移動して2か所の中学校に自転車修理クラブを設立します。まずはSORT TOEP中学校。自転車クラブのプレートを取り付けて、ありがとうメッセージビデオを撮って、最後に自転車修理講習です。

再度移動して次はMEAN CHEY中学校。プレート取り付け、ビデオ撮影、修理講習。もうキャラバン隊全員が慣れたもんです。

午後はコンポントム州で活動!!

コンポントム州に向かう途中、お昼ご飯です。昨日と同じ。カンボジアの昼食はおかずを何品か注文してシェアしながらご飯を食べます。

今回行ったお店は店主が80歳で現役調理人がふるまうという人気のお店でした。まずは魚とパイナップル・野菜のスープ。

卵焼き。

小魚のフライです。

コンポントム州での活動

バライ郡にて自転車寄贈セレモニー

今日2回目のセレモニーです。また子どもたちが並んで出迎えてくれました。

そして自転車も勢ぞろい。

こちらの学校。かなりローカルというかへき地といいますか、まぁとにかく田舎です。それはスマホの電波の薄さでひしひしと伝わってきました。それでもライブ配信に挑戦。かなり画質が悪くて、しかも途中で切れたりしてすみませんでした。

安田スピーチももう慣れっこです。チャンディさんとの息もぴったり。

基本構成は午前のセレモニーと同じなので割愛。最後は子どもたちと記念撮影。

ではでは、子どもたちの笑顔満載の写真をどうぞ。   

そして返礼品用の写真撮影。例年、1枚か2枚紛失とかいろいろあるんですけど、今のところパーフェクト。何も問題は起こっていません。少しずつ改善してきた成果でしょうか。

写真撮影が終わって解散。昨日もそうですが遠くの学校の生徒さんたちはトラックやトゥクトゥクに載せて帰っていきます。今回、この重たそうな荷台をひくのはもちろん日本のホンダバイク。かなり悲鳴をあげていましたが、ホンダはいつも頼もしくカンボジアに無くてはならない存在なのでした。

既設の自転車クラブへのパーツ補給(安田怒っています)

去年設立されましたSANTUK中学校の自転車クラブにパーツ補給に参りました。生徒さんが集まってくれて「ありがとうメッセージビデオ」の撮影。

で、安田怒っています。というか、申し訳なく思っています。ちょっと話を聞いてください。

パーツ補給を行うときは、ビデオ撮影のこともあるので昨年寄贈した工具と工具箱も出してきます。その工具箱。施錠されています。盗難防止のために仕方がないのかもしれませんが、施錠されている工具箱はだいたい生徒さんからしたら「修理をしたいので鍵開けてもらえませんか?」とお願いしなければならないため遠慮しがち。そして開錠してみたらほとんどのスペアパーツが残っていました。

そして、取り仕切る先生の息が酒臭い。

「どういうことやねん?お前酒飲んでるんか?子供らにも気が付かれてるぞ。よっぱらい先生なんか、怖くて自転車修理で鍵開けて欲しいなんてお願いできるか!?というか、お前なんで酒飲んでるねん???」

と、叫びそうになりました。でも飲み込みました。

EDFカンボジアのチャンディさんには、この学校に状況を改善させるか、あるいは別に必要としているところに自転車クラブを移設するかお願いしました。チャンディさんいわく、移設したほうがいいだろうとのことでした。

昨年設立にご協力いただいた方、そして今年パーツ補給してくださった方、本当にすみません。必ず有意義に活躍してくれる自転車修理クラブになるよう改善します。どうかご容赦ください。

奨学生との再会

安田が支援する3人の奨学生のうち、コンポントム州に住むセン・ニサちゃんと再会。コロナのせいでずっと会えなくて昨年はじめましての出会いでした。今年もあえてよかったです。彼女は新高校3年になりました。 学校の先生になりたいという夢を追いかけています。成績はまんなかぐらい。数学と物理が苦手とのこと。安田の得意科目。クメール語ができて時間があれば教えてあげられるのに残念・・・という冗談はさておき、3年生だから聞かないといけないことがあります。

「それで、高校卒業したら進学したいの?」

です。もちろん答えは「はい」であって、学校の先生になる養成学校に行きたいとのこと。小学校の先生なら2年。中学校以上の先生なら4年通う必要があります。

カンボジア政府としても先生を増やしたいらしく、高校3年生の生徒さんたちに養成学校に来ないかとリクルートするそう。そして特待試験に合格できれば無償。できなければ有償とのこと。

「支援が必要だったらもちろん応援します。でもまずは特待試験に向けてがんばって!」と伝えました。

そしてSNSのアカウント交換。彼女とも直接やりとりができるようになりました。ただ、まだ2回目の面会なので、まだまだ彼女は緊張している様子。これから仲良くなれるといいなぁと思っています。

学校の先生から映え写真が届いた!!

ニサちゃんとの面会を終え、帰り道の道中。学校の先生が撮影したという写真がいっぱい届きました。良い写真ばかりなのでこちらに掲載いたします。実は冒頭の安田の写真も頂きましたものです!

 

そして夕食

今日一日の労をねぎらって夕食会。宿泊付きキャラバンツアーのとき、EDFのメンバーと夕食をご一緒できるのでとっても楽しいです。食べたのは魚と野菜のスープ、空心菜の炒め物、魚のグリルに納豆野菜炒めをのせたものの3品。ご飯といただきつつビールを飲みつつ楽しい時間を過ごしました。

最後までご覧いただきありがとうございます

以上が4日目の活動記録です。明日も活動は目白押し。がんばります!!

最後までご覧いただきありがとうございました!!

カンボジア自転車プロジェクト2023 5日目 2023/12/14

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今日はカンボジアに来て5日目。12月14日の様子をお伝えいたします。昨日から始まった3泊4日のカンボジアの北東部と北西部をまわるキャラバン隊ツアー中です。

まずはスケジュール配信!!

集合は朝7時。なので5時30分に起床。起きてさっそくこの日のスケジュールを説明するYoutube生配信しました。

コンポントム州の美しい夜明け。静寂の中、鳥の鳴き声がときどき。本当は朝ランしたかったのですが、やることが多いので断念。

今日の活動エリアはコンポントム州です。

昨晩から滞在しているコンポントム州。地図で見てもなかなかの大きさです。午前中は自転車寄贈セレモニー。そして2件の家庭訪問。午後は3か所の自転車修理クラブにパーツ補給をします。その後、明日の活動地であるシェムリアップに移動です。

それでは詳細をご報告いたします・・・の前に朝ごはんのご紹介。いつもと同じ豚肉麺。いつもポークヌードルとか英語で言ってEDFのメンバーに注文してもらっています。今日の夕食のときにスタッフのヴィリャックさんにクメール語を習いました。豚はサイ・チュルック。米麺はクイデウ。だからメニューの名前はクイデウサイチュルック。「私〇〇食べたい」はクニョムチョングニャム。だから「クニョムチョングニャムクイデウサイチュルック」で注文できるのだとか。明日試してみます。

コンポントム州ブラサットサンボー郡での活動

まずは自転車セレモニー

学校に到着すると生徒さんたちが両脇に並んでお出迎えの準備バッチリ。待たせてはいけないと挨拶も早々に学校の中に入っていきました。すっごい楽しかったです。動画に納めてきましたので是非ご覧ください!!!

そしてセレモニー会場に到着。こちらでは45台の自転車がプレゼントされます。

こちら、開始を待つ先生たちとチャンディさんと安田。

セレモニーの様子はYoutubeライブで生配信していましたのでこちらでご覧いただけます。

セレモニーの構成はほぼ同じ。途中に安田のスピーチがあります。

話す内容もチャンディさんへ通訳してもらうタイミングも慣れてきたのかスムーズ。ちなみにこちらが頂いた今日の進行表です。

何が何やらわかりませんが安田の名前だけはご確認いただけます・・・

セレモニーの最後は記念撮影で締めくくりました。

では自転車をもらった子どもたちの笑顔をどうぞ。

そして、個別写真の撮影です。きちんと45人分。チェックしながら撮影完了です。

そして家庭訪問2件

セレモニーが終わったあと、この地域の子どもたちの家庭訪問です。

マウ・マッカラー君

お一人目はマウ・マッカラー君。13歳で中学2年生になりました。学校までの距離はなんと13キロ。これまではお母さんに送ってもらっていました。という、お母さんも知り合いにガソリン代を払って送るのをお願いしているようです。

マッカラー君には5歳の弟がいます。得意科目はクメール語(国語)。将来は軍隊に入りたいとのこと。「なんで?」って聞いたら「好きだから」という回答でした。

両親は農業をされています。お父さんが42歳。お母さんが32歳。農業と言っても土地を借りての小作農。自分が食べる分は確保できたとして現金収入を得るために余った分を売っています。でもマッカラー君を学校に通わせるためには全然足りないそうで、近くの親戚からお金を借りているとのこと。返済はお米。また近くに小さなキャッサバ畑があって6カ月育てたキャッサバが先日100ドルで売れたとのこと。6カ月で100ドルです。お父さんは小学5年生で中退。お母さんは小学6年生で中退。なんとかマッカラー君を学校に通わせようと奮闘中です。

ティン・ソクチャットちゃん

彼女は中学3年生になったばかり。

「ん?中3?うちの娘と同じやな・・・」

で、少しばかりうちの娘がサイズアウトした服を持参したのでプレゼントしました。サイズはぴったり。「うちの娘はサイズアウト・・・同じ年の彼女にピッタリ・・・」うちの娘をしっている方々、彼女が傷つくのでオフレコで・・・

そんな彼女は成績が40人中13位なのだとか。クメール語と地理が得意なんだとか。

彼女には2人の弟がいます。ご両親は父が建設作業員。母が農業だそうです。

将来の夢は会社で事務職につくこと。ちなみに事務職につきたいという夢を聴いたのは初めてでした。よくよく尋ねてみると販売とかに力を入れるマーケティングスタッフになりたいんだそう。将来をしっかり見据えているようです。

午後は同じコンポントム州で自転車クラブへのパーツ補給を3か所!!

午後は同じコンポントム州にある自転車修理クラブのうち、3か所にパーツの補給を行います。その前にいつもの昼ご飯のご紹介。お昼はこれまでと同じでおかずを数種注文してシェアです。

まずは鶏肉の素揚げ?炒め物?基本的に鶏肉は骨のままぶつ切りです。食べにくいのですけど、これもまたおいしいです。

次がチンゲンサイらしいものの炒め物。

そして魚とパイナップルのスープ。昨日と同じですが、これがコンポントム州の名物なんだとか。少し味付けも違っててこちらもおいしかったです。

ローカルなレストランはオープンテラスな感じなので・・・

こんな感じで野良犬さんが骨をもらいにやってきます。ボリボリと気持ちのいい音を立てながら鶏や魚の骨を食べていました。

午後は自転車クラブへのパーツ補給が3か所

午後はコンポントム州にある3つの自転車クラブへパーツ補給です。

でもその前に・・・素敵な体験をしてきました。実は道中の山深い道路のなかに「サンボールクレイクック遺跡」があります。午前中のセレモニーが開かれる学校に行く道中にあったのですが、スケジュールの関係で帰りに少し寄ってもらうことにしました。

地図で確認するとその遺跡の一番はずれにあるPrasat Daeum Chanというヒンズー教の遺跡でした。外国人はこれらの遺跡群の共通入場料を払わなければいけませんが、ビリャックさん同行(カンボジアの人は無料)のもと少し見せてもらいました。(ズルですけどね・・・)

この中、どうなってるか気になりませんか。入るところから動画で撮ってきましたので是非ごらんください。

遺跡群の1つだけですが、このサンボールクレイクック遺跡はどうしても見たかったカンボジアの遺跡の1つ。アンコールワット遺跡群もいいけれど、カンボジアには素敵な遺跡がたくさんあります。

そして、このおばさま方との写真はといいますと、見学のあと豆類を炒ったおみやげを売りにこられた方々。ズルして無料で入ったので、少しうしろめたさもあって、どんなものなのか見てみることにしました。試食もさせてもらうととってもおいしい!!これはお土産にちょうどいいと思い購入することにしました。小さな豆と大きな豆と2種類あって、5.5ドルだったのを、両方買うからと5ドルにまけてもらって購入。日本に帰って家内や娘と食べるのが楽しみです。

そしてパーツ補給3か所

遺跡見学を終えてパーツ補給活動へ。まずは2か所の写真をご覧ください。

残り1件というところで・・・「セレモニーもいいけど、子どもたちの様子や笑顔が見れる動画も見たい」といったリクエストがLINEで届きました。それもそうやなぁ・・・一応セレモニーはスマホでのライブ配信以外にビデオカメラで撮影していて、こちらは帰国後に整理して掲載する予定だったんです。でも、それはセレモニーを別角度で撮影しただけでリクエストとは異なる・・・

「じゃあ、次に行く最後のパーツ補給を生中継しよう!」と思い立ちました。

電波状態もいいようなので即実行。それがこちらです。

あとで確認すると手振れがひどい。Youtuberの皆さんが使っているようなジンバル欲しいなぁと思った次第です。

そしてシェムリアップへ

3件のパーツ補給が終わり、今日の行程は終わり。明日からの活動地、シェムリアップに移動です。国道6号線をずっと進むのですが、去年、この道約100キロを1泊2日で自転車旅したのを思い出していました。その時のブログは以下の2つをご覧ください。

訪問記6日目(2022/12/16)プレアヴィヘア州にて自転車寄贈式と自転車修理クラブの設立!!そして番外編へ・・・

訪問記7日目(2022/12/17)番外編 シェムリアップへ自転車100キロ旅

今回は車だからあっというまでした。でもカンボジアのすばらしさ、地球の大きさを感じるには自転車がいい!と再確認しながら、でも車はらくちんなのでウトウトしていました。

そうこうしているうちにシェムリアップに到着。ここから同行者2名が合流。この時点でまだ掲載の可否を聴いていないのでまだ詳細は伏せておきます。

安田はホテルにチェックインしてシャワー。そして洗濯。

シェムリアップの夕陽。そして洗濯もの。トラベラーの味方洗濯ロープ。これで明日も同じシャツでいけそうです。今回はGパンも洗ったので無理だったら先日ナイトマーケットで入手したものをはきます。というのもここのホテルは二泊三日。今日乾かなくても大丈夫なんです!!

そして夕ご飯の集合時間となり、メンバーで晩ご飯を食べに行きました。

キノコの炒め物

スペアリブ。

野菜のスープ。

スペアリブの照り焼きのほう

そして春巻きです。

これから・・・

合流2人組と話す予定なのですが、その内容は書いていいのかわからないのでひとまずこちらで今日の報告井譲渡しておきます。

最後までご覧いただきありがとうございます

以上が5日目の活動記録です。明日はシェムリアップ州で活動です。この州はアンコールワットがある州なのですが活動とは無縁。見に行きたい気持ちをぐっとこらえてがんばります!!

最後までご覧いただきありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

カンボジア自転車プロジェクト2023 6日目 2023/12/15

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今日はカンボジアに来て6日目。12月15日の様子をお伝えいたします。一昨日から始まった3泊4日のカンボジアの北東部と北西部をまわるキャラバン隊ツアー中です。

まずはスケジュール配信!!

集合は朝7時。なので5時30分に起床。起きてさっそくこの日のスケジュールを説明するYoutube生配信しました。

熱帯気候の早朝の涼しさ。心地よさ満載ですが・・・プラスティックやら何やら燃やしているであろう臭いが・・・

どこ行ってきたの?

今日の活動エリアはシェムリアップ州です。

シェムリアップはアンコールワットがある州。観光地としてはとっても有名ですが、州内の農村エリアをまわるので観光地とは無関係です・・・午前、午後とも自転車寄贈セレモニーとパーツ補給というシンプルなスケジュール。でも・・・色々やっぱりありました。

まずは朝ごはん。

今朝、EDFカンボジアのヴィリャックさんにフルネームで料理名を教えてもらったので注文にチャレンジ。無事頼むことができました。米粉の面に豚肉をのせたいつもの定番メニューです。

シェムリアップ州チクレン郡での活動

まずは自転車セレモニー

午前中、セレモニーをする学校に到着しました。すると子どもたちのお出迎え。動画に撮りましたのでどうぞ。

そして自転車寄贈セレモニーが始まりました。

これまでセレモニーの動画生配信を行ってきましたが、趣向を変えて今回はありません。ビデオカメラでの録画映像がありますので後日掲載いたします。

 

セレモニーも無事に終わり、自転車の個別写真撮影。こちらが撮影チームです。

いつもなら青いシャツを着たヴィリャックさんの横に安田が陣取り、番号に抜けが無いかをチェックするところなのですが、今日は日本から2人が合流してくれました。女性がユズキちゃん。男性がオダギリ君です。ゆずきちゃんには撮影時に子どもたちを笑顔にする担当。オダギリ君は自転車プレートの番号に抜けがないかチェックしてもらう役をお願いしました。

その代わりといってはなんですが、セレモニーが終わってからの様子を生配信しました。安田が無謀にもクメール語でコンタクトを試みるところをお楽しみください・・・

そして、子どもたちの笑顔の写真をどうぞ・・・と、いいたいところなのですが、上記の動画配信のため写真は取れず・・・是非とも音声付子どもたちの様子をご覧ください。

そして自転車クラブへのパーツ補給

セレモニーのあとはソートニクム郡にある自転車修理クラブへのパーツ補給。ありがとうメッセージビデオを撮影しました。

次はシェムリアップ州チクレン郡で問題発生のダブルパンチ

そのままとなりのチクレン郡に移動して2か所の自転車クラブへパーツ補給の予定です。ところが・・・

まずはKHNAR THNONG中学校を訪問。

「またや。パーツがてんこもり残ってる・・・」
※「またや」の意味は昨日の新着情報をご覧ください。

ただ、今回はチャンディさんも怒っていて、ちゃんと説明を求めていました。

先生の言い訳の中に、

「いや、タイヤはサイズが違ってて使えなかったのよね~」

とか。他の学校のクラブは使い切って足りない状態なのに、この中学校だけ特注の自転車でも使っているのでしょうか?

これまでの自転車クラブプレートは?

「そんなのあったかしら?」

といった始末。もう我慢ならないので没収。もっと有意義に工具とか交換パーツを使ってくれるところに自転車クラブを移すことにしました。

チャンディさんの通訳経由なので誤解しているのかもしれませんが、こういったとき絶対に先生は自分の非を認めません。だから話も前に進まないのです。もちろん子どもたちに非はないですし修理したい自転車もたくさんあったはず。修理クラブを移設するのは心苦しいんですけど、自転車を修理したい子どもたちはカンボジア全体にあふれかえっています。

次はKAMPONG KDEI中学校。こちらも難なり。というのも、あまり修理で使わないので別の中学校で利用してほしいという学校側から移設依頼があったようです。ちなみにこのパターンは初めてではなく、これまで何回かあります。

ということで2件連続撤収。キャラバン隊のバンの荷台がテンコモリ

なんだか、めっちゃ腹立つ!!そして、これらの自転車クラブを支援してくださった設立者、パーツ補給の方に本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。でも、移設してちゃんと修理して使ってくれる学校でこれらの工具・パーツは使ってもらいます。ぜったい無駄にしません。

午後は同じシェムリアップ州ソートニクム郡で自転車寄贈セレモニーとクラブの移設2か所!!

まずは昼ご飯。魚とパイナップルの炒めもの。

チンゲンサイの炒め物

鶏肉のスープ。

これら3品をシェアしながらおいしくいただきました。

そして、自転車セレモニーの開始です。

※セレモニー全体を録画したものは安田が帰国後に掲載いたします。

実はこの寄贈セレモニー。今年6回行われる最終回。ということは、これで全部で305台の自転車をプレゼントし終わったことになります。305人の子どもたちの笑顔。そしてその家族の笑顔。たくさんの笑顔の花を咲かせることができました!!ご協力いただきました皆さんありがとうございます。

セレモニー終了後のワチャワチャタイム。生配信やってみたのですが、思わずまったりモード。

何枚か子どもたちの笑顔の写真を撮影できましたのでどうぞ。

そして自転車クラブのお引越し1つ目

午後。まずはもともと引越し予定だったところに修理用工具、もともと余っていた交換用パーツ、そして今年の補給パーツを新しい学校にお引越しです。

交換用パーツてんこもりのなかで子どもたちに(というよりも先生たちに)いっぱい修理しながら自転車を大切に使ってほしいとチャンディさんから学校の先生にお願いしてもらいました。

ありがとうメッセージビデオはこちら。

お引越し2つ目

そして2件目は、自転車クラブプレートに対して「そんなのあったかしら?」と開き直られた自転車クラブ。だから今年の補給プレートしかありません。なんだかさびしそうなので来年は無くなったプレートをラミネートで作り直して持ってこようと思っています。

そして、どこに移設したかと言いますと・・・午前中に自転車寄贈セレモニーを行った学校に移設することにしました。チャンディさんがすぐに連絡してくれて学校側も快諾。

ありがとうメッセージビデオはこちらです。やチャンディさんが学校の先生に説明している様子も映っています。

そちらの学校の校舎の裏側を見ますと・・・

すっごい自転車の数。これは有意義に使ってくれそうです。来年来た時に「早々に無くなったからまってたんです!」という声が聞こえてくれることを願って。

そして夕食・・・さらに語り合いに

終了後、ホテルに戻ったのが17時。夕食の集合時間は18時30分。それまでの間にシャワー、洗濯、そして仕事など目白押し。ブログを少しでも書こうと思いましたが叶いませんでした・・・

そして夕食。今日はシェムリアップでもハイグレード?なところでおいしい晩ご飯をいただきました。
※全部さかさまですみません。画像回転させる余裕もなくなってきました(^^;

こちらはアモック。

シーフードと生胡椒

牛肉を焼いたもの

そして・・・EDFカンボジア面々とは別れて二次会。今回同行してくれたユズキちゃん、オダキリ君とシェムリアップの繁華街で飲んで色々と話しました。

さすが観光地。買ってくれとか、恵んでくれとかしょっちゅう寄ってきます。

「本当に困っている人なのか、そうしたビジネスなのかはわからない。でもビジネスだったとして、僕らがお金を渡す限り、この悲しいビジネスは無くならないから」

と、昔にカンボジアじゃない東南アジアの国の日本語ガイドさんに言われたことをこのお二人にも説明しました。

「いないものとして無視してください。」

今回は安田の価値観の押し付けです。同調してくれてありがとうございます。

色々な話をしました。使命、愛、義務。いろいろな感情が交錯してやりたいことがあるけど進めないことがあったり。

「おいらが君らの年のころ、そんなん考えてなかったで」とか何の気休めにもならんことを言ってみたり。

自分がなんでカンボジア自転車プロジェクトを始めたのか、続けているのか、何でそれがミッション(使命)になっているのか、究極の目的の理念はどうなのかなど。

ビール飲みすぎオッサンの飲み相手をしてくれて本当にありがとうございます。

最後に今日の一枚

実はユズキちゃんは楽しい写真を撮る名人なんです。

「なんで知ってるの?」

はい。このカンボジア自転車プロジェクトでは初登場人物ではありません。最初の登場は2019年プロジェクトでした。

[訪問記2019-4]2019/12/09 カンポットにて自転車クラブにパーツ補給!!

今日も実力をしっかり発揮。たくさんあるなか、安田がほっこりした写真をどうぞ。

言葉も通じない国でどうしたら子どもたちにこのポーズをとらせることができるのか・・・自分もそのポーズをしていたのか?・・・であればカメラはどうやって持っていたのか・・・まったくもって謎。でも子どもたちの笑顔にほっこりできる1枚でした。

最後までご覧いただきありがとうございます

以上が6日目の活動記録です。明日もシェムリアップ州で活動です。そして安田滞在中の自転車プロジェクトは最終日となります。しっかり活動して、プノンペンに帰ってちょっとしたお疲れ様会を行う予定です。

最後までご覧いただきありがとうございました!!

 

 

 

 

カンボジア自転車プロジェクト2023 7日目 2023/12/16

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

今日はカンボジアに来て7日目。12月16日の様子をお伝えいたします。13日から始まった3泊4日のカンボジアの北東部と北西部をまわるキャラバン隊ツアーの最終日です。

まずはスケジュール配信!!

集合は朝7時30分。いつもより少しゆっくりです。なので6時に起きました。外をみるといつもより明るい。朝はもう来ていました。起きてさっそくこの日のスケジュールを説明するYoutube生配信しました。

洗濯ものは・・・8割乾いている様子。であれば大丈夫。すぐ乾く!!というわけで12日(火)から今日までの5日間、ずっと同じシャツ1枚を毎日洗濯しながら着ることができました。

どこ行ってきたの?

今日の活動エリアも昨日と同じシェムリアップ州です。

シェムリアップは言わずもがなアンコールワットがある州。でも外国人観光客がまだまだ少ないです。アンコールワット一度は見たいという皆さん、今がすごいおススメです。いつもなら観光客でごったがいしているのに今なら空いています。

まずは朝ごはん。

いつもの豚肉がのった米麺。

「くにょむ・ちょんぐにゃむ・くいてうさいちゅるっく」と注文します。ちょっとした決意を昨日しましてクメール語の勉強がんばりたいと思っています。

シェムリアップ州プオク郡での活動

今日の活動はとてもシンプル。シェムリアップ州プオク郡にある3つの自転車クラブへのパーツ補給のみなんです。

昨日色々ありましたが、今日訪れた自転車クラブのパーツの消耗具合は問題ありませんでした。ちゃんと自転車修理に使ってくれていてそうです。

「自転車クラブを最大限有効に活用してもらう」

これが、2024年プロジェクトに課された課題です。少しずつですが改善の繰り返しです。

オダギリ君とお別れ。そしてシェムリアップへ

ここで、シェムリアップ空港で帰国するオダギリ君とお別れ。シェムリアップのホテル前まで戻ってオダギリ君と握手してお別れしました。なんか、もっと、なにか・・・できたことがあるんじゃないかとちょっと消化不足です。でも彼が思っていることは「世界中から泣いている子どもを無くす」という果てしないミッションを持つ安田にとって欠くことのできないこと。いつかまたビール飲みかわしたい。

彼とお別れしたあと、キャラバン隊はプノンペンへ。このとき11時ごろでしたが・・・プノンペンは遠いのです。

途中、お昼ご飯

帰路の途中でお昼ご飯。場所はコンポントム州。いつも地場の名物料理を頼んでくれるのですが、コンポントム州は数日前に訪問したところ。だから出てきた料理もなんだか既視感があるのですがおいしいからいいのです。

はい。もう皆さんご存じ。鶏の炒め物。空心菜の炒め物。魚の酸っぱいスープです。でもやっぱり味付けは違っていて楽しむことができました。

そしてプノンペンに向かって出発。

遠い

遠い

まだ?

でも、キャラバン隊の運転手さんはもくもくと、そして安全に運転してくれています。

そして到着。

お疲れ様会はチャンディさんの自宅で

活動最終日に行う打ち上げ。いつもはプノンペンのレストランなのですが今回はなんとEDFカンボジアのチャンディさんのお家でパーティです。お招きいただいて奥さんが手料理をふるまってくれました。

イカの炒め物。

エビを焼いたもの。

魚の素揚げ?

そして魚のスープ。

みんなで乾杯して、みんなでお互いの労をねぎらって・・・本当に素敵な時間を過ごすことができました。

そうそう、暗くなるまえにみんなで集合写真を撮りました。

左から、ゆずきちゃん、チャンディさんの奥さん、お孫さん、ヴィリャックさん、運転手さん、安田、マブさんです。

運転手さんには「この5日間、ずっと長い距離を安全に運転してくれてありがとうございました」と伝えることができました。

マブさんもヴィリャックさんも故郷はタケオ州。マブさんは農業の専門家(将来の夢は教授)になってカンボジア全体の農業収穫量を拡大し、農家の貧困を減らしたいという夢に向かっています。月曜日~金曜日までEDFの仕事をして土曜日、日曜日大学のオンライン講座で学んでいます。そしてヴィリャックさん(新婚さん)も将来はIT系の専門知識を磨いていきたいとのことでした。EDFカンボジアという仕事を通して自分の国カンボジアの様々な課題を目のあたりにして、自分の国を豊かにしたいとがんばるお二人。そしてリーダーとしてひっぱるチャンディさん。この3人のチームワークは本当に素晴らしいと思います。チャンディさんも「この二人なくしては何もできない」とおっしゃっていました。

写真のチャンディさんは素敵な笑顔です。

そういえば、2019年、コロナ前にチャンディさんに伝えた思いを思い出しました。左に座るゆずきちゃんが僕の足りない英語力を補ってくれました。そのときのメッセージです。

「チャンディさんこそありがとうございました。私はこのカンボジアで大切にしている笑顔が3つあります。1つは自転車プロジェクトに関わる子どもたち。2つはLINNAちゃん。そして3つ目はチャンディさんなんです。
チャンディさんは昔民際さんにいた高橋さんのことを覚えておられますか?彼女は私に『チャンディさんはポル・ポト時代の生き残りなんです。』と教えてくれました。私は恥ずかしながらそのとき「ポル・ポト」という言葉が何を指すのか知りませんでした。インターネットで調べてみてカンボジアで何が起こったかを知りたくさんの本を読んで勉強しました。
EDFのスタッフや学校の先生とお話しされているとき、ときどき大きな声で笑いますよね。私は悲しい時代を生き抜いてきたあなたが笑い続けられるカンボジアはきっと素敵な国だと思っています。これからもみんなの笑顔のためにがんばります。」

という2019年から4年。2023年もチャンディさんは何度も何度も大きな声で笑っていました。もちろんカンボジアは問題が山積み。でも一番大切なのは子供たちの教育。その共通意識のもとチャンディさんと2015年に出会い、2016年から8年目の2023年まで一緒に活動できて本当に良かったです。

そしてメコン川

安田はまだ帰国するわけではないのですが、カンボジア現地での活動最終日にいつもメコン川沿い(いわゆるリバーサイド)で乾杯するのが通例となっています。(ビールが好きすぎるのでお許しを)

乾杯して王宮まで散歩する動画です。もしよかったらご覧ください。そしてもしよかったら一緒に乾杯してください。

皆さんのご協力、お一人お一人のご協力のおかげで今年も本当にたくさんの子どもたちの笑顔に出会うことができました。

今年、印象的だったのは子どもたちだけでなく、その親御さんの気持ちも聴くことができたこと。

「これで子どもたちを楽に通学させてあげられる。学校に通い続けることができる」

自転車が買えない家庭の多くは親が農業をしています。自分たちが食べるための収穫。余った分をお金に換えて日用品の購入に使います。自転車は中古であっても高嶺の花。親にしても「自転車買ってあげたいなぁ。毎日何時間もこの暑い中歩いて通わせて申し訳ない。でもどうしようもないねん。」という思いがあるんだと思います。

そうです。笑顔にできたのは自転車を受け取った本人だけでなく、そのご家族、学校の先生、チャンディさんなどEDFメンバーなどたくさんです。

305台の自転車で1,000人の笑顔になっているのではないでしょうか。

そして3か所の自転車クラブ新設でたくさんの自転車がよみがえり、そして笑顔の花が咲いているのではないでしょうか。

さらに35か所の既設自転車クラブにパーツを補給することで「これで修理が出来る!」という希望が広がっているのではないでしょうか。

そんな数えきれない笑顔の世界を皆さんお一人お一人の支援で作ることができました。本当に本当にありがとうございます。

カンボジア自転車プロジェクトの現地活動で安田が同行するのは今日が最後。年内に、今回訪問できなかった自転車クラブへパーツ補給が行われます。

その後、返礼品の準備など安田帰国後にがんばります。皆さんにレポートや写真、返礼品をお送りするのは2月頃になります。お時間をいただきますがご容赦ください。

安田のカンボジア放浪記。日程的にはまだ半分ですが、自転車プロジェクトの活動を終えたということでいったん中締め(?)となります。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

カンボジア自転車プロジェクト2023 8日目 2023/12/17【番外編】

皆さん、こんばんは。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。

昨日で滞在中の安田の自転車プロジェクト活動は完了(パーツ補給はまだまだありますが、EDFカンボジアのメンバーが2週間後に実施予定です。)しましたので今日から番外編として活動記録をご報告します。

まずはスケジュール配信!!

今日は目覚まし時計もかけずにゆっくり寝ました。そしてスケジュールの配信です。

といいましても特に重要な予定があるわけでもなくのんびりとした1日のスタートです。

クメールマッサージ!!

ここでいつもの朝ごはん・・・といいたいところですが、食べに行って携帯を忘れたことに気が付き写真がありません・・・いつもの「クイテイサイチュルック(豚肉がのった米麺)」です。エビが1つついてたのがうれしかったです。おいしくていつも満席のお店まで散歩しながら食べに行きました。本当はそのままタイトルにあるクメールマッサージのお店に行きたかったのですがスマホを取りにいったんホテルに戻りまして出直し。

 そしてこちらがそのマッサージ店。とってもなつかしい!!!

といいますのも、実は初めてここにきたのは2017年です。当時のブログはこちら。

カンボジア訪問記2017(2)【番外編 2017/12/01 再会!!そしてお約束の六本脚・・・】

ここでマッサージを終えてジョンとご飯食べに行って、ボイルドオイスターを食べて、どえらいことになったという・・・そしてピーピーのままシェムリアップの夜間バスに乗りアンコールワットマラソンに参加するという・・・6年前の安田は若かった・・・そんな思い出深い2017年12月1日です。

実は2022年に訪問したときは無かったんです。(おそらくアフターコロナ直後で観光客もいないので閉めていた)それが再開したとなっては絶対に行かなくてはと思っていました。キャラバン隊での長距離車移動で安田の体はバキバキでしたので・・・

クメールマッサージ2時間コースをお願いしました。受付のお姉さまが「男性、女性どっちがいい?」と聞くので「お任せします」と答えたら、なんとご本人が・・・「もっと力強いのがいいんだったら男に替わるけど?」と聞かれましたが開始早々悶絶(クメールマッサージはリンパマッサージ。とっても痛いのです・・・)。絶対に「痛いからもっと弱く」を言いたくない安田の体が緊張で力入りまくってるのを気が付いてお姉さまは爆笑。「もう少しソフトにいくわね」と手加減してくれました。

こちらのお店、水曜日にもまた行きたいと思っています。

「なんで水曜日なん?」の答えはこのあと書きます。

プノンペンのスラム街へ

マッサージのあとホテルに戻って明日からのチャレンジの準備。そうこうしているうちに時間が来ました。何の時間かというとプノンペン南部のスラム街を訪問するスタディツアーに参加する時間です。

実は自転車プロジェクトに途中から合流したユズキちゃんが誘ってくれたんです。

「私明日行くんですけどご一緒しませんか?スラム街の子どもたちを支援している団体があるんです。」

少し迷いました。なんでかって胸がつまりそうだから。でも行くことにしました。

少し早めに到着したのであたりを散策。大きな寺院がありました。

そしてあたりはゴミがいっぱい。プノンペンのメイン通りは清掃局によってきれいに保たれています。でもそれは観光客向けの印象を良くするため。観光客が訪れていないところ。そしてスラム街はなおのこと、そうした行政サービスが行われないのです。

左から2人目の女性がチャンティさん。右がユズキちゃん。左はユズキちゃんの友達で日本語も話せるピャクダイさん。この4人でツアースタートです。

まずはなぜこのエリアがスラムになったのか。(ちなみにスラムとは「都市部で極貧層が居住する過密化した地区」という意味です)写真はお墓です。そう、ここはもともと墓地だったのです。プノンペン市街がまだ小さかったころ郊外に作られた墓地。プノンペン市街に住めない貧困層はこの墓地のまわりに住むようになりました。そしてプノンペン市街がどんどん大きくなって墓地も覆うようになったためプノンペンのどまんなか墓地スラム街ができたわけです。

チャンティさんの団体はスラム街に住む子どもたちに教育環境を提供するためにインターナショナルスクールに通わせる活動をしています。「子どもの未来のためには教育が最優先」という意味では自転車プロジェクトと共通しています。

チャンティさんは様々なお家を見せてくれました。

そしてときどき言う「私はここの人たち全員を愛しています。」という言葉。

教育支援活動に必要なのは、そうした熱意ナンバーワンのリーダー、そしてそれを支えるスタッフ、もちろんスポンサー。この3点が不可欠だと感じました。

EDFカンボジアではチャンディさんが熱意満載のリーダー、それを支えるマブさんやヴィリャックさん、そしてスポンサーは私達です。この構図は同じ。

こちらはゴミの山から有価物を集める女性。鉄くずを集めています。1キロで1000リエル(1ドルが4000リエル)です。1ドル150円として40円弱です。

こちらは集められた有価物。ちなみに段ボールも1キロ1000リエルで買ってもらえるそうです。でも1日で1キロ集められるのでしょうか。

スタディツアーのあと、チャンティさんから「どうだった?」と聞かれたのですが、それを説明するほど安田の会話力はありません。

「会話はダメだけど、メッセージを送るのは大丈夫だからあとでFacebookで送ります」と伝えました。

そして先ほど送ったメッセージがこちらです。

今日はありがとうございました。
とっても素敵な2時間でした。

僕はカンボジアの農村エリアの貧困家庭を通学用自転車という形で支援していますが、都市の貧困は全然違うと気が付きました。

農村エリアは親が農家で自分たちが食べられるお米は何とか確保できます。少ないながらもお米を売れば少額ですが現金を得ることも可能です。
それに対して都市の貧困はまずは現金を得て自分たちの食べ物を買わなければならない。日用品を買うにしても家賃を払うにしても現金がいる。そんな当たり前のことに気が付きました。

そして貧困から抜け出すのに必要なのが教育。そこは共通しています。1人の子どもを継続してサポートしてくれるスポンサーを探すことは大変だと思います。僕もプレゼントする自転車の協力者を探すのに日本でとても苦労しています。それでもチャンティさんの熱意と「みんなが大好き」の思いが勝っているのでしょうね。

今日のスタディツアーで救いだったのは子どもたちの輝く目です。その目が悲しい涙でいっぱいにならないような未来に向けて僕も自転車プロジェクトを通してがんばっていきます。

そしてお別れ。ユズキちゃんに誘われてきたけど・・・「たんなる散策じゃなくてこれってスタディツアーだよね。チャンティさんの築き上げたもの、そして普段は決して見られないものを見せてくれている。彼女の2時間を無駄にしないように・・・」と、終了間際に気が付いたので、「ありがとうございました。これ、ちゃんと準備していなくて済みません。子どもたちのために使ってください。」と財布の中にあったドル紙幣全投入で50ドルお渡ししました。

終わったあと、ユズキちゃんとピャクダイさんとカフェで話しました。ユズキちゃんは今日の深夜の便で日本に。お二人ともお別れです。また12月にカンボジアで会おうと約束して握手してお別れしました。

夜ごはん調達

明日は午前4時に起きてやりたいことがあります。だからジョンとの夕食は回避して明日のためにスタミナ食を購入。

「これと、これと、これ、1個ずつちょうだい」とお願いしたらグリルで温めなおしてくれます。

鶏モモ肉と豚バラとミミガー。全部で4.5ドルでした。これ食べて早く寝るようにします。

明日のチャレンジ

そして明日なのですが・・・ちょっとチャレンジ。自転車旅や鉄道旅はこれまで何度もしてきましたが、また別の方法で明日ウドンの町まで行こうと思っています。距離にして44キロです。そして1泊ゲストハウスに泊って翌日ウドンの仏塔を見学して帰ってくる予定です。

そのため・・・明日は活動記録の更新ができません。明後日もへこたれてできないかもしれません。近況はFacebookやインスタグラムで投稿しますのでそちらをご覧ください。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。